2017年9月13日水曜日

東京の自転車シェアが拡大してた。これ、マジで便利だよ

もうだいぶ前から、紙の本は極力買わないようにしています。読みたい本は図書館で借りるか、Kindleで電子版を購入する。図書館は、圧倒的な蔵書量の文京区図書館をメインに、サブで新宿区図書館、さらに中央区の図書館もたまに利用します。自分の生活圏内では、この3区の図書館が読みたい本にリーチできるトップ3です。

私の住まいは新宿区ですが、文京区の区界に近いため、もっとも近いのは文京区の水道端図書館。でも、徒歩で10分以上かかる。次に近いのは新宿区の中町図書館で、こちらは徒歩で15分。これがなかなか不便な距離なんですわ。

読みたい本は図書館のWebサイトで予約しておきます。本が確保されるとメールで連絡が来るんですが、本をピックアップしに行けるのが週末なので、だいたい週末は図書館をハシゴすることになります。これが徒歩だと30分以上かかる。車で行けば楽なんですが、図書館には駐車場がないので、路上駐車のリスクをとるか、コインパーキングでお金払うか。

そして、図書館はいずれも駅から遠く、電車を使うという選択肢はありません。さらに、区の走らせるコミュニティバスも検討したのですが、区をまたいで走行するバスはありませんので、これまた役に立たない。

徒歩で行くか、車で行くかしかない。他に、何かいい方法ないの?

あったんです。


自転車という選択肢が。シェア自転車ですよ。

かつて、勤務する会社が中央区にあった頃、自転車シェア用のポートがあちこちに設置され、赤い自転車が並べられていた光景を覚えています。しかし、当時その自転車は貸出も返却も中央区内でしか行えず、「こんなの意味ね〜じゃん」って思ってまったく使う気にならなかった。

それが、ちょっと調べてみたところ、今年(2017年)の1月から、千代田、中央、港、江東、新宿、文京の6つの区をまたいで乗り降りできる自転車シェアリングの広域実験が始まっていたのです。ちゃんと、新宿区と文京区も含まれていますよ。


サービスエリアとステーションの分布をGoogleマップでみるとこんな感じ。いいねえ。

早速乗ってみましょう。まずは、Web上でユーザー登録します。スマホ用のアプリもあるので、こちらもダウンロードしておきましょう。最寄りのポートを探すのに断然便利です。

PC、スマホでユーザー登録する際に、クレジットカードも登録します。クレカ決済の他には、dアカウントによる決済も可能です。

利用料金です。まず「1回会員」は、最初の30分が150円。以後、30分ごとに100円の超過料金がかかります。次に「月額会員」になると、月額2000円。最初の30分が0円で、超過料金が30分100円。続いて「1日パス」というのがあって、何度乗っても1500円。


1回会員でやってみましょう。最寄りの自転車ポートに行って、アプリを起動します。

アプリから「借りる」をタップ →「新宿区」をタップ →ログイン →「サービスを利用する」から「駐輪場から選ぶ」→「ポートを選ぶ」→「自転車を指定する」という感じで自転車を特定し、4ケタのPINコードをゲットして利用します。


サドルの後ろにある、コントロールパネルから4ケタのPINコードを入力します。この場合、ICカードは使いません。これを「やりかたA」としましょう。

「やりかたB」ならもっと簡単です。ユーザー登録の際に送られてくる8ケタのPINコードを、上と同じコントロールパネルに入力して、ICカードをタッチすれば、以後、ICカードだけで施錠を外すことが可能になります。私はアップルウォッチでやりました。アップルウォッチの場合は、サイドボタンを2クリックして、スイカ画面を呼び出して使ってください。

ただ、自転車によっては、この「やりかたB」に対応していない(8ケタのコードを入力できない)車種があるようで、その場合はAの方でやってみてください。


今日は天気がいいので、自宅のそば(新宿区東五軒町)で自転車を借りて文京区の水道端図書館まで行ってみましょう。返却する本が1冊あります。

乗って初めて気づいたことには、この自転車、電動アシストがついてます。お〜、らくちん。これはいい。


メーターが切り替え式になっていて、バッテリーの残量、走行可能距離、速度計の3モード。自転車借りる前に、バッテリーの残量は確認した方がいいですね。バッテリーがゼロだと、電動アシストが効きませんから。

電動アシストで走りが楽だってことが分かったので、足を伸ばして中央区の京橋図書館まで行ってみましょう。

今日は日曜日で、お堀端の内堀通りがサイクリング道路になってます。これは快適です。家族連れとか、サイクル野郎がたくさん走っています。もしかして電動で走ってんの、オレだけ?


およそ7キロを30分ほどで走って本を返したら、けっこう足が疲れたので、京橋図書館の敷地内にあったポートに自転車を返却し、有楽町線に乗って自宅へ帰ります。片道自転車、片道電車ってなかなか新しい。

私の場合、勤務先が千代田区なので、通勤でも使えますね。自転車にはカゴもついているので、荷物もそこそこ運べます。

久々に便利な乗物を見つけました。日常の足として積極的に利用していこうと思います。しかしこの、電動アシスト自転車のシェアリングって、オペレーションが意外に大変なんじゃないですか。バッテリーの充電って、どんな頻度でやってんだろ。

あとは、ロンドン並みにポートをたくさん増やして欲しいのと、1日パスの料金をもっと安くして欲しい。1日乗り放題で1500円ってことは、150円を10回乗るのと同じ料金だもんね。割安感まったくナシ。ちなみに、東京メトロの1日乗り放題は600円。東京メトロ&都営地下鉄乗り放題キップは900円でっせ。

区長さん、よろしくご検討のほど。

▼東京・自転車シェアリング広域実験
http://docomo-cycle.jp/tokyo-project/

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