2013年8月6日火曜日

香港に行ったら、バスに乗ろう!

香港でSIMを買い、パケット通信が可能になったので、早速Google Mapsアプリが使えるようになりました。香港でGoogle Mapを使うと、地下鉄(MTR)ではなくバスを使った推奨ルートが上位に来ることが多いんです。そこで今回の香港旅行では、バスにたくさん乗ることにしました。

今年の年始に旅行したモロッコ(マラケシュ)、そして春に旅行したシドニーで、2階建てのバスに乗りまくったら意外に楽しかったという経緯もあります。

早速、ブルース・リー展が行われている香港文化博物館へのルートを検索してみましょう。出発は「湾仔」とだけ入れてみます。




こんな感じで、最初は101番のバス、そして紅磡(Hung Hom)でMTRに乗り換えて車公廟(Che Kung Temple Station)に到るルートが出てきます。これ、普通の日本人なら、湾仔から金鐘(アドミラリティ)へ行き、荃湾(ツェンワン)線に乗り換えて……って感じでMTRのみ3~4回乗り換えて行くと思うんですよ。あるいは、フェリーに乗って半島側に渡り、尖沙咀(チムサーチョイ)からMTRってのもあるかな。

だって、東京都内の移動はみんなそういう要領じゃないですか。有楽町線で有楽町へ出て、JRに乗り換えて浜松町へ行き、モノレールで羽田空港へ……みたいな。いずれにせよ、路線バスを組み合わせて目的地まで行くって発想はあまりないですよね。個人的にも、東京でバスを使うケースは、六本木から渋谷に出る時ぐらいです(休日は別として)。


ところが、香港のGoogleだと、とにかくバスのルートが優先的に出てくるので、恐らくそっちの方が早く目的地に着くんだろうと。


そんなわけで、バスに乗りまくりました。


香港でバスに乗るときのポイントは2つ。


まず、オクトパスカードを使うこと。



これは必須ですね。日本(東京)におけるSuica、Pasmoと同等のICカードです。香港のバス運賃は、近場で3~5HKドル(約40~60円)。遠くても、例えばセントラルからスタンレーまで8〜9HKドル(約100~120円)なので、1回あたりの運賃はほぼ気にする必要はないレベルかと。むしろ残高を気にする方が大事。まあ、オクトパスに200HKドル(約2700円)もチャージしておけば、3~4日間使いまくっても残高が0になることはまずありません。

次に、2階の最前列を目指すこと。


これ、香港でなくても、2階バスならどこでも一緒なんですが、とにかく2階の一番前の席は別世界です。マラケシュやシドニーのオープンバスでは、一番前が空いてない場合は一番後ってチョイスもあったんですが、香港のバスは、基本、屋根がついているので、一番後の座席に価値はありません。狙うは一番前のみです。



さて。中環(セントラル)から赤柱(スタンレー)に行ってみましょう。


このルートは、「260」のバスが一番短時間(30分ぐらい)でスタンレーに着くのですが、休日ともなるとバス乗り場には結構な行列ができています。2階の最前列は、まず難しい。


ここで裏技です。

260のとなりのレーンに「6」の乗り場があります。6のバスはスタンレーまで45分ぐらいかかります。ここにも列ができているんですが、この列に並ばずに、プラットフォームの周辺で待っていてください。しばらく待つと、プラットフォームの向こう側に「6X」というバスが来ます。6Xは、260よりは時間がかかりますが、6よりは短時間でスタンレーに着くバスです。「X」はExpressの意味なのかな。



この6xのバスの運転手は、6の乗り場の奥手(写真の6のバスの左手)に滑り込んでくると、6の乗り場に並んでいる客に向かって来い来いと手招きします。この時、列にいる客は、一瞬きょとんとしているので、このスキにすかさず6Xに乗って2階に駆け上がれば、見事最前列ゲットできます。



6、6X、260いずれも、10~20分おきにやってきます。


トンネルを抜け、海沿いの山岳部を走るルートはなかなかスペクタクルです。2階席は、木の枝なんかがしょっちゅうぶつかります。



これはオープントップのバスですね。山肌ギリギリを走ってるように見えますが、実はけっこう余裕があります。後ろに見えるビルの形が、何気におもしろい。



無事スタンレーに到着。暑い!

路線検索は、基本的にGoogle Mapsを使いますが、こんなアプリも見つけたので、ルートの裏取りにいいかも。

KMB & LWというアプリで、iPhone版とAndroid版があります。



あと、この本も参考になります。かなりマニアックですが。




香港、バス旅。なかなか楽しいですよ。必携アイテムは、オクトパスとGoogle Mapsアプリ(の入ったスマホ)です。

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