ロシア旅行記パート4です。今日は、モスクワの地下鉄に乗ります。今回のロシア旅行中の移動は基本的に専用の車を使うので、代理店のプランでは地下鉄に乗る予定はありません。ですが、地下鉄駅はモスクワ名物だって聞いていたので、前日に「ゴージャスな地下鉄の駅が見たい」とガイドに頼んでありました。
いつもの旅だと、各都市の路線図アプリを使いながら、自力で地下鉄や路線バスを乗りこなすのですが、今回はガイドに丸投げです。
タガンスカヤという駅から地下鉄に乗ります。IC付きのチケットを買って、ながーいエレベーターでホームへ。
コムソモルスカヤ駅で降りて、ホームを見学。
ゴージャスですねえ。ロココ調ですか。シャンデリア吊ってあるし。モスクワの地下鉄で、もっともお金がかかった駅だそうです。
これは空調パネル。ソ連時代のプロダクトでしょうね。
キエフスカヤ駅にも行ってみました。
美術館みたいです。
これはまた別の駅ですね。ホームで電車を待つ人々。この駅は、何だか防空壕感が漂ってますよね。モスクワが核に狙われたら、地下鉄駅がシェルターになる想定ですもんね。
ロシアの地下鉄は、携帯のアンテナがビンビン立ちますが、電車の中でスマホいじってる人がほとんどいませんでした。不思議です。ひったくりが多いのか。
地下鉄駅見学の後は、墓地見学です。何でなんだw
実はモスクワの墓地、隠れた観光名所です。かなりオモロイ。我々が訪れたのは、ノバデビッチ墓地というところ。偉人のお墓がたくさんある。
この修道院に隣接して、墓地があります。
墓地の中に入り、まず案内されたのがここ。これお墓なんです。何というたわけた墓石でしょう。ロシアの国旗がモチーフですが、生前に本人がこのデザインにしてくれと発注したのかしら。
これ、実はエリツィン大統領の墓でした。何つったって、ロシアの初代大統領だもんね。
お次、ゴルバチョフ書記長の奥さんの墓。墓碑の向こうに女神の像が立ってますよ。これも凄えわ。ちなみにゴルバチョフ本人はまだ存命ですが、隣に自分用のスペースを確保してあるそうです。
このカワイイお墓は、チェーホフの墓。ティム・バートン風ですな。チェーホフといえば「桜の園」ですかね。読んだことないけど。
思わずのけぞってしまう、フョードル・シャリアピンの墓。20世紀前半に活躍したオペラ歌手だそうです。
こちらはフルシチョフの墓。後期ピカソ風。1971年没でしたか。
このモスクワの墓地は、宗教色がほとんど感じられないという珍しい墓地です。ソ連時代は宗教NGでしたからね。その代わり、墓石がアートの対象になっている。自身の姿を彫った彫像が定番です。しかしまあ、みんなドヤ顔だよね。
胸像がずらり並ぶ光景は壮観です。墓地というよりは、彫刻展示場という趣。
上に紹介した人たちの他にも、ショスタコービッチ(作曲家)、イリューシン(飛行機の名前で知られる)、グロムイコ(冷戦時代の外相)などなどソ連の偉人たちの墓がそびえ立つ、なかなか興味深い場所でした。墓参りじゃなくて、墓見物。
ちなみに、この墓地も入場無料なので、中国人がたくさんいます。墓石の前でセルフィー撮りまくるのは止めて欲しいっす。
明日は、モスクワから車で2時間半かけて、宇宙飛行士の町に行きます。
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