2010年7月28日水曜日

新しいWiFiルーターを購入。SIMフリーです

今は東京にいますが、山梨のノースランド(ソフトバンクは圏外のエリア)に行ったときに、ネットに繋ぐというミッションが進行中です。あと、電話も使えるようにしたい。しかしドコモの電話もSIMも、もう手元にありません。

まずはインターネット。ノースランドはFOMAが繋がるエリアなので、PCでネットに繋ぐだけなら、日本通信のドッチーカでOKです。これはすでに持っています。しかし今や我々は、iPadやiPhoneの手軽さにどっぷり漬かってしまっています。できればPCも持ち歩きたくないということで、今週、同じ日本通信のb-mobile WiFiを購入しました。1万9800円。SIMフリー端末です。大きさはこんな感じ。



右下がb-mobileです。左に置いたポケワイ端末より、若干面積が大きく、やや薄い。同時接続は5台まで。本体のみでSIMはついてこないので、試しにポケワイ(イー・モバイル)のものを刺してみました。SIMは認識しますが通信はできません。どうも周波数帯が違うようです。

続いてドッチーカについているSIMを刺してみたら、問題なく通信できました。一安心です。FOMAの繋がるエリアであれば、b-mobile WiFiとb-mobileSIMなどの組み合わせで、ワイヤレスでインターネットに5台まで繋ぐことができます。

そして電話。緊急の連絡の際に、メールだけでなく電話も繋がるようにしておきたいということです。これについては、やはり日本通信から7月30日に発売になるtalkingSIMに注目しています。25分相当の音声通話とデータ通信使い放題で、月額3960円。香港で買ったSIMフリーのiPhoneに刺せば、ノースランドでも通話が可能です。

このSIM一枚で問題が一気に解決しそうな雰囲気ですが、困るのは、iPhoneとWiFiルータの両方で一枚のSIMを使うということになるで、SIMの出し入れが面倒なこと。

いま、日本でも突如「SIMフリー、SIMフリー」の大合唱が起こっています。もちろん、SIMフリー化は大歓迎ですが、そこには重大な問題が1つ潜んでいます。それは、電話端末にせよWiFi端末にせよ、ほとんどの端末においてSIMの出し入れがとても面倒なこと。今、世の中に出回っている端末は、バッテリーを外さないとSIMが抜き差しできないケースがほとんどですよ。総務省も、まずはメーカーにそこら辺を指導していって欲しいものです。

その点、やはりiPhoneは凄いですね。SIMの出し入れのしやすさでは、携帯史上No.1ではないでしょうか。

2010年7月27日火曜日

山梨で、お気に入りのそば屋が復活

週末は、山梨県は甲斐市の山奥、ノースランドで過ごしてました。東京は猛暑で、山梨も甲府あたりはもっと猛暑なんですが、ここまで行けば、気温は都心より10度低くなります。



いつもは、バーベキューをしたり、温泉に行ったりして過ごしますが、今回は思わぬ発見が2つ。まずは、双葉サービスエリア(このSAにはスマートICがあって、ETC装備の車はSAから一般道に降りられる)付近。住宅地のど真ん中に、小林商店という宮内庁御用達のコーヒー屋を見つけました。ネットで調べてみると、本店は東京の京橋です。山梨では、コーヒー豆の専門店が少ないので、これは嬉しい発見でした。もっとも、お店は店舗というより支店事務所という感じです。客が来るのは珍しいらしく、とても丁寧な応対、アイスコーヒーもふるまわれました。



もう一つの発見。かつて笛吹川沿いにあったそば丸というそば屋が、場所を替えて復活していました。ホームページを見ると、2008年の9月に閉店し、今年の4月に今の場所で開店したと書いてあります。



私はここの「田舎もり」が大好きでした。豚肉や野菜が入った温かいつけ汁のそば。これがまた食べられるようになって感激です。そして今回、新たに「旬菜の素揚げもり」というメニューが追加されていました。女性に人気のこのメニュー、どこかで見たことがあります。ひょっとして、この店のパクりかも知れません。あ、インスパイアね。




大振りの野菜がゴロンゴロンとつけ汁に入っていて、なかなか豪快です。夏にぴったりのメニューですね。


ところで、山梨のノースランドには、重大な問題があります。それは、ソフトバンクの電波が「圏外」であるという問題。長年、携帯各キャリアにとって陸の孤島であったこのエリアも、ドコモは昨年からビンビンに電波が来ています。auも微妙ながら何とか通話可能。しかしSBはまったくの「圏外」です。そして私はといえば、つい先日、ドコモを解約してMNPでiPhone4を買ったばかり。ノースランドで電話を使うためには、masasonにTwitterでお願いするか。あるいは、別の方法を考えるか。


ここでは、日本通信というチョイスについて考えてみようと思っています。

2010年7月18日日曜日

ビックカメラで勝負!iPhone4のカバーを買ってみた

ジョブズはiPhone4オーナーに純正バンパーの無償配布を約束しましたが、オンラインで調べる限り、日本でアップル純正バンパーは品切れ中みたいです。例のアンテナ問題は、実際に通話するときにかなり影響を受けるので、さしあたり何かしらカバーを巻いておこう思い、ビックカメラに行きました。

現時点で、iPhone4のカバーは思ったよりもたくさん種類があります。しかしこれがなかなか半端なものばかり。まあ、まだ本体が出たばかりなので仕方ありません。iPadの時もそうでしたが、この段階でサードパーティによるオプションを買うことは、軽い勝負です。

結局、見た目も無難で、値段もそれほど高くない(1800円ほどの)透明で柔らか目なカバーを買いました。早速勝負です。

表はまあ、よしとしましょう。


しかし、裏側はこの通り。

空気がどっちゃり残ってしまい、あまり気持ちのいい眺めではありません。そもそもiPhone4の裏面はフラットでツルツルなので、カバー屋さんも大変だとは思います。しかし、このレベルで商品化しちゃいかんだろう。

もちろん、今日の勝負は「負け」。ま、あくまで「取りあえず」のカバーです。一日も早く純正のバンパーが配られるようにならんことを。

2010年7月17日土曜日

iPhone4、インセプション

iPhone4が到着しました。私にとって、5台目のiPhone。GSM、3G、3GS、3GS SIMフリーに次ぐ5台目というわけです。そして今回、3GSとドコモの2台併用をやめてiPhone4に1本化することに決めました。オサイフケータイはとても便利でしたが、電話機2台はかさばるし、料金ももったいない。15年以上使ってきたドコモですが、ここでいったんお別れです。

折しも、今日の未明には、スティーブ・ジョブズがiPhone4のアンテナ問題について謝罪の会見を行っていました。実際に、私のiPhoneも端末の左下を持つとアンテナ表示はこんな感じ。



手を離してしばらくすると、電波が強くなります。この電波の減衰は、室内において顕著です。




バンパー、無料でもらえるそうで、まあラッキーということにしておきましょう。

今日の夕方は、シネマサンシャインで「インセプション」を見てきました。先行上映ですね。



夢の中に侵入するエージェントの話で、夢の中でさらに夢に侵入するというように、夢が重層構造になっています。映画の序盤は説明的なシークエンスが続くこともあって、見ている方が夢に落ちそうにもなるのですが、実は、設定はそれほど複雑に練られてあるわけではありません。

基本的には、ワンアイディアで押しまくるアクション映画です。ただ、舞台はほとんど夢の中なので、映像的にはかなり斬新です。飛行機の中→ホテルの中(空間ねじれ)→ワゴン車の中(カーチェイス)→雪山(雪上アクション)というのが、パラレルで進行、登場人物は一緒ということで、ちょっと珍しい感覚がありますね。

よーく考えると、設定は無茶苦茶です。あまり頭を使わず、目で楽しむべき映画でしょう。そうですね、ちょっとだけ「ブレードランナー」を思い出しました。俳優も豪華ですが、ディカプリオよりも、渡辺謙よりも、ジョセフ・ゴードン・レビットがいいですよ。

2010年7月12日月曜日

スペイン優勝、フェイスブック、iPhone4

ワールドカップ南アフリカ大会は、タコのパウルの予言通り、スペインがオランダを下して初優勝。ファウルの多い、あまり気持ちのいい試合ではありませんでしたが、優勝に相応しい方のチームが勝利したという結果でした。スペインは、決勝トーナメントの4試合、辛勝もありましたが、辛勝に見える楽勝もあり、いずれもスコアは1-0(ウノセロ)。華麗なパスまわしが売りのチームでしたが、裏を返せば、守りが非常に堅かったということになります。

ワールドカップが終わりにさしかかった週末は、読書にさく時間もありました。そこで一気に読み切ったのが、「フェイスブック」という本。「世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」という副題(キャッチコピー?)ですが、ビル・ゲイツを引き合いに出している時点で、ちょっと前時代的なセンスを覚えます。




この表紙のお兄ちゃんが、フェイスブックの創設者のマーク・ザッカーバーグ(現在26歳)です。推定資産、4000億円。彼はハーバードの学生だった頃にフェイスブックを立ち上げたのですが、今やGoogleのアクセス数をもしのぐ巨大サイトが、いかにのし上がっていったかを赤裸々に描く話です。一気に読めますが、ITに詳しい人にはやや物足りない、逆にITに詳しくない人には、カタルシスに乏しい、半端な本だと言えましょう。権力闘争の話やら、お姉ちゃん絡みの話とか、もっと大げさに書けばいいのに、描写が控えめなんですね。

ところがこの本、「ソーシャルネットワーク」というタイトルで現在映画化が進んでいます。監督は「パニックルーム」「ファイトクラブ」のデビッド・フィンチャー。私の予想では、映画の方が絶対に面白くなりそう。これが映画のビジュアルです。



「A FEW ENEMIES」の「A FEW」がことさら強調されてます。4000億円の資産を作った天才(勝者)と、それに群がり苦汁をなめさせられた男たち(敗者=A FEW)、という分かりやすい物語になっていたら面白いかも。日本では2011年1月の公開。

そういえば、6月に予約したiPhone4の「在庫が確保できた」というメールがSBから届きました。Web経由で早速注文。アンテナ問題とか、持ちにくいとかいろいろトラブル含みのiPhoneではありますが、昨日ビックカメラでちょっと実機をさわってみて、モニターの解像度にいたく感激していた矢先のメールでした。iPhone4のSafariは、3GSのSafariとは別物だと断言できます。老眼の目にも、ブラウザの小さな文字がクッキリ読めるのです。


2010年7月11日日曜日

血圧計を買ってみた

今日は血圧計を買いに行こうと思います。6月の人間ドックの際に、医師に「血圧がやや高いですね。毎日計った方がいいですよ」と脅かされたのです。iPhoneアプリでも、毎日の血圧や脈拍などを記録するアプリがちらほら出ていることもあり、まずはネットで調べてみます。

調べてみると、オムロンが圧倒的シェアを占めていることが分かります。タニタやパナソニック、シチズンなども商品がありますが、どうやら血圧計マーケットはオムロンの独壇場のようです。

本来は、以前購入したヘルスメーターのように、「計測即アプリに記録」という機材を期待したのですが、さすがにそこまでの製品はありません。どうやら、もっとも進んでいると思われるのがこれ。オムロンHEM-7301-ITです。



なかなかスタイリッシュなんですが、こちらの機器、PCにUSBで接続する必要があること。そして、OSはWindowsしか対応していないとのことであっさり断念。2009年だったらいい線だとは思いますが、2010年夏の時点では、もはや前時代的と言わざるを得ません。この「2009年と2010年の間」に、もの凄く大きな溝なり壁なりがあるわけで。

結局買ったのはこちら。HEM-6050。手首で計るタイプです。もちろん、WifiでiPhoneアプリに自動記録できる機種が登場したら、即買い替えますよ。



ちなみに、カカクコムの最安値は6195円。東池袋の東急ハンズに行ったら9980円とあまりに高いので、ビックカメラまで足を延ばして7480円で買いました。

自宅に帰って早速使ってみますが、ベルトの収縮もギューンと本格的で(当たり前ですが)なかなか「計った感」があります。血圧の数値的には、全然問題はありません(114の76)。しばらくの間、毎日計ってみて、自分なりに数値を把握してみることにします。日々のデータを記録するためのiPhoneアプリを探してみましょう。もっとも、マニュアルで記録しなくてはならないので、いつまで続くか分かりませんが。



2010年7月9日金曜日

たまには映画の話でも。映倫のこととか

映画の業界で仕事をしているので、たまには映画の話でもしてみようと思います。

今月はオススメの映画が2本あります。1本は、先週から公開が始まった「ハングオーバー」。結婚直前、男同士で楽しむバチェラー・パーティ旅行で、参加した4人全員が激しく泥酔。翌朝起きると、宿泊先のホテルの部屋では、ニワトリがコケコッコと走り回り、クローゼットでは赤ん坊が泣き叫び、バスルームにはトラがいた! しかも、新郎が部屋から消えて行方不明に。3人の男たちは、前夜の自分たちの行動を思い出すために、必死で手がかりを探す。

一言で言えば、「恐ろしく手の込んだバカ映画」です。ハラハラドキドキしながらも、こんなに笑える映画はなかなかないでしょう。渾身の脚本に、役者も体を張って応えています。今年のゴールデングローブ賞で作品賞を取ってます。脚本とか監督とか俳優部門とか、その他部門のノミネートが一切ナシで、作品賞だけ一本釣り。ある意味凄いことです。

ミス・ツイン・ピークス(古っ!)ことヘザー・グラハムの、ポロリもありの天然キャラが、嬉しいような痛いような。基本的に、王道バカ映画なので、万人に薦めるわけではありませんよ。




もう1本は、7月24日公開「ゾンビランド」

こちらは一言で言うなら、「草食系男子のための青春ゾンビ映画」。ゾンビが青春するわけではないですよ。人間の青年(引きこもり系)が、マニュアルをもとにゾンビと戦いながら、女の子に恋をしたり、他人とコミュニケーションしながら成長していく話です。

これまた基本的にコメディで、ゾンビ描写は全然気持ち悪くないので、ゾンビが苦手な人でもオッケーでしょう。清々しいゾンビ映画、そうですね、「(500)日のゾンビ」ってとこでどうでしょう。





今日の2本、いずれもR15+(15歳未満は鑑賞できない)です。なんでR15+なの?と思って映倫のWebサイトに行ってビックリ。映倫サイト、いつのまにか立派になってます。しかも、審査作品のリストやレイティングとその理由などもちゃんと掲載されているではありませんか。以下引用。

「ハングオーバー」 R15+
ラスベガスの独身パーティーで羽目を外し、二日酔いで前夜の記憶を失った三人の男たちは、挙式を控え行方不明になった花婿を必死で探し廻る。コメディ。性的用語の多用、フルヌード、麻薬の陶酔感、性的な仕草及び年少者のスタンガンの使用の描写がみられ、標記区分に指定します。(1時間40分)

…スタンガンのシーン、最高におかしいです。フルヌードというのは、男のフルヌード。この役は、ケン・チョンというアジア系の俳優がキレキレに演じて、なかなかの見せ場になっています。

「ゾンビランド」 R15+
ゾンビがはびこる世界で2人の男は対立しながらも、生き抜くために力を合わせる。そこに2人の女性も合流して。コメディーホラー。刺激の強い数々の肉体損壊描写がみられ、標記区分に指定します。(1時間27分)

…なるほど。ゾンビの「肉体が損壊」するさまが問題なんですか。つまり「死体」も「肉体」なんですね。

ともあれ映倫サイト、面白いです。エッチな映画とか暴力映画が見たい人は、絞り込み(逆引き)が簡単にできますよね。例えばR18+(18歳未満は鑑賞できない)作品だけを検索することも可能です。R18+作品って、結構たくさんあるんですね。今日はちょっとした大発見でした。

2010年7月8日木曜日

オシムの標識

ワールドカップもあとは決勝(3位決定戦も)を残すのみ。今大会のTV中継で最大のヒットにして、今やすっかりTV観戦に欠かせなくなってしまったのが、スカパーによるオシムツイート。今朝のスペインvsドイツ戦でも、「こんな退屈な前半は早く終わってほしい」とか、「ビジャは得点王がかかっているからパスを出さない」だの、「スペインが勝ったというよりはドイツが負けた試合だ」など、オシムさん、名つぶやきを連発してくれました。

この、スポーツ中継におけるツイッター解説、今後流行しそうですよね。

さて、オシムさんは旧ユーゴスラビアの出身ですが、私も2年ほど前、旧ユーゴのクロアチアを旅した時に、やたらと「Osim」の看板(交通標識)が目に留まり、たくさんのOsim写真を撮ったことを思い出しました。



「旅の指さし会話帳・クロアチア語」(長束恭行・著)によると、「Osim」というのは「〜以外」という意味だそうです。つまりこの標識は、「トラム以外は右方向のみ」ということを表しています。



こちらは、建物の敷地に入る門のところにあった看板。「居住者以外の立ち入りを禁ず」というような意味でしょう。



これは、軍の施設の入り口にあったものです。「軍関係者以外立ち入り禁止」あるいは「戦車以外立ち入り禁止」というような意味でしょうか。

オシムさんはサラエボ生まれなので、現在の祖国はクロアチアではなくボスニア・ヘルツェゴビナということになります。私もクロアチアの旅の途中、ちょっとボスニア・ヘルツェゴビナに立ち寄りました。モスタルという町でしたが、この町はユーゴ紛争の傷跡を敢えて保存し、世界遺産にも指定されている町です。



ご覧のように、内戦時の弾痕が残っている建物が町中にたくさんあります。しかし、より衝撃的なのは、墓地です。



ほとんどの墓碑銘は、没年が1993年になっています。ネットで調べると、ボスニア・ヘルツェゴビナは92年に独立を宣言していますが、その後起こった内戦のピークが、この地区では93年だったということでしょう。

オシムさんの著書には「もっと走れ、サッカーで走りすぎたからといって死ぬことはない」という指導中の言葉が出てきます。こんな墓碑を見た後では、ごもっともと思わざるを得ません。没年から生年を引くと分かりますが、この墓地に眠る人々は、ほとんどが20代で亡くなっているのですから。