ベネチアを後にして、ウディネにやってきました。ウディネ・ファーイースト映画祭に出席するためですが、映画祭の話はここでは割愛。
が、映画祭期間中、丘の上にある「ウディネ城」で見かけたサンセットが素晴らしかったので、写真を貼っておきます。ウディネはベネチアから東に100キロぐらい離れた街です。スロベニアの国境が近いのと、遙か彼方にアルプスの山並みが見える。
これは、アルプスに沈む夕陽です。ウディネはベネチアよりも山がちで、気候は冷涼な感じです。
映画祭の合間、丸一日オフになったので、近隣のワイナリーを巡る小トリップに出かけることにしました。
これはウディネ近郊の地図ですが、このエリアにはワイナリーが大変多い。番号がふってあるのが全部そう。あっちもこっちもワイナリーだらけ。もう、突撃するしかありません。
一行は3名。朝10時、ホテルでタクシーを呼んでもらい、映画祭スタッフおすすめのワイナリー「Aquila del Torre」へ。オーガニックワインの作り手です。
母屋の佇まいがナイスですねえ。
ここのワイン、ジャケットがオシャレです。
このワイナリーで作っているのは、白が3種類、赤が2種類。そのうち4杯を15ユーロでテイスティングすることができます。
この地域の定番「フリウラーノ」という白や、ガソリンみたいな味がするリースリングなど4種類を堪能しました。
時間はまだお昼前。もうちょっと飲みたかったので、ワイナリーのお兄さんに「もう1軒テイスティングに行きたいんだけど、どこかオススメない?」って聞いたら、「La Tunella」というワイナリーを紹介してくれました。
しかし、タクシーを呼んでもらったら、待ち時間が小一時間ぐらいかかった。まあ、畑しかないエリアだからねえ。交通の便はあんまりよろしくない。
La Tunellaに着いたら、誰もいない。「12時から13時までお昼休み」って貼り紙が。しかし、我らがタクシーの運ちゃんが電話で交渉してくれます。
……お。誰か出てきた!
「お昼時で、英語のできるスタッフがいないのよー」といいながら、イタリア女優みたいな美人おネエさんが対応してくれます。
白ワイン3種類飲んで、ボトル1本だけ購入して、「テイスティング代はおいくら?」
「いいのよ〜。テイスティングはタダよ」
もう、おネエさんの大ファンになってしまいそう。高校生の娘が日本アニメの大ファンだそうです。
朝から2軒ハシゴして、だいぶヘベレケになってきたので撤収しましょう。乗ってきたタクシーの運ちゃんが、ずっと待っててくれました。
しかしタクシーでのワイナリー巡りは、時間もお金もかかりすぎ。次回またウディネに来ることがあったら、ドライバーをチャーターして、もう少し効率よく回りたい。次回はプロセッコの蔵にも行ってみたい。
基本的に、このエリアのワイナリーは白ワインが主体です。ウディネが(ベネチアも)面する海は、アドリア海です。地中海とはまた違うシーフードを堪能するのに、白ワインが欠かせない。品種で迷った時は、取りあえず「フリウラーノ」を頼んでおけばOKです。フリウリやベネチア地域で作られている、白ブドウのワインです。
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