ビルバオでは、グッゲンハイム美術館以外にも、目を見張るようなモダン建築にたくさん出会えます。
まずはここら辺からいきましょう。「バスク保健衛生局(Sede de Sanidad del Gobierno Vasco en Bilbao)」のビル。
入り組んだガラス面に周囲の建物や空が映り込んで、摩訶不思議な景観を醸し出しています。コル・バロー・アーキテクトスの設計です。
ここは単なる一役所なので、ガイドブックなどには載っていません。私たちも少し苦労してたどり着きました。Google Mapが使えるならば、下記住所で検索すればOKです。
Alameda Recalde 39 Bilbao
続いては、建物の外観はクラシックですが、中に入ると超モダンという場所。羊の皮をかぶった狼、的な。
「アルオンディガ・ビルバオ(Alhondiga Bilbao Cultural and Leisure Centre)」といって、かつてワイン倉庫だっただだっ広い建物をリノベーションした文化センターみたいな施設です。
中に入ってみましょう。家族連れが椅子に座ってるんですが、椅子が発光しています。インスタレーション兼休憩エリア? フロアがとにかくだだっ広い。
1Fにインフォメーションがあったので、中に入ってみるとお姉さんがいろいろ説明してくれて、最後に「あなた、プールは見たの?」と尋ねてきました。
「いや、見てない。プールなんてあんの?」
「建物の上をみてごらんなさい。プールの底が見えるから」
インフォメーションブースを出て、頭上を見上げます。分かりにくいけど、プールの底2レーンほどがガラス張りになっていて、1階の天井越しに確かに青い水(と泳ぐ人)が見えてます。お姉さんのドヤ顔の理由が分かりました。
プールの他に、映画館や図書館、スポーツジム、レストランなどさまざまな施設が入居しています。リノベを担当したのはフィリップ・スタルクだって。
あ、そうそう。ここには傘ぽんも置いてありました。雨の多いバスクで、日本の傘ぽんが大活躍してましたよ。これ、グッゲンハイムにもあったな。
アルオンディガは、先ほどのバスク保健衛生局から目と鼻の距離です。Google Mapなら、「Alhondiga Bilbao」と入れれば行けるはず。
では、続いて地下鉄に乗って、世界遺産のビスカヤ橋に行ってみましょう。人口35万人規模のビルバオに、地下鉄は2系統走っています。
まず、地下鉄の入り口に目を奪われます。
未来ですねえ。このエントランスをデザインしたのは、ノーマン・フォスターだそうです。納得。
地下から上る時の景色はこんな感じ。
地下鉄に乗るとなったら、例によってICカードをゲットです。Suica/PASMO的な一枚を。
はーい、ありました。「barik」というカードです。
これで、地下鉄、バス、トラム、ケーブルカーなど、色んな乗り物に乗ることができます。チケット売り場の窓口や自販機で購入できます。カード代(デポジット)が3ユーロで、チャージは最低5ユーロです。これとGoogle Mapさえあれば、ビルバオの町を縦横無尽に動けます。
ビスカヤ橋は、ビルバオ市の中心部から少し離れています。海にだいぶ近いですね。地下鉄で40~50分ぐらい。片道に小一時間みておけば大丈夫ですね。
Map検索は「Vizcaya Bridge」でOK。
この橋は、19世紀にできた世界最古の運搬橋だそうです。橋に吊られたゴンドラで、自動車(MAX6台)と、オートバイ、自転車、そして歩行者を、川の岸から岸へと運んでいます。確かに「運搬橋」だね。
高さは50メートルほどあって、上の通路を人間が歩いて渡ることも可能です。風が強いとちょっと怖いけど。
帰りはバスで帰ってきました。途中、その偉容が気になって、後からわざわざ訪れたのがここ。
サン・マメスです。アスレチック・ビルバオのホームスタジアム。「San Mames Stadium」で行けます。
巨大です。5万3000人収容らしいですが、周囲に建物がないせいか、もっとデカく感じます。まだ外装工事中ですねえ。確か、試合はすでにここでやってるはず。なのに思いっきり工事中。
しかし、人口35万の町に5万人のスタジアムって、どう考えてもオーバーキャパですよねえ。……でもまあ、カシマスタジアムに比べりゃ大したことないのか。人口6.5万人、スタジアムキャパ4万人だもんね。ここを本拠にするクラブ、アスレチック・ビルバオは、バスク人しか選手として採用しないので有名です。そう言えば、日本代表のアギーレ監督も、両親がバスク人なんですよね。アギーレさん、愛称は「エル・バスコ」だって。
さて、建築に戻りましょう。ビルバオは、ネルビオン川という大きな川が町を南北に貫いているんですが、この川にかかる橋のいくつかが見どころになってます。
さっきのビスカヤ橋は、もっとも海に近い橋です。そこから10キロほど上流にあるのが「スビスリ橋」。グッゲンハイムからも徒歩圏内です。
美しいアーチ状のスビスリ橋。その向こうにあるツインタワーは磯崎新による建築で、現地ではイソザキ・アテアと呼ばれています。
スビスリ橋へは、Google Mapで「Zubizuri」と入れて検索すれば行けます。
この橋、夜のライトアップがキレイなんですよ。グッゲンハイムの夜景と合わせてお出かけください。
以上、ビルバオはモダン建築に専念すべき町でした。続いては、美食の町、サン・セバスチャンに突撃します。
まずはここら辺からいきましょう。「バスク保健衛生局(Sede de Sanidad del Gobierno Vasco en Bilbao)」のビル。
Alameda Recalde 39 Bilbao
続いては、建物の外観はクラシックですが、中に入ると超モダンという場所。羊の皮をかぶった狼、的な。
1Fにインフォメーションがあったので、中に入ってみるとお姉さんがいろいろ説明してくれて、最後に「あなた、プールは見たの?」と尋ねてきました。
「いや、見てない。プールなんてあんの?」
「建物の上をみてごらんなさい。プールの底が見えるから」
プールの他に、映画館や図書館、スポーツジム、レストランなどさまざまな施設が入居しています。リノベを担当したのはフィリップ・スタルクだって。
あ、そうそう。ここには傘ぽんも置いてありました。雨の多いバスクで、日本の傘ぽんが大活躍してましたよ。これ、グッゲンハイムにもあったな。
では、続いて地下鉄に乗って、世界遺産のビスカヤ橋に行ってみましょう。人口35万人規模のビルバオに、地下鉄は2系統走っています。
まず、地下鉄の入り口に目を奪われます。
地下から上る時の景色はこんな感じ。
はーい、ありました。「barik」というカードです。
ビスカヤ橋は、ビルバオ市の中心部から少し離れています。海にだいぶ近いですね。地下鉄で40~50分ぐらい。片道に小一時間みておけば大丈夫ですね。
Map検索は「Vizcaya Bridge」でOK。
この橋は、19世紀にできた世界最古の運搬橋だそうです。橋に吊られたゴンドラで、自動車(MAX6台)と、オートバイ、自転車、そして歩行者を、川の岸から岸へと運んでいます。確かに「運搬橋」だね。
巨大です。5万3000人収容らしいですが、周囲に建物がないせいか、もっとデカく感じます。まだ外装工事中ですねえ。確か、試合はすでにここでやってるはず。なのに思いっきり工事中。
しかし、人口35万の町に5万人のスタジアムって、どう考えてもオーバーキャパですよねえ。……でもまあ、カシマスタジアムに比べりゃ大したことないのか。人口6.5万人、スタジアムキャパ4万人だもんね。ここを本拠にするクラブ、アスレチック・ビルバオは、バスク人しか選手として採用しないので有名です。そう言えば、日本代表のアギーレ監督も、両親がバスク人なんですよね。アギーレさん、愛称は「エル・バスコ」だって。
さて、建築に戻りましょう。ビルバオは、ネルビオン川という大きな川が町を南北に貫いているんですが、この川にかかる橋のいくつかが見どころになってます。
さっきのビスカヤ橋は、もっとも海に近い橋です。そこから10キロほど上流にあるのが「スビスリ橋」。グッゲンハイムからも徒歩圏内です。
スビスリ橋へは、Google Mapで「Zubizuri」と入れて検索すれば行けます。
以上、ビルバオはモダン建築に専念すべき町でした。続いては、美食の町、サン・セバスチャンに突撃します。
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