2021年12月31日金曜日

2021年宿泊した宿ベスト3。第1位は伊勢志摩の「アマネム」

 2021年宿泊した宿ベスト3。1位はアマンです。アマネムです。これは断トツの1位でした。もちろん、お値段も断トツです。


11月に、2年ぶりに伊勢志摩を訪れました。合計3泊4日の旅でしたが、前半は伊勢神宮近辺に宿を取って2泊。外宮、内宮、そして二見にも行き、秋の伊勢を堪能することができました。

そして3泊目、いよいよアマネム突撃です。人生で初のアマン宿泊、ワクワクドキドキが止まりません。

アマネムには、凪スイート、空スイート、森スイートと3つの種類のスイートがありますが、私たちはオーシャンビューの凪スイートを予約してあります。


レセプションでチェックインを済ませ、電動カートで凪スイートへ。


和風の平屋の建物に、2世帯が隣り合っています。今回、23号室に宿泊しましたが、お隣の24号室は空室のようです。


目の前に英虞湾が広がっています。やっぱリゾートは海のビューがないと盛り上がらないよね。


部屋は全部で99平米ってことで、リビング&ベッドルームは20畳ぐらいあったでしょうか。かなり広々しています。

お風呂には温泉が引かれています。窓はすべて開放することも可能で、プチ露天風呂気分に。


クローゼットも収納力抜群。1週間以上滞在する人でも余裕で洋服架けられますね。これはゴージャスだわ。


部屋を後にし、カフェ&バーに。ウェルカムティーとスイーツをいただきましょう。


カフェにいる人たちが、けっこう若いので驚きます。30代、40代が多い感じ。もしかして、オレ、最年長?

ダイニングに行ったら、そうでもなかった。シニアな先輩たちもけっこういたので一安心w


あとでマネージャーに聞いたら、「いま、コロナで海外旅行に行けないから、貯めたお金でアマンに泊まる」って若者がけっこう来るんですよってことでした。いいなあ、凄いなあ、今どきの若者w


朝食は、土鍋で炊いたご飯を選びました。土地柄、シーフードが美味しいですね。

個人的な印象は「完璧なハイダウェイ」って感じですかね。ロケーションといい、設備といい、ホスピタリティといい、完璧にオーガナイズされていて、ダメなところがかけらもない。食事も美味しいし、ワインリストも過不足ないし、非の打ち所がないんですよ。


チェックインは15時で、チェックアウトが12時です。ゲストはみんなが、この時間内でフルに滞在したがるので、15時と12時はレセプションが混み合うんですよね。

さすがにお値段も凄いんですが、まあ、海外旅行に1回行く金額で、1泊できるって感覚で間違いないです。そして、1泊したら最後、またすぐに戻って来たくなる。他のアマンにも行きたくなる。


ヤバイっす、アマン。ここに戻ってくるために、もっとお金稼がないと……。

今回、今年泊まった宿を3軒紹介しましたが、改めて思うに、アマンはスタッフのクオリティも断トツでした。房総のamane(←アマンみたいな名前w)、京都の星のやもスタッフは十分ハイクオリティでしたけど、アマンは別格です。これは、泊まってみれば分かります。アマンについては、この後もう一本、覚書エントリーを残したいと思います。

▼ アマネム公式サイト


2021年12月30日木曜日

2021年宿泊した宿ベスト3。第2位は「星のや京都」

 2021年宿泊した宿ベスト3。第2位は京都、嵐山の「星のや」です。ここは初めての宿泊です。

妻と義母と3人で、秋の京都を訪ねることになりました。お祝い事もあったので、ゴージャスに行こうぜってことで、嵐山の星のやに1泊することに。合計2泊3日の旅でしたが、もう1泊は普通のホテルです。


京都駅でレンタカーを借りて、広隆寺の弥勒菩薩を見たり、妙心寺で庭園を見たりした後、渡月橋を渡って星のや専用の船着き場へとたどり着きます。川べりに星のやのチェックイン用建物があって、そこからは船で宿まで行きます。レンタカーは近隣の民間の駐車場に1泊となります。駐車料金は有料。


船はモーターボートです。陸路で行くことも可能ですが、道路がかなり狭く、自家用車やレンタカーでは絶対に通りたくない感じ。徒歩でも15分ほどで行けるそうです。18時以降は船が運航していないので、星のやの専用車での送迎となります。


桟橋でスタッフがお出迎え。この宿は女性スタッフが多いのですが、重い荷物を軽々と運んでいきます。


今回、私たちは3人で「月橋メゾネット」という部屋を予約しました。部屋番号は122号室。洋風に言えばメゾネットですが、日本家屋なので「2階建て」の方がしっくりです。そして、この2階からの眺めが最高なんですよ。


紅葉もいい感じに残っていました。前を流れるのは桂川(=大堰川・保津川)です。対面には観光用のトロッコが走っています。船が頻繁に行ったり来たりしていて、眺めているだけで飽きません。


京都の星のやは、近隣に食堂もなければコンビニもありません。一度中に入ってしまったら、宿の中ですべて調達しなくてはならない。「おつまみ買ってくりゃ良かった」「いつも飲んでるウィスキー持ってくりゃ良かった」などの後悔をしないよう、ちゃんと準備しないといけません。孤島に行く感じで。


夕食は敷地内のレストラン、朝食はお部屋です。京都だけあって、料理のクオリティは相当ハイレベルです。


夜のライトアップもかなり綿密ですね。この季節(11〜12月)は、虫も多くないので、窓を開け放っても大丈夫。寒さを感じるなら閉めるでOK。


客室は、全室リバービュー。施設内にあるカフェにも、リバービューの一角があって、ご覧のように足を投げ出してコーヒーを楽しめるスリリングな席があります。ここは「空中茶室」と名前がついていました。


京都の星のや、相当に気持ちのいい宿です。川を楽しむ宿ですね。これは必ず再訪したい。お値段は公式サイトをご覧ください、

翌朝、チェックアウト前に、敷地の隣に見える道路に「絶景」の看板が。星のやのスタッフに聞いたら、「道の先にお寺があって、30分ぐらいかかりますけど、登ったら京都市内が一望できますよ」とのことで、登ってみました。


実際には15分ぐらいの行程で「千光寺」というお寺に着きました。絶景はまあまあで、やたら張り紙の多いお寺です。入場料は400円だったかな。入場者は、無料で釣り鐘を3回突いていいとのことで、「ゴオ〜ン」と突いてきました。これ、除夜の鐘でないと、なかなか出来ない体験ですよね。


星のやチェックアウト後は、竜安寺の石庭など、ポピュラーな観光地をいくつか訪れ、別のホテルに1泊して東京に。なかなか充実した旅となりました。やっぱ京都はいい。また行きたい。そして、星のやの122号室に泊まりたい。(第1位へ続く)

▼ 星のや京都




2021年12月29日水曜日

2021年宿泊した宿ベスト3。第3位は内房の「amane」

 2021年も、20年に続いて一度も飛行機に乗りませんでした。とは言え、新幹線や自家用車でちょいちょい旅行には出かけておりました。

あんまり旅行記は書けなかったのですが、年末駆け込みエントリーということで個人的な「2021年宿泊した宿ベスト3」を3日間、1日1軒ご紹介してみようと思います。ちょっと値が張る宿もありますが、コロナ禍の旅は飛行機代がかかっていないので、いつもより少し贅沢しようってなりますよね。


まず、第3位「amane」。これはつい先日(12月27日)泊まった、内房の千葉県鋸南町にあるちょっと変わったコンセプトの宿です。ホテルとコンドミニアムの中間って感じ。2021年11月12日にオープンしたばかり。内房エリアで「ゆうみ」とか「さざね」を展開する紀伊乃国屋の新しい宿です。

部屋は、オーシャンフロントのフラットルームと、犬と一緒に泊まれるメゾネットタイプがあります。私たちはフラットルームに泊まりました。


保田海岸の波打ち際まで数メートルというロケーションにビックリです。波の音がザンザン聞こえてきます。チェックインがちょうどサンセットの時間帯だったので、ごらんの絶景。これが部屋から直接楽しめる。

宿と海の間には遊歩道があって、ジョギングの人や犬の散歩の人が通ります。軽トラックなんかも走ってます。でも、それ以外はプライベートビーチ感ありますねえ。これは贅沢だわ。夜は大きなパームトゥリーがライトアップされて、雰囲気満点。


食事は部屋で食べるのですが、半分ほど調理済みの状態を鍋で届けてもらい、部屋のIHコンロで加熱して食べるというスタイルです。この日は、ブイヤベースを温め直し、鳥の丸焼きを鍋で温め、牛肉を電気グリルでBBQするといった内容でした。コロナ禍にはぴったりの食事スタイルかも知れません。お酒は持ち込みOKというのも素晴らしい。部屋の冷蔵庫は家庭用のものほど大きく、製氷機も各部屋にあります。


あと、家電はバルミューダ製品で固められています。Bluetoothスピーカーや空気清浄機、オーブンレンジなどなど、気になっていたバルミューダ製品をたくさん試せて楽しかった。


料金はひとり1万9000円からと、それほど高額ではありません。個室サウナ付きの部屋(3万3000円から)も1室あって、これは相当人気なんじゃないかと。


翌朝は、富士山の雄大な姿を楽しみながらチェックアウトです。チェックインが15時で、チェックアウトが10時です。欲を言えば、チェックアウト時間を12時ぐらいにしていただけると、もっと海を楽しむ時間が増えてお客さん皆が喜ぶと思います。(第2位に続く)

▼ amane公式サイト

2021年12月8日水曜日

キング・クリムゾン来日公演。往年の名曲群に信者たちもスタンディングオベーション

2021年12月7日、Bunkamuraオーチャードホールに、キング・クリムゾンの来日公演を見に行ってきました。しかしまあ、これは奇跡的に実現したライブと言っていいでしょうね。

緊急事態宣言が解除され、飲食店への時短営業が解除されたのが10月25日、11月29日に岸田内閣がオミクロン株の感染発見で、外国人の入国制限を11月30日以降禁止すると発表。このピンポイントな期間に、尊師ロバート・フリップとそのバンドが日本にいたという事実にただただ驚きです。


今回の日本公演は11月27日の東京国際フォーラムを皮切りに、名古屋、大阪を経て12月8日にオーチャードホールで終える、全8公演。そのうち7番目のヤツに行ってきたと。

中学生の頃から、UKロック、とりわけプログレにハマっていた私にとって、キング・クリムゾンやピンク・フロイドは特別な存在です。今回、クリムゾンのライブに参加するのは3回目です。

1981年は浅草国際劇場という珍しい会場で体験しました。1995年は厚生年金会館へ行きました。しかしいずれも、ロバート・フリップ&ニューウェーブのコンボって感じで、昔の曲をほとんど演らない。観客の聞きたい曲が聴けないので、かなり今イチだった記憶があります。しかし、今回のオーチャードホールは全然違った。想像以上でした。


尊師ロバート・フリップは、1946年生まれで今年75歳。ベースのトニー・レビンは81年からクリムゾンにいます。途中、ピーター・ガブリエルと浮気しますが、その後は尊師一筋に戻ったみたい。あとは、サックスがメル・コリンズで、これは70年代からの最古参ですね。そしてボーカル&ギターがジャッコ・ジャクスジク。2013年からクリムゾンのメンバーだそう。加えて、なんとドラマーが3人もいます。総勢7名、トリプルドラムスという非常に珍しい編成です。

18時40分、♪ドンドコドコドコ、ドカドカドカドカというドラムスのサウンドで幕が開き、ギターの音が鳴り出すと、それは「太陽と旋律 パート1」であることが分かりました。「パート2」でなく「パート1」です。「スゲエ、そんな曲もやんのか!」ってけっこう興奮します。昔の曲→新しい曲→昔の曲って感じで演奏が続きます。個人的に一発目のヤマは「クリムゾン・キングの宮殿」で、これが3曲目ぐらい。ちょっとウルっとします。

「レッド」が終わって、次の曲の「ジャ〜〜〜ッ」って前奏で、斜め前の席にいたオバちゃんが微笑をうかべ小さく合掌しました。「エピタフ」です。「何これ、まんまメロトロンじゃん!」。キーボードが奏でるサウンドは、メロトロンの音色以外の何ものでもありません。そうよそうよ、この音だよ。混乱こそ我が墓碑銘。

インターミッション前の第一フィナーレは、「21世紀のスキッツォイド・マン」です。「21世紀の精神異常者」からいつの間にか邦題が変わってたんですね。例のイントロで大拍手出ましたが、立ち上がる客や踊り出す客は1人もおらず、皆おごそかに演奏に集中しています。この曲は、YouTubeに2018年のライブ素材があるので貼っておきましょう。10分57秒。

https://youtu.be/3028oDEKZo4

↓こちらかも見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=3028oDEKZo4

ステージの上にいるのは、さながら尊師と弟子。で、客席にいるのは、信者と檀家と一部パトロンって感じでしょうか。年齢層は非常に高く、私よりもシニアな爺さんがたくさんいます。驚いたのは、女子もけっこう多い。5〜6%ぐらいは女子だったかも。

そんなシニアな客層に配慮したのか、1時間40分付近でインターミッション。またの名をトイレ休憩。皆が、どーっとトイレに向かいます。グッズ買って帰って来る人もけっこう多い。

休憩明けは、またもズンドコドコドコ、ドンドコドコドコっていうドラム3基そろい踏みから始まって、新しめの曲を経て、これまた意外性高い「ポセイドンのめざめ」の一曲目「ピース(平和・序章)」から「太陽と旋律 パート2」のメドレーで盛り上がり、セカンドフィナーレ。客席も照らされて、総立ちのスタンディングオベーション。こんだけ名曲連打されたら、そりゃみんな立ち上がって拍手したくなるよね。

速やかなアンコールで、「スターレス」を13分演りきって、尊師と6人の使徒は客席に挨拶。「演奏がすべて終了し、ベースのトニー・レビンがカメラを手にして写真を撮ったら、それが合図でその時だけステージを撮影することができます」としつこく繰り返していた事前アナウンスに従って、観客が一斉にスマホ撮影開始。


指示に従い、言われたことはよく守るジャパンの信者を相手に、尊師(一番右)もさぞやご満悦だったことでしょう。他のバンドメンバーが去ったあとも、ひとり長くステージに残り、客席の写真を撮っていました。

個人的には、81年と95年の不完全燃焼をついに解消し、キング・クリムゾン体験における完全燃焼を成就できた、非常に有意義なライブでした。チケット代1万6000円はけっこう高いけど、客層が荒れないので、それはそれで良かったんじゃないかなと。大満足の一夜でした。これをもって、キング・クリムゾンを卒業できますわ。

2021年12月2日木曜日

新しいMacBook Pro 16インチ。サックサクだけどクッソ厚い

引き続きワークフロムホームが続いています。会社に行くのは週に1.5回ほど。自宅で使っていたMacBook Pro15インチ(4年落ち)がだいぶ苦しくなってきたので、M1プロセッサー搭載のMacBook Pro 16インチを、発表とともに速攻でポチりました。


注文してから2週間ほどで届き、早速使っていますが、かなり快適です。M1 Proプロセッサーがサクサクです。キーボードのタッチも向上しているし、あの評判悪かったタッチバーも廃止され、物理Fキーに戻ってて超ハッピー。何気に、マグセーフの充電ポートも復活してますし。

しかし、です。

現物を見ずにAppleのWebサイトからポチったもんで、実機が届いたら想定外の事実に衝撃を受けました。


大きさ(面積)は、左が新16インチ、右が旧15インチで、それほどのサイズの違いは感じない。


ところが、厚さがこんだけ違う。左が新16インチ、右が旧15インチです。1.5倍ぐらいぶ厚い。

充電ステーションで並べてみると、その暴力的な厚みが如実に分かります。左から、iPad Pro、MacBook Pro 16、MacBook Pro15、MacBook Pro13。


重量も結構重たくて2.1キロもあります。旧15インチよりも500グラム近く重い。

持ち運びたくないサイズですが、旅行や出張などは、これ持って行くしかありません。あとはiPad Proで何とかするか。少なくとも、リュックに入れて背負いたくはないサイズですね。

MacBook Pro 16インチを購入しようとしている皆さんは、以上のポイントを、熟考なさってお決めなさるようお願いします。ま、自宅で使ってる分には、何の問題もないんですけどね。