2018年6月20日水曜日

祝・コロンビア戦勝利!サランスク日帰り観戦の長い長い一日

やりました日本。「南米の雄」にして「ブラジル大会で息の根を止められた相手」コロンビアを相手に、2対1と堂々の勝利。かなりラッキーな部分はありましたが、「マイアミの奇跡」などという交通事故的なヤツではなく、「サランスクの会心」とでも言うべき胸のすくような勝利でした。


ところで、この試合を観戦し終わって、モスクワのホテルに戻ったのが翌日のAM02:45でした。もう心身ともに疲労しきっての帰還。一夜明けた今日(2018年6月20日)、簡単に前日を振り返っておきます。

6月19日06:00、前日に予約していたタクシーでホテルからパーヴェルツカヤ駅に移動(約10分・170ルーブル)。アエロエクスプレスに乗ってドモジェドボ空港に。FAN IDでフリーライドしようと窓口に行ったら、「モスクワでの試合のチケットがないとダメ」とのこと。モスクワを離れる便なのにね。カバンの中に、6月20日の「ポルトガル対モロッコ」のチケットがあったので、それを見せたらOKに。アエロエクスプレスのチケットは「大会期間中、1人2枚まで」と思っていましたが「モスクワでの試合1試合につき2枚まで」ということのようですね。IN & OUTでね。


08:25モスクワ発、09:40サランスク着のウラル航空U6-6013便のフライトには、大勢の日本サポーター、もっと大勢のコロンビアサポーターに交じって、鈴木大地スポーツ庁長官や、原博実技術委員長なども乗っていました。

サランスク空港に着きました。サランスクは人口30万人と、青森市と同規模。怖ろしく地味な街です。まずは空港からフリーのシャトルバスで「FAN FEST」会場に移動。


近隣のフョードル・ウシャコフ大聖堂など見学し、ランチを摂ってから徒歩で今日の会場「モルドヴィア・アリーナ」に。

モスクワも毎日暑いけど、サランスクも暑い! 余裕を見せるコロンビアサポーター(かなり大勢)に混じって、日本サポーターもそこそこいます。


スタジアム周辺の酒屋では、ビンのお酒を売ってはいけないらしく、今日のワイン持ち込み作戦は失敗。残念。今日はビールを飲むことにしましょう。グルテンデイだね。

「日本対コロンビア」の試合は、序盤でPKと相手のレッドカードによる退場というラッキーに恵まれましたが(今大会はPKによる得点が非常に多い)、後半は「オレたちのサッカー」がそこそこ出来たんじゃないでしょうかね。「和風ティキタカ」、まだ捨てたもんじゃない。


さて、試合終了が17:00で、モスクワへの帰りのフライトが24:05です。特にこれといった観光地もないし、他にやることもないので、FAN FEST会場に行って「セネガル対ポーランド」のパブリックビューイング(PV)に参加します。


セネガル 2 - 1 ポーランド。セネガル強敵ですね。ドレッドヘアの監督がイケメン過ぎるしw

20時を過ぎて、次のPV「ロシア対エジプト」も見たかったのですが、それを最後まで見てしまうと飛行機に乗り遅れる可能性が出てくるので、シャトルバスで空港に向かうことに。空港でもテレビで観戦できるでしょう、ロシア戦なんだから。

ところが、シャトルバスは空港のずいぶん手前でストップし、「ここで降りろ」と。夜のフライト(試合に合わせた臨時便)が立て込み、空港ターミナルが大混雑するため、空港より5キロほど手前の草っ原に臨時待ち合いターミナルを急造したということのようです。


屋外のバーベキュー場のようなのどかな施設で、一応テレビでロシア対エジプトの試合は見られるのですが、あたり一面草っ原なので、とにかく蚊が多い! 案の定、あちこち刺されたので、耐えきれず草っ原を後にし、バス乗り場へ。「蚊が多い!」って文句言ったら、「バスの中で待ってよし」ってなったので、バスの中でターミナルの混雑緩和を待ちます。


サランスク空港には、W杯合わせで仮設の「ターミナルB」が設置されていますが、これはW杯終了とともに撤去されるそうです。人口30万人の街に、国際線含めわんさかフライトがやって来ることなんて向こう100年ぐらいはないでしょうしね。賢明ですね。

24:05。定刻にウラル航空6018便はモスクワへと飛び立ちました。鈴木大地長官も、やはり同じ便でした。

ドモジェドボ空港からタクシーに乗り、ホテルに着いたのが26:45。もう、空が白々してるんですよ。起床してから22時間後、ようやくベッドに入ることができました。日帰り弾丸ツアー終了。


しかしこれ、日本が勝った試合のあとだったからまだよかったけど、日本が負けていたらどこかで心折れていたかも知れません。暑くて、眠くて、痒くて、辛い一日は、薄まっていく勝利の余韻とともに終了です。

サランスク。この街を人生で二度と訪れることはないでしょう。しかし、日本代表の勝利とともに、忘れることのない地名となったことも確かです。

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