2015年10月12日月曜日

サン・セバスチャンから陸路フランス侵入。レンタカーに関する重要な情報

スペインのサン・セバスチャンでの用事を終えて、フランスへと移動します。最終的にパリへと到達する旅程、今日からはレンタカーでの移動です。


これは、フランスのシャトーホテルで見かけたシトロエン2CV。本エントリとは無関係ね。

さて、ヨーロッパをレンタカーで旅する方に2つほど重要な情報をシェア。

その1。レンタカーは3日借りるよりも4日借りる方がトータルで安くつく。
その2。ヨーロッパでレンタカーを乗り捨てる場合、国境を越えると500ユーロ以上かかる。

priceline.comで比較してみましょう。フランス・バスクでレンタカーを借りて、パリのシャルル・ド・ゴール空港で返却するとします。


平日3日間の料金がこちら。Hertz、SiXT、enterpriseという3つのレンタカーチェーンの料金が掲載されています。


で、平日4日間の料金がこちら。3チェーンともに、3日間より4日間の方が1日あたりの料金は安い。そしてHertzの場合、3日間のトータルよりも4日間のトータルの方が安くなっているという状態です。どーゆーこっちゃ?

なので今回、HertzのWebで4日間の契約をし、3日目に返却するという作戦を敢行しました。1日分の契約を捨てたわけです。その方が安いから。まあ、約款をよく読まずにこれをやったので、果たして本当に得をしたのか、あるいは契約違反で3日分の正規料金をチャージされたのか、カードの明細が来ていないのでまだ分かりません。

しかし何なんでしょうね、これ。レンタカー各社の競争の結果、料金プランに矛盾が生じているということでしょうか。皆さん、いまヨーロッパでレンタカーするなら、Hertz一択ですよ。もっとも、借りる営業所と返す営業所が同一の場合、Hertz以外にも色んなチョイスが検討可能です。とにかく、4日目から急に安くなる。

料金比較は、AirportRentalCarsでどうぞ。pricelineの系列です。
http://www.airportrentalcars.com/

また、当初レンタカーは、サン・セバスチャン(スペイン)で借りてパリ(フランス)で返却という計画だったのですが、国をまたぐ契約プランには、車の乗り捨て料金が500ユーロ(約6万5000円)以上かかることが判明。3日分のレンタル料金よりも高いじゃん! そりゃねーよなってことで、いったんタクシーでフランスに移動してからレンタカーを借りることにしました。たとえタクシー代が1万円ぐらいかかろうが、乗り捨て料金6万5000円よりはるかに安いわけで。

しかし今回、タクシーに乗ることはありませんでした。我々がサン・セバスチャンで宿泊したホテルは、ダウンタウンからやや離れたロケーションだったのですが、運良くバスターミナルのそばでした。初日、ビルバオ空港からサン・セバスチャンへのバスもこのターミナルに到着しました。翌日の遠征ランチもこのターミナル近くのバス停から出発しています。なら、フランスに抜けるバスもこのターミナルから出てんじゃね?と思ってネットで調べてみると、あったあった、ありましたよ。おあつらえ向きが。


そのバスターミナル(ターミナルの正式な名前は分かりませんが、現地の人にBus Terminal とか Bus Stationといえばまず通じます)から東に向かい、フランス国境を越えてビアリッツ空港にいたる高速バスがありました。朝10時出発、所要時間1時間、運賃は1人7ユーロ。安っ! リムジンバスより安い。

そしてビアリッツ空港ならば、主要なレンタカーの営業所もあるはずです。早速ググってみると……あったあった、Hertzの営業所もありました。いいねえ、美しい流れ。

この、国を越えるバス移動はとても重要な移動なので、前日に直接バスターミナルへロケハンに行きました。発着ターミナルは何番なの? 何かインフォメーションないの?と探してみると、バスターミナルの近くに、PESAというバス会社と、ALSAというバス会社のチケット売り場がありました。


PESAはご覧の大行列。一方で……。


ALSAはガラッガラ。この落差って……。

私たちが調べたビアリッツ行きのバスは、ALSAのバスです。

バス会社は違えど、もの凄い行列を見てしまったので、これは翌日の便のチケットを買っておいた方がいいなということで、ショップに突入。

バスのチケットは、近距離の便なら直接ドライバーから購入できますが、高速を使った中長距離の便は、事前に購入しておく必要があるようです。

ALSAのショップに入ります。自販機がそびえ立っていますねえ。奥には有人の窓口もあります。


どれどれ。ちょっとこの自販機でチケットを買ってみようじゃないの。

言語を英語に設定し、目的地を入力し、日付と便を選択し、個人情報を入れてクレジットカードをぶっ込んで……。案外簡単にチケットが発券されました。

いいねえ。自販機が世界中に普及してきていますよ。

しかしまあ自販機のデカいこと。この程度の機能なら、日本の自販機なら大きさ5分の1だよね。成田空港のリムジンバスの券売機とかさ。

ま、いっか。ちゃんとチケット買えたんだしな。

翌日、かなり早めにターミナルに行くと、すでにビアリッツ空港行きのバスが待ち構えていました。昨日自販機で買ったチケットを見せて乗ろうとすると、「ダメだ。このバスじゃない!」と拒絶されます。バスのボディを見ると、それは競合のPESAのバスでした。「ALSAのバスはどこ?」と聞くと「あっち。あっちだ」と奥の方を指さします。

このバスターミナルはけっこうアバウトで、乗り場が20カ所ぐらいあるのですが、当該のバスが事前に何番乗り場に発着するのか分かりません。バス会社ごとにざっくり乗り場が割り当てられていて、適宜空いてるところに入線するみたいな感じですね。

しばらくすると、我々の乗るバスもやって来て、ほどなく出発。バスは無事にビアリッツの空港に着いて、Hertzで予約してあった車をゲットすることに成功しました。


車はオペル・コルサ。ディーゼル・エンジンです。こいつで3日ほどフランス国内を爆走します。ええ、もちろんマニュアル・ミッションですよ。やはりヨーロッパの道路走るんならマニュアルじゃないと。

次回はバイヨンヌへラーメン食べにいきます。

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