さて、上海でチャイナ・ユニコムのSIMをゲットして、iPhoneが開通しました。しかし、中国はグレート・ファイヤーウォールによって、自国以外のSNSやWebサイトへのアクセスがめちゃめちゃ制限されています。Googleが使えない。Twitterが使えない。Facebookが使えない。LINEも使えない。
そこで人々が利用するのが、VPN(Virtual Private Network)というサービス。中国から、日本やアメリカなどのIPアドレスに一旦繋ぎ、ファイヤーウォールをかいくぐるんです。
日本にいる状態で「中国」「VPN」でググると山のようにサービスが出てきますが、中国にいると、そもそもGoogleが使えません。中国の検索エンジン「百度(バイドゥ)」で検索すると、たくさん結果は出てきますが、検索結果の画面から、当該ページに移動することができません。
今回、iPhone 6 PlusとiPad Air 2を持参していました。なので、VPNのアプリがあれば好都合。AppStoreで「VPN 」「CHINA」と検索。AppStoreは中国からでも繋がるんです。ありますあります。VPNアプリ、いっぱい出てきた。
その中から、「VPN Asia」をダウンロードすることにしました。
ダウンロード完了。VPN Asiaアプリを開いて、アクセスポイントを選びます。ここはJAPANを選んでみましょう。
Safariが開いて、アクセスポイントが有効であることが確認されると、設定ファイルをダウンロードする画面が出ます。
これをダウンロードしたら、今度はiPhoneの「設定」メニューへ。
「一般」から「VPN」という項目を選び、「接続されていません」のスライダーを右に。「接続中」に変わればVPNのセッティング完了です。この画面、「ASIA2 VPN」「ASIA2 VPN(L2TP)」「ASIA2 VPN(OpenVPN)」と3つのチョイスがありますが、一番上の「ASIA2 VPN」を選ぶと繋がる確率が高いです。一発で繋がらないケースもあるので、何度かトライしてみてください。
ちょっとハードルが高いですが、これでTwitterもFacebookもGoogleも使えるようになりました。
Instagramで街の写真をポストしてみましょう。
LINEもOKです。普通にネットが使えます。ただし、全般的に接続スピードはグッと遅くなりますよ。300Kとか500Kしか出ないこともある。まあ、しゃあないわね。
このアプリ、24時間はお試し期間ということで無料で使えますが、1週間で200円、1カ月で600円という具合に課金されます。どうやら、完全に無料で使えるVPNはないみたいなので、多少の出費は想定しておいた方が良さそうですね。
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