2013年1月17日木曜日

どうする、アトラス?

今回のモロッコ旅行は、代理店を一切使いませんでした。

例えば、私たちは過去3年連続でインドを訪れています。このインド旅行の場合、日本からインドまでのエアと現地での宿泊は自力でネットで手配し、インド国内での移動(空路・陸路)については、エアや専用車(ドライバー+ガイド)を代理店で手配するというようなやり方が常套です。70%自力、30%は代理店といった感じ。

エキゾチックな地域を比較的短時間で駆け抜けるような旅だと、移動は専用車を雇っちゃうのが断然楽です。だけど、そこそこお値段がかかる上に、お土産屋に連れ込まれたり、高くてまずいレストランでメシ食わされたりと、問答無用の搾取に遭遇するのもまたお約束。かといって自力で移動するのも、勝手が分からないとなかなか大変。

今回、モロッコは4泊しますが、マラケシュ2泊→ワルザザート1泊→マラケシュ1泊という旅程にしました。従って、長距離の移動はマラケシュ~ワルザザートの往復のみ。ここは片道170キロぐらいの距離なんですが、最高峰が4000メートルを超えるというアトラス山脈を超える山越えルートです。


専用車を雇うか、乗り合いバスで行くか。フォートラベルで旅行記をチェックしているうちに、もうひとつのチョイスがあることに気づきました。

そうです。レンタカーです。自力でアトラス超え。

こりゃ楽しそうだ。アフリカ大陸で車を運転するのは初めてです。当然、リスクについても想定しておかなければなりません。

以下、「モロッコ旅行とトラブル」というページから引用

1:交通事故/移動手段
長距離の移動は、昼間の電車、CTM、ソプラトゥルを使いましょう。

デモやテロより怖いのが交通事故。

つい先日(2012年9月)モロッコ南部、マラケシュからワルザザートに移動する途中に通るティシュカ峠で民営バスが崖から100メートル以上転落、42人が亡くなるという大きな事故がありました。原因は整備不良による突然のコントロール不能だと言う事です。この事故は沢山の方が亡くなったため、大きく報道されましたが、モロッコを長距離移動していて事故を見かけない事はありません。

【アトラス越え】
旅行者が通るルートで最も危険なのがアトラス越え。
  • モロッコで最も事故が多いのがマラケシュ→ワルザザート間のハイアトラス。
  • ガードレールが無い個所がある
  • 車線が狭い。大型トラックなどを追い越すために反対車線に大きくはみ出る必要がある。
  • この道の事を良く知っているドライバーばかりでなく、観光客のレンタカーも走るため混乱する。
  • 街灯がない。
  • 冬季は良く雪が積もるが、チェーンを付ける習慣が無い。
  • 強風で煽られる(バランスの悪い車が横転する)→巻き添え

事故が多いつづれ織りの道ですが、ここで大きな事故が起こった場合、マラケシュから救急車が来ます。

マラケシュから山頂まではどんなに急いでも二時間はかかり、戻るのに二時間かかります。(救急車が来ない場合は、自力でヒッチハイクして町までたどり着くという事もあります)

特に夕方から夜間、冬季の事故が多い道で、毎回通るたびに事故車を見かけます。

引用終わり。


シビレますよねえ。「旅行者が通るルートで最も危険なのがアトラス越え」と断言されてます。だけど、フォートラベルの旅行記なんか読むと、案外能天気に綴られてるんですよ。そんなに危険な感じはしない。むしろ、バスで酔ってみんなでゲロ吐いたとか、雇った車の運転手があまりに飛ばすのでビビったとか、他人の運転の方が逆にリスクなんじゃないかと感じた次第。

モロッコでのレンタカー事情について調べてみると、マラケシュにHertzやAVISのお店が普通に存在します。ふーむ。

アトラス山超えは3日目。ここはひとつ、マラケシュの町の道路事情を把握してから決めることにしましょう。

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