モスクワのドモジェドボ空港でiPhone用のSIMをゲットし、ロシアの大地を攻略します。しかしロシアの町に出てみると、どうにも難儀なのが、言葉が分からないという点。キリル文字、読めませんよねえ。しかも、町中に掲げられてるありとあらゆる看板は、英語併記されてないし。
そこで大活躍するのが、このアプリです。
▼Google翻訳
iOS版
Android版
「何だよGoogle翻訳かよ」ってガッカリしてる方、ちょっと待ってくださいよ。実はこのGoogle翻訳、アプリ版には、テキストを画像認識してリアルタイムで翻訳する機能がついているんです。しかも、辞書をダウンロードしておけば、ネットに繋がっていなくても使えるという感涙もの。
かつて、「Word Lens」という画像認識翻訳アプリがあったんですが、Googleがそのアプリを買収して自社の翻訳アプリに統合してしまったんですね(本エントリの最後に「Word Lens」の件も貼っておきます。スペイン語圏やドイツ語圏でも使えますよ)。
このアプリがロシアでめっちゃ使えたんですわ。
まずはロシア語の辞書をダウンロードします。これでオフラインでも使えるようになります。無料です。
アプリを起動したら、早速画像認識モードで試してみましょう。「Tap to enter text」の下のカメラアイコンをタップ。
このモードでは、ロシア語→日本語はサポートしていないので、ロシア語→英語で使ってください。
例えば、道端でよく見かけるこんな看板。
早速、Google翻訳のカメラをかざして翻訳してみると……。
ほうら出た。「STOP」と出ました。「止まれ」ですね。「止まれ」って言葉、ロシア語でも絶対にあるはずなのに、道路では「ストップ」って英語が定着しちゃったのか。
続いては、これ訳してみましょう。「PECTOPAH」って街中で何度も見かける言葉なんですが、「ペクトパー」って何だ? カメラオン!
RESTAURANT! レストランでした。ランチの案内もあります。ちなみに260ルーブルは450円ぐらい。安い! このアプリ、使うたびにけっこうなシズル感を覚えます。
さて、この超絶便利な翻訳アプリも、使い込んでいくと、いちいちカメラを起動してロシア語をスキャンするのがかったるくなります。
ロシア語のキーボードを使うって手もあるんですが、キーの配置が難しすぎて、あんまり実用的とは言えません。
ほらね。何が何だか分からない。
そこで、手書き文字認識機能を使ってみましょう。
「Tap to enter text」の右下にあるモジャっとしたアイコンをタップして、手書きモードを起動。
このモードはインターネット接続が必要です。また、ロシア語→日本語でも翻訳可能。
さっきの「PECTOPAH」を手書き入力してみましょう。
文字は2〜3文字ぐらいを次々に書いていくと、アプリ側でどんどん単語化していってくれます。凄い。
入力が完了した瞬間、「レストラン」と訳語が出ました。
ただし、ロシア語→日本語の場合、精度はそんなに高くないので、あくまでロシア語→英語で使うのをオススメします。
キリル文字は一見難しそうに見えますが、「P」が英語の「R」、「C」が英語の「S」、「H」が英語の「N」だってのが分かっていると「PECTOPAH」が「RESTORAN」って脳内変換できて、それは恐らく「RESTAURANT」だろうってなります。この3文字以外にも「Γ」が「G」、「Л」が「L」、「Д」が「D」という具合に、頻出する文字を10個ほど覚えておくと、だいぶ旅が楽しくなります。
純粋なロシア語はもちろん意味が分かりませんが、外来語については、この「STOP」や「RESTORAN」のように大体想像がつくようになるんですよ。
ちなみに上の店は、「SUSHI」と書いてあります。寿司屋です。「C」が英語の「S」、「У」は「U」で、「Ш」は「SH」、「И」は「I」です……。
……やっぱ難しいね。アプリを使ってください。
▼バスクで大活躍したアプリ。ヨーロッパ行くなら必携だよ!
なんか、世界を、楽しんでるね
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