2019年10月31日木曜日

再訪確実。伊勢志摩に関する覚え書き

初めてのお伊勢参り。2泊3日でしたが、3本のエントリを書くのに3カ月かかってますw

伊勢はあまりにホーリーな場所で驚きました。志摩は風光明媚でリッチな半島。伊勢&志摩、また必ず訪れると思います。その時に備えて覚え書きをば。


内宮の駐車場は、すぐにいっぱいになる。車を使う場合は、どこに停めるかちゃんと考えておこう。

一方、外宮の駐車場は空いている。2時間まで無料。ちなみに、参拝は外宮→内宮の順。


参拝の際は「伊勢あんちょこ」が便利。参拝の方法とか、地名の由来とか、いろいろ分かって便利。外宮の参道にある「菊一」という刃物屋さんで売っている。300円。


赤福はそこら中で売っているが、やはり「おかげ横丁」の本店で買うと、気分もアガるよね。


当たり前だが、伊勢の写真は鳥居が多くなる。カメラロールが鳥居だらけ。どの鳥居がどこのものだったか分からなくなるよ。


志摩半島へのドライブは、まず鳥羽展望台へ。しかしここ、海はバッチリ見えるんだが、海しか見えないという微妙なビュー。


運がよければ富士山も見えるらしいけど、それは冬場の方が確率が高いのかな。

展望台でトイレ休憩のあと、獣道みたいな狭い道路を走って「御宿 The Earth」という謎の高級ホテルを見学にいき(「見学お断り」の看板みて引き返したが、次回泊まってみたい)、あご湾にうかぶ賢島へ。

賢島には、エスパーニャクルーズという、帆船に乗るクルージングもあるが、そっちではない方(安い方)が評判がいい。この船で、あご湾遊覧。


クルーズが始まるまで時間があったので、「海幸」という食堂でランチ。伊勢志摩では、毎日アワビを食べていたけど刺身はここだけ。しかも、通常炙ったのを出すところ、わざわざ刺身でってお願いして食べた。


結論。アワビの刺身は青森の方が美味しいよ。


遊覧船から、アマンリゾートが見える。アマネムだね。船長兼MCが、「アマネムのお客さんは、芸能人が多めです」って言ってた。そりゃそうだ。

ここら辺は、2016年の伊勢志摩サミットの会場だったエリア。先の船長兼MCが、「オバマ大統領はあのホテルに泊まった、オランド大統領はあそこに泊まった」と説明してくれて「でも、フランスはその後マクロン大統領になりました。オランドさんは、もう、おらんどー」

乗客一同、拍手喝采www

志摩半島で、もっとも気持ちのいい場所は「横山展望台」で間違いないかと。


ここは駐車場が混んでいて、別の施設の駐車場で10分ほど待った。しかし、待った甲斐がありましたよ。

展望カフェがあって、コーヒーやアイスクリームが買えるし、なんと言っても眺望が素晴らしい。


あご湾から吹き上げてくる涼風が気持ちよく、天気が良ければ何時間でも過ごしていたい場所。

ここは、また来よう。今回は伊勢市に2泊だったので、次回は志摩半島にも泊まることにしよう。

伊勢への帰り道、道路の標示で「天の岩戸」を発見。


地味な観光地だったので、気になってググってみると、天の岩戸と目される場所は日本各地に点在してることが分かった。

伊勢神宮の神さまは天照大御神で、その天照大御神が引きこもったのが天の岩戸だから、まあ、神宮の近くにあってもおかしくない。


しかし、何とも地味な場所だった。

以上、2泊3日でしたが、伊勢志摩を堪能しました。アワビや伊勢エビを筆頭に海の幸は美味しいし、牛肉は松阪牛だし、聖地としても抜群の格があるし、真珠は採れるし、言うことなしですね。

また戻ってくるのは確実です。問題は、いつ戻ってくるか。来年か? 今年の冬か? 寒い季節も楽しそうだ。

仕事辞めたら、ここに住みたいかもって思っちゃうレベルですよ。

2019年9月25日水曜日

ホーリープレイス、伊勢神宮。まずは二見、塩もゲット!

だいぶ時間が経ってしまいましたが、伊勢に初めて行った件の続きです。まだ初日。


あわび釜飯を食べたあと、我々はトヨタレンタカーまで徒歩で車をピックアップに行こうとしました。しかし、8月の伊勢は異常な暑さ。伊勢市駅まで戻ったところで徒歩を諦め、駅前のタクシーに乗り込みます。

「トヨタレンタカーまで」

「どっちの?」

当地のトヨタレンタカーは、伊勢店の他に、宇治山田駅前店があるのです。

「伊勢店でお願いします」

このタクシーの運転手さんは、伊勢でレンタカーを借りるという我々の行為を奇異に感じたらしく、「レンタカーでどこまで行くのか」「今日はどこに泊まるのか」「レンタカー代はいくらかかるのか」などいろいろ質問してきます。

そして、「お伊勢参りは、まず二見から始めなさい」。「その後、外宮→内宮の順にお参りする」のが正統なんだと教えてくれました。

プリウスをゲットして、早速二見を目指します。


二見興玉神社にお参りし、夫婦岩をパシャリ。季節によっては、この夫婦岩の間に富士山が収まる時があるらしい。


観光客、たくさん来てます。YOUもたくさんいるね。アジア人YOU。

駐車場に隣接した「めおと横町」という商店街にあった生け簀に、アワビがビッシリ。うーん、美味しそう。


帰りしな、「岩戸の塩」を買いに「岩戸館」という旅館に。

この塩は、海水を薪でゆっくり煮詰めて水分を飛ばし、さらに焼き上げて苦みを飛ばして仕上げるというとても手間の込んだ、昔ながらの製法で作った塩なんです。


オーガニックで、ミネラルたっぷりで、大変おいしい。お土産に最適ですよ。

さらに近郊には、「御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)」という神社があります。


ここは、伊勢神宮に納める塩を作る、製塩設備のある神社。

観光客はまったくいません。厳かで、静謐な空間が広がっています。


神殿の内部を見学することはできませんが、「シャッシャッ」という、熊手みたいな器具を引くような音がして、製塩作業が行われている雰囲気を感じることができます。


ホーリーソルトが作られる、ホーリーなプレイス。境内の小道を抜けると、海原が広がっていました。

さあ、ホテルに行って、アワビを食べよう。



アワビ&伊勢エビのディナーを堪能し、伊勢における1日目が終わりました。 

2019年8月31日土曜日

伊勢に行ったら、アワビを食べよう

今年(2019年)の8月、初めて伊勢神宮を訪れました。三重県に行ったのは、バブルの時代(=セナプロ時代)にF1グランプリを見に鈴鹿サーキットに行って以来です。

東京から新幹線で名古屋へ、近鉄特急に乗り換えて伊勢市駅に到着。ちょうどお昼時だったので、お店の並ぶ外宮の参道へ突入。


途中、食堂の看板にアワビ発見。刺身が980円、アワビ焼も980円、やっすい! どうやら、この辺りはアワビが名産ぽい。

他にもアワビはないかとキョロキョロしながら、炎天下の参道を歩いていると、いい感じの佇まいで「参宮あわび」の看板が私たちを待ち構えていました。「伊勢せきや」というお店です。今日のお昼は、ここに決定!


1Fがお土産屋になっていて、2Fがレストランです。

ランチメニューを見ると、アワビの釜飯が2種類あります。いずれも炊き上がるまで20分ほどかかります。朝は、アワビの粥をメインに営業しているみたい。

迷うことなく「姿煮あわび釜飯」をオーダー。待っている間に、1Fのお土産屋を物色。


あわびごはんの素をはじめ、色んな珍味が勢揃い。個人的には、この「伊勢志摩XO醤」7560円ってのが超気になりました。


さて、姿煮あわび釜飯が炊き上がりました。「最初はそのまま茶碗によそって食べて、次は出汁をかけて食べてください」との提案。


こちらは、奥さんが頼んだ「あわび釜飯」。イクラがトッピングされていて、なかなかラブリー。


大満足のランチを済ませ、近隣のお店を覗いてみると、アワビ関連商品が山のように売られています。


ここは、アワビ好き(私です)には夢のような町です。さっき釜飯を食べた伊勢せきやのパンフレットによれば、「あわびは、天照大神に奉られて以来、神宮へのお供物、朝廷への貢物など、はれの日の特別な品として珍重されてきた」とのこと。


参拝する前から、伊勢の凄みを感じます。聖地と呼ばれる町は数あれど、これほど高級食材と緊密に結びついているところはあんまりないんじゃないかと。

さて、今回の2泊3日の滞在中に、何回アワビが食べられるか。考えただけでもワクワクです。

2019年7月22日月曜日

本州最北端のシングルオリジンコーヒー店に行ってみた


この週末、(2019年の)7月20日から1泊で、ひとり暮らしの老母と食事をともにするため、青森県下北半島の実家に帰省してきました。

羽田空港から三沢空港へJALで飛び、トヨタレンタカー三沢空港店でヴィッツをピックアップして2時間のドライブ。あ、下北半島への旅でレンタカー利用する場合は、トヨタレンタカーがオススメです。理由は後ほど。


21日は、かつて本州最北端の鉄道駅があった大畑駅(私の実家の最寄り駅です)周辺の線路を使って、キハ85型の車両(ディーゼル車)のデモ運行が行われていました。この運行は、毎月第3日曜日に行われているそうです。200円払うと、車両に乗車することもできます。

本州最北端と言えば、この大畑駅の近くに、今年1月にオープンしたコーヒーショップがあります。うたい文句は「本州最北端のシングルオリジンコーヒー専門店」。「艮(うしとら)珈琲店」というお店です。


私の生まれ故郷、青森県下北郡大畑町(今はむつ市大畑町)は、人口8000人の過疎の町です。何故にそんなところにこんなコジャレたコーヒーショップが? しかもシングルオリジンですと?

意味が分かりません。

しかし他でもない、生まれ故郷の案件なので、この店についてはオープンする前からネットでウォッチしていました。

オープン後も、インスタなどでウォッチしていました。



うーん。オシャレすぎる。


私の最大の疑問。いや、唯一の疑問は、この店に「本当にお客が来るのか?」ということです。

結論から言えば、お店はメッチャ流行ってました。



どんどん客が来る。

3基ある特製のコーヒードリッパーはフル稼働。とは言え、みんながシングルオリジン飲んでいるワケではなく、カフェオレとかアップルジュースを頼んでいるひともけっこういます。

驚いたことには、お客さんが若い。しかも女子だらけ。この過疎の町にも、ひょっとしたら未来があるかもって思った次第です。


豆の販売も行っていて、この日飲んで美味しかった「イルガチェフェ コチャレ」を買ったら、200グラムで980円と驚きの安さ。しかも、ロースト済みのイルガチェフェがちゃんとストックしてあって、すぐに出てくるのがまた驚き。通常、シングルオリジンの豆は、注文してからローストするので5〜10分お待ち下さいってなるんだけどね。

豆の販売は通販でも行っていて、もしかしたらそっちがメインのビジネスモデルなのかも。価格競争力がありますからね。今度は通販で買ってみることにしよう。

故郷のコジャレたカフェで美味しいコーヒーを堪能して、19時の飛行機に乗るべく三沢空港に向かっていると、六ヶ所村に差しかかったあたりでJALからお知らせメールが!


なんと、「視界不良のため天候調査中」とのこと。羽田→三沢便が到着できない場合は、我々の乗る三沢→羽田便は欠航になると。

あたりはどんどん霧が立ちこめてきました。


18時少し前に三沢空港に着き、レンタカーは返却せずに、JALのカウンターに突撃。

「羽田便はどうなりそうですか? 何分後に結論が出ますか?」

「三沢への便は18時25分到着予定ですが、ちょっと厳しいかも知れません」

この会話の際のJAL地上スタッフの表情を読んで、 「プランB」を決断しました。飛行機を諦め、新幹線にチェンジです。

レンタカーを三沢空港で返却せずに、八戸駅へと向かいます。三沢空港から八戸駅へは車で30分強。今は18時なので、すぐに八戸へ向かえば19時06分のはやぶさに余裕で間に合います。しかし、18時25分まで待って欠航になった場合は、19時06分に新幹線のホームに到着するのはかなり際どい。もちろん、25分に結論が出ていない可能性もある。その次の新幹線は20時13分。1時間以上先です。

もしも天候が回復し、三沢便が到着できれば羽田便も飛ぶことになるので、三沢→羽田便のエアチケットは無駄になってしまいます。が、今回はマイレージ利用の特典航空券なので、まあ、その場合でも諦めがつくと。

勝負、勝負。

トヨタレンタカーに電話して、返却店舗を三沢空港店から八戸駅店へ変更する旨伝えます。助手席で、奥さんがえきねっとにアクセスして新幹線のチケットを確保。


そうこうするうちに、JALからは「【JAL国内線】欠航のお知らせ 」がメールで届きました。やはり、濃霧で到着便が着陸できなかったと。

三沢便は、これがあるんですよ。初夏、梅雨の時期、霧で夕方の便が欠航する確率がけっこう高い。

そんな時のプランBは「八戸駅から新幹線」です。私は過去にもこのパターンを経験していたので、即決断できましたが、18時過ぎの時点で三沢空港にいた皆さんは、20時以降の新幹線か、あるいは三沢のホテルに宿泊して翌朝の便という結果になったと思います。


さてと。海鮮小わっぱ弁当でも食べながら、新幹線の旅を楽しみましょう。道中3時間かかるけど、これよりも早く東京に帰れる方法はないわけで。

以上、初夏の三沢空港から東京へのフライトには、霧の場合のプランBを想定しておかれることをオススメします。ご利用になるレンタカーは、トヨタレンタカーあるいは、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーなど、三沢空港と八戸駅の両方に営業所のある事業者を利用するのがベターですね。

そして、下北半島のてっぺん方面に行かれる方は、是非、艮(うしとら)珈琲店で美味しいコーヒーを召し上がってください。月曜・木曜はお休みです。

▼ 艮珈琲店
https://ushitoracoffee.com/

2019年7月10日水曜日

アウシュビッツ、塩の鉱山、ラーメン屋。ポーランド クラクフの覚え書き

前回のエントリからだいぶ時間が経ちましたが、旅はまだ終わっていません。

ウディネからベネチアに戻って、1泊したのち、ポーランド航空でワルシャワ→クラクフと空路で移動します。平成→令和にまたがる13日間の旅行の締めは、結果的に「ホロコースト研究」となりました。


とりわけ、アウシュビッツ訪問は忘れられない経験になりました。ベネチアからクラクフへの道中について、覚え書きにして記録を残したいと思います。


ベネチア本島の北東部には、ユダヤ人が多く住む「ゲットー・ヌオーボ」というエリアがある。16世紀初頭に建築されたこの地区は「ゲットー」という名前で呼ばれた初めてのユダヤ人居住区。そういえば、シェイクスピアの「ベニスの商人」にもシャイロックというユダヤ人が登場するが、シャイロックが実在したなら、このエリアに住んでいたことになる。


ゲットー・ヌオーボには、ユダヤ人博物館がある。ここで、2つのシナゴーグを見学する小ツアーに参加することができる。


ベネチアからいったん空路でワルシャワに行き、そこから鉄道でクラクフに行こうとしたのだが、満席でチケットが取れなかった。2019年5月4日も、5月5日も満席。日本が10連休だったこの時期、ポーランドも大型連休だったのだ。

日本のゴールデンウィークは、ポーランドもゴールデンウィーク状態。これはどこにも情報なかったよ。5月1日がメーデーの祝日、2日も3日も祝日で、今年は5連休。だから鉄道が大混雑していて、料金の割高な空路でクラクフまで移動せざるを得なかった。

アウシュビッツのツアーも混んでいた。当初、VELTRAの日本語ガイドによる日帰りツアーを予約したのだが、後から満席だとキャンセルされ(VELTRAでこういうのは初体験)、ググって現地のツアー会社の英語ツアーに参加。料金がだいぶ安くなって結果オーライ。このツアーは「ランチを食べる時間がほとんどない」とのことで、ホテルの朝食の時に、ビュッフェの食材でサンドイッチを作って持参した。


朝9時半出発のツアーは、まず「ヴェリチカ岩塩坑」を訪れる。ここは、世界遺産の「オリジナル12」つまり1978年に世界遺産に登録された、最初の12件のうちの1つだと。

この岩塩坑は、300メートルの深さのところまで延々と階段を徒歩で降りるのだが、帰りはどうなってるのか、また階段を延々上るのかとても不安になる。


長い長い坑道をあちこち見学し、最後は巨大な礼拝堂で終了。礼拝堂には大きなシャンデリアがたくさん吊られていて、岩塩を削り出して作った「最後の晩餐」のレプリカもある。


帰りはさすがにエレベーターだった。恐らく、坑夫が使ったとおぼしきエレベーターで上る。エレベーターは檻状の扉で、天井のクリアランスがあまりなく、なかなか珍しい乗り物である。


岩塩坑から1時間ほど車で走って、アウシュビッツ・ビルケナウ収容所に到着。


ここには当時の建物がそのまま残っており、博物館になっている。


この有名なゲートには「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)」と記されている。


建物はまったく朽ちていない。それもそのはず、アウシュビッツは1940年から45年までしか使われていないのだ。

鉄条網は厳重に張り巡らされており、監視塔もあちこちにある。


ここに来て初めて知ったことには、アウシュビッツは当初ユダヤ人が収容されていたわけではなく、ポーランド人の知識人たちが収容されていたんだと。カンボジアでポルポトがやったのと同じ理由だ。


やがて、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)、同性愛者、ハンディキャップのある人たちが順次収容されてゆき、民族浄化の一大拠点となった。ヒトラーによる「ユダヤ人問題の最終的解決」を実行する施設となったのだ。


帰国してから、アウシュビッツの所長だったルドルフ・ヘスの著書「アウシュヴィッツ収容所」を読んだのだが、ガス室でユダヤ人殲滅のために使われたのは「チクロンB」というガスだ。毎日大量に輸送されてくるユダヤ人をどう殺害するかが悩みの種だったヘスとSSにとって、このチクロンBが強力なソリューションになったそうだ。

ルドルフ・ヘスは1947年4月、アウシュビッツの敷地内で絞首刑に処せられた。その場所も見学できる。


ユダヤ人たちの遺品、カバンとか靴とかもまとめて展示されている。施設内は写真撮影OKだが、「セルフィーは自粛して」と言われた。


これは「死の門」と呼ばれるゲート。鉄道の線路も、車両のいくつかもいまだに残っている。


アウシュビッツで殺害された犠牲者の数は、諸説あって実ははっきりしていない。このボードによれば、全部で、少なくとも130万人。そのうち110万人がユダヤ人、14〜15万人がポーランド人、2万1000人がロマ、1万5000人がロシア人捕虜、2万5000人が他のエスニックグループ。


ツアーに参加していた女性が、イスラエルの国旗の前で涙ぐんでいた。線路の上に車座に座って、故郷の歌を歌っている少女たちもいた。

「シンドラーのリスト」で有名なオスカー・シンドラーの工場は、クラクフの町にあり、現在は博物館として営業している。


「シンドラーのリスト」のロケはクラクフで行われたが、アウシュビッツ・ビルケナウが登場するのは映画の最終盤のほんの一部である。アウシュビッツ以外の収容所が舞台なのだが、シンドラーの工場がクラクフにあるので、映画では設定が変更されているのか。

以上で今回のホロコースト研究は終了。次はラーメン。

クラクフのオシャレエリア「カジミエシュ地区」は、ユダヤ人街である。ここの近くに「Akita Ramen Bar」があった。


TONKOTSUが売り切れだったので「KARMA MISO RAMEN」を食べた。30PLNなので850円ぐらい。意外に安い。けっこう美味しいよ。


Akita Ramen Barには、ビールもワインもなかった。ちょっと残念。

クラクフの旧市街は、馬車に乗って観光するのが定番だそう。こんなステキな馬車がたくさん運行してる。


それにしてもポーランドは物価が安い。エアチケットも安い。でも、また訪れるかは分からない。


クラクフは、ポーランドの京都ってポジショニングだけど、ベネチアの後に行くと、さすがに田舎に来た感が強いんだよね。