2026年2月2日月曜日

ロボタクシー3連発! お次はLAでWaymoに乗ってみた

さて、若干シズル感の乏しかったZoox体験の次は、現在もっともポピュラーなロボタクシーであるWaymoに搭乗します。ラスベガスからLAに飛びましょう。Zooxに続いてWaymoも初体験。とっても楽しみです。


Zooxのアプリは北米のAppStoreのみでダウンロード可能でしたが、Waymoアプリは日本のAppStoreでもダウンロードできます。普段使っているGoogleアカウントをヒモ付け、クレジットカードを登録し、Spotifyアカウントもヒモ付けておきます。

LAでのライド可能エリアはこんな感じです。空港(LAX)は対象外なので、一旦UberでLAXからWaymoのエリア内に移動して(今回はLAXメトロ/トランジット・センター)、アプリで配車を依頼します。


5〜6分ほどで、ジャガーIPACEのWaymo車両がやって来ました。CESの会場にも展示されているし、東京でもドライバーの運転で走っているのを見たことがあります。

配車の段階で、行き先には、今日宿泊するハリウッドエリアのホテルを指定してあります。ここら辺は、Uber呼ぶのと同じ要領です。

アプリで扉を解錠し、トランクを開いてスーツケースを収納し、後部座席に乗り込みます。モニターの「START RIDE」をタップすると、車が走り出します。動画貼っときましょう。50秒。


おお〜、これこれ、やっぱ自動運転はこうでないと! Zooxとは別世界。やはりWaymoの方が遙かに気分がアガります。運転席で、透明人間が上手に運転している感じ。やはり、ハンドルがくるくる動かないと自動運転ぽくない。

運転は極めてスムーズ。何の不安もありません。いわゆる「人間より上手い」ってヤツ。走行する車線の路肩に、故障車を牽引するレッカー車が停車していた時、その先で本来右折するところを、何故か左折して一周回るという謎の迂回がありましたが、局面、局面で自ら対応を判断して走っている感じがします。


ホテルまでの所要時間は約1時間ほどあるので、途中からはSpotifyのプレイリストを再生しながらのんびりと過ごします。Uberと違ってドライバーとの会話も一切ないので、日本人には喜ばれそう。

フリーウェイは使わず(レギュレーション的にまだ乗れない)、下道だけで1時間ほど走った後、無事にホテルに到着しましたが、この間、別のWaymo車両と何度もすれ違っています。完全にLAの町に定着し、人々の欠かせない足になっている事実をヒシヒシと感じます。


ホテルの真ん前ではなく、徒歩1分ほどのポイントでライドが終わると、無人になったWaymoはスルスルと走り去って行きました。初のWaymo体験は何の問題もなく終了しました。


今回、LAで3泊の滞在中、Waymoには5回乗車しました。泊まったホテルが人気ハンバーガーショップ(IN-N-OUTです)の近くだったのですが、目的地をホテルにセットして乗車した際に、ハンバーガー店の駐車場に入る車と、ドライブスルーに並ぶ車がダブルで列を作っており、その列に入るか入らないかでモジモジするという挙動が2回ありました(もちろん、列には入らないが正解です)。


渋滞ではなくて、行列。この車列に対して、Waymoはどうすればいいのか判断できない。現時点では乗客の方が気を効かして、少し離れた目的地を設定することで解消できるのですが、ロボタクシー側でもいずれ対策が必要だと感じます。

あとは、フリーウェイを走れるようになることと、LAX空港に乗り入れることが当面のアップデート課題ですね。どちらも、2028年のLAオリンピックまでには実現していることと思われます。

第3弾「最後はテスラのFSDで締めましょう。充電はダイナーでね」へ続く

2026年1月30日金曜日

ロボタクシー乗車3連発! まずはラスベガスでZooxに乗ってみた

ラスベガスでCESに参加するのが恒例になりつつあります。今年(2026年)で3年連続となりました。期間は1月6日〜9日で、私たちは1月6日の夜にLAS VEGASに到着、CESは7日、8日の2日間参加でした。

ラスベガス3泊の後はLAに移動してさらに3泊します。自動運転のEVに乗るというのが、主なミッションです。

さて、ラスベガスは意外と行きにくい所です。しかも、砂漠の街なので1月はとっても寒い。今回は、ハワイアン航空でホノルル経由というチケットにしました。


このルート、以前にも一度経験しているのですが、ホノルル空港で3時間ほど過ごすので、常夏のビーチから冬の砂漠への移動という、なかなか洋服選びの難しい旅になります。


今年のCESは、意外にもEVの展示が影を潜め、ロボティクス&AIといった様相でした。



ボクシングのリングを模したブースで、人型ロボがキレッキレの妙技を見せています。ギャラリーも盛大。これ、「Unitree」という杭州市の会社のブースです。


こちらは「Sharpa」というシンガポールのベンチャーで、手の動きが精密なロボです。紙のチラシを一枚一枚、通りがかりの客に配って喝采を浴びていました。

さて本題。ラスベガスでは、1〜2年前ぐらいから「Zoox」という自動運転車両がテスト運行されています。Amazonが開発しているロボタクシーです。過去2年、コンベンションセンターの展示車両は見学していましたが、路上を走っているのは見たことがありませんでした。


そして今回、けっこうな台数のZooxがCESを目がけて投入されており、私たちも試乗することができました。

これらのZooxは、ラスベガス市内ならどこでも乗れるというわけではなく、何カ所かのホテル&リゾートを結ぶルートを走っているだけです。オンデマンドで乗れるコミュニティバスみたいな感じですかね。

アプリで配車を依頼してみたら、到着まで44分かかると出ました。そんなに待てないと一度はキャンセル。翌日のAM11時、運行開始時間に再度配車をリクエストしてみたら、やはり40分以上かかるという表示。


これはもう、腹をくくって待つしかないなと配車を依頼し、ホテルのカフェで時間をつぶして待ちました。実際には、50分以上かかってようやくZooxが到着。珍しいのですぐにギャラリーが集まってきて、写真や動画を撮りまくりです。

アプリでドアロックを解除すると、ドアがオープン。観音開きです。



車内にはシートが4席あるだけで、運転席がありません。荷物を入れるトランクもない。もの凄くミニマルですが、「果たして、それでいいのか?」という疑問も湧き上がる。

ドアの横にある画面に表示された「Start Ride」をタッチして、ライドの始まりです。BGMはAmazon Musicのプレイリストから選ぶことができます。


ドライバーレス、ステアリングレス、ペダルレスという、何とも不思議な乗物ですが、感覚的にはゴルフ場のカートに乗ってる感じですね。無人の運転席でステアリングがクルクル回る画がないと、「自動運転に乗ってる感」があんまりありません。視界が狭いので前方の景色もほとんど見えずで、ちょっと物足りない。


ライドは10分ほどで終了しました。速度は35キロぐらいがMAX。追い越し車線は決して走りません。テスト運行なので、料金は無料です。

思うにこれは、Amazonが配達用に作ったカーゴビークルを、人間も乗れるように拡張しただけの代物ではないかと。テストしているエリアはラスベガスとサンフランシスコだけだし、周回コースも限られているしで、Amazon、本当にやる気あんのか?という疑問も湧きます。

でも、このZoox、日本では非常に素晴らしいソリューションになると思うんですよ。例えば、地方の町の総合病院と、イオンモールと、鉄道の駅と、学校などを結ぶような乗物に仕上げれば、地方の方々に非常に喜ばれると思います。

ルックも可愛らしいから、絶対に人気出ますよ。人間が乗らない時間帯は、配達や配送でも使えますし。

今回、実際に乗ってみたら、Zooxの正体が分かっちゃった感があります。言わば「配送もできるロボタクシー。ただし、運行ルートは限定されている」という結論でどうですか?

第2弾「お次はLAでWaymoに乗ってみた編」に続く。