2014年8月15日金曜日

美食の町サン・セバスチャン到着。まずはバルめぐりでしょ!

日本を発って4日目です。パリ(CDG)に1泊、ビルバオに2泊しました。

ビルバオの建築めぐりでお腹いっぱいになった後は、美食の町サン・セバスチャンでお腹いっぱいになる計画です。


色とりどりのピンチョスが、山盛り状態で待っているはず! どこで何が食べられるか、あらかた調べはついています。

ビルバオからサン・セバスチャンまでは、バスで行くことにしました。ホテルからトラムで(地下鉄でも行ける)サン・マメス(アスレチック・ビルバオのサッカースタジアムがある所ね)へ行き、バスターミナルでサン・セバスチャン行きのバスに乗ります。

途中、事故渋滞などありましたが、1時間半ほどでサン・セバスチャンのバスターミナルに到着。そこからタクシーでビーチ沿いのホテルまで10分ほど。ビルバオにあったようなモダンな建築は一切見あたりません。何というか、よくあるクラシックなヨーロッパの町並みです。

ホテルはオーシャンビューの部屋をリクエストしてあったのですが、目の前のビーチは江ノ島状態。




なんだかなあ。

私の中で「サン・セバスチャンは美食の町」が「サン・セバスチャンは芋洗い海岸の町」に上書きされました。行ってみないと分からないもんです。ここ、一大リゾート地なんですね。オフシーズンはどんな感じか気になるわ。

さて、時刻は15時過ぎ。遅い昼食を求めてバルを探します。


はいはいはい、これこれ。これを食べに来たんですよ。

バルは、基本的に「男の店」って感じです。漁師の経営っぽい所も多い。感覚的に、寿司屋に近いのかな。立ち食い寿司か。いやいや、違うな。カフェと寿司屋の中間? カフェと立ち食いそば屋と寿司屋を足して3で割った感じ? まあ何でもいいか。

ランチは1軒だけで切り上げ、夕刻まで旧市街をぶらぶらし、19.30を回ったころから夕食でふたたびバル巡りに突入します。


日が高いので、サン・セバスチャンの目抜き通りは19:30でも昼間のような明るさ。



まずは1軒目。本日の通算2軒目。「GOIZ ARGI」というバルです。

ここの名物はエビです。オーダーすると、その場でグリルしてくれます。


おぉぉ、うんまい! エビ、プリップリ!

サン・セバスチャンに来てから、ワインはチャコリと決めてます。オッサンがボトルを高く持ち上げて注いでくれるのがお約束。



2〜3品つまんで、チャコリ1杯飲んでお会計。次の店へと流れます。2人で1500円ぐらい。



次の店は……美味しそうなハモンがぶら下がっていますよ。だけど、混んでいたので写真だけ撮って退散。


続いては、今晩の本命「GANBARA」。外で食べるのも気持ちよさそ。

まずはピンチョスの定番中の定番、青唐辛子とオリーブとアンチョビのマリネ。


うーん、しみじみ美味い。ピリ辛なので、食欲をかき立てるしワイン(チャコリ)も進むな。


さて、お次はこの店の名物、カニのタルト。みんなこれを頼むので、たくさん作ってあります。オーダーすると、オーブンで焼いてくれます。


ほら、できた。早速ひと口……むむむ、カニです。カニ、うま〜い。いいねえ。日本人なら皆気に入りますよ。はるばるバスクまで来て、カニにありつける幸せ。

ピンチョスはフィンガーフード。手で食べられるサイズなので、2口〜3口で食べきれてしまいます。良くも悪くも。

で、ピンチョス以外のものも頼むことにしました。ここの一押しはキノコ。ピンチョスではなくプレートでオーダー。


実に滋味あふれるキノコたち。キノコのシーズンはもう少し先(秋)なのですが、十分にリッチなフレーバーです。肉でも魚でもない、だけど実に食べ応えのある一品。

この店でも1人2〜3品、プラス、チャコリを2杯飲んで、だいぶお腹もくちくなってきました。だけど、もうちょっとだけ食べて帰りたい。お茶漬けとか稲庭うどんはさすがにないだろうけど、何かしらで締めたいよね。何かないの?

あるんです。冗談みたいな締めの一品が。はい、次の店へ。


A Fuego Negroの「マック神戸」です。なんというネーミング。ハンバーガーのミニチュアサイズ。これまた人気メニューで、みんながオーダーしています。ポテトチップスが添えられて、1個3.9ユーロ。ビッグマック1.5個分のお値段。

あとちょっとだけ空いてた胃袋にピタっと納まって、本日のバル巡りは終了。明日またバルにこよう。

ピンチョスは、ビルバオでも何軒か訪れましたが、サン・セバスチャンの方が明らかにグレードが上です。

ビルバオでは、冷たいピンチョス中心だったのが、サン・セバスチャンでは注文してから調理してくれる、熱々ピンチョスがどの店にもあるからです(ひょっとしたら、ビルバオでもそういう調理ピンチョスはあるかも知れませんが)。

やはりサン・セバスチャンは「美食の町」でした。とてもカジュアルに美食が楽しめるのがポイントですね。好きな時に、好きなだけ、好きな物を食べられるというのが素晴らしい。

言ってみれば「俺のピンチョス」ですか。立ち食いだし。

最後のお店を出たら22時を回っていました。が、通りは大賑わい。


こんなファンキーなおネエさん(おニイさん)も!

帰り際、ホテル前の海岸に、きれいなサンセットが見えました。22時30分、まだ泳いでるバスク女子たち。


バスクの夏は一日が長い。こちとらもう、お腹いっぱいで眠い……。

そして明日のメーンイベントは、ムガリッツのランチです。





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