もう半年ほど経ちますが、今年(2024年)1月、初めてラスベガスを訪れ、初めてCESに参加しました。来年もおそらく参加すると思うので、再訪時に備え、例によって覚書を残しておくことにします。帰国してからしばらくして、クレジットカード詐欺に遭ったことも発覚。その顛末も記します。
・ハワイアン航空が安かった。ホノルルとの気温差がネックといえばネック。
東京からラスベガス(LAS)は直行便がありません。LA経由とかSF経由とかいろいろありましたが、一番リーズナブルだったのが、ホノルル経由のハワイアン航空。羽田からホノルルまでがCクラス、ホノルルからLASまでがYクラスってやつ。
ホノルルでの乗り継ぎが若干トリッキーでした。何故なら、ホノルル発はネイバーアイランド行きの便がほとんどで、メインランド行きはラスベガス行きしかない。なんで?って思いながら、色んな人に「ハワイアン航空のラスベガス便の出発ターミナルどこ?」って尋ねまくってターミナルを移動しました。
・1月のラスベガスは寒い。東京と変わらない気温なので真冬の装備で。
そうなんです。夏は40度ぐらいまで暑くなるそうですが、私が行った1月は凍える寒さでした。ダウン推奨とは言え、乗り継ぎのホノルルの件もあるので、重ね着作戦が有効かと思います。
あとで分かったことには「ハワイの人はラスベガスが大好きなんですよ」って。ハワイ人にとって、メインランドで一番の人気デスティネーションがラスベガスなんだとか。
・コリアン率異常に高し。ホテルの売店でも韓国語で話しかけられる。
ホノルルからのフライトも、韓国人が多かったんですが、ラスベガスの街でもCES会場でも、韓国人が多かった。日本人も多いけど、その3倍いましたね。
それもそのはずCES会場で、パナソニックとかソニーとかシャープとかの展示は、良くも悪くも枯れていて、勢いはないんです。しかし、サムスンとかLGとかハイアールなんかの韓国や中国勢は遙かにギラギラしています。
ホテルの売店で買い物してレジに行ったら、レジのお姉さん(白人です)が「アンニョンハセヨ〜」って挨拶してきましたからね。
・ラスベガスの街はフラットでだだっ広い。
今回、宿泊はルクソールというホテルでした。ピラミッド型の建物で、ホテルの外にはスフィンクスとオベリスクが聳えています。
もちろん、カジノを通らないと部屋には行けません。
帰国の際に気がついたことには、空港のターミナルからもルクソールが見えるんです。泊まっているホテルが空港から見えるという経験は生まれて初めてでしたね。とにかく街がフラットでだだっ広い。
思うに、ラスベガスはアメリカでもっとも浮ついた街ですね。みんな楽しみに来ている感じがそこここに見られます。ホテルのレストランでも、テレビ中継されてるフットボールの試合で若者たちが大騒ぎしてました。
ラスベガスは人口68万人だそうですが、めちゃめちゃ活気があって、その10倍ぐらいの規模に感じます。ちなみに、同じくインバウンド依存の町、ホノルルの人口が35万人。
ラスベガスは、とにかく歩く町です。私たちはレンタカーも確保していましたが、連日2万歩以上歩いてました。「ここからシーザースパレスまで、どれぐらいかかる?」「歩いてたったの45分だよ」みたいな会話をリアルに聞きました。
CESの会場を結ぶ「ヴェガスループ」は、なかなか微妙な乗物でした。イーロン・マスクのトンネル会社のプロダクトですね。走るテスラは、全車ドライバー付き。これが無人になったら凄いんだけどねえ。
ベラージオの噴水は、15分おきに5分間。ドバイの方が凄いかも?
CESのパスは、空港のアライバルロビーでゲットが定番! QRコードを用意しておけば、1分でパスが出ます。
スペイン料理、「EDO」が美味かった。ダリみたいな口ひげのお兄さんが印象的でした。
・クレジットカード詐欺、発覚
日本に帰って2〜3カ月。クレジットカードの明細をWebでチェックしたら、海外利用(米ドル決済)で身に覚えのない項目がありました。
2024/1/15
MYFITBODIES.COM WATFORD 1回払い 7,452 7,452 49.95 USD
当該のURLにアクセスしてみると、オンラインのフィットネスジムみたいなサービスでした。まったく使った覚えがありません。7452円請求されてます。そして、翌月の請求ではなんと……
2024/1/23
URMEDIAZCOM BIRCHINGTON 1回払い 3,033 3,033 19.97 USD
2024/2/15 M8096
MYFITBODIES.COM WATFORD 1回払い 7,690 7,690 49.95 USD
先のフィットネスジムに加えてもう一件、見知らぬアカウントからの請求が追加されていました。こちらはサービスの内容すら不明です。2件で1万円超えてます。
翌月も同様に2件の請求が来てましたので、これはもうカード会社に電話するしかありません。カード会社のサポート担当とやりとりの結果、詐欺に間違いないだろうとのことで、当該のカードは利用停止に。新しいカードを発行してもらうことになりました。もちろん、詐欺で支払った金額は、全額返金してもらいます。
悪質だなあと思うのは、1件通ったら、翌月にもう1件違う請求を乗っけてくるところです。利用者が気がつかないと思って、じわじわ請求を増やしてくる。しかもこれ、当該の会社のWebに行くと「サービス停止の手続きはこちら」ってメニューがあって、クリックすると、ログインIDとPWDを入力する口が切ってあって、そこにIDとかPWDとか入れた日には、それらも盗まれること確実です。トラップだらけ。
番号を盗まれたと思しきカード詐欺は、過去にも経験があるのですが、その時は六本木のレストランだと確信しました。では今回、果たしてどこで番号を盗まれたのか? CES会場の近くにあったメキシコ料理の屋台かな? それとも、晩メシを食った中華料理屋かな? と記憶を辿りつつ、カード会社の担当に聞いたら、請求された
MYFITBODIES.COMには、1月8日にカード番号が紐づいた記録があるとのことです。それから1週間後、15日に利用金額がチャージされてる。
1月8日って、ラスベガスに着いた日じゃん! 当日、着いたのが夜だったので、外出とかしてません。クレジットカードを使ったのは、ホテルのフロントと、ホテルの中のレストランと、ホテルの中のコンビニぐらいなんですよ。割かしちゃんとした店で、番号を盗まれた可能性が濃厚。
いや〜、恐ろしいですね、油断も隙もない。ラスベガス。
また来年もCESの時期にラスベガスに行こうと思っていますが、「カード番号は盗まれて当たり前」って前提で考えた方がいいかもです。有効期限をできるだけ短くするか、限度額を思いっきり減らすか、あるいはデビットカードがいいのか。いずれにせよ、後でカード番号が変わるのは相当に面倒なので、公共料金の支払いみたいな、毎月レギュラーに使用しているカードじゃないカードを持参するのが良さそうですね。
ラスベガスは、私にとっては「Sphere」の街です。この球体のディスプレイを眺めているのが最高に楽しい。今回は、99ドル払って中に入ってダーレン・アロノフスキーの監督作品を鑑賞しましたが、来年はまた新しい作品が見られるのか。今から楽しみですねえ。