2011年3月5日土曜日

銀座そば屋マップに重大な変更が

夜10時ちかくまでかかった会議の後、深夜2時まで営業している昭和通り沿いの「流石」に行くことにしました。銀座〜築地界隈は、ハイブロウな日本そば屋が数多く存在していますが、その中でも出色と言える店です。そば屋は普通早じまいですが、深夜でも極上のそばが食べられるという点で貴重この上ない。

遅い時間でも混み合っていることが多いので、電話を一発入れてみます。と、「昭和通り沿いの流石は夜10時までの営業に変わり、流石・別館が2時まで営業しております」との返事。なんと、しばらく訪れていない間に別館がオープンしていました。


別館の場所を尋ね、あちこち迷いながら辿り着いてみると、そこはかつて「古拙」というそば懐石の店があったところ。ミシュラン一つ星で鳴らした古拙が、流石に店を明け渡していたのです。カウンターに落ち着くや、流石のおかみに事情を尋ねてみました。

もともと、伊豆・修善寺の朴念仁をルーツにする両店ですが、本家の流れを引く古拙が撤退することになり、分家の流石が義理を立てて、古拙を居抜きで引き受けたということのようです。ま、大人の事情が色々あった模様。

流石は、昭和通りの本店以外に中央区湊に「はなれ」というそば懐石の店も出しており、この「別館」で合計3店舗ということになります。すなわち、中央区ではベットラか流石かという感じですね。


半年ぶりぐらいに訪れた流石ですが、相変わらずここのそばは素晴らしい。板わさやらニシンやら野菜の天ぷらで腹を満たし、締めは玄白そばです。2種類のそばが楽しめます。

まずは「白」。十割のせいろです。このそばの細さがたまらない。


続いて「玄」。殻ごと挽いたそばです。これまた細い。黒いのに細い。


堪能しました。また近いうちに訪れること確実です。本店はランチ営業がありますが、別館は夜だけの営業とのこと。この日も、夜11時過ぎてからどんどん客が現れて、なかなか賑わっていましたよ。2軒目、3軒目の客も多いので、声のデカイ客がちょっとうるさいのが玉に瑕ですが。

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