2014年11月2日日曜日

AppleのTime Capsuleを買ってみた……待っていたのは設定地獄!

ひとつ前のエントリーで、自宅の回線を光ギガにアップグレードした件を書きましたが、実はこれに合わせて、別の買い物をしてありました。


どーん! 右側にそびえ立つのは、AppleのAirMac Time Capsule(タイムカプセル)です。WiFiルーターとハードディスクが一体になったものです。左にあるAirMac Expressがずいぶん小さく見えますが、縦横のサイズは一緒です。これをぐーんと10倍ぐらい引き延ばすとタイムカプセルになります。タイムカプセルと同じ外観で、ハードディスクを内蔵していないAirMac Extremeという商品もあります。

これを購入したのには、ちょっとした原因がありました。自宅でMacのバックアップ用に使っていた外付けハードディスクドライブが、この半年で立て続けに2台故障したのです。いずれもコネクタ部分の不具合で、ディスクの中身は無事に救出できたのですが、どうやら小型のハードディスクドライブは、どのメーカーの製品もコネクタが弱点だということに気がつきました。いずれも、マイクロUSBで接続するタイプです。

そもそもマイクロUSBって、端子があまりに小さくて薄っぺらなので、けっこう不安です。私が持っていたケーブルでも、端子部分が折れ曲がってしまって使えなくなっているものが2〜3ありました。つまりマイクロUSBは、凸部分も凹部分も問題をはらんでいる規格だってことですね。とにかく、挿入するときに表裏が簡単に判別できなくてストレスフルですし。

そこでタイムカプセルです。こちらはMacとWiFiで接続しますので、コネクタ問題から解放されます。接続速度もAirMac Expressの3倍というふれ込みなので、自宅の回線を速くした暁にはこれに変えようと決めていました。



背面はこんな感じ。OUTはイーサネットが3発と、INでUSBが1発です。ハードディスクドライブを繋いでNASとして使うこともできます。

タイムマシーンのバックアップは、こちらに切り替えました。これでひとまず安心(かな?)


ところで、ここからが本題なんですが、WiFiルーターを入れ替えると、それにぶら下がっている機器の設定をすべて新しくしなくてはならなくて、我が家の場合はこれが超絶面倒でした。

何しろ、WiFiに繋がっている機器がこんなにある。

iPhone、iPad
TV(ブラビア)
Bluray HDD
ガラポン(ワンセグ放送全番組録画機)
Withings (ヘルスメーター)
Apple TV
ChromeCast
プリンター
スキャナ
Hue(LED照明)

これらを、新しいWiFiにシコシコ接続していくわけです。もう、一日がかりっすよ。

iPhoneやiPadなんかは設定がかなり簡単ですが、ガラポンとかWithingsのヘルスメーターなんかはハードル高いです。

昔、オーディオを新しく買った時に、ラックの裏側に回って赤とか白とか黄色のピンジャックを抜いたり刺したりして汗だくになったことを思い出しました。接続し直しですから、本質的にはこれと同じですね。

しかしこれは、IT業界の今後の課題ですね。WiFiに接続する機器ってさらに増えて行くと思う。ルンバ(掃除機)とか、冷蔵庫とか、さらに色んなものをWiFiに繋ぐ世の中になるのは明白です。設定画面が、もっと簡単なユーザーインターフェースになっていかないと、使いこなせないですよねえ。

ところで、今回の一連の光回線のアップグレードとタイムカプセル設置における大誤算がひとつ。

実は、NTTが持ってきた光ギガ用のモデムには、WiFiルーターが内蔵されていたんです(カードを刺して使うタイプ)。で、こっちの方がタイムカプセルの2倍ほどスピードが速いという皮肉な測定結果が。まあ、通信機の根本から直接電波を飛ばせるので速いのは当たり前っちゃ当たり前なんですが、せっかく買ったタイムカプセルに、WiFi基地としての優位性がなくなってしまった……。もちろん、バックアップ機器としてはグッド・ソリューションなんですが。

工事のおっさんは、電波が干渉する可能性があるから、どちらかひとつだけ使ってくださいと言っておりました。

なので、モデムに刺さっていたカードを抜いて、タイムカプセル一本で使っています。ええ、遅い方のWiFiです。

世の中、なかなかうまく行かないことってありますね。日常生活のちょっとしたところでね。

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