2014年12月3日水曜日

今、ソウル行くならここでしょ!ザハ・ハディドの超絶モダン建築

今回、ソウルを訪れた最大の目的は「DDP」を訪れることです。東大門にある、Dongdaemun Design Plazaのことです。


東大門の駅に直結しており、地下道を通り抜けると、いきなりこの偉容が飛び込んできます。

まるで、地上に舞い降りたUFOのような建物です。一眼に三脚の人たちがたくさんいて、写真を撮りまくっています。


これは、「アンビルトの女王」ことザハ・ハディドが設計し、ちゃんとビルト(建立)された、新たなソウルのランドマークです。4000億ウォン(約400億円)の建築費と、4年半の建築期間を経て、今年(2014年)の3月にオープンしました。

ザハ・ハディドと言えば、2020年東京五輪の国立競技場の建築デザイン案コンペの勝者であり、そのプランの妥当性をめぐって反対意見が噴出しまくっている、まさに渦中の建築家。折しも、10月から12月までオペラシティでザハ・ハディド展が行われている最中でもあるのです。

「アンビルトの女王」ながら、こんなものをソウルでおっ立てていたなんて凄すぎです。

では、これは何なのか? どんだけデカいのか? コネストから引用してみましょう。

アートと憩いと観光が融合したDDP施設

敷地面積62,957平方メートル、建物面積25,008平方メートル、延面積85,320平方メートルに及ぶ広大なスペースは、大型イベントが開催できる「アートホール(アルリムト)」、韓国デザインと世界トレンドを発信する「ミュージアム(ペウムト)」、デザインビジネスの拠点となる「デザインラボ(サルリムト)」、文化体験やショッピングが楽しめる「デザインマーケット(ディジャインジャント)」の4施設からなります。

東京ドームは4万7655平米とのことなので、その倍近くあることになります。

建物の中に入ってみると、これがまたブッ飛びの景観があちこちに。


これは「デザインの小径」。まるで「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙ステーションのようです。


これはイベントホールですね。これも「2001年」してますね。



火災報知器は、白い壁に塗り込められています。ディテールまでしっかりデザインされている。


ショップ群のフロアの天井もイナズマ模様がいい感じ。



階段もこんなデザイン。これは「インセプション」的ですね。フロアを移動するのに、エレベーターでなく階段で行こうという気分になります。

建物の外に出てみると、施設があまりにデカすぎて全貌がつかめません。どこか、上から眺められる場所は近くにないかとあたりを見回すと、通りを挟んだ向かい側のビルにシースルーのエレベーターがあったので、写真を撮るために上ってみました。



ナマコ的な物体が2つ寄り添ってます。なんと、屋上は切り取られ、緑化されています。ここにも立ち入ることができるのでしょうか。この日は雨だったので確かめに行くのは諦めました。

それにしても、アメイジングな建物です。ソウルにおけるお気に入りスポットの、ナンバーワンになりそうですよ。


これを間近で見てしまった今、東京の国立競技場も、当初のプラン通りにやればいいのにと思う次第です。それが競技場であれ何であれ、作っただけで人が集まってきますよ。

ちなみに、このDDPの外壁にはライトアップ用の照明も仕込まれていて、夜の景観もなかなかのものだそう。

今度は、夜に訪れてみよう。そして今週末は、オペラシティのザハ・ハディド展に行こう。

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