今年5月にイギリスを旅行した際、ロンドンの公共自転車に乗りました。これはもともと、パリで07年に導入されたものがベース。パリのヴェリブという公共自転車システムを、ロンドンがパクったわけですね。
さて、パリにやって来たからには、ヴェリブに乗らないわけにはいきません。
自転車ステーションはこんな光景。ロンドンと変わりません。しかし自転車の色が渋いっす。さすがパリ。
ステーションには操作パネルを装備した司令塔が立っていて、ここでユーザー登録と貸し出しを行います。日本語には対応していませんので、英語の表示に切り替えて操作します。
旅行者は、ICつきのクレジットカードがあればユーザー登録可能。ユーザー登録すると、こんな紙が出てきます。右下に印字されている8ケタの番号と、ユーザー登録時に入力した4ケタの暗証番号を組み合わせて利用します。
1日1ユーロが基本料金で、30分までは無料。以後30分刻みで利用料が課金されます。
パリでは、まず乗りたい自転車に目星をつけてから、操作パネルを操作した方がベター。
なぜなら、ロンドンでは各自転車が格納されているドックで番号を入れて自転車を取り出しますが、パリでは司令塔で自転車を選択するからです。パンクしてたり、チェーンが外れていたり、サドルが汚れていたりと、コンディションの良くない自転車もけっこうありますから、まずは状態のいい自転車を選び、その番号を覚えて操作パネルに向かいましょう。
ドックから自転車を取り出します。自転車を外す操作はロンドンよりイージー。自転車は20キロぐらいの重量。3段変速つき。これはいずれもロンドンと一緒です。
ヴェリブがロンドンのともっとも異なる点は、カゴとカギがついていること。
カゴは荷物を入れるのに便利ですが、信号待ちでひったくりに荷物を盗られないように、ハンドルにバッグの取っ手を引っかけておくことを忘れずに。
また、カギがついてますから、こんな風に、柱にくくりつけられたヴェリブも時々見かけます。
ただし、これだと盗難に遭ったり返却を忘れたりするケースもあるので、ドック・トゥ・ドックで使った方がいいですね。ロンドンみたいに。
ただしこの日の私は、サンミッシェルでヴェリブを借りて、10分先のルーブル美術館付近で返却しようとしたら、ルーブル近くの3カ所のステーションがどこも満車。10分乗って、返すのに30分待ちというマヌケな状態に。
こんなiPhoneアプリ(Paris by Bike。無料)を使えば、AR機能が最寄りの空いているステーションをナビゲートしてくれます。だけど、目的地が目の前なのに、500メートル先のステーションに返してそこから歩いて戻るってのも何だかなあ。
それはともかく、ロンドン同様パリも道路は自転車向けにきっちり整備されていますので、そこは好感度大。
当たり前ですが、パリは自動車同様自転車も右側通行なので、くれぐれもお間違えなく。これに慣れるのが意外に大変。そして、自転車は歩道じゃなくて車道を走らなくてはいけませんよ。
こちらは、犬も車道を歩けってサインです。パリではなく、ランスで見かけました。
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