どうにか洗濯ものを乾かして、キャンディを後にします。
スリランカ周遊の旅も、5日目に突入。
朝、一瞬だけ青空が覗きますが、ホテルを出発する10時頃には、またもや雨がザンザン降っておりました。
この日はキャンディのホテルから、ダンブッラのホテル、ヘリタンス・カンダラマまで100キロほどの移動なのですが、途中、スパイスガーデンに寄って、ゴールデン・テンプルこと石窟寺院を観光する予定。
スパイスガーデンというのは、スパイスの原料となるいろいろな植物が茂っている植物園で、そこから産出するスパイスから精製される、パウダーやらオイルやらお茶やら化粧品やら色んなものを売りつけるガーデンです。まあぶっちゃけ、観光客から搾取するための施設だね。
こうしたスパイスガーデンは、街道沿いにたくさんあります。
我々も、警戒心マックスで、ガイドの説明を聞きながら傘を片手にガーデンツアーをしていたんですが、ツアー開始後10分ほどすると、バケツをひっくり返したようなもの凄い雨が。
「あー、無理無理。こんなドシャ降りじゃツアー無理!」とガイドさんが引き揚げてしまいました。
ひさしから流れ落ちる雨が分かるでしょうか?
あまりにヒドい雨なので、ガイドさんが残りのスポットを切り上げ、ショップに我々を放り込んでツアーは唐突に終了しました。
これはラッキーでした。豪雨のおかげで搾取回避。ここは、何も買わずにチップだけ払ってとっとと解放されましょう。
降りしきる雨の中、我らがホンダ・フィットは次の目的地ゴールデン・テンプルへと向かいますが、ここで道路に異変が。
行く手には、冠水している箇所がボツボツ現れます。
道路は一応舗装されていますが、路肩までケアされていないので、水はけが悪く、雨量が多いとすぐに冠水していまうようです。
ドライバーのカヴィちゃん、徐行しながら、水浸しの箇所を慎重に通過します。
カヴィちゃんによると、ハイブリッド車はボディの腹の部分に充電池やらデリケートな機械が設置されているので、車の腹を水に激しく浸してしまうとトラブルになるんだそう。
スリリングなドライブを経て、ゴールデン・テンプルに着きました。ダンブッラの石窟寺院です。
ここは世界遺産です。雨にも関わらず、観光客がたくさん来ています。
入り口でチケットを買って、160メートルほどの高さの岩山を徒歩で上らなくてはなりません。
しかし、これを見てしまうと、一気に登山のモチベーションが奪われます。気を取り直して坂を上っていきます。
岩山を、傘さして上るのはつらいので、カッパ持ってきて正解でした。ま、その後石窟に入ると猛烈な湿気なので、カッパ脱いだり着たりになりますが。
石段と上り坂を20分ほど歩くと、石窟寺院の門が現れます。ここで靴を脱いで裸足で入場です。石窟は第1窟から第5窟まであります。
涅槃像や、おびただしい数の壁画を見学し、小一時間ほどの滞在で寺院を後にします。
雨足はまったく衰えず。遅目のランチを済ませ、まだ明るいうちに、今日の宿、ヘリタンス・カンダラマに到着しました。
ここは、スリランカの国民的建築家、ジェフリー・バワが設計したホテルです。今回のスリランカ旅行のハイライトのひとつ。
わくわくしながらチェックインすると……サプライズきました。
なんと、スイートルームにアップグレード!
やったぜ! 今回の旅行で初めて気分があがった瞬間ですね。
いろいろ素晴らしかったヘリタンス・カンダラマの件は次のエントリーで。
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