2012年6月30日土曜日

韓国語→日本語翻訳アプリを使ってみた

韓国は、町中ハングルだらけで、看板見ても何屋かわかりませんよね。ある意味、欧米諸国を訪れた時よりも、その土地におけるリテラシーが低いと感じる自分がいます。

ハングル分からん……。

以前、テレビでみた翻訳アプリが神アプリの印象で、今回の韓国行きにあたって手に入れようと思ったのですが、このアプリはKDDI製なのでauスマホでしか使えない。何ということ! 

ひょっとして、iOS対応版で何かないかとググってみたら、iPhone/iPad用ハングル解読アプリがあるじゃない!

「Worldictionary」というやつです。キャンペーン中で350円。即ポチ。

韓国語どころか、英仏独西、フィンランド語、ロシア語、中国語など20カ国語に対応しています。

そんなに対応言語が多くて大丈夫なのか?と心配になりますが、要はGoogle翻訳にカメラスキャンがくっついているだけのアプリです。

早速試してみましょう。

ホテルの部屋にあった、粉末の飲み物のカバーをスキャンしてみます。


おお、「植物性」と表示されました。なかなかやるじゃない。

続いて、町で昼食のソルロンタンを食べた際に、レシートをスキャン。


むむむ・・・。ググゲク・・・。

ダメですね。先の粉末飲料の場合、行あたりの文字数が少なかったのがうまく読めたポイント。その後色んなハングルをスキャンしてみましたが、まともに使える代物ではありませんでした。

韓国語って、日本語も同様ですが、単語の区切りのところにスペースがありませんから、どこで区切っていいのか分からない。

例えば「東京都」という文字を同様にスキャンしようとすると、「東」「京」「都」それぞれに独立した意味がある。また、「東京」でも辞書にある単語だし、「京都」も同様。だから、このソフトは、「東京都」をどこで区切ればいいのか分からない。

その点、1バイトの文字の場合は、単語と単語の間にスペースが入りますから、認識の精度が高くなるというわけです。なのでこのアプリも、英語、スペイン語、フランス語などのシングルバイト言語を翻訳する方が使えそう。

次回韓国に行く際には、やはりさっきのKDDIのアプリを使ってみたい。しかし、そのためだけにauのスマホ購入はあり得ないしなあ。レンタル探してみるか。どうするかな。

2012年6月27日水曜日

韓国でSIMフリー Bridge AsiaRoamのSIMを使ってみた


韓国に持参したSIMフリー端末で使えるSIMがあります。


それがこれ。Bridge AsiaRoamのDataSIM。韓国だけでなく、オーストラリア、香港、インド、インドネシア、マカオ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイの11カ国で使うことができます。日本では使えません。

ここから購入することができます。パスポートのコピーを送信する必要がありますが、携帯で撮影して送ればOK。4〜5日すればシンガポールから郵便で届きます。基本メニューは、1日間データ通信無制限で15米ドルというやつ。データ通信専用で、通話はできません。

15ドルということは、1200円ぐらいですから、ソフトバンクの海外ローミング(1980円〜2980円)よりだいぶ安い。2日目からは、12ドルで1日分延長できます。

Amazonでも売ってますね。こちらは、4日間で4480円というパッケージ。

このSIM、意外に使い手ありますよ。例えば、トランジットで1泊だけバンコクやシンガポールに滞在する場合とか。到着が夜だとSIM買えませんよね。iPhoneでちょっとメールチェックとFacebookのチェックだけしたいときなんか、このSIMがあると便利です。あるいは、日本から現地の空港に到着して、早速町に出る電車の中でネットに繋ぎたいんだけど、空港にSIMが売ってないような場合とか。

いずれにしても、アジア11カ国への旅行の際は、バックアップ用に1枚持っていると便利です。有効期限は1日ですが、アクティベートさえしなければ、使う時が来るまで寝かしておけます。

使い方ですが、アクティベーションの際に、*113#にダイヤルします。


すると、SMSがやって来て、めでたく開通。


APNの設定などは不要ですが、「設定」→「一般」→「ネットワーク」と進み「データローミング」をオンに。そう、これはローミングSIMなんですね。

通信速度は200Kぐらいな感じで全然早くないですが、韓国ではKTのネットワークに繋がって、そこそこ快適に通信することができました。前回のエントリで書いたとおり、韓国ではeggのWiFiが断然オススメですが、このSIMの存在は覚えておいた方がいいですよ。

2012年6月26日火曜日

韓国でWiFiルーター > 韓国でSIMフリー

韓国にやって来ました。2年ぶりのソウルです。


私はSIMフリーiPhoneを片手に色々な国を旅していますが、アメリカ、フランス、韓国(そして日本も)では、データ通信のできるプリペイドSIMがなかなか手に入らず、せっかくSIMフリー端末を持って行っても、ネットに繋ぐためには国際ローミングを使わざるをえないという腹立たしい状況に見舞われます。

で、今回韓国にやってきたわけですが、最近、韓国でもプリペイドSIMが発売されてるらしいという噂はあります。ただし、通話とMMSしかできないとか、いやパケットも行けるらしいとか、まだまだ情報不足で一般的ではない模様。

そこで今回は、現地でWiFiルーターをレンタルすることにしました。

金浦空港に到着。到着ロビーのGATE1のすぐ左に携帯ショップのカウンターがあります。ここで、Ollehというブランドのeggというルーターを借りることにします。KT(Korean Telecom)の系列ですね。


料金は1日8000ウォン。今のレートなら500円ちょいです。激安です。借りる時にデポジットで15万ウォンチャージされますが、返却時に全額戻ります。カードで決済すれば何も面倒はありません。(その代わり、帰国の際にちゃんとルーターを返却すること!)

早速iPhoneでネットに繋いでみましょう。なるほど、けっこう早い。測ってみると、下りで1MBぐらい出ています。

こりゃ快適だわ。ちなみにソウル市内は、地下鉄の中でもネットがバリバリ使えます。

驚いたことには、4〜5時間連続で使っていても、バッテリーが切れない。これは驚異的です。気になったのでフタを空けてみます。


バッテリー厚っ! 通常のWiFiルーターのバッテリーを3つ重ねたぐらいの厚みです。これ、いったい何時間持つんだろ。

ソウルでのモバイルには、これがベストだと思います。確認しませんでしたが、同時に3台接続できるみたいです。ソウルに行かれる方は、是非お試し下さい。

あ、そうそう。今回は一応韓国で使えるSIMも持って行ったので、そのレポートも次回。



2012年6月13日水曜日

バックパッカー的プロサッカー選手

ユーロ2012(イタリアvsスペインは興奮した!)に日本代表のアジア最終予選(オーストラリア戦の審判はクビにしろ!)と、サッカーファンには眠れない日々が続いていますが、個人的にはマイチームであるジェフ千葉が、今日J2で遂に首位に立ったのがもっとも喜ばしいサッカー関連ニュースです。

千葉のように、J1からJ2に落ちて、なかなかJ1に戻れない状況を見ていると、プロサッカーの世界って、生存競争がなかなか大変だよなとつくづく思います。選手がどんどん入れ替わるんですよね。J2マーケットには「安い選手」が漂流している感じ。

J1のトップレベルの選手なら、年俸1億円以上の選手もいるでしょうが、Jリーグの最低年俸は480万円と決まっているそうです。長い目で見るとサラリーマンの方がマシですよね。サッカーで食っていくのって大変そうだなあと、J2の試合を見るにつけ思うわけです。

J2で漂流していたけれど、落ち着き先がない選手たちはどこに行くのでしょう? 韓国のKリーグ? 中国? 年俸はどれぐらいになるんだろう?


そんな疑問も頭をよぎる今日この頃、プロであることにこだわり続ける日本人サッカー選手の赤裸々な姿を綴った面白い本を読みました。「越境フットボーラー」(佐藤俊・角川書店刊)というのがそれです。

例えば、ベガルタ仙台をクビになり、シンガポールやベトナム、モルジブ、インド、ミャンマーなど13カ国のプロサッカーリーグを渡り歩いた男。また、JFLをリストラされ、トリニダード・トバゴのリーグで月給1000ドルでプレーし、リーグ優勝などクラブが4冠を獲得するのに貢献した男。そして、かつてジェフ市原にも所属し、トルシエのU-20代表で活躍した酒井友之の話もあります。彼はインドネシアに渡り、ニューギニアのワナメというクラブで今も現役です。

こうした、サッカー後進国を転々とする「旅芸人」選手のたくましさには大いに感銘を受けました。「サッカー・バックパッカー」とでも言いましょうか。

海外で、苦労しながらもたくましく生きているサッカー選手って、プロを引退しても、充実した第2の人生を送れそうな人たちだと思います。普通のJリーガーの第2の人生よりも、よっぽどつぶしが効きそうです。

さて、今晩はデンマークvsポルトガルだ。オランダvsドイツは録画すっか。