2018年1月22日月曜日

Googleマップが役に立たない街ドバイ、アブダビで役に立ったアプリ

ドバイに行って驚いたことは、常にあちこちで道路工事が行われていて、同じ行き先でも毎日歩行(走行)ルートが変わってしまうこと。例えば、最寄りのメトロの駅からホテルまで歩いて帰るのに、毎日違うルートを通らざるを得ないという。

だから、Googleマップで道順を調べて「ちょっと(20〜30分)歩けば着くから、タクシー乗らずに歩いていこう」って歩き始めると、トンデモないことになるんです。


このマップ上に見えているルート、尋常じゃないでしょ?

私たちは、Googleマップを頼りにショッピングモールからホテルに向かった際に、しばらく歩いて、もう目の前500メートル先ぐらい先にホテルが見えているのに、そこにあるはずの交差点が工事で封鎖されていたり、「ここを通れ」と案内されているルートが自動車専用の高速道路になっていたりとか、どうしても歩いてたどり着けず、結局タクシーを捕まえて、そびえ立つホテルを指さし「あのホテルまで」ってやったことがあります。

Googleマップはちゃんと動きます。でも、安易に歩いてはいけない。車で移動の方が無難です。


今回、ドバイ(+アブダビ)におけるアプリのラインナップはこんな感じ。

ドバイでは、ライドシェアも使えます。Uberに加え「Careem」というサービスが人気でした。ところが、ドバイからアブダビに移動したら、アブダビではUberは撤退しており、Careem一択になってました。


Careemは、クレジットカードの登録がなくても「現金払い」が選べます。使い勝手は、Uberとほぼ一緒。でも、タクシーより若干割高に感じました。

▼ Careem iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/careem-%D9%83%D8%B1%D9%8A%D9%85-car-booking-app/id592978487?mt=8
▼ Careem Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.careem.acma&hl=ja

観光ガイド系アプリでは、「Dubai Travel Guide」が充実しています。「CityMap2Go」を作っているウィーンのUlmon GmbHによるアプリですね。


▼ Dubai Travel Guide iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/dubai-travel-guide-and-offline-map/id611174526?mt=8
▼ Dubai Travel Guide Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ulmon.android.playdubai

現地発着ツアーをアレンジする「Veltra」のアプリもいいですね。ドバイの情報が収録されていて、日本語で使えます。このアプリ、各都市のオススメが簡潔にまとめてある。世界の主要都市のガイドの他に、通貨換算ツールもあって、こちらも便利です。


▼ Veltra iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/id1108324828
▼ Veltra Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.veltra.android.traveler&hl=ja

アブダビに移動した際には「アブダビへ行こう」というアプリが役に立ちました。アブダビには、ほとんど情報ナシで行ったので、何が見どころなのか知るのにとても便利。こちらも日本語対応してます。


▼アブダビへ行こう iOS版
https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%80%E3%83%93%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86/id721678554?mt=8
▼アブダビへ行こう Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.visitabudhabi.android&hl=ja

そして、実は今回のドバイ・アブダビ旅で、もっとも使い倒したのは「Big Bus Tours」アプリです。そうです、例の2階バスに今回も乗りました。


アブダビでこのバスの存在に気づき、案内を手にした時に、専用アプリの存在に気がつきました。早速インストールして使ってみると、これがめっちゃ便利! バス停がどこにあるのか、さらに、バスがいまどこを走っているのかもリアルタイムで分かる。バスのチケットもこのアプリから買える。


このアプリは、というかこのBig Bus Toursは、ドバイ、アブダビの他にも、香港とかロンドンとかサンフランシスコなどなど世界17都市で展開しています。アプリと連動したことで、かなり使い勝手が上がった感じがあります。あとは、各国語による音声ガイドもこのアプリにバンドルできたら最強ですね。現状、乗車時にイヤフォン配られて、座席横のジャックに挿入するタイプなんですが、これがだいぶヘたれてきていて厳しかった。あと、アブダビの音声ガイドは日本語対応してなかったしなあ。

ドバイの夜景ツアーも、Big Bus Toursのものに参加。2階建てのオープントップで走る夜のドバイ、なかなかヒップなツアーです。お酒飲めたら最高だね。


Big Bus Tours、難点は運賃がちょっと高いところ。アブダビは、1日乗り放題パスで73.30ドル。でも、このアプリでチケットを購入すると、10%オフの63.70ドルになります。それでも若干高いと感じるんですが、メトロが開通していないアブダビだと、あとはCareemかタクシーしかないので、この値段でも十分メリットは出せます。

▼ Big Bus Tours iOS版
https://itunes.apple.com/us/app/big-bus-tours/id590746945?mt=8
▼ Big Bus Tours Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bigbustours.bbt&hl=ja

もうひとつ、オススメなのが「ドバイモール」のアプリ。とにかく広大なドバイモールは、目指すお店にたどり着くのが結構大変。広すぎるんです。そんな時、このアプリが威力を発揮します。

さあ、アップルストアを探してみましょう。いま、ドバイモールの中にいます。


アプリの検索窓に「app」と入れていくと、結果候補が出てきますので、一番上の「Apple Store」をタップ。


グランドフロアにあることが分かります。車で行く人は「Cinema Parking」に駐めるのが推奨。お店へのルートが知りたいので「TAKE ME THERE」をタップ。


はい、地図にルートが示されました。まっすぐ48メートル進めと。アプリの指示の通り歩いて行くと……。


ありました、アップルストア。

ドバイモールは、ぶらぶら見て歩く分にはとても楽しいのですが、必ず歩き疲れます。「あと1〜2店行きたいんだけど、もう歩けない」ってなりますから、目的のお店が決まっている場合は、このアプリを使ってサクサクお買い物してください。

▼ THE DUBAI MALL iOS版
https://itunes.apple.com/us/app/the-dubai-mall/id430795858?mt=8
▼ THE DUBAI MALL Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thedubaimall&hl=en

2018年1月18日木曜日

無料で楽しめるドバイ。アップルストアで噴水ショー見物はいかが?

高くて高い街ドバイにあって、だれもが無料で楽しめるエンターテインメントがあります。それは、ドバイモールやブルジュ・ハリファに隣接する「ドバイ・ファウンテン」の噴水ショーです。

私たちは、夜ブルジュ・ハリファに登った帰りに見学しましたが、この噴水ショーは、毎日18時から23時まで、30分おきに行われています。


所要時間はだいたい7分ぐらい。アラブの伝統的な音楽に乗せて、噴水が、時にクネクネ、時にビュンビュン動き、プログラミングされたライティングと相まって、壮大なエンターテインメント作品となって群衆を魅了しています。

動画も貼っておきましょう。これは、ドバイにおけるマストシーなアトラクションです。無料だしね(かぶりつきで見られる有料エリアもある)。22秒。



周辺には、この噴水ショーが見物できるレストランもいくつかあるようですが、ここでご紹介したい鑑賞ポイントは、ドバイモールのアップルストア。


ドバイモールのアップルストアは、このドバイ・ファウンテンに面して、2フロア展開しています。


ショップの外にはデッキエリアがあって、ここからブルジュ・ハリファとドバイ・ファウンテンを間近に見ることが出来るのです。


ほうら、こんな感じで。ナイスビュー。

私たちは、夜にこのアップルストアに入店することはなかったのですが、噴水ショーの最中に池の側からアップルストアを見上げたら、見物客がデッキに鈴なりでした。ここからだと、ブルジュ・ハリファを背景に噴水ショーが見られるので、かなりゴージャスだと思います。

次回ドバイに行くことがあれば、私たちもぜひチャレンジしたいと思います。アップルストアから見る噴水ショー。

この噴水ショーは滞在中に2回行きましたが、金曜日の夜は人出が凄かった。老若男女、とにかく地元の人も旅行者もみんなここに集まってる感じで。


噴水は、最大で高さ140メートルにも到達するそうで、観衆からは歓声があがるわ、セルフィー撮りの人々がウリウリ身体をぶつけてくるわでかなりの盛り上がり。この噴水ショー、ラスベガスのベラッジオの噴水やった人がプログラミングしたみたいですね。

噴水ショーが終わると、あたりは拍手喝采に包まれます。


そう言えば、ファウンテンの近くにはウーバーやカリーム(中東で展開するライドシェア)の乗車ポイントがあって、私たちも利用しようとしたのですが、周辺の道路の渋滞がひどくて全然機能してなかったな。これは再考の余地あり。

そうだそうだ。そろそろアプリの話もしなきゃ。

2018年1月17日水曜日

高くて高い街ドバイ。その2「ブルジュ・アル・アラブの金曜ビュッフェ」

ドバイでは、高いところに登ったり、金ピカの施設でご飯を食べたりすると、どんどんキャッシュが溶けていきます。そんな、高くて高いヤツをもうひとつご紹介しましょう。ドバイのビーチ沿いにそびえる「ブルジュ・アル・アラブ」の金曜ビュッフェです。


この、船の帆をモチーフにした建物は、全室スイート、全室オーシャンビューの超高級ホテルです。5つ星より高級なので、7つ星ホテルなどと呼ばれています。1泊の宿泊代は最低20万円からって感じ。

このブルジュ・アル・アラブは、原則宿泊客しか中に入れないのですが、金曜日だけ、ブランチとランチをビュッフェスタイルで提供しており、ここに泊まってない人でも、このバブリーな建物で食事を楽しむことが出来るのです。

それは「アル・ムンタハ」という、地上200メートルにある天空のレストラン。では、ビュッフェのお値段は?


どうですか。ブランチ(お酒なし)が2万円、ランチだとシャンパン1杯ついて2万3000円です。お一人様2万円の昼メシ。我々は、ちょうど日本に帰る便が12月29日の金曜日の深夜だったので、「ドバイ最後の思い出メシ」ってことでランチの方を予約しました。

当日、予約をプリントアウトした紙を持ってタクシーに乗ります(これ大事)。ブルジュ・アル・アラブは、人工島に建っていて、本土からは橋を渡ってアプローチします。橋を渡るとゲートがあって、ここでさっきの紙を提示して中に入る。超高級だけあって、セキュリティは厳し目ですね。


中に入ると、ギンギラギンで、異様なまでに抜けている吹き抜けが我々を迎えてくれます。

レセプションで予約の紙を見せて、エレベーターに乗ります。


ギンギラの回廊を通過して……。

アル・ムンタハに着きました。席は窓側! 景色が素晴らしい。


以下、私がよく使うVELTRAの能書きを引用しておきましょう。

金曜日限定のブランチ・ビュッフェが開催されるのは、地上200mの天空レストラン「アル・ムンタハ(Al Muntaha)」。アラビア語で「究極」を意味する通り、息を飲むような絶景と幾何学的なゴージャスな空間が自慢です。全面ガラス張りの窓からは、美しいアラビア海と椰子の木の形のリゾート島「パーム・ジュライラ」を眼下に望み、世界地図の形のリゾート島群「ザ・ワールド」も確認することができます。

100種類をゆうに超える料理が並ぶビュッフェは、豪華絢爛の一言。5種類のキャビアを好きなだけサーブしてくれるキャビア・バー、世界中の甲殻類やオイスターなどが並ぶシーフードコーナー、座席で目の前で切り分けてくれる高級牛肉のローストビーフ、職人が握る寿司コーナー、50種類を超えるデザートなど、ビュッフェの常識を覆す内容です。(引用終わり)


しかしキャビアはこんなプレゼンテーションで、正直、微妙です。キャビアというより、イクラとトビッコですね。せめて、スプーンはシルバーにしてほしい。

とはいえ、料理の種類はもの凄く、かなりクラクラしますが、お腹のキャパと相談して、美味しそうな料理を少しずつ取っていきます。


一皿目、シーフード主体。シャンパンが進みますねえ。


二皿目、お肉主体。フォアグラもいっちゃいましょう。


そして、締めは寿司だな。


ところで、ブルジュ・アル・アラブの位置はこんな感じ。北に「ザ・ワールド・アイランズ」、西に「ザ・パーム・ジュメイラ」という2つの人工島が見えます。

こちらは、パーム・ジュメイラの遠景です。海に椰子の木状に埋め立て地を作り、高級別荘地を造成しているエリア。上から見ると、異様さがよく分かります。


ブルジュ・アル・アラブの金曜ビュッフェ、まず眺望は素晴らしい。しかし料理は正直、まあまあレベル。ま、ビュッフェだからね。限界あるよね。

寿司にしても、シャリは小さめで好感持てるんですが、ご飯がグダグダで全然ダメです。

私たちが、ここを再訪することは恐らくないでしょう。人生で、一度行けばOKなレストラン。一度行ってみる価値は、もちろんあります。

ちなみに、ドレスコードはスマートカジュアルですが、シャツは襟がついていればOK。Tシャツの客はいなかったけど、ポロシャツにジーンズで問題なし。サンダルとか短パンはさすがに厳しいかも知れません。

そうそう。帰りしな、ロビー階にあった噴水に目を奪われました。


複雑にプログラミングされた水流が宙を飛び交い、バシャバシャ、チャッチャッと打楽器のように音楽を奏でています。

ブルジュ・アル・アラブに行ったら、この噴水を見逃さないようにしてください。

2018年1月16日火曜日

高くて高い街ドバイ。その1「ブルジュ・ハリファの展望台」

やっとのことで、ドバイにやって来ました。飛行機の遅延で丸々1日が吹っ飛びましたが、ドバイは初めての訪問なので興味津々。もう夕方ですが、気を取り直して観光に出かけましょう。


まずは、世界で一番高いビル「ブルジュ・ハリファ」に登ります。そうです、「ミッション:インポッシブル」の4作目「ゴースト・プロトコル」で、トム・クルーズがぶら下がってアクションシーンを撮影したビルです。高さ828メートル、フロアは206階まであり、展望台は148階と124・125階にあります。

この展望台のチケット代金がなかなか凄い。チケットは、124階(+125階)行きと、148階(+124・125階)行きの2通りあります。それぞれ、時間帯によって値段が違います。

ノンプライム・アワー(8時30分〜14時30分、19時以降)124階行き:130ディルハム(3900円)148階行き:370ディルハム(1万1100円)
プライムアワー(15時〜18時30分)124階行き:215ディルハム(6450円)148階行き:530ディルハム(1万5900円)

148階へ登るには、ノンプライムでさえ1万円、プライムなら驚きの1万5000円オーバー! 登る前からクラクラします。ビルの高さは世界一、値段の高さも世界一。高くて高い街、ドバイ。

展望台を目指す人たちにとって、一番美味しい時間帯は日没付近です。夕景と夜景が両方楽しめる。12月だと、日没は17時40分ぐらい。しかし、私がチケットを買おうとした時点では17時、17時30分、18時はいずれもソールドアウト。じゃあ、夜景のみでいいやってことで19時を購入しました。ノンプライムだから安いしね。


ホテルからタクシーでドバイモールに行きます。ドライバーが言うには、ブルジュ・ハリファの展望台には、ドバイモールから行くのが分かりやすいとのこと。


下から見上げると、こんな感じで霧がかかっています。前日、私たちがドバイ空港に着陸できなかったのは霧が原因でしたが、まだ多少の霧が残ってるんですね。


改札でチケットを提示すると、待合室に通されてお茶をふるまわれます。20人ぐらいがひとかたまりでエレベーターに案内されます。途中で一度乗り換え、148階へ昇ります。このエレベーターは、154階まで行けるようです。

窓から外を見ると、霧がかかっていて景色がよく見えません。うへーって感じでガッカリしていたら、お土産売り場の奥に扉があって、そこから先が半アウトドアデッキでした。窓の下側の隙間がオープンエアになっています。


このデッキエリアからだと、近隣の建物も視界に入って、ドバイの夜景を存分に堪能することが可能。この日は、霧の効果もあってなかなか幻想的な雰囲気。霧がどんどん流れていくさまが面白い。

30分ほど過ごし(148階は滞在時間が30分に限られています)、125階でエレベーターを乗り換えて地上へ。125階の展望台からの景色は、148階を見てしまった後ではかなりガッカリします。なのでほぼ素通りでいいかと。


高くて高い展望台を降りた後は、ドバイファウンテンの噴水ショーを見に行きます。

そしたら、この噴水ショーがなかなか凄かった! これの件はまた後日。

▼ブルジュ・ハリファ(公式)
http://www.burjkhalifa.ae/en/observation/

2018年1月11日木曜日

羽田を出発してから36時間、ドバイへの長い長い道のり

12月24日(2017年)、マスカット空港で一夜を過ごした我々は、午前10時過ぎに機内へと戻りました。しかし、機体は一向に滑走路に向かう気配がなく、エンジンを回しながら駐機場にとどまったまま。


飛行機がなかなか飛ばないせいか、周りの乗客(中国の方々です)のおしゃべりが止まりません。しかも、だんだん声が大きくなって騒音レベルまで達しています。思わず耳栓を両耳に突っ込みます。


そして13時17分、中国南方航空CZ383便は、マスカット空港から最終目的地ドバイに向けて離陸しました。搭乗から2時間半以上経っていますが、マスカットからドバイまでは1時間ほどのフライト。

やがて、窓の外には砂漠が広がってきました。ドバイに近づいている感じがヴィヴィッドに伝わってきます。天候もクリアで、霧や雨の気配もまったくありません。


「やっと到着だぜ。ずいぶん時間かかっちゃったよねえ」

予約してあったホテルは、すでに1泊分が無駄になっています。

ぼちぼち着陸かと思ったその瞬間、またしてもモニターのフライトトラッカーに異変が起こりました。


「あれ、行き先がドバイじゃないよ。シャルジャになってる!」

シャルジャ! そりゃ何じゃ?

今回は、着陸前に機長のアナウンスが入りました。

「当機は、今日もドバイに降りられないので、ドバイ近隣のシャルジャ空港に向かいます。広州を離陸してから、24時間を超えて運航することはできない規則なので、それが最善の選択だと信じてます。もしもシャルジャに降りるのがイヤなら、マスカットに戻ることになりますけど、それは皆さんイヤでしょ?」

なんか、機長のアナウンスもヤケクソ気味ですw


CZ383便は、12月24日の14時30分にシャルジャ国際空港に着陸しました。しかしなかなか機内から出られません。この間、Google Mapで調べると、シャルジャからドバイまでは30キロの距離。車でおよそ30分であることが分かりました。近い、タクれる。結局、1時間ほど機内で過ごし、地上に降りたったのが15時30分。

イミグレを通過し、現地のお金(ディルハム)をATMで引き出し、タクシーに乗ってドバイのホテルに着いたのが16時30分。

実に、羽田を出発してからおよそ36時間後のことでした。


ホテルはパークハイアットです。ここに2泊するはずが、1泊だけになっちゃった。残念過ぎるよね。

ドバイのパークハイアットはそんなにお値段が高くなくて、恐らく、1泊の値段は東京の半分ぐらいじゃないかと思います。しかし1泊スッたからなあ。

今回の災難は、ドバイに霧が発生し、着陸便が軒並み降りられなくなったこと。そして、翌日になって霧が消えてからも、ドバイ空港の管制が着陸便をさばききれずに混乱し続けたことが原因です。

現地の人に聞いたところ、冬場のドバイはたびたび霧が発生するんだそうです。なので、ドバイ便が着陸できず、カタールのドーハとか、私たちのようにオマーンのマスカットとかに一時退避するケースがちょくちょくあるらしい。

なので、冬場にドバイに行く人は、旅行保険で「航空機遅延費用特約」に加入しておくといいですよ。想定していなかった交通費や、失ってしまった宿泊費がカバーされます。私の場合は、クレジットカードに付帯している保険なので、そこまではカバーされていませんでした。


マスカットを離陸する前に、アプリで見たドバイ上空はこんな感じでした。空の大渋滞。Twitterも大炎上していて、「エミレーツ、金返せ!」「何にも案内がない、最低の対応!」とか、おもにやり玉に上がっていたのはエミレーツ航空。我々は中国南方航空でしたが、中国人はTwitterアクセス禁止なので(代わりに微博ですね)、特に炎上は見られません。

こうしたトラブルに対して我々旅行者に出来ることは、若干のバッファを持った旅程を組んでおくことと、保険に入っておくことぐらいです。あとは、トラブルを楽しむぐらいの余裕を持つことでしょうかね。

個人的には案外楽しかったですよ。マスカットなんて、絶対に自分では行こうと思わない土地を訪問できたし。まあ、空港の中だけですけどね。そんなマスカット空港が、24時間対応の空港だってのが超驚きでした。


デューティーフリーで売ってるおみやげとかは、全然頑張ってなくて、何とかしてあげたくなっちゃうレベルですけどね。まあ個人的には、一生に一回しか来ない空港ってことで間違いないと思います。

2018年1月10日水曜日

2度目のバリ島キャンセル。一路ドバイに向かうも、着いた空港はまさかのマスカット!

2017年の9月、遅めの夏休みを過ごすために、バリ島行きのエアチケット購入とホテルの予約を済ませていた我々は、俄にアクティブになってきた現地アグン山の噴火を警戒し、急遽行き先をハワイに変えた過去があります。この時、我々のハワイでの休暇中にアグン山は噴火しませんでした。エアチケットはキャンセルしましたが(1円も戻らず)、ホテルは12月末の日程でリスケし、キープしておきました。年末の休暇で、バリに再チャレンジしようと思っていたのです。


しかし11月末、アグン山は噴火しました。噴火は11月21日から始まり、25日、26日はかなり大規模に噴煙が上がり、27日にはデンパサールのバリ国際空港が閉鎖されるという事態に。

その後空港は営業再開し、バリ便も運行再開するのですが、火山がアクティブなところに行きたくないので(火山灰は嫌いです)、またしてもバリ島行きを断念し、年末の旅行のデスティネーションをドバイに変更しました。結局、バリのホテルもキャンセルし、宿泊料は1円も戻らないんだが。

まあ、こんなこともあるよね。気を取り直して、金ピカな街ドバイに向かいましょう。エミレーツ航空のドバイ直行便は、エコノミークラスは激安なんだけどCクラスは超高いので、今回、中国南方航空で行きます。広州(Guanzhou)経由だね。

12月23日午前10時45分、我々の乗ったCZ3086便は羽田空港を出発し、15時10分に広州国際空港(CAN)に到着。トランジットで3時間20分過ごし、CZ383便に乗り換えてドバイへと向かいます。ちゃんとオンタイムで運行してます。中国のエアラインもなかなかレベル高くなって来てますよね。この383便は3086便に比べ機体も大きいし、CAも英語がうまい。ま、機内食は相変わらず残念なレベルだけど。

広州からドバイまでのフライトは、8時間45分の予定です。18時30分発、23時10分着、時差が4時間あります。


22時半を回りました。飛行機の窓から外を見ると、アラビア半島の輪郭が見えています。間もなく機体は降下を開始するはず。

しかし、CZ383便はアラビア半島上空を旋回し続け、降下する気配がありません……。ドバイ空港が混んでいるんでしょうか。

ところがその後、旋回を終えたCZ383は、明らかにドバイとは逆方向に向けて「ゴゴーッ」とばかりに加速を始めたのです。

「ん? なんかヘンじゃね?」

目の前のモニターを、フライトトラックモードにチェンジしました。機体は、明らかにドバイを離れています。フライトトラッカーをよく見ると、最終目的地が「Dubai」から「Muscat」に変更になっています。



「ええええ! ドバイ行くんじゃないの? 何これ、もしかしてハイジャック?」

コックピットに怪しい人物が入るシーンは目撃していませんので、さすがにハイジャックの可能性はないとは思いましたが、明らかに様子が変です。もう予定の到着時間は過ぎていますが、機長からのアナウンスは一言もありません。

やがて飛行機は高度を下げ、着陸態勢に入り、一応、無事に着陸しました。

CAがマイクを持って「Ladies and Gentleman, welcome to Dubai.」とアナウンス。あ、ここドバイなんだ。なんか空港が地味だけど、いま確かにドバイって言ったもんな。

タラップ車が近づき、ドアが開き、CAが「それでは、ただいまから機外へご案内します」と言った瞬間、機長が現れ、「ダメダメダメダメ。飛行機から出ちゃダメだから!」とCAを制します。「そのまま自分の席でお待ちください」

ようやく機長のアナウンスが始まりました。「ドバイ空港が濃霧で着陸不可能なため、マスカット空港にやって来ました。ここでしばらく天候の回復を待って、再びドバイに向かいます」と。

やはり、ここはオマーンのマスカットでした。フライトトラッカーの方が正解だった。しかし、CAは何も知らなかったという……。

iPhoneのGoogle Mapで確認すると、GPSもマスカットを指しています。ドバイとの位置関係はこんな感じ。


3時間ほど機内で待機させられましたが(Cクラスの我々は爆睡できました)、結局ドバイの天候が回復しないので、機外に出て、マスカット空港のターミナルで次の連絡を待てとのことです。

現地時間、12月24日の午前4時、バスで連れて行かれた先は、マスカット空港のデューティーフリーエリア。

「飛行機が飛ぶまで、ここでゆっくり買い物でもして、のんびり過ごしてください」


オーノー! 大きなお世話です。何も買うものなんかないし、機内の方がフルフラットだからゆっくり休めるのに。

このターミナルでも、中国南方航空からのアナウンスは一切なく、インフォメーションカウンターにいちいち聞きに行かないと何も情報が得られない。何ともストレスフルで、しかも眠いから読書もしたくなくて、生産性のまったくない時間を過ごすしかありませんでした。イスラムの国だから、もちろんお酒も飲めません。

近隣の中東諸国からやってきたツーリストたちを眺めるのが、唯一の楽しみでしたね。


ターミナルで待つこと6時間、すっかり夜は明け、午前10時に我々はCZ383便に戻ることができました。さらに機内で待つこと3時間半の13時17分、機体はようやくドバイに向けて、マスカット空港を離陸したのです。

もう、ぐったり。

マスカットからドバイまでは1時間ほどのフライトとアナウンスされています。距離にしておよそ400キロ。窓からの風景は砂漠が広がり、いよいよドバイに近づいてきたなと気分も少し前向きになって来ました。

……しかししかし、我々のCZ383便が着陸した空港は、またしてもドバイではありませんでした。


続く。 

Photo by sudiantara on Visual hunt /  CC BY-NC-ND