2010年の年末に、突如電源が落ちるというトラブルに見舞われ続けた私のiMacですが、先日ようやく復活しました。
これは会社で日常的に仕事で使っている、27インチのiMacです。2009年の10月頃の購入なので、もう保証が切れています。
故障の状態を少し詳しく説明しましょう。2010年の11月頃、普通にメールを読んだり、ブラウザでWebを見たりという日常的な作業を行っている時に、画面がピカッピカッと点滅する症状が出るようになりました。画面が瞬間的にブラックアウトするんです。
もしやウィルスに感染かと思い、マカフィーの試用版をDLしてスキャンしてみましたが、特に異常はありません。私は長い間、Macにウィルス対策ソフトを入れてないし、入れなくていいのがMacの長所だと思っているので、これがウィルス感染に起因する障害でないことを強く祈っていました。そして、どうやらウィルスの線はない。
「Mac 画面 点滅」などのキーワードでググってみますが、そこで得られる情報は、私のiMacに起きている症状とは根本的に違っていて、参考になる事例がありません。ググっても分からないというのは、今日、かなり珍しいことです。私の持っているiPhoneやiPad、そしてMacBookAirに起こったトラブルは、ググれば必ず答えが見つかりました。そして、自分で治すことができました。しかし、今回は該当する症状がネット上にない。点滅の症状は、1週間に2〜3度起こりますが、しばらくすると頻繁になり、ついには点滅後に電源が落ちてしまうようになりました。
電源が落ちた後、再度起動してそのまま1日中使えることもあったのですが、ある日、起動の際に「ジャーーーン」という起動音が最後まで鳴らず、「ジャーー、ブツン」と切れた時に、「お前のMacは死んだ」と誰かが耳元で囁いたような気がしました。デビッド・リンチの映画のシーンを思い出します。
どうやら、AppleCareに電話する時が来たようです。
AppleCareのお姉さんは、「まず、PRAMのクリアをしてみてください」と実に呑気な事を言っています。PRAMクリアが今日でも行われていることに、懐かしさと妙な嬉しさを覚えますが、起動できないんだからPRAMも何もクリアできません。直感的に、このお姉さんじゃダメだと分かります。とにかく引き取って診断してもらうしかないという結論になり、修理にかかるコストを尋ねてみると、iMacの場合一律4万7000円とのこと。
奇妙な料金設定です。どんな内容の修理でも4万7000円ぶん取られてしまう。これがどうも納得いきません。そこら辺を突っ込みつつ、ジーニアスバーならどうなのと聞くと、ジーニアスバーであれば、不良箇所の修理・交換にかかった実費だけで修理できるとのこと。「じゃあ、自分でジーニアスバーに持って行きます」と電話を切りました。
銀座Apple Storeのジーニアスバーに持ち込んだ時に模様は、こちらにも書きました。
ここからはAppleの悪口です。我慢しながら書きますが。
ジーニアスバーのお姉さんは、12月13日に持ち込んだ際、「一週間から10日ほど預かって検査して、お電話差し上げます」とのことでした。しかし、14日目の26日になっても何の連絡もありません。話が違います。ジーニアスバーに電話します。
「何で連絡がないの?」と電話に出たお姉さんを軽く詰めますが、「技術の担当に確認して折り返し電話差し上げます」というだけで、悪びれたところがまったくありません。その後、技術の担当という男性から電話がかかってきますが、こいつもまったく謝りません。で、「iMacに結構な負荷をかけて試しているのだが、症状が出ない」とのこと。
負荷って何ですか? それに、私の電話を受けた後からテストし始めたんじゃないですか?
先のAppleCareのお姉さんも、ジーニアスバーのお姉さんも、そして今回の技術担当クンも、皆、口を揃えて「電源に問題がある可能性もある」と言ってました。「じゃあ、ビルの大家さんに相談した方がいいか?」と聞くと、「東京電力に聞いてみた方がいいかも知れません」だと。私の周りのスタッフが使うDELLたちは普通に元気に動いています。私のMacだけがおかしいのです。常識的に考えて、それは東京電力のせいにはならんでしょう。ここはインドじゃないんですよ。常に安定した電力が24時間365日供給される東京なんですよ。そこでこんだけ電源がブチブチ切れるんなら、もはやそれは電気製品ではない。
iMacは丁寧に梱包されて会社に送り返されました。症状が出なかったので、費用は1円もかかりません。しかし、ふたたび電源を入れて使ってみると……。Oh my god! They killed Kenny.今度は「サウスパーク」のケニーが死んでる画が頭をよぎります。何も変わっていません。電源不良説を確かめるために、私のデスクそばの電源、会議室の電源、1つ下のフロアの電源と順番に繋いで起動テストを行いますが、常に起動途中でMacは死にます。もしも電源に問題があるというなら、このビル全体が電源の問題を抱えていることになります。
念のため自宅まで持って帰って起動させます。やはり結果は同じ。重たいiMacを2回も持って行ったのに、完全な無駄足。ジーニアスバー、店じまいするか、さもなきゃ名前を変えてくれ。そもそもジーニアスバーってふざけた名前のバーだよね。
もう、4万7000円払うことに決めました。AppleCareに2度目の電話です。Appleケアは、さすがに謝り慣れているようで、基本的に低姿勢に応対してくれます。週末に、ヤマト運輸がiMac専用の運搬ケースで引き取りに来て、何と、翌日には修理が終わって出荷されました。
パワーサプライの故障により、使用中に電源が落ちる症状を確認したので、パワーサプライを交換したと。
何ともあっけない結末でした。こんなことなら、最初からAppleCareに送っときゃ良かった。4万7000円にひるんだオレがバカだった。そして、バーなんかに修理を依頼したオレが軽率だった。それにしてもジーニアスバー、明らかに修行が足りません。そしてそれ以前に、迷惑かけた客には謝るって文化を身につけないとマズイよね。修行の前に研修だな。実はAppleCareにしても、後から送付される書類がまだ届いてないとかまだ甘いところがあるのですが、今日はこの辺でやめときます。いくらApple製品のエバンジェリストを自認する私でも、こんなことがあると浮気のひとつもしたくなるよなってことで、次はギャラクシータブの話でも。
これは会社で日常的に仕事で使っている、27インチのiMacです。2009年の10月頃の購入なので、もう保証が切れています。
故障の状態を少し詳しく説明しましょう。2010年の11月頃、普通にメールを読んだり、ブラウザでWebを見たりという日常的な作業を行っている時に、画面がピカッピカッと点滅する症状が出るようになりました。画面が瞬間的にブラックアウトするんです。
もしやウィルスに感染かと思い、マカフィーの試用版をDLしてスキャンしてみましたが、特に異常はありません。私は長い間、Macにウィルス対策ソフトを入れてないし、入れなくていいのがMacの長所だと思っているので、これがウィルス感染に起因する障害でないことを強く祈っていました。そして、どうやらウィルスの線はない。
「Mac 画面 点滅」などのキーワードでググってみますが、そこで得られる情報は、私のiMacに起きている症状とは根本的に違っていて、参考になる事例がありません。ググっても分からないというのは、今日、かなり珍しいことです。私の持っているiPhoneやiPad、そしてMacBookAirに起こったトラブルは、ググれば必ず答えが見つかりました。そして、自分で治すことができました。しかし、今回は該当する症状がネット上にない。点滅の症状は、1週間に2〜3度起こりますが、しばらくすると頻繁になり、ついには点滅後に電源が落ちてしまうようになりました。
電源が落ちた後、再度起動してそのまま1日中使えることもあったのですが、ある日、起動の際に「ジャーーーン」という起動音が最後まで鳴らず、「ジャーー、ブツン」と切れた時に、「お前のMacは死んだ」と誰かが耳元で囁いたような気がしました。デビッド・リンチの映画のシーンを思い出します。
どうやら、AppleCareに電話する時が来たようです。
AppleCareのお姉さんは、「まず、PRAMのクリアをしてみてください」と実に呑気な事を言っています。PRAMクリアが今日でも行われていることに、懐かしさと妙な嬉しさを覚えますが、起動できないんだからPRAMも何もクリアできません。直感的に、このお姉さんじゃダメだと分かります。とにかく引き取って診断してもらうしかないという結論になり、修理にかかるコストを尋ねてみると、iMacの場合一律4万7000円とのこと。
奇妙な料金設定です。どんな内容の修理でも4万7000円ぶん取られてしまう。これがどうも納得いきません。そこら辺を突っ込みつつ、ジーニアスバーならどうなのと聞くと、ジーニアスバーであれば、不良箇所の修理・交換にかかった実費だけで修理できるとのこと。「じゃあ、自分でジーニアスバーに持って行きます」と電話を切りました。
銀座Apple Storeのジーニアスバーに持ち込んだ時に模様は、こちらにも書きました。
ここからはAppleの悪口です。我慢しながら書きますが。
ジーニアスバーのお姉さんは、12月13日に持ち込んだ際、「一週間から10日ほど預かって検査して、お電話差し上げます」とのことでした。しかし、14日目の26日になっても何の連絡もありません。話が違います。ジーニアスバーに電話します。
「何で連絡がないの?」と電話に出たお姉さんを軽く詰めますが、「技術の担当に確認して折り返し電話差し上げます」というだけで、悪びれたところがまったくありません。その後、技術の担当という男性から電話がかかってきますが、こいつもまったく謝りません。で、「iMacに結構な負荷をかけて試しているのだが、症状が出ない」とのこと。
負荷って何ですか? それに、私の電話を受けた後からテストし始めたんじゃないですか?
先のAppleCareのお姉さんも、ジーニアスバーのお姉さんも、そして今回の技術担当クンも、皆、口を揃えて「電源に問題がある可能性もある」と言ってました。「じゃあ、ビルの大家さんに相談した方がいいか?」と聞くと、「東京電力に聞いてみた方がいいかも知れません」だと。私の周りのスタッフが使うDELLたちは普通に元気に動いています。私のMacだけがおかしいのです。常識的に考えて、それは東京電力のせいにはならんでしょう。ここはインドじゃないんですよ。常に安定した電力が24時間365日供給される東京なんですよ。そこでこんだけ電源がブチブチ切れるんなら、もはやそれは電気製品ではない。
iMacは丁寧に梱包されて会社に送り返されました。症状が出なかったので、費用は1円もかかりません。しかし、ふたたび電源を入れて使ってみると……。Oh my god! They killed Kenny.今度は「サウスパーク」のケニーが死んでる画が頭をよぎります。何も変わっていません。電源不良説を確かめるために、私のデスクそばの電源、会議室の電源、1つ下のフロアの電源と順番に繋いで起動テストを行いますが、常に起動途中でMacは死にます。もしも電源に問題があるというなら、このビル全体が電源の問題を抱えていることになります。
念のため自宅まで持って帰って起動させます。やはり結果は同じ。重たいiMacを2回も持って行ったのに、完全な無駄足。ジーニアスバー、店じまいするか、さもなきゃ名前を変えてくれ。そもそもジーニアスバーってふざけた名前のバーだよね。
もう、4万7000円払うことに決めました。AppleCareに2度目の電話です。Appleケアは、さすがに謝り慣れているようで、基本的に低姿勢に応対してくれます。週末に、ヤマト運輸がiMac専用の運搬ケースで引き取りに来て、何と、翌日には修理が終わって出荷されました。
パワーサプライの故障により、使用中に電源が落ちる症状を確認したので、パワーサプライを交換したと。
何ともあっけない結末でした。こんなことなら、最初からAppleCareに送っときゃ良かった。4万7000円にひるんだオレがバカだった。そして、バーなんかに修理を依頼したオレが軽率だった。それにしてもジーニアスバー、明らかに修行が足りません。そしてそれ以前に、迷惑かけた客には謝るって文化を身につけないとマズイよね。修行の前に研修だな。実はAppleCareにしても、後から送付される書類がまだ届いてないとかまだ甘いところがあるのですが、今日はこの辺でやめときます。いくらApple製品のエバンジェリストを自認する私でも、こんなことがあると浮気のひとつもしたくなるよなってことで、次はギャラクシータブの話でも。
謝らないのは、Apple関係者のお家芸。漢字Talk以前の頃、大げんかしたことあります。一時は見限ってしばらくWindows使ってました。Appleはソフトは素晴らしいと思うけど、ハードの質というと、かなり疑問です。私のiMac 27"は最近1年ちょっとでHDDがおじゃんになりました。今、換装しようと、バラバラになっています。二度とSeagateを入れたくないので、Western Digitalにしようとしたら、ケーブルまで取り寄せなければいけません。中身を見て思ったのは、相当ケチっている部分もあるな、ということです。ハード屋さんなんだから、中身もバッチリ決めて欲しいです。
返信削除