2019年8月31日土曜日

伊勢に行ったら、アワビを食べよう

今年(2019年)の8月、初めて伊勢神宮を訪れました。三重県に行ったのは、バブルの時代(=セナプロ時代)にF1グランプリを見に鈴鹿サーキットに行って以来です。

東京から新幹線で名古屋へ、近鉄特急に乗り換えて伊勢市駅に到着。ちょうどお昼時だったので、お店の並ぶ外宮の参道へ突入。


途中、食堂の看板にアワビ発見。刺身が980円、アワビ焼も980円、やっすい! どうやら、この辺りはアワビが名産ぽい。

他にもアワビはないかとキョロキョロしながら、炎天下の参道を歩いていると、いい感じの佇まいで「参宮あわび」の看板が私たちを待ち構えていました。「伊勢せきや」というお店です。今日のお昼は、ここに決定!


1Fがお土産屋になっていて、2Fがレストランです。

ランチメニューを見ると、アワビの釜飯が2種類あります。いずれも炊き上がるまで20分ほどかかります。朝は、アワビの粥をメインに営業しているみたい。

迷うことなく「姿煮あわび釜飯」をオーダー。待っている間に、1Fのお土産屋を物色。


あわびごはんの素をはじめ、色んな珍味が勢揃い。個人的には、この「伊勢志摩XO醤」7560円ってのが超気になりました。


さて、姿煮あわび釜飯が炊き上がりました。「最初はそのまま茶碗によそって食べて、次は出汁をかけて食べてください」との提案。


こちらは、奥さんが頼んだ「あわび釜飯」。イクラがトッピングされていて、なかなかラブリー。


大満足のランチを済ませ、近隣のお店を覗いてみると、アワビ関連商品が山のように売られています。


ここは、アワビ好き(私です)には夢のような町です。さっき釜飯を食べた伊勢せきやのパンフレットによれば、「あわびは、天照大神に奉られて以来、神宮へのお供物、朝廷への貢物など、はれの日の特別な品として珍重されてきた」とのこと。


参拝する前から、伊勢の凄みを感じます。聖地と呼ばれる町は数あれど、これほど高級食材と緊密に結びついているところはあんまりないんじゃないかと。

さて、今回の2泊3日の滞在中に、何回アワビが食べられるか。考えただけでもワクワクです。

2019年7月22日月曜日

本州最北端のシングルオリジンコーヒー店に行ってみた


この週末、(2019年の)7月20日から1泊で、ひとり暮らしの老母と食事をともにするため、青森県下北半島の実家に帰省してきました。

羽田空港から三沢空港へJALで飛び、トヨタレンタカー三沢空港店でヴィッツをピックアップして2時間のドライブ。あ、下北半島への旅でレンタカー利用する場合は、トヨタレンタカーがオススメです。理由は後ほど。


21日は、かつて本州最北端の鉄道駅があった大畑駅(私の実家の最寄り駅です)周辺の線路を使って、キハ85型の車両(ディーゼル車)のデモ運行が行われていました。この運行は、毎月第3日曜日に行われているそうです。200円払うと、車両に乗車することもできます。

本州最北端と言えば、この大畑駅の近くに、今年1月にオープンしたコーヒーショップがあります。うたい文句は「本州最北端のシングルオリジンコーヒー専門店」。「艮(うしとら)珈琲店」というお店です。


私の生まれ故郷、青森県下北郡大畑町(今はむつ市大畑町)は、人口8000人の過疎の町です。何故にそんなところにこんなコジャレたコーヒーショップが? しかもシングルオリジンですと?

意味が分かりません。

しかし他でもない、生まれ故郷の案件なので、この店についてはオープンする前からネットでウォッチしていました。

オープン後も、インスタなどでウォッチしていました。



うーん。オシャレすぎる。


私の最大の疑問。いや、唯一の疑問は、この店に「本当にお客が来るのか?」ということです。

結論から言えば、お店はメッチャ流行ってました。



どんどん客が来る。

3基ある特製のコーヒードリッパーはフル稼働。とは言え、みんながシングルオリジン飲んでいるワケではなく、カフェオレとかアップルジュースを頼んでいるひともけっこういます。

驚いたことには、お客さんが若い。しかも女子だらけ。この過疎の町にも、ひょっとしたら未来があるかもって思った次第です。


豆の販売も行っていて、この日飲んで美味しかった「イルガチェフェ コチャレ」を買ったら、200グラムで980円と驚きの安さ。しかも、ロースト済みのイルガチェフェがちゃんとストックしてあって、すぐに出てくるのがまた驚き。通常、シングルオリジンの豆は、注文してからローストするので5〜10分お待ち下さいってなるんだけどね。

豆の販売は通販でも行っていて、もしかしたらそっちがメインのビジネスモデルなのかも。価格競争力がありますからね。今度は通販で買ってみることにしよう。

故郷のコジャレたカフェで美味しいコーヒーを堪能して、19時の飛行機に乗るべく三沢空港に向かっていると、六ヶ所村に差しかかったあたりでJALからお知らせメールが!


なんと、「視界不良のため天候調査中」とのこと。羽田→三沢便が到着できない場合は、我々の乗る三沢→羽田便は欠航になると。

あたりはどんどん霧が立ちこめてきました。


18時少し前に三沢空港に着き、レンタカーは返却せずに、JALのカウンターに突撃。

「羽田便はどうなりそうですか? 何分後に結論が出ますか?」

「三沢への便は18時25分到着予定ですが、ちょっと厳しいかも知れません」

この会話の際のJAL地上スタッフの表情を読んで、 「プランB」を決断しました。飛行機を諦め、新幹線にチェンジです。

レンタカーを三沢空港で返却せずに、八戸駅へと向かいます。三沢空港から八戸駅へは車で30分強。今は18時なので、すぐに八戸へ向かえば19時06分のはやぶさに余裕で間に合います。しかし、18時25分まで待って欠航になった場合は、19時06分に新幹線のホームに到着するのはかなり際どい。もちろん、25分に結論が出ていない可能性もある。その次の新幹線は20時13分。1時間以上先です。

もしも天候が回復し、三沢便が到着できれば羽田便も飛ぶことになるので、三沢→羽田便のエアチケットは無駄になってしまいます。が、今回はマイレージ利用の特典航空券なので、まあ、その場合でも諦めがつくと。

勝負、勝負。

トヨタレンタカーに電話して、返却店舗を三沢空港店から八戸駅店へ変更する旨伝えます。助手席で、奥さんがえきねっとにアクセスして新幹線のチケットを確保。


そうこうするうちに、JALからは「【JAL国内線】欠航のお知らせ 」がメールで届きました。やはり、濃霧で到着便が着陸できなかったと。

三沢便は、これがあるんですよ。初夏、梅雨の時期、霧で夕方の便が欠航する確率がけっこう高い。

そんな時のプランBは「八戸駅から新幹線」です。私は過去にもこのパターンを経験していたので、即決断できましたが、18時過ぎの時点で三沢空港にいた皆さんは、20時以降の新幹線か、あるいは三沢のホテルに宿泊して翌朝の便という結果になったと思います。


さてと。海鮮小わっぱ弁当でも食べながら、新幹線の旅を楽しみましょう。道中3時間かかるけど、これよりも早く東京に帰れる方法はないわけで。

以上、初夏の三沢空港から東京へのフライトには、霧の場合のプランBを想定しておかれることをオススメします。ご利用になるレンタカーは、トヨタレンタカーあるいは、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーなど、三沢空港と八戸駅の両方に営業所のある事業者を利用するのがベターですね。

そして、下北半島のてっぺん方面に行かれる方は、是非、艮(うしとら)珈琲店で美味しいコーヒーを召し上がってください。月曜・木曜はお休みです。

▼ 艮珈琲店
https://ushitoracoffee.com/

2019年7月10日水曜日

アウシュビッツ、塩の鉱山、ラーメン屋。ポーランド クラクフの覚え書き

前回のエントリからだいぶ時間が経ちましたが、旅はまだ終わっていません。

ウディネからベネチアに戻って、1泊したのち、ポーランド航空でワルシャワ→クラクフと空路で移動します。平成→令和にまたがる13日間の旅行の締めは、結果的に「ホロコースト研究」となりました。


とりわけ、アウシュビッツ訪問は忘れられない経験になりました。ベネチアからクラクフへの道中について、覚え書きにして記録を残したいと思います。


ベネチア本島の北東部には、ユダヤ人が多く住む「ゲットー・ヌオーボ」というエリアがある。16世紀初頭に建築されたこの地区は「ゲットー」という名前で呼ばれた初めてのユダヤ人居住区。そういえば、シェイクスピアの「ベニスの商人」にもシャイロックというユダヤ人が登場するが、シャイロックが実在したなら、このエリアに住んでいたことになる。


ゲットー・ヌオーボには、ユダヤ人博物館がある。ここで、2つのシナゴーグを見学する小ツアーに参加することができる。


ベネチアからいったん空路でワルシャワに行き、そこから鉄道でクラクフに行こうとしたのだが、満席でチケットが取れなかった。2019年5月4日も、5月5日も満席。日本が10連休だったこの時期、ポーランドも大型連休だったのだ。

日本のゴールデンウィークは、ポーランドもゴールデンウィーク状態。これはどこにも情報なかったよ。5月1日がメーデーの祝日、2日も3日も祝日で、今年は5連休。だから鉄道が大混雑していて、料金の割高な空路でクラクフまで移動せざるを得なかった。

アウシュビッツのツアーも混んでいた。当初、VELTRAの日本語ガイドによる日帰りツアーを予約したのだが、後から満席だとキャンセルされ(VELTRAでこういうのは初体験)、ググって現地のツアー会社の英語ツアーに参加。料金がだいぶ安くなって結果オーライ。このツアーは「ランチを食べる時間がほとんどない」とのことで、ホテルの朝食の時に、ビュッフェの食材でサンドイッチを作って持参した。


朝9時半出発のツアーは、まず「ヴェリチカ岩塩坑」を訪れる。ここは、世界遺産の「オリジナル12」つまり1978年に世界遺産に登録された、最初の12件のうちの1つだと。

この岩塩坑は、300メートルの深さのところまで延々と階段を徒歩で降りるのだが、帰りはどうなってるのか、また階段を延々上るのかとても不安になる。


長い長い坑道をあちこち見学し、最後は巨大な礼拝堂で終了。礼拝堂には大きなシャンデリアがたくさん吊られていて、岩塩を削り出して作った「最後の晩餐」のレプリカもある。


帰りはさすがにエレベーターだった。恐らく、坑夫が使ったとおぼしきエレベーターで上る。エレベーターは檻状の扉で、天井のクリアランスがあまりなく、なかなか珍しい乗り物である。


岩塩坑から1時間ほど車で走って、アウシュビッツ・ビルケナウ収容所に到着。


ここには当時の建物がそのまま残っており、博物館になっている。


この有名なゲートには「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)」と記されている。


建物はまったく朽ちていない。それもそのはず、アウシュビッツは1940年から45年までしか使われていないのだ。

鉄条網は厳重に張り巡らされており、監視塔もあちこちにある。


ここに来て初めて知ったことには、アウシュビッツは当初ユダヤ人が収容されていたわけではなく、ポーランド人の知識人たちが収容されていたんだと。カンボジアでポルポトがやったのと同じ理由だ。


やがて、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)、同性愛者、ハンディキャップのある人たちが順次収容されてゆき、民族浄化の一大拠点となった。ヒトラーによる「ユダヤ人問題の最終的解決」を実行する施設となったのだ。


帰国してから、アウシュビッツの所長だったルドルフ・ヘスの著書「アウシュヴィッツ収容所」を読んだのだが、ガス室でユダヤ人殲滅のために使われたのは「チクロンB」というガスだ。毎日大量に輸送されてくるユダヤ人をどう殺害するかが悩みの種だったヘスとSSにとって、このチクロンBが強力なソリューションになったそうだ。

ルドルフ・ヘスは1947年4月、アウシュビッツの敷地内で絞首刑に処せられた。その場所も見学できる。


ユダヤ人たちの遺品、カバンとか靴とかもまとめて展示されている。施設内は写真撮影OKだが、「セルフィーは自粛して」と言われた。


これは「死の門」と呼ばれるゲート。鉄道の線路も、車両のいくつかもいまだに残っている。


アウシュビッツで殺害された犠牲者の数は、諸説あって実ははっきりしていない。このボードによれば、全部で、少なくとも130万人。そのうち110万人がユダヤ人、14〜15万人がポーランド人、2万1000人がロマ、1万5000人がロシア人捕虜、2万5000人が他のエスニックグループ。


ツアーに参加していた女性が、イスラエルの国旗の前で涙ぐんでいた。線路の上に車座に座って、故郷の歌を歌っている少女たちもいた。

「シンドラーのリスト」で有名なオスカー・シンドラーの工場は、クラクフの町にあり、現在は博物館として営業している。


「シンドラーのリスト」のロケはクラクフで行われたが、アウシュビッツ・ビルケナウが登場するのは映画の最終盤のほんの一部である。アウシュビッツ以外の収容所が舞台なのだが、シンドラーの工場がクラクフにあるので、映画では設定が変更されているのか。

以上で今回のホロコースト研究は終了。次はラーメン。

クラクフのオシャレエリア「カジミエシュ地区」は、ユダヤ人街である。ここの近くに「Akita Ramen Bar」があった。


TONKOTSUが売り切れだったので「KARMA MISO RAMEN」を食べた。30PLNなので850円ぐらい。意外に安い。けっこう美味しいよ。


Akita Ramen Barには、ビールもワインもなかった。ちょっと残念。

クラクフの旧市街は、馬車に乗って観光するのが定番だそう。こんなステキな馬車がたくさん運行してる。


それにしてもポーランドは物価が安い。エアチケットも安い。でも、また訪れるかは分からない。


クラクフは、ポーランドの京都ってポジショニングだけど、ベネチアの後に行くと、さすがに田舎に来た感が強いんだよね。 

2019年6月13日木曜日

ウディネに何があるかって? ワイナリーがこんなにあるんよ

ベネチアを後にして、ウディネにやってきました。ウディネ・ファーイースト映画祭に出席するためですが、映画祭の話はここでは割愛。

が、映画祭期間中、丘の上にある「ウディネ城」で見かけたサンセットが素晴らしかったので、写真を貼っておきます。ウディネはベネチアから東に100キロぐらい離れた街です。スロベニアの国境が近いのと、遙か彼方にアルプスの山並みが見える。


これは、アルプスに沈む夕陽です。ウディネはベネチアよりも山がちで、気候は冷涼な感じです。

映画祭の合間、丸一日オフになったので、近隣のワイナリーを巡る小トリップに出かけることにしました。


これはウディネ近郊の地図ですが、このエリアにはワイナリーが大変多い。番号がふってあるのが全部そう。あっちもこっちもワイナリーだらけ。もう、突撃するしかありません。

一行は3名。朝10時、ホテルでタクシーを呼んでもらい、映画祭スタッフおすすめのワイナリー「Aquila del Torre」へ。オーガニックワインの作り手です。


母屋の佇まいがナイスですねえ。

ここのワイン、ジャケットがオシャレです。


このワイナリーで作っているのは、白が3種類、赤が2種類。そのうち4杯を15ユーロでテイスティングすることができます。

この地域の定番「フリウラーノ」という白や、ガソリンみたいな味がするリースリングなど4種類を堪能しました。


時間はまだお昼前。もうちょっと飲みたかったので、ワイナリーのお兄さんに「もう1軒テイスティングに行きたいんだけど、どこかオススメない?」って聞いたら、「La Tunella」というワイナリーを紹介してくれました。

しかし、タクシーを呼んでもらったら、待ち時間が小一時間ぐらいかかった。まあ、畑しかないエリアだからねえ。交通の便はあんまりよろしくない。

La Tunellaに着いたら、誰もいない。「12時から13時までお昼休み」って貼り紙が。しかし、我らがタクシーの運ちゃんが電話で交渉してくれます。

……お。誰か出てきた!

「お昼時で、英語のできるスタッフがいないのよー」といいながら、イタリア女優みたいな美人おネエさんが対応してくれます。


白ワイン3種類飲んで、ボトル1本だけ購入して、「テイスティング代はおいくら?」

「いいのよ〜。テイスティングはタダよ」


もう、おネエさんの大ファンになってしまいそう。高校生の娘が日本アニメの大ファンだそうです。

朝から2軒ハシゴして、だいぶヘベレケになってきたので撤収しましょう。乗ってきたタクシーの運ちゃんが、ずっと待っててくれました。


しかしタクシーでのワイナリー巡りは、時間もお金もかかりすぎ。次回またウディネに来ることがあったら、ドライバーをチャーターして、もう少し効率よく回りたい。次回はプロセッコの蔵にも行ってみたい。



基本的に、このエリアのワイナリーは白ワインが主体です。ウディネが(ベネチアも)面する海は、アドリア海です。地中海とはまた違うシーフードを堪能するのに、白ワインが欠かせない。品種で迷った時は、取りあえず「フリウラーノ」を頼んでおけばOKです。フリウリやベネチア地域で作られている、白ブドウのワインです。 

2019年6月3日月曜日

初ベネチアの覚え書き。この町の若者は、車の免許持ってんの?

ベネチアは、押しも押されもせぬ「キング・オブ・観光地」でした。ウディネ映画祭に行く前の4泊と、ウディネから帰るときの1泊と計5泊しましたが、ここにはまたいつか戻ってきたいと強く思います。


その時のための覚え書きと、初ベネチアの雑感を残しておきましょう。

まず、ベネチアの人口は、地域全体で26万人。このうち、本島に住んでいる人はおよそ5万人だそうです。ここに、年間で観光客が3000万人やって来る。ちなみに、2018年の訪日観光客の数がおよそ3000万人。日本全国に来るのと同規模の人数がやってくる5万人の島、それがベネチア本島です。


ベネチアでは、ホテルの場所がとても大事なポイント。なぜなら、本島の北部以外は、空港から船でないと行けないから。そして船を使うと、とても時間がかかるか、費用がとても割高になるか、その両方となるのが確実。

観光に励むなら、本島のド真ん中であるサンマルコ広場周辺にホテルを確保するのが理想だが、ベネチア到着が夜だったり、出発便が朝早かったりする場合は、その1泊だけは本島北部のローマ広場近辺にした方が賢い。空港からローマ広場まではシャトルバスでたったの20分。料金も6〜8ユーロと安上がり。水上バス(ヴァポレット)の24時間チケットで乗れるバスがあるので、窓口で確認しよう。


シャトルバスなら、この長い橋を通って、ベネチア本島にアプローチ可能。ベネチアに旅行する前に、地図を使って地理条件を把握しておいた方がいいかも知れない。

もしも空港〜ホテル間が水上タクシーになってしまうと、料金は間違いなく100ユーロ以上、場合によっては150ユーロぐらいかかる。ベネチアの水運は、基本「ぼったくり」だと思った方がいい。

ヴァポレットの24時間チケットは20ユーロ、48時間チケットが30ユーロ、72時間チケットは40ユーロだ。窓口でカード型のものを買うか、スマートフォンで電子版(QRコード)を買うこともできる。改札は、カードの場合はタッチで行けるが、QRコードのものはスキャナーにかざす。改札はけっこういい加減だが、リアルト橋前のようなメジャーなSTOPでは、きちんと改札クリアしないと乗り場に入れない。



ベネチア本島は、船しか乗り物がないので、例えば小さな子どもに「大人になったら何になる?」って聞いたら、「船の運転手になりたい」「ゴンドラーレになりたい」ってなるんじゃないかと。それってつまり、車の免許は要らないってことだよね?


そんな素朴な疑問について、ウディネ映画祭で通訳をしていたジュゼッペさんに聞いてみた。「ベネチアの若者は、車の免許持ってんの?」

「私の同級生20人ぐらいの中で、車の免許を持っているのは私だけです」

ビンゴ! ちなみにジュゼッペさんは、ベネチア以外の都市にも出かけることがあるので、必要に迫られて免許を取ったそう。ベネチアで暮らす分には、やはり免許要らないんだね。ちなみに船の運転は、だいたい幅7メートル未満の船ならば免許不要だそうです。

ブラーノ島に行ったら、カフェにいる客たちが、みな茶色い飲み物を飲んでいた。ワイングラスで出てくるので、たぶんお酒だ。レモンが添えてある。凄く気になったので、お店に入って「あれと同じものをくれ」と注文。


これは「スプリッツ」という食前酒で、プロセッコ(または白ワイン)とアペロールというハーブリキュールを混ぜたもの。混ぜる(使う)材料は地方によっていろいろバリエーションがあるみたいだが、ベネチア地方では発泡状態で飲むのがポピュラーのようだった。微発泡&ビターでなかなか大人な味。


ベネチアングラスは、ムラーノ島が本場で、本来「ムラーノグラス」と呼ぶべきものだという。だから、いいものが欲しかったらベネチア本島ではなく、ムラーノ島まで足を伸ばした方がいい。


ガラス職人が、熱したガラスをふーふー吹いて、食器を作る模様も見ることができる。私たちは、ひとり5ユーロほど払って15分ほどのショーを見た。

本格的に体験したい人は、30ユーロ程度のツアーがVeltraなどで売られていて、そちらの方がはるかに有意義だと思う。


ルキノ・ビスコンティの映画「ベニスに死す」のロケ地となったホテル・デ・バンは、リド島にある。建物は廃墟になっていて、「売出中」と覚しき看板が出ていた。


ホテルの目の前は長〜い海岸線になっていて、点在するビーチ施設が「ベニスに死す」を彷彿とさせる。


そのリド島は、ベネチア映画祭の会場として有名だ。ちなみにリド島には自動車が走っている。バスもタクシーもある。意外だよね。


水位が上がると町が沈みそうになるベネチア本島では、町のあちこちに、こんな「インスタント歩道」が積まれている。これが敷設されている状態を見てみたい気もするが、やはりできれば、この上を歩くようなことは避けたいよね。


ベネチアには、クルーズ船がたくさんやってくる。こないだも停泊中の小型船と衝突して問題になっていた。いずれ、この手のクルーズ船は閉め出されるかも知れない。


ベネチア本島には、鉄道駅もある。ベネチアの東にあるウディネには、鉄道が1時間に2本ぐらい走っていて、およそ1時間半で行くことができる。

ベネチアは美味しいレストランがたくさんあるが、ぼったくり被害も多いらしく油断ならない。突撃する前に、必ずTrip AdvisorやYelpなどで裏を取ってから入るようにしよう。

ちなみに、今回一番美味しいと思ったレストランは、こちら。


「Osteria oliva nera」というお店。



シーフードもお肉も美味しかったけど、一番感動したのはティラミス。写真はないけど絶品。再訪を誓う味でした。