2015年2月28日土曜日

上海でSIMフリー。しかし問題はその先にある

実に久しぶりに上海にやって来ました。10年ぶりぐらいでしょうか。今回は2泊3日の無計画旅です。ちょうど春節の時期で、街の雰囲気がいつもとは違う(爆竹がうるさくて最悪、とかお店がほとんど閉まっている、とか)という情報もありますが、それはそれで楽しみです。ホテルはちゃんと押さえてあるので、まあ路頭に迷うことはないでしょう。


例によってSIMフリーiPhoneを持参しています。ネットの情報に基づき、空港(虹橋空港)で現地のSIMゲット。のはずが、ターミナル内に携帯キャリアのお店が見つかりません。モバイルWiFiのブースのみ。そこのお姉さんに「SIMないの?」って聞いたら、どこかに電話をかけてくれた結果、「ノーSIM!」という返事。しかし、虹橋空港っておそろしく地味な空港なんですね。日本の地方空港よりショボい。しょうがないので、ATMでお金をおろし(VISAカードでキャッシング。これが一番手数料が安い)、地下鉄の駅でICカード(20元デポジット)を買い、地下鉄でホテルに向かいます。


電脳街に行けばSIMが手に入るだろうと、ホテルから宝山路という駅へ移動。しかーし、電脳ビルは春節の休みで真っ暗。雨の中、周辺をぶらぶらした結果、やっとこみつけたこの店に突入。


チャイナ・ユニコム、中国聯通のお店です。お店のお兄さんが英語を喋るので、「プリペイドSIM、プリーズ!」と言うと、「どんぐらい使うの?」と聞かれたので、「上海には3日しかいない。もっぱらデータ通信に使う、通話はなくても構わない」と返します。すると、このカードが出てきました。SIMカッターでナノSIMサイズにカットしてもらいます。


データ400MB、通話400分で50元(約1000円)です。安い。テザリングも可能。4G対応です。キャッシュで50元払いましたが、身分証明書の提示も必要なかった。しかし、チャイナ・ユニコムの店に辿り着くまでがちょっと苦労しました。街の携帯屋さんでは、英語も通じず、中国のIDカードがないと売れないというような感じで断られました。

翌日、別件で浦東空港に行ったんですが、こちらにはチャイナ・ユニコムのカウンターがありますね。次に上海に来るときは、浦東に着く便にしよう。


さて、iPhoneが無事開通。ツイッターでツイートしようとすると……。そうだ。そうだった。そうなんですよ。中国ではツイッターもフェイスブックも使えないんですよ。グレート・ファイヤーウォールに遮断されてる。インスタグラムも2014年11月の香港で起きたオキュパイ・セントラル以降遮断されました。Googleもダメです。

さて、困った。「テレビを買って、苦労してアンテナ繋げたのに、NHKしか映らない」みたいな気分です。

この状況を打破するには、やっぱVPNを使うしかありませんね。次エントリではVPNについてご紹介。

2015年2月17日火曜日

Up move by Jawboneで睡眠を測定。100円ショップ作戦でうまくいったよ!

ちょっと最近眠りの質が悪いという自覚があり(午後とっても眠くなる)、昔買った睡眠トラッカーLARKで睡眠を測っていたのですが、旅行に持っていったらアプリが動かなくなってしまったので、新しいのを買うことにしました。

本来ならAppleWatchまで待ちたいところですが、AppleWatchは毎日充電が必要とのことで、おそらく夜寝てる間は充電にあてることになるでしょう。

何かいいのないかなと探していたら、こんなのが出てきました。


Up move by Jawbone ワイヤレスフィットネストラッカー。6450円

Jawboneに関して言えば、昨年、手首に巻き付けるタイプのUpを買ったんですが、デス・オン・アライバルだった経緯があり、即日返却した記憶があります。

なのでちょっと躊躇したんですが、紹介動画をみて購入を決意。主な目的は、睡眠の記録と評価です。

こちらがその動画。1分01秒。




以前買った輪っか型のJawboneは、届いた時には故障していました。Nikeのフュエルバンドは、半年ほど使ってたら故障してしまいました。

▼JawboneのUPを買ってみたら、デス・オン・アライバルだよ!

アメリカ製のガジェット、とりわけ腕に巻くタイプのものは、故障が多いんです。歩留まりが悪い。

このUp moveは腕にも巻けますが、基本的にはボタン形のデバイスなので、故障の確率も低いだろうと。日本での発売は2014年12月ですが、北米は12年に発売されています。2年経ってれば、品質も上がってんじゃないかなと。さあ、勝負です。Amazonでポチ。


UP MOVEが届きました。Amazonでは、各色数個〜十数個の在庫があります。


CR2032リチウムボタン電池で駆動します。電池は4〜6カ月で交換とのこと。

昔ダウンロードして、一日で使わなくなっていたiPhoneアプリを再起動。Bluetoothでペアリングします。


取説のたぐいは同梱されていません。下記サイトを見ながらセットアップします。

そして驚いたことに、いやガッカリしたことに、リストバンドが同梱されていません。このガジェットは、基本的にはクリップ部分をジーンズのポケットやベルトなどに挟んで使うのですが、動画によると睡眠時は腕に巻いて使っています。

調べてみると、どうやらリストバンドは別売で、3個セットで3000円ほどするらしい。しかしAmazonで探しても、楽天で探しても、どこにも売っていません。品切れなんですね。

Amazonのレビューを見ると、みんなそこに言及しています。「なんでリストバンドが入ってない?」の大合唱。

残念です。このメーカーのプロダクトはですね、なんかかゆいところに手が届いてない感じがします。

一方、動画を見ると、リストバンドを使うには、Upの本体をシリコンのカバーから一度外してリストバンドに装填し直さなくてはなりません。で、このカバーから外す作業が意外に手間なんです。相当コツがいる。何かいい方法ないかな。

そこで私は100円ショップに走りました。リストバンドの代用品を探しに行くんです。


まず見つけたのはこれ。静電気防止用のリストバンド。もちろん108円。これでもどうにか使えそうだな。しかし、バンドが細すぎて本体がぐらぐらと動きます。

次に、ゴムのバンドにベルクロを貼り付けたリストバンドを自作してみました。材料費216円。作業時間3分。


完璧です。これなら、カバーを外さずにバンドにはさむだけで使えるじゃないですか。素晴らしい。問題は、ちゃんと測れるか。

さあ、夜眠るときに測ってみましょう。


はい、ちゃんと測れてますよ。青い、棒グラフが長いところが深い眠り、水色になっているところが浅い眠り。谷になっているところが覚醒状態。

まあ、けっこうざっくりではありますが、睡眠の状態をモニターできるようになりました。目出たし。

他にもこのアプリ、万歩計はもちろん、食事を記録する機能もあって、思ったより高機能です。睡眠でなく、アクティビティ全般をトラックするガジェットなんです。食事の記録用にバーコードスキャナーもついてます。レコーディングダイエットも、このアプリを使えば簡単にできますね。


3〜4日使っていますが、毎日の歩数ノルマを1万歩に設定したところ、アプリが叱咤激励してくれるので、ついつい多めに歩くようになってます。睡眠よりも、歩く方の計測がメインになりつつある。これはこれで、なかなかいい傾向です。

あとは、本体が壊れないことを祈る、ですね。




2015年2月15日日曜日

「恋するソマリア」一気読み。想定外の結末に唖然

バレンタインの週末は、高野秀行の新刊「恋するソマリア」を読みふけっていました。もう、面白すぎて一気読みです。


私が高野秀行を知ったのは、2011年の「イスラム飲酒紀行」という本がきっかけでした。割と最近のことです。自分もイスラム圏で酒が飲めずに苦労した思い出があるので、大いに共感しながら読んだ記憶があります。

この本に登場するイスラム諸国は、マレーシア、トルコなどの世俗的イスラム圏から、カタール、イランなど湾岸諸国、さらにはパキスタン、アフガニスタン、ソマリランドなど紛争地帯も網羅されており、「いったい、この著者は何者なんだ? 本職は戦場ジャーナリストか?」と不思議に思ったことを覚えています。


この本がとても面白かったので、その後間もなく高野の本はほとんどすべてを読みましたが、これがまたどれもこれも面白い。この人は戦場ジャーナリストなんかではなく、ノンフィクション作家でした。

著作を読みまくって分かったことは「イスラム飲酒紀行」は、高野にとって本業の著作というよりは副産物で(SPA!での連載をまとめたもの)、やはり本業のルポルタージュというか冒険記の方が圧倒的に面白い。なかでも、地球上に未だ存在する「秘境」や「辺境」に長期間滞在してものにした一大冒険譚ともいうべき作品群には感嘆するばかりです。

例えば、コンゴ奥地の湖に生息するという幻の生物を発見しにいく大冒険「幻獣ムベンベを追え」とか、ミャンマーの反政府ゲリラが支配する地域で、アヘン生産の農家に半年以上滞在した渾身のルポ「アヘン王国潜入記」など、わくわくドキドキの連続でぶっ飛びの面白さです。

筆者紹介によると「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」のがモットーとのこと。そう、重要なポイントは「面白おかしく」という点。文章はエンターテインメント性に満ちていて、いちど読み始めると止まりません。

そしてこの筆者の凄いところは、滞在する現地の人々と深く交流するために、必ず現地の言葉を学んで行くところ。

「恋するソマリア」でも、苦労しながらソマリ語を学び、だんだん話せるようになっていく様子が記されています。

少し引用してみましょう。南ソマリアの軍用空港で、高野の一行が、60歳前後と思われるソマリ人の老女性兵士と遭遇する場面です。
性差の彼岸に達しつつあるおばあさん兵士はひじょうにさばけていた。同時に妙な色気もあった。私がソマリ語で挨拶すると、ガシッと私の腕をつかんで引き寄せ、「あら、ソマリ語話せるじゃない。あたしと結婚しない?」としなを作った。周りが大爆笑するので、私も、「じゃあ、結婚式はいつやる? 今?」などと返し、やんやの喝采である。
「恋するソマリア」は、講談社ノンフィクション賞を受賞した「謎の独立国家ソマリランド」の後日談でありスピンオフ的な作品です。なので「謎の独立国家ソマリランド」の方を先に読まないとですね。


ソマリアといえば、映画「キャプテン・フィリップス」なんかを思い出しますが、アフリカ東部に位置する、営利目的の海賊で有名な国です。日本の船も襲われる事件がありました。いまも内戦状態にあり、荒れた大地にならず者たちが暮らす「北斗の拳」のような国だと思われています。では、現実のソマリアはどうなっているのか。「恋するソマリア」の「はじめに」から引用します。
だが、そのソマリアが国の体をなしていたのは1991年までだ。独裁政権が倒れてからは無数の武装勢力や自称国家が跋扈し、ソマリアは20年以上無政府状態であった。一度アメリカが介入しようとしたが、完膚無きまでにたたきのめされて撤退した。あとはもうアンタッチャブルの土地と化した。

その中に独自に内戦を終結させ、あろうことか複数政党制による民主主義を達成した「謎の国」があるという。ただし、国際的には一切認められていない。信用すべき情報もいくらもない。名前は「ソマリランド」という。

そんな国がほんとうにあるのか。私が半信半疑で彼の地に旅立ったのは2009年のことだ。ソマリランドは実在した。アフリカやアジアの平均以上の平和と安定を享受していた。
テレビや新聞では(もちろんインターネットでも)とうてい知り得ない、ソマリランド(およびソマリア)のリアルな姿を描く「謎の独立国家ソマリランド」と「恋するソマリア」は、2部作と捉えて、両方を一気に読むことをオススメします。

「謎の独立国家ソマリランド」に登場する人々(ソマリ人)は、みな一癖あって、強く印象に残る人物が多いのですが、続く「恋するソマリア」では、その登場人物たちの人生を変えるようなさまざまな出来事が起こります。

また、「恋するソマリア」は全編が筆者の「ソマリア愛」に貫かれています。この、国を擬人化して恋愛の対象にするという手法が、なんともラブリーな味わい。

そんな中、最後の章と「おわりに」で記された内容には驚きの連続でした。戦場、亡命、府中刑務所……。慄然、唖然、呆然の波状攻撃。とはいえ、シリアスな話も「面白おかしく」書かれているところがこの筆者の真骨頂です。

高野の本は、新刊の「恋するソマリア」を除いて、過去作のほとんどがKindleでも読めるようになりました。一度ハマるとなかなか抜けられませんから、読みたいと思った方は、どうか覚悟を決めてから読み始めてください。






2015年2月11日水曜日

究極の炊飯ガジェット 信楽雲井窯で炊いたご飯がうまいのよ

たまには、電気を使わないガジェットの紹介を。

我が家では、土鍋でお米を炊いています。これまで使っていたMUJIの土鍋にヒビが入ったので、かねて気になっていたこの土鍋を買いました。


信楽雲井窯です。凄い存在感。ずっしり重い。陶芸家の中川一辺陶が、一点一点手作りで作ります。普通の土鍋に比べ、かなり肉厚なので、最初から強火で炊けと取説に書いてあります。

火加減についていろいろ試した結果、一合炊く場合、強火で8分、その後弱火で3分ほどでいい感じに仕上がります。

MUJIの土鍋と同時に炊いて、ご飯の味を比べてみましょう。


左が雲井窯、右がMUJIの土鍋です。MUJIの方は、最初から最後まで中火で10分ほど炊きます。割れる危険性があるので、恐ろしくて強火にはできません。

はい、炊きあがりました。


左が雲井窯、右がMUJIです。写真でみても何のこっちゃですな。

食べ比べてみると……。味の違いは驚くほど歴然です。雲井窯の方がご飯がふっくらで、甘い! なるほど。こりゃ凄いわ。

これで、心置きなくMUJIの土鍋を捨てることができます。ヒビが入ったので、いつ割れるか分からないですし。

ついでに、電気炊飯器も捨ててしまいましょう。もう、この鍋でしかお米は炊きません。

ところで、この雲井窯の土鍋、Webページには「完全受注生産のため、制作に1〜2カ月頂いております」と書いてありますが、私の場合、注文してから届くまで4カ月ちょっとかかりました。注文してたの忘れてた。

お値段は、私の買った1.5合炊きが2万円。その上のサイズは、2合が2万8000円、3合が3万8000円、5合が4万3000円といったところ。まあ、手作りだからねえ。

色は私の買った飴色のほかに、黒と赤の3種類あります。


信楽雲井窯

ちなみに、MUJIの土鍋は1.5合炊きで4000円です。MUJIで炊いたご飯もなかなか美味しいですよ。

2015年2月9日月曜日

「バードマン」見てのけぞった。エマニュエル・ルベツキの魔術的映像

今年のアカデミー賞は、2月22日(日本時間23日)に授賞式が行われます。

ここまでの賞レースの結果をみてみると、「6才のボクが大人になるまで。」と「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のどちらかが作品賞を受賞すると予想されています。

毎年、この1月から2月にかけての賞レースの時期は、オスカー候補作の試写を集中的に見て回るのですが、多くのノミネートを受けている作品は、とにかく試写室が混み合うのが当たり前。そんな中、今日は「バードマン」の試写を見に行ってきました。13時からの試写ですが、50分前の12時10分に到着。ちゃんと席が確保できましたが、その5分後にはもう満室になってしまいました。そうなんです。前回は40分前に行って入れなかったので、今日はさらに早く出かけて正解でした。


さて、映画の方は前評判通りの内容でした。とにかく最初から最後までテンションが異常に高い。主演のマイケル・キートンの強迫観念症的な危うさと、舞台上じゃないと勃起しない(笑)エドワード・ノートンのキレっキレの演技に、エマ・ストーンやナオミ・ワッツという女優陣が絶妙に絡んでいきます。舞台劇団をテーマにしているので、キャストも演技派で固めてあります。キャストたちが、ニューヨークのシアターで実際に演じる舞台のシーンもあって、さながら一大演技合戦です。俳優の存在感がハンパない。

ところが、私が本当に驚いたのは、キャストたちの演技ではありません。撮影です。カメラワークです。

結論から言ってしまいましょう。この映画は、ほぼ全編、作品の99%近いパートがワンカットなんです。信じられます? 

オープニングのシーン。カメラは、マイケル・キートン演じるリーガンの控え室で、リーガンの背中を撮っています。その後、デスクにあるMacBookで娘とSkypeする画を写すと、今度はドアに振り返って部屋に入ってくるマネージャー(ザック・ガリフィナキス)に向きます。そして彼が部屋から出て行くとき、カメラも追随して廊下に出て行きます。

「ずいぶん長いカットだなあ。ステディカム使ってんだな」と思いながら見続けていましたが、5分たっても、10分たってもカットが切り替わりません。そのうちこれは、「最後までワンカットで繋いでしまうつもりなんだな」と確信しました。

信じられないチャレンジです。ほぼ2時間、カットなしのひと繋がりの映像で映画を作るという。監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。「バベル」や「21グラム」の監督ですね。

そして、こんな無謀なチャレンジにつきあうカメラマンはひとりしか思いつきません。

エマニュエル・ルベツキです。「ゼロ・グラビティ」の撮影監督のルベツキです。

私はしばらくの間、撮影に集中してしまって台詞を追えませんでした。しかも全編ステディカム。もう、軽い酩酊状態になりますよ。

もちろん、すべてを本当にワンカットで撮っているわけではありません。編集でつなげて、CGで処理してカットなしに見せている部分もあるでしょう。「ゼロ・グラビティ」の宇宙のシーンのように。しかし、ほとんどのシーンは超絶長いワンカットで撮っているはずです。俳優のストレスもとんでもないレベルになっていたことが想像できます。

話にはウィットが効いているし、映画の締め方も絶妙です。大傑作と言っていいでしょう。

「6才のボクが大人になるまで。」にせよ「バードマン」にせよ、今年はイノベーティブな2作品がオスカーを争うことになります。これまで誰もやったことがない偉業を成し遂げた2本です。22日の授賞式が俄然楽しみになりました。

あ、「バードマン」の公開日は4月10日です。もっと早く公開すればいいのに。

2015年2月1日日曜日

Evernoteユーザーなら感涙必至。新しいスキャンアプリが便利すぎる

iPhoneのない生活は考えられない私ですが、それと同じぐらい、Evernoteのない生活も考えられなくなってきました。

会議のメモはEvernoteで取ります。名刺はScanSnapでスキャンしてEvernoteに保存、気になるWebページはWebクリッパーでEvernoteに保存、このブログの下書きもEvernote上で書いてます。

とにかく、何から何までEvernoteに放り込む。放り込みっぱなしで分類なんてしません。最近はタグもつけない。あとで検索で見つけるんです。

そんなEvernote依存症の人々が、感涙にむせぶような便利なアプリがリリースされました。おそらく、Evernoteユーザーじゃない方でも便利に使えるでしょう。


スキャンアプリ、Evernote Scannableです。開発はEvernote社。もちろん無料。iPhone版とiPad版がリリースされています。Android版はまだのようですね。

早速使ってみましょう。まずは名刺をスキャン。

会社員の名刺を使うのはアレなんで、先週訪れた居酒屋のショップカードでやってみましょう。dancyuなどでも活躍している、日本酒ソムリエの千葉麻里絵さんが営むお店です。グレートな日本酒がたくさんおいてあります。


iPhoneでアプリを立ち上げると、ボタンなど何もタップする必要なく、いきなりスキャンが始まっています。画面中央には円状のカーソルがぐるぐる回り「原稿を探しています」の文字が。名刺にiPhoneをかざしてみましょう。


ピントが合うと、名刺が青くハイライトされ、スキャン完了。あっという間です。画面下部に、読み取った状態が表示されています。右側のチェックマークをタップします。


はい、この画面から「Evernote」を選んでEvernoteに保存します。他にも「メール」や「メッセージ」「カメラロール」など、6つのメニューから保存方法を選べます。


Evernoteを選ぶとこの画面に遷移しますので、「保存」をタップすれば完了です。なんて簡単。


2つ前の画面で「その他」を選ぶとこの画面になります。Evernote以外にも、FacebookやTwitterで共有することができます。電話番号や住所を「連絡先アプリ」に登録することもできます。LinkedInとも関連づけられますが、これは要らないかな。私の場合。

Amazonのレシートもスキャンしてみましょう。


青くハイライトされて、スキャン完了。

レシートとか取説の類は、Evernoteに保存して、原本は捨ててしまいます。私の場合。

多少大きな、A4サイズの書類でも楽勝で読み取れます。しかもスキャンのスピードが速い。3〜4枚ぐらいの書類なら、スキャンスナップ使うよりこっちの方が全然楽ですね。

はっきりいって、スキャナーキラーですよ、このアプリ。凄いです。超オススメ。

ダウンロードはこちら