2018年12月20日木曜日

Kindle Paperwhiteが地味に進化。これで、お風呂で読書だな

前回のエントリでは、新しくなったiPad Pro 12.9インチをご紹介しましたが、このiPad、私にとっての唯一の不満は、デカすぎるので飛行機内での読書に適さないということ。

じゃあ、機内用にKindle専用機も新調しようじゃないのということで、最近新しくなったKindle Paperwhiteも購入しました。


iPhone Xs Maxと並べてみましたが、面積はあんまり変わらない感じもします。

ウチの奥さんが使っている、旧型のPaperwhiteと並べてみましょう。


左の黒い方が新型。画面は一緒ですが、ガワは微妙に小さいですね。重さ量ったら、新型は205グラム、旧型は183グラム。軽い!

ボトムはこんな感じです。黒い新型の方は、USBソケットの周辺がフラットになってスッキリしました。


そして今回のアップデートの最大の特長は、防水機能です。水深2メートルで、60分耐えられるそうです。


そう、お風呂で読書できる。いいじゃないですか。今度、スーパー銭湯に持ち込んでみよう。ジロジロ見られそうだけど。

お値段は、広告つき8GBモデルが1万3980円、同じく32GBモデルが1万5980円です。広告なし32GBだと1万7980円。いずれもWiFiモデル。

もちろん、バックライトはついています。フライト中や、ベッドでの読書にも好都合。

地味に、いいガジェットだと思いますよ。初心忘るべからずって感じ。

2018年12月19日水曜日

新しいiPad Proが、かなりスッキリ&快適になった件

1カ月ほど前になりますが、新しいiPad Proを買いました。12.9インチ版です。いちばんデカいやつ。


ベゼルが狭くなり、Homeボタンも撤去されて、かなりのスッキリ感があります。


旧バージョンのiPad Pro12.9インチと並べてみました。左が新しいヤツです。


重ねてみると、小さくなった感がより分かりやすいですね。天地が劇的に縮まった。


エッジのビューはこんな感じ。左が新しいiPad Proです。エッジからRが取れました。iPhone 4やiPhone 5を思い出すなあ。


10.5インチのiPad(旧タイプ)を重ねてみました。画面サイズがだいぶ違います。ちなみに、10.5インチiPadよりも大きい、11インチのiPadも新たに発売されています。


キーボードつきケースも、デザインが変わりました。左が新タイプ。ケース表面の段々がありません。だいぶスッキリした反面……。


裏側がヘビーになりました。右側の旧タイプは、側面でカチっと止まっていましたが、新タイプのケースは、裏側まですっぽりカバーされる仕様。

重量を量ってみたら、iPad Pro 12.9の旧タイプは720グラムで、新タイプは632グラムと、およそ90グラムも軽い。しかし、カバーが旧タイプの334グラムに対し、397グラムと大幅増。カバーつけちゃうと、MacBook(912グラム)よりも重たい!


その代わり、リクライニング位置は2カ所が設定されました。うーん、あんまり意味ネw


この度のiPad Proにおける最大の驚きは、ACアダプタが(プラグ部分が脱着できる)ユニバーサルタイプではなく、アメリカ、日本、中国などで標準のAタイプになったこと。これが何気にサプライズでした。ケーブルはUSB-Cです。


Face IDのカメラは、横位置の場合の左のベゼルに2個仕込まれています。写真の「電卓+」アプリの左側の黒いところに。

iPhone XでFace IDに慣れてしまっているので、iPadでもホームボタンを押さなくて済むのは大変快適。もうタッチIDには戻れないですね。

1カ月ほど使っていますが、サイズが小さくなったのと、Face IDだけでも大満足。出張や海外旅行でもPCがわりに持参することを画策しています。このサイズでこの大画面は何ものにも代え難い。

問題は、飛行機の中での読書だな。飛行機の中ではさすがにデカくて重すぎる。そうだ、Kindleも新しいのが出てたっけ。そちらのレビューはまた次回。

2018年12月4日火曜日

世界一のレストラン「ノーマ」の直系、飯田橋の「イヌア」に行ってみた

デンマークのコペンハーゲンにある「ノーマ(NOMA)」は、「世界のベストレストラン50」で4度も世界一になったレストランです。ノーマのシェフ、レネ・レゼピに密着した「ノーマ、世界を変える料理」や「ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た」など2度も映画になっています。

そのノーマのスタッフが東京にやってきて、今年(2018年)6月にオープンさせたのが「イヌア(INUA)」です。お店のある飯田橋は我が家の近所ですが、なかなか訪れる機会がありませんでした。11月某日、私の誕生日にかこつけて行ってみようじゃないのということで、ついに突入決定。オンラインで予約を済ませ、徒歩で飯田橋・千代田富士見に向かいます。

お店の入り口にて「何ここ。角川のビルじゃん!」。イヌアは、飯田橋のKADOKAWA富士見ビルに入居しています。


こんな看板が出ていますが、角川の人たちとの打合せにやって来たような不思議な感覚です。

店内はこんな感じで、北欧のシンプルなテーブル&チェアー。気取っている感じはあんまりありません。


しかし客層はなかなか独特で、クレイジー・リッチ・アジアンズって感じ。スタッフも外国人が多いので、東京の中の外国って雰囲気が強いですねえ。

それではシェフ、トーマス・フレベルによる「イノベーティブ・フュージョン」な14皿をすべてご紹介してみましょう。

「かぼちゃの種」
かぼちゃの種、銀杏とヤリイカのダシ


始まりました。まずは冷たいスープに浸かったかぼちゃの種です。ほんのりとイカの香りがします。

「栗」
栗のマリネとトリュフカスタード


栗です。トリュフが練り込まれたカスタードクリームにディップして食べます。

「四方竹」
四方竹、昆布とハスカップ


これは初めて食べる竹です。デカいタケノコだな。黒いのは昆布です。

「バナナパイ」
味噌とバナナのクリスプパイ


パイ生地に味噌を練り込み、レモングラスを加えてクリスピーに焼いたやつ。

「舞茸」
熟成・燻製させた舞茸


舞茸を5日寝かせて、スモークしたもの。昆布出汁の鍋で煮て、松の実を浮かべて。

「ゆば」
湯葉に包んだ野草


湯葉に、いろんな野菜の花が巻かれている。ソースは山ワサビ。

「鮑」
天然のあわびとハスの実


スライスしたアワビとホワイトアスパラ、ナッツはハスの実ですね。

「スナップインゲン」
スナップインゲン豆とドライフルーツ


グリルしたインゲン。5種類の薬味と2種類の花が添えられています。

「海藻と甘海老」
海藻のピクルスと甘海老


8種類の海藻のサラダ。甘エビとその卵が乗っかっています。

「えのきのステーキ」
バナナの葉に包んで焼いたえのき、卵黄ソース


エノキの軸を炭火焼にしたもの。ナスタチウム(キンレンカ)の葉っぱに包まれて登場。

「タラバガニのごはんとホワイトトリュフ」
炊きたてのゆめぴりかとタラバガニ、ホワイトトリュフとハマナスを添えて


ご飯には、アカシア、はまなす、マリーゴールドの花に、タラバガニとトリュフが投入されています。  

「スイート豆腐」
甘い豆腐、すいばとさるなし


葉っぱに覆われていますが、イチヂクと豆腐が隠れています。

「黒麹」
黒麹のアイスクリーム、生のクルミと松ぼっくり


キャラメル化した麦のアイス。乗っかっているのは生のクルミです。

「餅」
かぼちゃの種と黒麦麹


だいふくみたいな感じ。ローストした麹、中にカボチャのタネ。

ふう〜。以上、動物性の食材がとっても少ないコースです。アワビとエビとカニ以外、すべて野菜か豆か穀類。何気に、花が多いんですよね。一度に、こんなにたくさんの花を食べたことはないかも。

イヌアの料理は、いわゆる「分子料理」ではなくて、食べログでは「イノベーティブ・フュージョン」と紹介されています。今回、ワインと日本酒ペアリングのコースで堪能しました。

気になるお値段ですが、コースが2万9000円、ワイン&日本酒のペアリングが1万6000円、ノンアルだと1万円です。この値段だと、年に1回、いや2年に1回ですかね。

本家のノーマにも行ってみたいですが、今はかなり予約をとるのが難しいみたいです。「本当はコペンハーゲンまで行きたいけど、飯田橋で我慢すっか。今どきの世界一ってこんな感じ?」と、ノーマを疑似体験。

もちろん、食材には相当こだわっている感じがビンビン伝わってきます。そして、接客も淡泊な感じでなかなかグッドでしたw。