ゴールデンウィークの旅行のために、情報収集を始めました。
旅先の情報集めといえば、まずはガイドブックで基礎情報。続いて紀行文(単行本)や雑誌の特集で掘り下げるという順番でしょう。ガイドブック業界は相変わらず「地球の歩き方」が主流で、最近は「ロンリープラネット」あたりも見かけるようになってきましたが、どれをとっても帯に短し的な印象は否めません。なので、最近ガイドブックは図書館で借りてすますか、あるいはネットにある情報で代用することも多くなりました。
旅の目的にもよりますが、雑誌の旅行特集の方がはるかに役立つ情報が載っています。出色なのは何と言っても「FIGARO japon」。続いて「Pen」や「CREA」や「旅(新潮社)」もまずまず。あとは「Casa BRUTUS」もディープです(ただし目的地は限られる)。で、これらの当該地特集号(バックナンバー)をネット書店で購入したり、図書館で借ります。
購入した場合は、当然のようにカット&スキャン。図書館で借りた場合も、後で役に立ちそうなページについては、フラットベッドのスキャナー(プリンター兼用のやつですね)でスキャンし、EvernoteやGoodReaderに保存しておきます。
そしてiPhone登場以降、世界中の大都市については、地下鉄の路線図や観光地の情報などを網羅した旅行者向けのアプリが数多くリリースされています。こうしたアプリをiPhoneにインストールしておけば、旅先の街角でガイドブックや地図を広げて、危険な目に遭うということも避けられるし、何と言っても身軽に旅ができます。
今回の目的地ロンドンについては、Tubeやバスの路線図やら、有名なAtoZというマップの電子版(バカ高い)やら、さまざまなアプリが出てきます。さすが大都会ロンドン。そしてアップルストアのある町です。ただし、こうしたアプリにはクズアプリも山のようにあるので、できるだけ無料のものを落とすようにします。
という具合にアプリを調べるうちに、思いがけないものを見つけました。MUJI to GOというiPadアプリです。さっそくDLして使ってみると、これがなかなかの優れもの。
世界時計には、12の都市を保存できます。
天気も、12都市分をスクロールで一覧できます。
国別のコンセント形状が、ビジュアルとともに表示されます。
通貨の換金レートも一覧表示できます。この換算レートは、アプリ内の電卓とも連動しています。
久々に感動しました。特に目新しい機能はありませんが、旅に必要な機能を見事に集約している点で実にお見事。
お見事なんですが、このアプリについて非常に残念に思うことが2つあります。
1つ目は、横位置でしか使えないこと。これは開発者がサボったのかな。ちなみに、同じくMUJIが出しているiPadアプリでカレンダーアプリがあるのですが、こちらは逆に縦位置でしか使えないんです。で、カレンダーアプリからMUJI to GOへはリンクが張られており(逆はなし)、そのリンクを辿っていくと、毎回、縦から横にiPadを持ちかえなくてはなりません。
iPadって、縦メインで使う人と横メインで使う人と2通りいますが、私は縦メイン。そして、ほとんどのiPadネイティブのアプリは、基本、縦横どちらでも使えます(Keynoteなど例外はありますが)。ここら辺は、将来のアップデートに期待するとしましょう。
あと、もう1つの残念は、このアプリがiPhone用でないこと。そもそも旅に持って行くには、iPadは重すぎると思っている人も多いわけで、iPhone用に作った方がはるかに支持されると思うのですが、何か技術的な問題があったのでしょうか。
このアプリを使いながら、何でこれがiPhone用に作られなかったのか考えています。世界時計や通貨換算など、すでに他のアプリがたくさん出てるから? 海外で不用意にデータ更新しちゃうと、パケット代が凄いことになるから? それとも、MUJIのサイトがiPhone用に最適化されていないから?
正解は分かりませんが、いずれにしても残念です。こちらも将来の対応に期待しましょう。
正解は分かりませんが、いずれにしても残念です。こちらも将来の対応に期待しましょう。
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