2011年9月25日日曜日

クロアチアでSIMフリー フランス・クロアチア旅行記2011その2

エールフランスでパリに夕方着き、ホテルの近所で中華料理を食べ、翌日のお昼の便でクロアチアの名勝ドブロブニクにやってきました。ここでも入国カードはありません。ヨーロッパ中で、ペーパーレス&個人情報のデータベース化が進んでいるのでしょう。

さて、我らの旅のミッションその1は、常に、当地でSIMを購入してiPhoneを開通させること。実はクロアチアには苦い想い出があります。3年前に初めてこの国を旅した際に、ザグレブからドブロブニクまでレンタカーでドライブ旅行したのですが、この時に日本から持って行ったソフトバンクのiPhoneをカーナビがわりに使っていたら、翌月、国際ローミング代で7万円以上の請求が来たのです。

ちなみにクロアチアは、今も国際パケ放題の対象国にはなっていません。恐ろしい。

ホテルにチェックインの際、フロントのお兄さんに携帯電話屋はどこだと尋ねます。お兄さんに言われた通り、旧市街の城壁の外にある「Vip」というキャリアの直営店を訪れます。


持参したiPhoneを見せて、プリペイドのSIMはあるかと質問。やりとりの結果、データ通信専用でリミット1GBのSIMを50クーナ(約750円)でゲット。安い! 例によってお店のお姉さんに設定方法を尋ねると、とても親切に教えてくれました。


まずSIMを入れると、こんな画面が出ます。このタイプは初めて見ます。「ロック解除」をタップ。

続いて「PINを入力」という画面が出るので、SIMカードの土台に記された4ケタのPINコードを入力。

すると、こんな画面が出るので「了解」をタップ。


これでめでたく開通しました。念のため、APNの画面もお見せしておきましょう。


テザリングもできますね。ただし、接続スピードはそれほど速くないので、PCを繋いで使おうとすると恐ろしくストレスフル。


SIMを買うのに、身分証明書などは必要ありません。Vipの他に、T-Mobileなんかも使えるようですが、ドブロブニクあたりではそもそもあんまり携帯電話屋を見かけませんよね。

何はともあれミッション・コンプリート。早速、ドブロブニク観光のiPhoneアプリも稼働させてみましょうか。

2011年9月24日土曜日

エールフランス、画面デカっ! フランス・クロアチア旅行記2011その1

ようやく夏休みです。海外旅行です。今回のミッションは、ウチの奥さまの両親をかねてから行きたいと願っていた「アドリア海の真珠」ことドブロブニクへ連れて行くこと。望むところです。3年ぶりのドブロブニクです。

例によって、ゴリゴリ集めたJALのマイレージをドカンと投入して特典航空券をせしめる作戦。今回は、親も一緒なのでビジネスクラスを前提に、3カ月以上前から代理店通じてアクションしていました。しかし「秋のヨーロッパは、なかなか席が取れませんよ」とのことで、JALおよびワンワールド系のヨーロッパ往復マイレージ・チケットは絶望的。

ところが、「エールフランスなら空きがありますね」との朗報が。これは軽く目から鱗でした。JALはワンワールド、エアフラはスカイチームと、今やアライアンスが異なる両エアラインなのですが、アライアンス以前に、エアライン同士が個別に握っているケースがあるんですよね。で、今回JALのマイレージでエアフラの特典航空券がゲットできたというわけでした。JALは同様にエミレーツ航空とも握っています。あと、ANAはヴァージンと。

出発は9月22日午前11時50分。搭乗前、エールフランスのラウンジでForsquareチェックインしたら、1分後に佐渡島の友人からFacebookにメッセージが飛んできました。曰く「エールフランスのビジネスに乗るんなら、日本酒はウチの酒だから是非頼んで」と。


日本酒下戸の私は、ビジネスクラスではシャンペン専門ですが、証拠写真は撮っておかなくはなりません。ご覧のように、エアフラCクラスの日本酒は、佐渡島の「真野鶴酒造」の「大吟醸」です。やるなあ。


腹が朽ちたら睡眠。しかしヨーロッパ線は所要12時間なので、食べて、祈って、用を足しても10時間近く時間があるという案配。いつも機内で映画はあまり見ないのですが、今日の機体はA380。モニターが超デカい。14インチ? いや15インチあるかも。


画面は、ジョニー・デップがCGのトカゲを演じる「ランゴ」のパイロット画面。


iPadと比較してみるとその大きさが実感できますね。

「ランゴ」に続いて、マット・デイモン主演の「アジャストメント」。さらに英国の落書きアーティスト、バンクシーによるドキュメンタリー。「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」と3本鑑賞。

実は、この機内モニターには、さらなる驚きの機能がありました。


その1。飛行中の景色が見られるカメラが、何と3つも装備されてます。機首、尾翼、機体下向き。

こんな画が見えます。

その2。座席に備え付けられたUSBポートから、パリの観光情報、メトロ地図やバス路線図などがダウンロード可能。


凄いハイテクですねえ、エールフランス。いや、A380が凄いのか。それはともかく、DLするにはUSBメモリーが必要です。今回、我々はUSBメモリーを持参していなかったので、残念ながらDL未遂。試しにiPhoneに繋いでみましたが、ファイルをDLすることはできませんでした。

そして本日最大のサプライズ。それはフライト中、フランス入国カードが配られなかったこと。

通常、海外旅行では入国に際して入国カードの記入が必要なので、私は機内で要領よく情報を参照できるように、パスポートの情報や、滞在先のホテル名や電話番号などをiPhoneに保存しています。ところが今回のフライトでは、離陸後、食事が終わっても免税品の販売が終わっても、着陸のためのシートベルトサインが点灯してもそれが配られなかった。

たまりかねてCAに聞いたら、「フランスでは入国カードは要りません」だと! 後でググってみたら、2007年から不要になっていたようです。ちょっとビックリですよ。イギリスとかアメリカとか、入国審査はそれなりに厳しいのに。カードなしだなんて……さすがフランス、サバけてますね。つか、オレが知らなかっただけ?

ということでパリ到着。今日はメシ食って寝るだけ。

2011年9月8日木曜日

砂漠の中に、突然現れたタトゥイーン

「スター・ウォーズ」のブルーレイが間もなく発売になりますが、昔、チュニジアで「スター・ウォーズ」のオープンセットに行ったことがあります。

運転手つき4WDで観光していたら、運転手がいきなり砂漠の中に車(パジェロ)を乗り入れ、どんどん進んでいくんです。「いったい、どこに連れて行かれるんだろう」と、けっこう不安になっていたところ、砂丘の上から集落が見えて、運転手が「スター・ウォーズ! スター・ウォーズ!」と叫びます。


確かにそこは「スター・ウォーズ」の街でした。タトゥイーンのロケを行ったオープンセットがそのまま残っていたんですね。めっちゃ興奮しました。


チュニジアに行ったのは2003年のことで、まだ「エピソード3」の製作中。ロケが行われる可能性もあるということで、一面には「立ち入り禁止」のロープが張ってありました。


ここに最近行ったという人がいて、聞いたところによると現地はすっかり観光スポットになっていて、大勢の見物客でごった返しているそうです。

「スター・ウォーズ」ファンにとっての聖地の1つ。ずっと残して欲しいですね。ちなみに、ドーム屋根の建物は発泡スチロール製です。朽ち果てることはありません。

以上、このエントリはANKERという新しいソーシャルメディアに投稿するためのものでした。「つぶやき以上、ブログ未満。マジレス・ネタレスをオープンにシェア!」というのがコンセプトのようです。

私がポストしたエントリはこちら

2011年9月1日木曜日

映画の見方が変わる? 新しいwebサービス×2

今日は、珍しく仕事のアポイントが1つもなかったので、自分たちが配給に参加している映画「僕たちのバイシクル・ロード」のオンライン周りの作業に没頭しました。




公式サイトフェイスブックを更新し、ブログに旅行記を上げ、ツイッターでつぶやくなど一連の作業です。すると、この映画の監督兼出演者である英国のベン・ウィルソンが、我々の仕事の成果を嗅ぎつけて、自分たちのフェイスブックやツイッターで「日本のサイトが更新されてるよ」と発信し始めたのです。

まだ彼らとコミュニケーションをスタートするには到っていませんが、国外にいる映画の製作者と繋がったということで、なかなか感慨不深いものがあります。ひょっとすると、これから11月の公開に向けて色々面白いことが起きるかも知れません。

今日、9月1日は、あと2つオンライン絡みの映画関連の話題があります。


まず、映画やテレビドラマをネット配信する「hulu」が日本でサービスを開始しました。アメリカではNetflixと並ぶ2大VODサービスで、鳴り物入りで日本上陸です。今日から1カ月間、無料で何でも見放題という太っ腹なキャンペーンを行っています。無料期間が終了すれば、月額1480円の課金となります。資本の関係からか、FOX、ディズニー関連タイトルが多いようですが、日本のTV局もコンテンツ提供するという噂もあり、今後大注目のサービスです。


もう1つ、今日からサービスインしたのが「ムビチケ」です。こちらは映画の電子前売り券を販売するサービスで、このプロジェクトには私の会社も深く関わっています。当面、「猿の惑星 創世記」や「はやぶさ HAYABUSA」など4作品の前売り券が買えますが、今後どんどんサービスが拡充していく予定です。

以上2題、日本における映画の消費を変え得るWebサービスが、奇しくも同じ日にスタートしたという意味で業界関係者にはちょっとしたトピックとなりました。映画に限らず、どの業界もますますオンライン上が主戦場になっていきますね。