2019年1月15日火曜日

ミャンマーのインレー湖でボートに乗る。顔は暑いが身体が寒い

朝7時45分に出発するはずのKBZ航空ヘーホー行きは、当地が霧だそうで、ヤンゴン空港で1時間ほど待たされる模様。


久々にプロペラ機に乗ります。これ「ATR72」という機材で、イタリアとフランスの合弁会社の製造だそうです。初めて乗るかもだな。


驚いたことに、ヤンゴン空港のターミナル連絡バスも日本の中古車バスで、社内の日本語表示「この席は高くなっており〜」もそのまま残っているし、ウィンカーに連動して日本語アナウンスが「右に曲がります」と流れるし、日本そのまんま仕様。何だか嬉しくなります。

およそ1時間半遅れで、ヘーホー(Heho)という聞いたこともない空港に到着しました。そこから、専用車でインレー湖観光の拠点となるニャウンシェという町へと移動。ヤンゴンからだいぶ北に位置する町なので、気温もヤンゴンより5度ほど低い。

ニャウンシェの運河に到着しました。井の頭公園のボートの、幅はそのままに長さを2倍に伸ばしたようなボートに乗船し、インレー湖周遊ツアーが始まります。ボートはエンジンつきです。


天気は雲ひとつないドピーカン。ボートには屋根がないので、太陽がジリジリと肌をあぶります。しかし、ボートはけっこうなスピードで風を切って進むので、顔以外の部分はキンキンに冷える。

何だこの症状? 頭寒足熱? いや、体寒顔熱か。

とにかく、厚着をした上に顔をプロテクトするという南極犬そり隊みたいな装備が必要なツアーです。そんなことどこにも書いてなかったよ。ちなみに、気温は20度前後なんですが。


ニャウンシェからの長い長い水路(運河)を抜けると、ようやく湖が広がります。

円錐状の網を使った独特の漁をするオニイさんが、観光客向けにポーズを取ってくれます。


オニイさん、めっちゃカメラ目線です。これ、実際に漁をしているワケじゃなくて、地元の観光協会から給料もらってポーズを見せているんだと思われますw

湖上にある機織り工房や、銀細工のお店などに立ち寄ります。何も買わなくてゴメン。

水上レストランでランチを食べた後、寺院見学。


金箔の貼りすぎで、仏像がダルマ状態になってしまったというファウンドーウー・パゴダとか。


4〜5メートルぐらいの高さの、小型のパゴダが点在するインディン遺跡を見学します。ボートに乗っていない時は、基本、かなり暑い。汗が出るレベル。

そうこうしているうちに、だいぶ日も落ちてきたかな。ボートツアーは帰路に向かいます。


水辺に農作物が植わっています。トマトとか、ヒョウタンが多いみたい。

住民は、この川の中で、洗濯をしたり、身体を洗ったりしています。この水を使って煮炊きもするんだとか。

以前、南インドのケララ州でバックウォーターのボートツアーを体験したことがあるのですが、その時の体験にけっこう近い。

ただし、南インドは水上都市ではなくて、家は川の横の土手に建っていました。

インレー湖では、住居も工場も商店も、川に足場を組んで建てています。


こんな、粗末な橋をいくつもくぐって船は進みます。船の先っぽにチョコンと座っているのは、我々の船をヒッチハイクしたオバさんです。途中の集落の小さな桟橋で、ヒョイっと船を降りて行きました。


黄金の寺院が川面に映って、インスタ映えな景色を醸し出しています。


ちょうどサンセットの頃、ボートツアーは終了。顔は日焼けし、身体が凍えるハードコアな船旅でした。


それにしても、インレー湖やニャウンシェの町はけっこう寒い。ヤンゴンと違って、長袖が必須です。ちょっと情報不足でしたわ。 

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