2018年5月29日火曜日

サントロペから船に乗って、謎の水上都市へ小旅行

サントロペの港からは、周辺の都市やリゾート地を結ぶ船がたくさん出ています。ちょっと乗ってみたいですよね。

そこで今日は、ポールグリモー(Port Grimaud)という町に行きます。南仏のヴェニスと呼ばれる町です。


チケット売り場の横から船は出帆します。サントロペからポールグリモー行きの船は、1時間に1本。チケット代は往復で1人12ユーロ。


およそ30分弱の船の旅。あっという間に到着します。


ポールグリモーの港から陸地に上陸します。この町はとっても不思議な町です。町はゴーストタウンのように静まりかえっています。ほとんどの窓が閉まっていて、住居に人が住んでいる感じが全然しない。


ポールグリモーはGoogleマップで見ると、こんな地形です。さながら、水上都市ですね。この入り組んだ水路をボートで巡るツアーがあって、1人6ユーロ。

このツアーに参加して、水路をクルーズしてみましょう。


各家庭は水路に面していて、1家に1艘、船が係留されています。しかし、相変わらず人気がありません。

あまりに不気味なので、船上でググってみると、謎が解けました。

この町は別荘都市でした。しかも、船を保有する人々が自宅に船を係留可能であり、住人は自宅からダイレクトに出帆できる仕様になっている。


面白いなあ。こんな町があるですねえ。船を繋ぎっぱなしの別荘街なんだね。シーズンオフの別荘地だから、ひと気がないわけだ。


船がくぐれるように、橋はアーチ状にくりぬかれています。

この橋は自動車も通行できるのですが、1車線しかないうえに、頂上付近はブラインドトップになっています。


なので、橋の両端には信号機がついているんですよ。

この、信号機つきの橋のあたりには、マルシェがあって、観光客がたくさん訪れています。レストランもけっこう混雑しています。


私たちは、水路端のレストランでランチを食べて、サントロペに帰りました。およそ2時間の滞在。

サントロペからポールグリモーへは、バスでも行くことができます。バスだと20分ぐらいですね。

しかしまあ、南仏は奥が深い。海と船が好きすぎて、船を繋げる別荘を所有する人がたくさんいるという事実、初めて知りました。

0 件のコメント:

コメントを投稿