時間が時間だけに予想はしていましたが、昨晩アコースティック・ライブを行った会場に、今日は人影がまばら。ざっと数えると50人ぐらいしかいません。イベント主催者は、見込みを間違ったのか、それとも動員する努力を怠ったか。
そんな痛い感じの会場でしたが、ニティンの話はなかなか興味深いものでした。少年の頃に両親がインドからイギリスに移民してきたという自らのルーツと、その後の音楽との出会いや、プロのミュージシャンとしての人生など、質疑応答を交えて1時間半ほど。自ら持ち込んだMacBookで、各地でのステージの模様を動画で流しつつのなかなか充実したセッションでした。
そして、夜は22:30から「サウンド・システム」と称して、ライブハウス(というか、フロアのあるレストラン)で演奏です。今日は昨晩とは打ってかわって、ニティン以下、タブラー、男性ボーカル(兼フルート)、女性ボーカルといった4人編成。サウンドも、昨晩のフル・アコースティックから180度転換して、アジアン・ブレイクビーツとドラムンベースをフィーチャーしたノリノリ系に様変わりさせています。
終盤にPAの電源が落ちて、5分ほど演奏不能になるトラブルもありましたが、「コンファレンス」でリスタートし、最後は例によって「プロフェシー」で締めて、お客も大満足の一夜となった次第。
それにしても、金曜の19:30からライブ、翌朝10:30からトークショー、さらに同日22:30からライブだなんて、ちょっと過密日程ですよね。長駆やって来た私にとっては集中的に参加できてとてもラッキーですが、ニティン以下ミュージシャンの皆さんにご苦労さまとしか言いようがありません。ニティンはこれに先立つ水曜日にもワークショップを行っていて、合計4本、すべて内容の異なるセッションをこなしたことになります。いやあ、シンガポールは過酷だなあ。
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