前日のエントリから続く;
翌日、山小屋を出発。ノースランドのメインストリートはごらんのような急勾配です。昨日、走行可能距離が23キロまで減った状態から町に下ってみました。昨日は20キロに及ぶ上り坂を走った結果、152キロが23キロまで減ったのです。しかし今日は長い下り坂、当然距離は増えていくはずです。
改めてこの坂、甲府まで続く坂道を下ってみると、ほとんどアクセルを踏まなくていいほど長い下り坂だということに気づきます。スピードが出過ぎないよう時折ブレーキをかけ、まれに遭遇する対向車とすれ違う時には、ブレーキの後アクセルをちょっと踏む程度。
そんな感じで下って行きます。思った通りどんどん距離が増え、20キロ下って町に出た際には走行可能距離が95キロになっていました。何と、72キロも回復しました。
何度も言いますが、この残キロ数とのつき合い方がEVドライブの肝です。そして、電欠回避のためのソリューションは、計画停電ならぬ計画充電。
ちなみに、搭載の充電ケーブルはこんな感じです。紛失すると9万円払って弁償だそうです(by日産レンタカー)。
コンセント形状が特殊で、家庭用のソケットには収まりません。
初めて見る形状です。200V用で、自宅でこれを使えるようにするためには別途電気工事が必要とのと。
この日は、甲府の町でまた前日と同じ日産プリンスに行って充電。買い物などして山小屋まで帰ってきたら、昨日同様残り20キロ台まで減っていました。
さらに翌日、東京へ帰る日。自宅まで帰るために、坂道くだってまたもやここで充電。3日連続で日産プリンス。もちろん、FourSquareでメイヤーゲットです。
充電後は、中央道を修行走り。来るときに「9キロの長い下り坂」だったありがたい坂は、当然「長い上り坂」になっています。いきなり「心臓破りの坂」ってことですな。
電欠に怯えながらのドライブはもうこりごりなので、今日は途中でもう1回充電を挟むことにします。
充電後は、中央道を修行走り。来るときに「9キロの長い下り坂」だったありがたい坂は、当然「長い上り坂」になっています。いきなり「心臓破りの坂」ってことですな。
電欠に怯えながらのドライブはもうこりごりなので、今日は途中でもう1回充電を挟むことにします。
日産プリンスのお兄さんが、「談合坂に充電できる施設があるはず」と言っていたので、ランチを兼ねて談合坂SAに寄ってみます。
SAに入るといきなり「給電スタンド運用中」のバナーがあるので、ヨッシャー!とばかりにリーフを駐車しますが、どうも様子が変です。その場でググって調べてみると、「外部電源式冷暖房装置を搭載したトラックに電力を供給し、トラックがエンジンをかけずに車両の冷暖房を行うことできるようにするための設備」だそうです。EVとはまったく関係ない給電スタンドでした。世の中には、まだまだ知らない施設がありますなあ。
ランチを済ませ、大混雑の談合坂をそそくさと後に。次なる目的地は国立市役所です。ここに、24時間営業・年中無休の急速充電器があるはず。ロケーション的にも、中央道の国立府中インターから5キロほどと、帰宅コースをそれほど大きく逸脱することもありません。しかしこの施設は、リーフのカーナビにデフォルトで入ってる充電設備のリストには載ってないので、半信半疑で現地に向かいます。
ありました。市役所の裏手にドーンと鎮座する黄色の憎いヤツ。ラッキーなことに先客もいません。早速、リーフのフロントリッドを開けてプラグを突っ込みます。自力で行う、初の充電。
あれ、エラーだ。うまくいかね……。
充電するときは、リーフのメインスイッチ(エンジンに相当)をオフにしなくてはならないのでした。なるほどなるほど。無事に充電が始まると、残り充電時間が59分と出ました。ちょっと長いっす。ここで小1時間つぶすのはちょっと……。
実際には、表示時間はサバを読んでるみたいですが、もともとここで満充電にするつもりはなかったので、30分ほどで充電を切り上げます。
実際には、表示時間はサバを読んでるみたいですが、もともとここで満充電にするつもりはなかったので、30分ほどで充電を切り上げます。
帰るために十分な充電を行ったので、ここから先は余裕を持って走れます。ECOモードからDモードにシフトアップし、エアコンもON、オーディオもON。ちなみにオーディオは、iPhoneがBluetoothとUSBの2通りの方法で接続できます。Bluetoothの場合はワイヤレスなので身軽。その代わり演奏中の曲目が表示されません。USBの場合は、曲目も表示され充電も行われます。電池の残量に応じて選べます。ちなみに、オーディオ使用はそれほど電力消費に影響は及ぼさないようです。
さて、残りの40キロほどの道中は、厳しい修行のウサを晴らすがごとくアクセル全開で帰りました。いやあ、Dモードの加速フィールの素晴らしいことよ。トランスミッションが装備されてないらしく、変速のショックなしに一直線にスムーズに加速していきます。そしてコーナリングもオン・ザ・レールのスムーズさ。車重が1.5トンあるので、少しもっさりした挙動を感じることもありますが、ハンドルの切れは軽快です。
リーフ、なかなかいいですよ。すぐにでもまた乗りたい気分。
帰宅後、自分の車に乗り換えて少し近所を走ってみましたが、このハイオクガソリンで走る6気筒の自動車が、ひどく時代後れの乗り物であるかのような気分にさいなまれます。自動車感がコペルニクス的に転回してしまいました。
今度はリーフで東名ドライブに行こう。夏の、エアコンが必要な時期に。
まだ続く。
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