2016年3月22日火曜日

映画と寿司とラーメンの日々、オースチン編

テキサス州オースチンで、3月11日から行われているSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に行って来ました。今年で30回目を迎える、インタラクティブと映画と音楽のカンファレンス・イベントです(3月20日に終了)。


このSXSWには初めて参加したのですが、滞在4泊5日で8本の映画を見て、いくつかのVRのデモに参加し、テック系のカンファレンスを数本覗いてみた成果と雑感は、別途覚え書きの形で残そうと思います。

そしてこのエントリは、オースチンで食べた日本食にフォーカスします。訪れたのは3店舗です。

「Daruma Ramen」


6thストリートにある、割と新しめのラーメン店。お昼時に訪れましたが、とっても賑わっていました。この店は、最近北米で大人気のとんこつ系ではありません。塩ラーメン、醤油ラーメン、味噌ラーメンという定番の味が基本で、ベジタリアン向けのオプションがあります。ここはオーソドックスに醤油ラーメンをオーダーしてみましょう。


チャーシュー、シナチク、ナルト、味玉など具材はしっかりしています。だけど、肝心のスープが非常に残念。出汁の味がほとんどしなかった。お店のプロダクションデザインも上品だし、ラーメンも具材がかなり立派なのに、何でスープがこんなにショボいかな。

お店のHPにはsoy + seafood dashi + chicken stockと書いてありますけどねえ。味が激薄でなんとももったいない。値段ははっきり覚えていませんが、12ドルぐらいしたかな。知人のオススメということで訪れたのですが、ちょっとガッカリでしたね。とは言えかなり人気の店なので、他のメニューも試してみたかった。

「Geisha」


そのDaruma Ramenの隣にあるのがGeishaという和食屋。看板が微妙ですよね。当日は、寿司を食べようと思って入ったのですが、お昼時なのに店内があまりにガラガラなので、嫌な予感がよぎって注文を寿司からラーメンに変更。そして出てきたのがこれ。


餃子が2個乗っかっています。あとニンジンとブロッコリとタマネギ。驚くことに、麺がインスタントラーメンですw。スープが辛い。たぶん、辛ラーメンでしょう。まあ、Darumaの出汁不足のラーメンから比べると、これはこれでアリだと思いますが、それにしてもインスタントラーメンで13ドルも取るなよなって感じ。この店、来年のSXSWまでにはつぶれてると思います。おそらく。

「Uchi」

オースチンには4泊したのですが、最後の夜に訪れたのが「Uchi」という寿司屋です。ダウンタウンを離れ、South Lamar Boulevard沿いにあります。


はいここ。高級です。混んでます。流行ってます。予約せずに言ったら1時間待ちといわれ、外のウェイティングバーでスパークリングワイン。もう、ボトルで行っちゃえ!

15分ぐらい待ったところでカウンターが空いたとのことで、無事着席。もう、最後の夜なんで「おまかせ」いっちゃいますか。


一皿目、牡蠣に赤いシャーベットが乗っかったのが出てきました。なかなかセクシーな一品ですが、日本の寿司屋ではあり得ないでしょうね。奥に見える枝豆は焼いてあって、これが意外にウマい。


3皿目でウニ(いくらが2粒トッピング)が出ます。これはこれでカワイイんだけど、順番違わないか? これ、締めの方がいいじゃんって感じ。ウニ自体は美味しいんですが。

合計で10皿ですが、おつまみが多めで、握りは少なめ。しかもシャリが小さいので、満腹感が今一歩。で、コースの後にカリフォルニアロールを追加しちゃうというね。


この店の特徴は、醤油が出ないところ。このロールもゆず胡椒で食べるんです。アメリカ人って、醤油皿に醤油ドボドボに入れるんで、これはある意味賢明ですよ。

締めはフォアグラの握りです。結局、2人でおまかせプラスアルファに、ワイン2本開けて合計400ドルぐらい払ったかな。テキサスにしてはかなりアッパーな和食屋だと思います。でも、決してワールドクラスではないですね。


隣に座っていたオバさんが、「あんたたちどこから来たの? 日本なの! もう最高〜。オースチンはね、SXSWが始まるまではな〜んにもなかったのよ。だから誰もこの町に来なかったの。もう、SXSWがなかったらこんな美味しいレストランもできなかったってことよ。あんたたちに会えて嬉しいわ〜」って感じでもう、うるさいうるさい。

南部の人たちはフレンドリーなんですかね。いずれにしても、陽気な人が多かったオースチンでした。当面の課題はラーメンってことだねw

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