カナダのトロント映画祭にやって来ました。初めてのトロント訪問で、私は9月5日から12日まで滞在します。この映画祭は、40年以上の歴史を持つ「北米大陸でもっとも重要な映画祭」と言っていいでしょう。翌年3月のアカデミー賞へと続く、賞レースのスタートとなる映画祭として、近年大注目を浴びています。
今年(2018年)の注目作品は、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督の新作「ファースト・マン」や、「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA」、グザビエ・ドラン監督初めての英語劇「The Death and Life of John F. Donovan」、ブラッドリー・クーパー監督レディー・ガガ主演の「スター誕生」などなど、まさに豪華絢爛。
メインの会場は、キング・ストリートにある「TBLB(Tiff Bell Lightbox)」というシアターと、リッチモンド・ストリートに沿った「Scotiabank Theatre」の2カ所。この2つの映画館を中心に、会期中300本を超える映画が上映されるのです。
会期中の週末、キング・ストリートは自動車も路面電車も進入禁止のホコ天状態となり、映画ファンで埋め尽くされます。
路上に上映作品のポスターなんかもディスプレイされ、まさに「映画祭」の雰囲気満点。夜になると屋外上映やライブイベントが行われたり、あちこちでパーティーが行われたり、もちろん深夜まで映画の上映もあちこちであって、トロントの街は映画一色になるのです。
こちらは、メイン会場TBLBに隣接するギフトショップのディスプレイ。「ツイン・ピークス」のミニコーナーが設えてあります。
リンチの顔がプリントされたピローケースなども売っていて「店長、どんだけリンチ好きなんだよ!」と思ったら、翌日にはこの売り場はリンチ色は一切なくなって、違う商品構成に変わっていました。売り場のアップデート頻度がハンパない。「店長、どんだけマメなんだよ!」
今年のトロント映画祭とは何の関係もないデビッド・リンチ・グッズを大量ゲットし、映画祭が始まる前日にして達成感MAXです。
さあ、明日から真面目に映画見よっと。
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