2014年5月17日土曜日

グーグルグラスを小一時間ほど使ってみた

会社のスタッフがLAでグーグルグラスを買って帰ってきたので、ちょっと借りて小一時間ほど使ってみました。


じゃーん! どうやら、ここ数日の間に、北米では一般の人でも簡単に買えるようになったらしい。

グーグルグラスを使うには、スマホに「MyGlass」ってアプリを入れないとダメだそうで、早速GooglePlayに行ってみます。


「このアイテムはお住まいの国でご利用いただけません」だって。日本じゃDLできない……。

iPhoneアプリもリリースされてるよってことなので、AppStoreに行きますが、USのストアじゃないとDLできません。AppStore右下の国旗をクリック、USのストアでチャレンジしますが、US発行のクレジットカードがないとダメ。PayPalアカウントを入れてみますが、PayPal登録の住所が日本なのでダメ。US発行のiTunes用プリペイドカードも持ってないのでダメ。

「なんだよ使えないじゃん!」って思いつつ、ググってみると、PCでWiFi接続でもなんとか行けそうです。

「MyGlass」ページに行って、Googleアカウントでログインし、「パソコンで設定を続行する」をクリックすると、WiFiに接続する画面が出てきます。


ここでひとつ、ビッグイベント。

このページで、自宅のWiFiルーターのアカウント情報を入力すると、QRコードが吐き出されます。これを、グーグルグラスでキャプるんですよ。

グーグルグラスを装着した状態で、PCのQRコード画面に顔を近づけていくと、グラス側でピントを合わせ、自動的にキャプチャーします。こりゃおもろい。

しばらくするとグラス側でWiFiをつかまえることができて、無事に使えるようになりました。


頭をカクっと上に持ち上げ、起動。するとこんな画面が表示されるので、「オーケー、グラス」と言ってみます。


はい、こんなメニューが出てきます。写真を撮ったり、動画を録ったり、目的地までの経路を調べたり、メッセージを送ったりできます。



https://www.youtube.com/watch?v=4EvNxWhskf8
この動画を見ると、グーグルグラスでできることがざっくり把握できます。 

試しに、さっきのメニュー画面で「オーケー、グラス テイク・ア・ピクチャー」と言って、部屋の写真を撮り、メールで送ってみました。


時間がかかりましたが、ちゃんと届いてました。これは楽しい。

ところで、このグーグルグラス、装着すると右目に全神経が集中します。すると、左目も思いっきり右の方に寄ってしまうという……。

会社で色んな人間に装着してもらいましたが、左目をつぶってウィンク状態になってしまう人もいました。

視野がかなり狭くなっちゃうので、グーグルグラスを装着して、外を歩いたり車の運転とかしたらけっこう危険だと思う。あと、両目が開いているのに、片目でしかモニターが見えてない状態がかなりストレス。これ、使っているうち慣れるんだろうか……。

かなり難易度の高いデバイスだと感じますね。

もちろん、面白いっちゃ面白い。だけど「正しい使い道」ってなんだろう?という大きな疑問が。

私はふだん眼鏡をしないので、そもそも装着すること自体、ハードルと感じます。よほど凄い(適切な)使い道がないと、おそらく使わないだろうな。

そうだなあ、外国語の看板がリアルタイムで日本語に翻訳されて見えるとか。あとは、サッカー観戦で、選手にピンを合わせてウィンクしたら、選手のプロフィールが画面に出てくるとか。要はスマホでも実現可能なことを、ハンズフリーでできるってところが当面の便利な使い道でしょうね。しかも、ここが大事なんですが、周囲の人々に「私は今グーグルグラスを使ってます」って暗に宣言しながら使わなくてはならない。周りの人は絶対に警戒しますからね。

あと、これ個人的にはかなり重要な点ですが、私がもし使うとしたら、モニターは右目じゃなくて左目で見たい。左目バージョンも是非。

ところで、グーグルグラスの使い方を調べていたら、アホな商品を見つけてしまいました。


「5000円以下で買えるグーグルグラス」だそうです。

キックスターターで出資者募集中だと。アホだなあ。

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