フランスでSIMフリー 2014

成田発パリ行きJL415便は、ボーイング787でした。そう言えば最近、787に関するトラブルはあまり聞かなくなりましたが、だいぶ安定して運行できるようになったんでしょうねえ。いずれにせよ、ヨーロッパ便にも787が使われているとは知りませんでした。

ちなみに、Cクラスの食事はラーメンもあります。好きな時間にオーダーできるやつね。ラーメン、意外に美味しいですよ。ネギがたくさん載ってて。

さて、シャルルドゴール（CDG）に着きました。夜8時過ぎなので、エアポートホテルに1泊し、翌朝の便にてビルバオへと向かう予定です。着いた日は何もすることがありませんが、取りあえず、SIMだけ買ってスマホのネットを開通させたいと思います。

フランスにおけるSIMフリーについては、3年前にパリに行った際にとても苦労して、結局、SIMは買ったがネットに繋げなかったという苦い記憶があるのですが、さすがに3年たってだいぶ状況も変わっているようです。

CDG第2ターミナル、到着ロビーの売店RELAYで「インターネットに繋がるSIMをくれ」とオバさんに言ったら、これが出てきました。

キャリアはORANGE。商品名はmobicarteというやつです。

写真見ると分かりますが、通話は2時間、SMSが1000文字、インターネット1GB使えて、2週間有効。39.99ユーロ。即買いしました。

この日はこのSIM（デカSIMとナノSIMの2ウェイ）をWiFiドングルに入れて使っていたのですが、翌日からスペインに入ったので、スペインのSIMに入れ替え（フランスで買ったSIMは、スペインでは使えない）、その後陸路フランスに戻った際にまた使ってました。

やがて、1GBのデータ通信を使い切ったらしく、アンテナは立っているのにパケットが受け取れないという状況になったので、サン・ジャン・ド・リュズという町でORANGEのショップへ。

すると、そこのショップのお姉さんが「何でこんなの使ってんの？」って感じで、別のSIMを出してきました。

Let's go SIMです。SIM本体が8ユーロ。データ通信は、1GB、1週間有効で10ユーロをリチャージ。合計18ユーロ。さっそく使ってみると、こっちの方が全然速い！　4Gにも対応しています。しかも安い！　最初からこっち買っときゃ良かった。

SIMの大きさも、最初から3サイズ対応という気の利きっぷり。

ということで、フランスでSIMフリー機を使おうとしている皆さん、CDGのRELAYでSIMを買ってはいけません。いったんパリの町に出てから、キャリアのショップで購入してください。ORANGEなら、通話が不要であれば、Let's go SIM一択ってことです。

ちなみに、今回、移動中にメインで使っていた端末は、Huawei製のWiFiドングルです。これに日本で使っているiPhone5sをWiFi接続して旅してました。

本体にはたまたまORANGEのロゴが入っていますが、SIMフリー端末なので何でも使えます。Amazonで買えます。



ところで、フランスでmobicarteを使う場合、端末によってはAPN（Access Point Names）を設定する必要があるかもしれません。

SIMを入れてリスタートし、アンテナは立っているけどパケットが来てないという場合など、追加のAPNを設定したら動き出したということがよくあります。

私も、今回は上記WiFiドングルの他に、GALAXY NOTE3とiPhone4Sを持っていきました。それぞれ、端末によって設定が必要なケース、必要なかったケースがありました。mobicarteのAPNは、下記の値を入れればOKです。

Name: Orange World
APN: orange
Username: orange
Password: orange
これ以外の値は入れる必要はありません。

Let's goの場合も、SIMを入れただけで動かない場合は下記APNをトライしてみてください。

Name: Orange Internet
APN: orange.fr
Username: orange
Password: orange

そしてiPhoneの場合は、OS7以降APNの設定ができません。そんな方には下記のサイトが便利。

Unlockit
http://www.unlockit.co.nz/unlockit/

上記URLへiPhoneから直接アクセスしてください。画面に現れる国とキャリアを選択して、「APNを作成」ってボタンをタップすると、新しいプロファイルを作ってくれるので、それをインストールするだけ。

うーむ、これは便利だわ。いいもん見つけた。