2017年12月22日金曜日

Alexaにも繋がるよ。Hueのヒモ状間接照明を買ってみた

我が家では、もうずいぶん前からスマート照明のHueを使っていますが、最近はAmazon Echoにも繋がって(EchoはUS版なので英語操作)、照明の点灯を毎日音声でやっています。

この便利さに慣れてしまうと、もうHue以外の照明器具(電灯)は買えなくなってしまうんです。

我が家では、これまで6個のHue製LEDランプを使っていましたが、今回、新たに間接照明用にこんな商品を買ってみました。


ヒモ型のLED「Lightstrip Plus」です。家具などの底面や裏面に両面テープで貼りつけて、壁面を照らす作戦。


内容物はこんな感じ。左がケーブルで右が照明本体です。ヒモ状の本体の長さは2メートルあります。別売の延長LEDを買うと、1メートル刻みで伸ばすことが可能。また、長すぎる分にはハサミで切って調整することが可能です。


床に置いて点灯させた状態がこれ。およそ5センチ刻みでランプが仕込んであります。ヒモ全体が光るわけではありません。

オーディオラックの背面に取り付けることにしました。ビフォー、アフターをお見せしましょう。


この木製ラックの天板の裏側、壁面に面した部分に、製品にもともと備わっている両面テープのカバーをはがし、接着していきます。貼るだけなので、とっても簡単。


点灯させると、こんな感じに壁面が光ります。ゴージャスですね。


Hueなので、色味も自由に変えられます。「アレクサ、照明をピンクにして」って具合に。しかしピンクにすると、部屋が一気にイヤらしくなりますねえ。


貼ったあとの、オーディオラックの裏面はこんな感じ。使うのを止める時は、ソケットを抜いてテープを剥がしていくだけです。けっこうイージーな仕様。日本のメーカーの製品じゃあ、考えられないよね。

ちょっとお値段は張りましたが、手軽に部屋をゴージャスに演出できるので結構気に入ってます。スマート照明領域では、やはりフィリップスが先頭を走ってますね。これからも、楽しい照明をどんどん発売して欲しいものです。

2017年12月18日月曜日

ディズニーがFOXを買収した日、「スター・ウォーズ」を見に行く

先週の金曜日(日本時間2017年12月15日)、ディズニーが21世紀フォックスの映画関連部門(以下FOX)の買収を発表しました。折しもこの日は、日本における「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」の公開日。なんと感慨深い巡り合わせでしょう。

かつて、「スター・ウォーズ」は1作目から6作目までFOXの配給でしたが、ルーカス・フィルムをディズニーが買収したことで、7作目の前作「フォースの覚醒」から、配給はディズニーに移っていました。


で、今回のディールによって、FOXの「アバター」とか「X-MEN」とか「デッドプール」とかもディズニーに移ることになるわけですね。なんか違和感しか感じません。

ディズニーのCEO、ロバート・アイガーはテレビのインタビューで、「huluの株式を60%保有できることが最大のメリットだ」と語っていました。実はフォックスのブランドは二の次で、SVOD大手のhuluを手に入れることがこのディールのキモなんですよね。

実は、このディールが発表される前段階で、ディズニーはすでに自社のコンテンツをNetflixから撤収することを表明しています。FOXを手に入れたら、FOX作品も全部撤収することでしょう。

ちなみに、現時点でのhulu(US)の株主構成は、ディズニー30%、FOX30%、ユニバーサル30%、ワーナー10%です。これが、今回のディールでディズニーの持ち分が60%になる。過半数を握るので、編成も自由自在になるってことですね。今後、ユニバーサルとワーナーがどう出るかってのも見物です。

この後起きる「Netflix vs ディズニーVOD(+hulu)」。それって、つまるところ「シリコンバレー vs ハリウッド」のようにも思えますが、ディズニーはスポーツ専門のESPNなんかも傘下にあって、ここもオンデマンドが好調なんです。なので、今回のディールは「ディズニーがオンラインのプラットフォーム企業になる」っていう認識の方が正解じゃないかなと個人的には思っています。

さて、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」ですが、前作に比べてはるかに面白かったですね。正直、前半の1時間はかなりタルくて、ガム噛んだりしながら見てましたけど、後半の密度がなかなか濃密。驚くべきは、シリーズを通じてもっともスピリチュアルな「スター・ウォーズ」に仕上がっていたことで、これは結構意外でした。

しかし、根本的なネタ切れ感は否めず、ストーリーがループ状態になっているのは明白。次作ではレイが恋愛するか、妊娠するか、出産するか、のうちどれかが描かれないと、シリーズが続きません。

ジェダイ&レジスタンスの被害も甚大で、犠牲者が多すぎる。こちらも、少子化をなんとかしないといけません。「スター・ウォーズ、生めよ増やせよ運動」やんないと、もう続けるのは無理です。

しかも、次の9作目の監督は、またしてもJ・J・エイブラムスなんだよね。今のところ、悪い予感しかありません。まあでも、次も公開初日に見に行っちゃうんですけどね。


そうそう、今回の「最後のジェダイ」で、もっとも多くの見せ場をさらうのはBB-8です。もう断トツに美味しいとこ取り。この新しいスター・ウォーズ・シリーズにおける最高のイノベーションは、BB-8で間違いありません。


2017年12月11日月曜日

月額190円!iPad用にb-mobileのSIMを買ってみた

iPadはセルラーモデルを2台使っています。自宅用と会社用。自宅も会社もWiFi環境なので、パケットを使うことはほとんどないのですが、時たま、2〜3カ月に1回ぐらい外出先で使うことがある程度。なので、できる限り毎月の運用費は低く抑えたい。

2台のうち1台は、Freetelの「使った分だけ安心プラン」です。月額299円(+ユニバーサルサービス料+消費税で、324円)。

もう1台はSo-netの「0 SIM」を使っていたのですが、「3カ月間パケットの利用がなかった」とかで、自動解約になっていました。まあ、0 SIMは500MBまで月額無料という凄いサービスでしたが、通信速度も限りなくゼロに近い品質だったので、自動解約、上等です。


で、日本通信(b-mobile)が今月(2017年12月)から発売を始めた、「190 Pad SIM」 を購入することにしました。100MBまで月額190円というなかなかチャレンジングな料金。

Webで注文すると、2日ほどでSIMが自宅に届きました。月額は190円ですが、購入時に手続き代金3000円かかります。


早速iPadに挿入してみましょう。SIMフリーのiPadの他、ソフトバンクにロックされたiPadでも使えます。ソフトバンクのネットワークをつかうMVNOです。


APNの設定ファイルをダウンロードする必要がありますが、設定はそれだけ。このSIMはデータ通信専用なので、通話はできません。


料金の目安はこんな感じ。100MBを超えると、1GBまでが540円、以後、1GBごとに350円ずつ加算されていくモデルです。


スピードも問題なしです。東京都千代田区で14時頃に計測。下りが15MB、上りが30MB。

セルラーモデルのiPadをWiFi環境で使う場合は、エアプレーンモードにしてWiFiオンで使うのをオススメします。バッテリーの持ちが全然違うので。

さてと、次は実家のiPadをこれにして、光回線を解約する作戦です。月に2〜3回しかネットに繋がない母親の通信コスト削減ですね。

▼ b-mobile

2017年11月16日木曜日

iPhone X 到着。かなり快適ですよ! いい点と今イチな点

昨日(2017年11月15日)、iPhone Xが届きました。予約スタートの10月27日に予約したのですが、お届け予定日が11月25日から12月2日って通知されていたので、予定よりも10日以上早い到着。アップルの納品予定は、サバ読んでることが多くて、いつも少し早めに届くことが多いですね。


ブツは、スペースグレイの256GBです。黒い方。カバーは付けません。いつだって裸。本体のヌルヌル感を慈しむ派です。

早速設定していきますが、なんだか、設定がとっても楽になりました。これはiOS11の機能らしいんですが、これまで使っていたiPhoneの画面を撮影すると、データの移行が簡単になるという神機能。

では、それまで使っていたiPhone7 Plusと大きさを比べてみましょう。スマニューのアプリを開いてみます。左がXで右が7 Plus。


Xは、iPhone7とほぼ同等の大きさながら、画面の面積は7Plusに匹敵。横が詰まって縦が延びてる。映画のスクリーンで言うなら、ビスタサイズがシネマスコープサイズになった感じ。7Plusに比べると、液晶の色味が黄色っぽいね。

丸一日使ってみて、大いに気に入りました。以下、箇条書きで「いい点」と「今イチな点」をまとめます。


いい点
・小さい!これが一番気に入ったポイントです。片手で操作ができる、あの感じが蘇った。
・Face IDが快適。指紋時代に比べて、認証が100倍速い。
・前の機種からの引き継ぎが楽。iOS11のおかげ。
・液晶がキレイ。まあ、今までとあんまり違いが分からないけど。
・軽い。7Plusに比べて15グラムほど軽くなった。
・Qiで充電できる。非接触型の充電器ね。上の写真はmophieのやつ。7500円ほど。
・キーボードの下部レイアウトが変わった。地球マークが独立してる。


今イチな点
・ホームボタンがない。だけどすぐ慣れる。
・上部の切り欠きが気になる。でも、これも慣れる。
・縦長すぎる。まだ対応してないアプリが多いよね。
・スペースグレイだと、どっちが上でどっちが下か分かりにくい。
・スペースグレイだと、どっちが表でどっちが裏か分かりにくい。
・値段が高い。256GBモデルは14万円オーバー!

謎仕様
・起動画面のボトムには、LEDライトとカメラがついてるんですよね。こうなった理由が知りたい。



いやあ、iPhone X素晴らしい。かなり気に入ってます。 画面の幅が小さくなって、いろいろ不便があるかと思いきや、今のところ全然気にならないし。ホームボタンにしても、一日使っただけで「なくて当然」って思えちゃう。あった時代のことを思い出すのが難しいほど。

デビューから10年経って、iPhoneも凄いレベルまで進化したんだなあと思える一台です。次は、iPadに期待ですね。

2017年11月14日火曜日

日曜日も営業。羽田空港の診療所が穴場な件

先週の日曜日、奥さんの海外出張の見送りで、羽田空港に行った時のこと。その日は前日からノドが痛く、風邪の引き始めな感覚があったので、翌月曜日には自宅近所の内科医に診てもらおうと思っていました。

しかし月曜日の朝って、病院は激混みですよね。できれば行きたくない。

そこで思い出したワケです。確か、羽田空港にも診療所があったよなって。第1ターミナルにあったよなって。

念のためググってみると、第1ターミナルだけじゃなくて、第2ターミナルにも国際線ターミナルにも診療所があることが分かりました。おまけに、日曜日も営業しています。

早速突撃してみましょう。国際線ターミナルで奥さんを見送ったあと、1Fに下ります。


エスカレーターの脇に「Clinic」の文字が見えます。ここは、東邦大学の経営するクリニックのようです。

中に入ると、待合が7〜8席ほどでだいぶコンパクトな感じ。受付に行くと「これから出発のお客さまですか?」と尋ねられます。「いえ、飛行機にはのりません」と答えます。受付には「アフリカ方面で発生している感染症」やら「東南アジアで発生している感染症」に関するビラが貼ってあります。

続いて、保険証を提出しながら「ノドが痛いので、診察して欲しい」旨告げると、「はい、じゃあ熱を測って、こちらに記入してお待ちください」。問診票と体温計を渡されました。

測った結果、熱はありません。ノドが痛いだけです。私の前には一人だけ患者がいて、5分も待たずに私の番がやってきました。

若い医師がサクっと診療し、「ああ、ちょっとノドが赤いですね」ってことで、薬を処方してくれました。

受付に戻って、薬をもらい精算します。調剤薬局に出向かなくていいので楽チンですね。所要時間は10分程度です。

私の後にも一人患者が来て「これから出発のお客さまですか?」「いえ、近所に住んでいる者です」のやりとり。ふむふむ。

この診療所、大田区とか品川区にお住まいの方には、ある種の穴場ですよね。だって年中無休ですよ。しかも空いてる。

もちろん、風邪とか軽いケガみたいな、それほどシリアスな症状じゃなければって前提ですけどね。


ちなみに、国内線の第2ターミナルにも、国際線ターミナルと同じ東邦大学の診療所があります。ウィングの真ん中あたりに。

国内線第1ターミナルには「東京国際空港診療所」というのがあります。これはまた別の経営ですね。歯医者もある。


空港って、何でもあるんだね。暮らせるじゃん。そういえば、空港に住んでる人の映画があったよなあ。

▼ 東邦大学 羽田空港クリニック

▼ 東京国際空港診療所

2017年11月6日月曜日

セルフィーに特化した超小型ドローン、AirSelfieを飛ばしてみた

3連休は山梨に行ってました。山奥なので、許可なしでドローンも飛ばせますよってことで、久々にMavic Pro持って行こうと思ったんですが、今回は車ではなく電車での旅なので(甲府駅からレンタカー利用)、Mavicはあきらめて、代わりにこれを持参しました。

「AirSelfie」というドローンです。半年ぐらい前に、USの通販サイトで買って放っぽらかしてたのを思い出し、デビューさせることに。


このドローン、とにかく小さい。隣のiPhoneは、5sですよ。7じゃない。


同梱物はこんな感じ。右側の黒いのは「Power Bank」という充電ユニットですね。単体でも充電できますが、外で使う時はこのPower Bankに入れとけば安心です。ケーブルはmicro USB。

操作はアプリで行います。iOS版、アンドロイド版があります。アプリは日本語にも対応しています。


この画面は「Selfieモード」。セルフィー撮るには確かに便利。縦位置です。


でも、普通のドローン操作に慣れている人なら、「標準コントロールモード」の方が使いやすいかも。こっちは横位置ですね。

ドローンに搭載されているカメラの画像は、まずまずってレベルですね。画像の粗さは一目瞭然。SNSにポストするレベルなら問題ないかな。もちろん、動画も撮れます。


このドローン、重さがたったの60グラムしかない、いわゆる「トイ・ドローン」なので、許可がなくてもでどこでも飛ばせます。首相官邸付近など、すべての機材の飛行が禁止されている場所以外では。

ただし、満充電でも2分ぐらいしかフライトできないので、いろいろやりたい(撮りたい)場合は、根気が必要です。2分飛ばして30分充電、2分飛ばしてまた30分充電って感じ。


操作はそんなに難しくないのですが、やはりDJIなんかのドローンに比べると、ホバリング状態をキープする力が圧倒的に弱い。ジャイロの性能なんでしょうかね。風のない室内でも、アプリで何も操作してない状態では、フラフラ不安定に移動してしまいます。

当然、放っておくと、壁やら柱やらいろんなものにぶつかるリスクが高いのですが、ゴム製のバンパーがついていますので、そこら辺はまあ一応安心。


お値段は、AirSelfie + Cover のセットが320.85ドル。Airselfie + Power Bank のセットが339.25ドルです。そんなに安くないね。でも、そんなに高いわけでもない。トイ・ドローンにしては、なかなか出来がいいと思いますよ。

▼ Air Selfie

2017年10月29日日曜日

「ブレードランナー 2049」の「例のシーン」について、ネタバレ気味にサクっと

日本でも先週末に公開されました、「ブレードランナー 2049」が。私にとっては、まさに至福の2時間43分という感じで、文句なしに今年のベストワン映画です。

ドゥニ・ビルヌーブ監督の変態っぷりは「メッセージ」でも相当凄かったんですが、今作はその凄さが10倍増しになってる感があります。とにかく、クラクラするシーンが連発で出てくる。


ここから先は、「ネタバレ」ってほどでもないんですが、知らずに見た方が驚きもひとしおなので、映画見た人だけ読んでください。

とにかく一番凄かったのは、K(ライアン・ゴズリング)と、ジョイ(アナ・デ・アルマス)が情を交わすシーンです。AIの未来と、VRの未来が、非常に分かりやすい形でここに描かれています。これについて、GIZMODEがビルヌーブ監督にインタビューしていましたので、まるっと引用しますよ。


──映像的に度肝を抜かれるシーンがたくさんありましたが、AIと娼婦の体が重なり合って一心同体になるラブシーンは非常に美しかったです。あのシーンはどのようにして撮影されたものなのでしょうか?
ヴィルヌーヴ:あのラブシーンはクラシックな映画のようなアナログで写実的な雰囲気をもたせたかったんです。その一方で、催眠術のようでちょっと恐ろしく、エロティックでSFらしいものを目指しました。そのためにも役者に自然に演じて欲しかったので、撮影時は一切道具や機器を彼らの間に用意しませんでした。
撮影としては、2人の女優を使ってまったく同じ動きをするシーンを2回撮りながら、それぞれに微妙な差を持たせシンクロしている時とそうでない時の表現をしています。とにかく時間のかかる撮影でしたが、みんなが協力してくれました。
そしてそこからはCGの出番です。まさに悪夢のような作業で、2人の女優を完全に3Dスキャンし、1人の女優の映像の上にもう一方の女優の3D映像を重ね合わせています。
腕のいいCGアーティストたちが、可能な限り自然になるよう融合させてくれました。このポストプロダクションにはおそらく丸1年かかっているので、本当に本当に大変な作業だったと思います。

現場で撮影を見ていたVFXアドバイザーが汗を垂らしながら気を失いかけてたのをよく覚えていますよ(笑)。(引用終わり)



なんと、CG作業だけで丸1年かかっているという……。どんだけこだわりの監督なんだよ、ビルヌーブ! 次の「デューン」はもっと期待しちゃうからな! そうなんです、次は「デューン」なんですよ、昔デビッド・リンチが監督して激しくコカしたあの「デューン」のリメイクをビルヌーブがやるんです。

他にも言いたいことは山ほどあるんですが、とにかく、「ブレードランナー 2049」は150億円かけて作った壮大なカルト映画です。こんなモノが、今どきのハリウッドで製作されたってことが奇跡ですね。

ほんと、今年はこの映画で締めって感じでよかったのに、正月にまた「スター・ウォーズ」があるんだよね。いらねえのに。

それにしても2017年は、「ツイン・ピークス」の25年ぶりの新シーズンは放映されるわ、「ブレードランナー」の35年ぶりの続編が公開されるわで、忘れられない年になりました。

さてと、年内に「ブレラン」あと何回見よっかな。

▼ 映画『ブレードランナー2049』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督にインタビュー:「観客は可能な限り内容を知らずに観て欲しい」 GIZMODE

2017年10月19日木曜日

Google Homeが届いたよ。おかげで、LINEのクローバは退場決定


日本でもにわかにマーケットが立ち上がってきたスマートスピーカー/音声アシスタント領域ですが、今週、我が家には3機種目となる「Google Home」が届きました。日本語で動くヤツです。


開梱してみて驚いたことには、これが意外に小さいんですよ。iPhone 7 Plusより背が低い。

Amazon Echoや、LINE Waveと並べてみると、その小ささがお分かりになるかと。一番右の背が低いのはAmazon Echo dotですね。


早速使ってみましょう。本体に電源を入れ、アプリをDLし、WiFiに接続します。セットアップは5分たらずで終わります。Googleのアカウントでログインし、自宅の住所や職場の住所を登録し(これは任意。でも入れておくと便利)、あとは、音楽サービスのアカウントをヒモづけましょうか(任意)。私の場合はSpotify。

ここまでやったら、端末に話しかけてみましょう。Google Homeを動かす「呪文」は「OK、グーグル」あるいは「ねえ、グーグル」のどちらかです。

「ねえ、グーグル、今日の天気は?」

「今日は、予想最高気温13度、最低気温11度で、雨でしょう。新宿は現在14度、雨が降っています」

女性の声で答が来ます。音声はなめらかですよ。でもなんか、気温の表現に矛盾があるような……。


「OK、グーグル、今日はどんな日?」

「(天気予報に続いて)職場までの所要時間は21分、今日のニュースはNHKラジオの8時のニュースをお聞きください」

ほー。Google Home アクション早い! レスが早いですよ。LINEのクローバより数段早い。音楽行ってみよう。

「OK、グーグル、Spotifyでビートルズかけて」

♪~「サージェント・ペパーズ」来ました。Amazon Echoだと「ヒア・カムズ・ザ・サン」なんだよね。

しかし、音質はダメダメですわ。こりゃ、ふだんの音楽リスニングに使えるレベルじゃない。BGMならまあ許せるけど。

「OK、グーグル、ニューヨーク・ヤンキースは今日勝った?」 

「はい、ニューヨーク・ヤンキースは今日、ヒューストン・アストロズに6対4で勝利しました」 

ほんとレス早いわ。速攻で返って来ますよ。凄い凄い。アレクサより早いかも。 

現時点では、Google Homeのスキル(レシピ)はそれほど多くありません。外部デバイスだと、スマート照明のHueとか、Chrome Castを操作できる程度。あと、言語は日本語以外の選択肢はありません。英語が選べると面白いのにねえ。英語の勉強にもなるし。


これ、AIはGoogleアシスタントがベースなんですね。Googleアシスタントというのは、iPhoneにおけるSiriね。最近アンドロイド使ってないから知らなかったけど、日本でも今年(2017年)の7月から音声アシスタントが使えるようになっていたのか。 

Google Homeを、すでに先行しているLINE WAVE(呪文は「クローバ」)と比較してみるに、レスはGoogleの方が遙かに早い。サウンドのクオリティはほぼ同等かな。まあしかし、この点で言うならAmazon Echoも含め、個人的にはどれも全然ダメです。音楽好きなら耐えられるレベルじゃないでしょ。

そして、ひとつ確実に言えるのは、LINEクローバは我が家から退場ってこと。もうイラネ。何でかというと、誤作動があまりにも多すぎるんですよ、クローバは。


例えば、テレビの音声に勝手に反応して、突然クローバが……。

「すみません。何と言ったのか分かりません」

「お前には何も聞いてねーよ!」

例えば、リビングでの我々の会話に勝手に反応して、突然……。

「もう一度、お話してもらえないでしょうか?」

「おいおい、何も話しかけてないって!」

ホント、だめなヤツなんです。AI以前に、マイクの性能が悪いんだね、恐らく。

Google Homeに関しては、今後もGoogleマップやGoogleカレンダーやGメールとの連動など、夢が広がるのは間違いないです。お値段は1万5120円(税込)。Google Home miniなら6480円(税込)。音楽用のスピーカーとして使わないのであれば、miniで全然問題ないと思います。miniは10月23日発売。

さあ、あとは大本命のAmazon Echo待ちですね。まだ日本での発売時期は未定ですが、年末のボーナス商戦に間に合わせて日本語バージョンを投入してくるのは確実かと。どんな価格で、どんな機能で、そしてどんな性能に仕上げてくるか。とても楽しみですね。 


Googleは、最大のライバルが登場する前に一気に市場を取りに来ています。有楽町のビックカメラに行ったら、駅構内にガンガン広告を打っていますし、店頭に特売コーナーができていましたからね。 

いよいよ日本でもこのジャンルが本格化していきそうで、ガジェッターとしては楽しみでしかありません。 

▼ Google Home 

▼ LINE WAVEが届いたんだが、クローバはまだ何もできないんだな
▼ 未来キタ!Amazon Echoを買ってみた

2017年10月16日月曜日

ホノルルに行ったら、これだけは食べたいB級グルメ。グルテンフリー編

今年(2017年)の1月から、食事はグルテンフリーを続けています。とはいえ、特にアレルギー体質ではないので、それほど厳密ではありません。不可抗力的に出る小麦粉料理はいただきます。だけど、積極的には食べない。自分では注文しない。そんな感じです。

ホノルルでも、このポリシーは変わりません。ホテルの朝食はフルーツとヨーグルト、卵を中心に、時々白米と納豆とか。そんな感じで余裕でクリアできます。

問題は外食ですね。ホノルルも、和食屋さんがたくさん開店しています。ラーメン、うどん、天ぷら、豚カツ、全部NGです。小麦粉だからね。ハンバーガー、ホットドッグ、パンケーキもNGです。小麦粉だからね。

じゃあ、何食べてたの?ってことで、今回食べて大満足だったB級グルテンフリーグルメを4品紹介します。

まずは「いやす夢」のおむすび。ハワイの鉄板B級グルメです。


店主にも取材しましたが、一番人気は「アボカドベーコンエッグ・スパムMUSUBI」だそうです。2.99ドル。これは安いわ。意外にボリューミーだし。いやす夢アラモアナ店でいただきました。

お店に隣接したイートインテーブルで観察していたところ、地元のOLちゃんが、これ1個とお水でランチ済ましてるケースを多数目撃。リーズナブルだよねえ。日本円なら一食350円ぐらい?

いやす夢は、今回の滞在中に2回訪れました。

続いては、「朝日グリル」のオックステールスープ。これも定番系。


朝日グリルには、ロコモコとかチャーハンとかいろんなメニューがありますが、お客さんの半分以上がこれを頼んでいます。半透明のスープに、ホロホロになるまで煮込まれた牛テール肉、香菜とネギが浮いています。別皿でライスが2スクープついてきます。13.95ドル。

たっぷりのショウガと醤油を小皿に取って、まずはテール肉をほぐし、そこに浸して食べます。スープ飲みつつね。ライスは、お肉と一緒に食べるもよし、あとでスープに投入しておじやみたいに食べるもよし。そこら辺はフリースタイルで。

3つ目は、ベトナムのフォーです。チャイナタウンの「The Pig and The Lady」。これはオシャレな店ですよ。ニューヨークのブルックリンみたいな。


名物は「バインミー・フォー・フレンチディップ」というヤツで、フォーのスープにもちもちフランスパンを浸して食べる料理。しかし、グルテンフリーな私はパンを食べませんので、牛肉のフォー(Pho Bac)を頼みました。15ドル。チキンのフォーは、Pho Gaで14ドルです。


フォーのお店って、もやしや香草やライムが別皿で出てくるパターンが多いのですが、ここは最初から具が全部どんぶりに入っています。ラーメンみたいに。

スープもオーガニックで絶品。パクチーが苦手な人もこれならOKなんじゃないかな。けっこうボリューミーでお腹いっぱいになります。ここはオシャレな店なので、今度は夜に来てみよう。

4軒目。マウイ・マイクスのローストチキン。


ここは、ホノルルからちょっと離れています。地図を載せましたが、カイルア店とワヒアワ店があります。私たちは、レンタカーでノースショアに遊び行った帰りに、ワヒアワの方に行きました。

1人ならQuarter Chicken(写真のもの・6.89ドル)、2人ならHalf Chicken(9.19ドル)で十分でしょう。サイドは、フライドポテトかライスを選べます。


ソースは7種類から選べます。私たちはBBQ Smokeyを選びました。

チキンはかなり美味しいですよ。いかにも地鶏って感じで。美味しいんですが、フレンチフライがちょっと冷めていて固かったのが残念。

マウイ・マイクスは、インターネットからもオーダーできます。

以上、ホノルル周辺のB級グルメを4品紹介しましたが、値段が微妙ですよね。スパムMUSUBIの2.99ドルは別格の安さ。マウイ・マイクスのチキンも7ドル前後でかなり良心的。一方、ベトナム料理は、フォーで15ドル周辺、朝日グリルのオックステールは14ドル。

そう、ハワイで昼メシ食うと、1500円から2000円ぐらいは普通に飛んでいきます。日本における、牛丼380円とか、立ち食いそば300円とかって、いかに驚異的か分かりますよね。

なお、ここで紹介した料理は、グルテンフリーであることを確認したわけではありません。スープに醤油が使われていたりなど、小麦粉を含む場合がありますので、あくまでご参考に。

▼いやす夢

▼Asahi Grill Ward by食べログ

▼the Pig and The Lady

▼Maui Mike's

2017年10月12日木曜日

世界一ショボいアップルストアが、ハワイにあった

旅先にアップルストアがあったなら、必ず巡礼するのがアップル信者の務め。ハワイはと言えば、ホノルルに3店舗のアップルストアがあります。

そのうち、アラモアナ店、ワイキキ店には行ったことがあったのですが(ケツにリンク置きます)、今回はカハラ店を初巡礼です。

カハラモールの1階の一画にアップルストアはありました。訪れて驚いたことには、このアップルストア、とってもシンプル。つか、恐ろしくショボい。


間口は、幅7メートルぐらい。奥行きが15メートルぐらい。以上です。銀座店のワンフロアぐらいの面積が、このアップルストア・カハラ店のすべてなんです。

これまでに、ニューヨークとかサンフランシスコとか、上海とか香港とか、色んな街のアップルストアに行きましたが、これほど存在感の希薄なアップルストアは初めてです。何というか、ただの電機屋とかわらないじゃんって感じ。となりのバナナリパブリックの半分ほどの面積しかないし。お客さんも少ないし。

日曜日に再訪したら、けっこう賑わっていました。だって、新しいiPhoneが発売されたばかりだしね。iPhone 8がね。


ちなみに、世界中のアップルストアには無料のWiFi(パスワードなし)が飛んでいますので、現地でネット環境のない方は、アップルストアに行けばタダで好きなだけネットができます。


このアップルストアの隣の建物には、(アマゾンが買収した)ホールフーズマーケットがデーンと構えていて、ハロウィーンに向けてカボチャ山積みで売ってました。アップル対アマゾン、カハラではアマゾンの勝ちだな。

▼ホノルルのアップルストアを巡礼。南国仕様でいい感じ

2017年10月11日水曜日

ホノルルのお洒落エリア、カカアコのグラフィティめぐりはbikiが最高に便利

2年ぶりのホノルルなんですが、いろんな情報サイトに「カカアコ」がホットだって記事を見かけます。アラモアナセンターの西側のエリアですね。

かつて、自動車修理工場とか倉庫とかが集中していたエリアで、2012年頃から若者が集まる街を目指して再開発されているそうです。

そのカカアコで、毎週土曜日の午前中にファーマーズ・マーケットが開催されるという情報をゲット。ちょっと覗きに行ってみることにしました。


マーケットでは、野菜やらコーヒーやらフルーツやら色んな食材が売っていますが、今回は自炊生活ではないので、何も買うものがありません。グルテンフリーのパンを売ってるお店が賑わっていましたが、ちょっと試食しただけでこちらもパス。買ったところで、ハワイ滞在中に食べきれないし。

あっという間にマーケット散策が終了。「カカアコ、何か他にないの?」

あるんです。カカアコは、建物の壁面に描かれたウォールペインティングが大変有名なんです。グラフィティだね。

もう、そこら中グラフィティだらけでうんざりするほどなんですが、その中から鑑賞に堪えるものを2〜3紹介しましょう。


これはけっこう有名なヤツ「ABC STORES WALL」。Google mapで「カカアコ+女性の顔」でググると出てきます。


これも有名「RISK AND SONNY BOY WALL」。よく見ると「Aloha」って書いてあります。通称「レインボーストライプ」。


これは、「カラフルモンスター」と呼ばれているヤツ。「KEVIN LYONS WALL」。家族連れが、これをバックに写真撮ってました。


最後。「MR. JAGO WALL」。日本人の女子2人がこの壁をバックに、代わりばんこに何枚も何枚も写真を撮ってました。SNSのカバー写真用かな。

POW!WOW!のサイトにマップがあります。


地図を見ると分かりますが、ここに紹介したグラフィティは割と点在しています。徒歩で回るのはかなりシンドい。だって、ハワイは暑いんです。

そこで活躍するのがこれ。シェアバイクの「biki」です。自転車です。


ロンドンのシェアバイクとおんなじヤツです。使い方とかドックの形状とか。

ワンショットで借りる場合、シングルライド・チケットが3.5ドルで30分有効。30分を過ぎてしまったら、延長料金が30分ごとに3.5ドルかかります。それ以外に、20ドルで300分とか、1カ月で15ドルとか、いくつかの料金プランがあります。旅行者なら、さし当たりシングルライドをオススメします。


このモニターを見ながらチケット購入しますが、ちょっとコツが要ります。画面を指でタップしても、なかなか判別されにくいのです。なので、爪を立てて当該メニューを爪先でプッシュする感じで操作してください。

支払いはクレジットカードでOK。1枚のカードで、2人分のチケットを同時に購入することも可能です。


専用アプリもあります。もちろん、どのステーションに何台自転車が残っているかリアルタイムで分かります。私たちは、このグラフィティめぐり以外でも、何度かbikiを使いました。西は出雲大社あたりから、東はダイアモンドヘッドのふもとまでステーションが散らばっているので、ワイキキあたりを散策するのに意外と便利。

2017年の6月に始まったばかりで、ステーションもそれほど混んでない。空っぽのステーションは1カ所もなかったし。

ちょっと料金が高い気もしますが、とっても便利なので、ホノルルに行かれる方は是非使ってみてください。ただし、bikiは自動車同様右側通行です。交通ルールを守って、事故には十分に気をつけて走りましょう。