ミャンマーにおける最重要観光スポット、バガンで我々を待っていたのは、ワールドミュージックお経地獄だったという件は、前のエントリで書いたとおりです。
夜通し大音声で鳴り響くお経。やっと眠りに就いたと思いきや、朝4時キッカリに始まる大音声。
まったく想定していなかったことに、バガンは「24時間眠らない町」でした。……ここは新宿かよ。
もちろん、バガンの寺院群はハンパない。1日目は、ガイドとドライバーに案内されるがまま、バガンに点在する仏跡を次々に巡りました。
黄金色に輝く「シュエジーゴンパゴダ」。
「アーナンダ寺院」の東西南北に配置された仏像、「過去四仏」。
フェードアウトしていい感じを醸し出す「タビニュ寺院」。
ガイドブックでお馴染みの寺院が次々に現れます。ミャンマー人の観光地としても断トツの人気を誇るのがバガン。
バガンは10世紀から13世紀にかけて、現在のミャンマー国土のほぼ全域にわたって統治を行った、ミャンマー初の統一王朝です。現代に続くミャンマー文化の礎を作った都市として、ミャンマー人の心のふるさとと言っても過言ではないでしょう。日本人にとっての京都・奈良ですね。
しかし、何カ所も連続でお寺を連れ回されると、記憶が混ざる。もっとはっきり言うと、飽きる。
なのでバガンにおける2日目は、終日フリータイムということもあり、朝から自力でブラブラ観光することにしました。
しかしバガンをブラブラするにあたって、徒歩という選択肢はほぼないでしょう。観光スポット間の距離はそれなりにあるし、未舗装の道路は、そもそも道なのかどうかも分からない。つまり、歩きたいと思わない。乗り合いバスみたいなのも走ってますが、乗りこなせるイメージがわきません。
自転車ってチョイスもありますが、道路が砂状なので、恐ろしく足が疲れるのは容易に想像できます。
色々思案した結果、こいつを利用することにしました。
「Eバイク」です。
このEバイク、中国の「緑佳」というメーカーの電動スクーターなんですが、まあ日本なら原チャリ相当ですね。初めて乗ります。
1日借りて8000チャット(約560円)。驚いたことに、借りる際に免許証もパスポートも何も要りません。そのかわり、キャッシュで全額前払い。
キーをひねってスイッチON状態にしておけば、右スロットルを回すだけで走れます。楽チン! ただし、バイクから降りた状態でスロットルを回さないように気をつける。アイドリング状態が無音なので、本当に動くのか不安でついついスロットル回しちゃうんですね。
このバイク、ヘルメットも不要です。西洋人がよく使ってて、2人乗りしてる人たちもけっこういます。
さあ、自由に動ける足が手に入りました。特に目的地は定めずに、ニューバガンの方を目指して走ります。
こんな、修復中のパゴダが見えてきました。早速突入してみましょう。
廃墟っぽい寺院ですが、修復しているということは、現役なのでしょうか。
現地のティーンエイジャーと思しき女子3人が、セルフィー撮りっこして遊んでました。ラブリー。
寺院の後は、オールドバガンに突入し、ヘアサロンとか、駄菓子屋とか、学校とか見学しながら気ままに走ります。
ランチは、川辺にあるレストランで。
カルボナーラのような焼きそばを食べて、さらにEバイクを走らせます。
オールドバガンに戻り、ロケハンがてら、夕食を食べる予定のイタリアンレストランに行ってみると、天日に干してドライトマトを作っていました。
ニューバガンからオールドバガンまで爆走し、夕方にバイクを返却。
さっきのイタリアンレストランには、トゥクトゥクを使って食事にいきました。
この「シャーキーズ」というイタリアンは、ヤンゴンに本店があるレストランで、バガンにしてはかなりオシャレ。お店の裏手にある畑で作ったオーガニック野菜なんかも料理に使われているようです。
美味しいイタリアンを堪能し、ほろ酔い加減で帰還。肉体も脳もMAX稼働したおかげで、今日は熟睡できそうね。
美味しいイタリアンを堪能し、ほろ酔い加減で帰還。肉体も脳もMAX稼働したおかげで、今日は熟睡できそうね。
明日の夕方は、ヤンゴンへ戻ります。
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