香港には何度も訪れているんですが、毎回、過去に行ったことがないスポットを最低1カ所は訪ねるように心がけています。
今回、かつて未訪問のスポットで我々が行きたかった所はおもに2カ所。1つは絶景スポット、もう1つは若者向けスポットです。
まずは絶景スポット「ゴンピン360」。これ、ランタオ島にあるロープウェイの名称です。絶景スポットというか、絶景乗物ですね。
香港ディズニーランドへ方面への足である、地下鉄東涌線の終点、東涌(Tung Chung)駅で降り、3分ほど歩くとゴンピン360の駅があります。
東涌、空港、ディズニーランドはこんな位置関係。
ロープウェイは朝10時(土日は9時)から18時まで運行しています。
東涌から乗って山頂のゴンピンビレッジ駅まで行き、ビレッジ周辺を散策して、同じルートを戻ってくるという行って来い旅です。
ロープウェイに乗る場合は、できるだけ朝イチを目指した方がいいですね。我々は平日の11時頃に着いたんですが、乗り場は長蛇の列。1時間以上並んでようやく乗ることができました。なお、前日までにネットで予約すると、行列を大幅にスキップすることが可能です。ネット予約者専用の列が別にあるんです。
ロープウェイの車両は2タイプあります。スタンダード・キャビンとクリスタル・キャビン。クリスタルの方は床がガラス貼りになっていて、足下に下界が見渡せます。スタンダードが165香港ドル(2500円)、クリスタルが255香港ドル(3800円)、片道がスタンダード・片道がクリスタルだと230香港ドル(3500円)。ここはやはり、クリスタルっしょ!
全長5.7キロ、所要時間は片道25分。今日の香港地方は青空が広がっています。それでは、優雅に空中散歩に出かけてみましょう。
いきなり、大海原が視界全体に広がります。海の上を、向こうの山頂に向かって伸びるロープの全長は、いったい何キロメートルなんでしょう。なかなかスペクタクルな光景です。これ、恐い人もいるんじゃないかと。高所恐怖症の人は乗れるんでしょうか。
最初の海越えを過ぎてしまうと、スペクタクル度は一気に下がり、山並みを見ながらの進行。足下を見ると、ロープウェイの進路に沿ってトレイルコースがあって、そこを走る人々が見えます。上から見る限り、アップダウンのキツいハードコアなトレイルに見えます。ランナーがこちらに手を振りながら駆け抜けていきます。
クリスタルキャビンなので、足下はこんな感じ。グラスボートだね。
やがて、進行方向の左手に大仏が見えてきます。これは天壇大仏といって、世界最大の大仏なんだとか。大仏の中に入ることもできるそうです。
ゴンピンビレッジ駅に到着しました。駅を出ると、レストランやお土産屋が営業しています。スタバもあります。また、仏陀の人生をテーマにしたショーなどもあって、プチ・仏教テーマパークの趣です。袈裟を着た僧侶もたくさん来ています。
往路ではロープウェイに乗るまで1時間以上待ったので、私たちはビレッジに長居せずそそくさと帰路につきました。大仏に行かないのであれば、特にやることもありません。おかげで帰りはまったく並ばずに乗れました。
このロープウェイからは香港国際空港がよく見えます。飛行機の離陸シーンを何度も目撃しました。
ゴンピン360、一度は乗る価値ありますよ。アウトレットでのお買い物とセットがオススメ。
ゴンピン360、一度は乗る価値ありますよ。アウトレットでのお買い物とセットがオススメ。
東涌には、駅に隣接して大きなアウトレットモールがあります。
CITY GATE OUTLETS
この3階建てのアウトレットは、けっこうデカい。しかもなかなか安い。フードコートも混み合っていました。シネコンも入ってますね。
このアウトレット、香港空港のトランジットで5時間待ちの時に(今回のコロンボ行きの往路がそうだった)、一度出国し、買い物しに来ても余裕で搭乗時刻までに帰れますね。大きな発見をしました。東涌駅の地下にはコインロッカーもあるので、日本に帰国する前にちょっと買い物に寄るとかも可能です。
さて、もう1箇所の若者向けスポットは「PMQ」という施設です。Police Married Quartersの略だそうで、かつて既婚警察官のための宿舎だった建物をリノベしたビルです。若者向けの雑貨屋やレストランがテナントとして多数入居しています。
このPMQは「高田純次のアジアぷらぷら」(BS12 TwellV)という番組で見て以来、気になっていました。
最寄りの駅は中環(Central)。セントラルエスカレーターを使うと便利です。
建物のデコレーションがクリスマス仕様になってます。
中に出店するお店もシャレオツです。
Found MUJIもありました。こぢんまりと。
有名なセレクトショップ「G.O.D」も1Fに大ぶりなお店を出していました。こんなナイスなTシャツを発見したので即ゲット。
香港では、学校や寮などの古い建物をリノベして、若者が集まる施設としてオープンさせるのが流行っているみたいです。
これは、香港だけじゃなく世界的なムーブメントですね。
台北では、タバコ工場をリノベしたアートセンターを見たし、スペインのビルバオでは、ワイン工場をリノベしたアート&カルチャーの複合施設を訪ねたし、ニューヨークでは、樽工場をリノベしたホテルに泊まりました。
リフォームの匠は世界中にいらっしゃるようで。みんないい仕事してますね。
そして、過去に行ってなかったスポットがもう1つ。
香港と言えばやっぱりこの人に尽きる。
このブルース・リーの銅像って、スターフェリーの乗り場からだとけっこう離れたところにあるんですよね。今回は、わざわざ訪ねていった次第。観光客がたくさん群がってましたよ。
そういえば、香港文化博物館のブルース・リー展は2018年までやってます。
お見逃しなく。
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