カンヌ映画祭のスクリーニングがあまりに不作なので、美術館めぐりを企てました。ニースの美術館数軒のうちどこ行こうか迷ったあげく、結局、ニースの手前、アンティーブのピカソ美術館に決めました。
アンティーブは行ったことがないので、町そのものに興味がありました。カンヌにいる時に、ネットで「CANNES + SEAFOOD」とか「CANNES + ITALIAN」といった具合にレストランを探してみると、検索結果にアンティーブのレストランがたくさん表示されるんです。美味しいレストランがたくさんありそうだというのも興味を持ったきっかけのひとつ。
カンヌから電車で10分ほど。行ってみると、アンティーブは港町で、駅周辺はカンヌに比べると恐ろしく地味です。海沿いを歩いてみましょう。
高そうなプレジャーボートがぎっしり並んでいます。この感じはカンヌにも通じるものがあります。
売り物もあります。値段は見当もつきませんが、数千万円って感じ?
駅から徒歩で10〜15分ほど。海沿いに聳えるグリマルディ城という城壁の中に、ピカソ美術館はあります。
ここは、1946年頃にピカソがアトリエを構えていた場所とのことで、その時代に創作された作品が寄贈され、それがメインの展示を構成しています。
私が訪れた日は、1969〜1972年の作品が特別展示されていました。
モデルになっている女性は、仕上がった絵を見て気分悪くならないのか心配になるレベル。
外に出ると少しほっとします。絵画以外にも、彫刻やスタチューがたくさんあって、かなり充実したコレクション。
敷地内、海沿いの塀にはカモメもたくさんやってきます。めちゃめちゃ和む空間です。
ワインとサンドイッチ持って来てピクニックしたい感じ。
この美術館はお昼休みがあるので、開館時間を確認してからお出かけください。私が行った時は12:00〜14:00がお昼休みでした。定休日は月曜日です。美術館が月曜休館ってのは、どうやら世界中でおんなじみたいですね。ニース近郊では、マティス美術館、シャガール美術館は火曜日が定休です。
アンティーブでは、結局何も食べずに帰りました。日曜日であんまりレストランが開いてなかったし。まあ、ピカソで十分お腹いっぱいになったし。
明日は月曜なので、カンヌをチェックアウトしたら、ニースのマティス美術館に行って、夜の飛行機で帰ることにします。
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