2016年6月27日月曜日

iPadユーザーの超キラーアプリ。月額400円で雑誌読み放題のdマガジン

2016年、もっとも気になる雑誌はと言えば、やはり週刊文春ですよね。センテンス・スプリング。

その昔、私は文春と新潮は毎週買っていました。80〜00年代、基本、情報収集は朝・毎・読・日経に文春・新潮って感じだったよね。


しかしインターネットの時代になり、スマホの時代になり、情報収集の主戦場は紙からネットに完全に移ってしまいました。

私にしても、読み切れなくなってしまい、文春・新潮は購読を止めました。新聞は、朝日新聞と日経電子版のみ継続中。平日の朝はもっぱら、SmartNews、Twitter、Facebookのタイムラインをスクロールする日々です。

しかし……。

昨今(ここ1年ぐらい)のネットメディアの記事は、中身が薄っぺらでちっとも面白くないものが増えすぎたなと感じます。

何よりも、文章が稚拙すぎる。ヒドすぎて、耐えられないレベルも時々ある。

それに、他のメディアの追っかけ記事ばかり。同じ記事を何度も読む羽目になる。

ちょっとウンザリだよなぁ……。そう思っていたところに、文春砲の連打! ベッキー、ショーンK、清原、舛添etc。

あまたある媒体の中で、ひとりだけ別格。文春無双。ネタも文章もナナメウエすぎです。文春、また読みたい。だけど、紙の雑誌は買いたくない。どうにかして、読む方法ないの? 立ち読みとかじゃなくて。

あるんです!

文春は、2015年から電子版をリリースしてるんですよ。Kindle版は1号350円。

一応、紙版より50円安いけど、それじゃあ紙が電子に変わっただけ。Kindleのライブラリ上にバックナンバーが延々貯まっていくわけで。

そもそも、週刊誌って読まないページが多すぎるんですよね。連載小説とか、コラムとか。全部を読みたいわけじゃない。一冊丸ごと買うのはちょっと……。

調べてみると、おあつらえ向きがありましたよ。NTTドコモが提供する「dマガジン」というサービス。


月額400円で160誌以上が読み放題だって! 凄いよ。凄すぎる。もちろん、週刊文春・週刊新潮もカバーされています。

ちなみに私はこの6月に、週刊文春4冊(400円x4)・週刊新潮2冊(400円x2)を読み、

Casa BRUTUS (ライフスタイル・ショッピング特集・900円)、BRUTUS(Summer Time, Summer Music特集・650円)、

Newsweek(英国はどこへ行く?・460円)、Number(EURO2106特集・620円)、FIGARO(ヴェトナム、タイの夏バカンス特集・620円)という具合にdマガジンで読んでいます。

これ、全部を紙で買ったら、5650円だって。これがたったの400円。しかも、初月はお試し無料。


バックナンバーもある程度読めます。ページを保存したければ「クリッピング」という機能があります。ページ100枚まで保存OK。iPadで画面のスクリーンショットを撮る作戦でもOKです。

私は、自宅でiPad Air2、会社でiPad Pro 12.9を使っていますが、このdマガジンアプリをインストールしてから、iPadの稼働率が俄然上がりましたね。まさにiPad用のキラーアプリと感じます。

でも、そんないいことだらけのdマガジンにも、ひとつだけ超ガッカリな点が……。


アイコンがとってもダサいんだよね。dマガジン。




2016年6月12日日曜日

函館〜洞爺湖旅行の覚え書き2016

ウィンザーホテル洞爺

ウィンザーホテル洞爺は、閑散とまでは行かないものの、割と空いていた。ホテルの人に聞いてみたところ、ハイシーズンは、お盆>正月>旧正月>GWの順で、 今の時期(5月下旬)は人も少なくて快適とのこと。


カートでゴルフ場を下るエクスカージョンがオススメ(ゴルフをするわけではない)。「問題児」と自称するおニイさんがいろいろ気を遣ってくれる。セグウェイを乗り回すメニューもあります。


洞爺湖では、GWから10月末まで毎晩20:45から21:05までの20分間、花火が上がる。花火は船で湖上を移動しながら打ち上げるから、洞爺湖畔ならどこからでも見える。ウィンザーホテルの洞爺湖側の部屋からは、だいぶ小さいがこの花火を鑑賞できる。

ビブグルマンのラーメン屋

洞爺湖の近くに、ミシュランでビブグルマン(星はつかないが、5000円以下で美味しい食事ができる店)に選ばれたラーメン屋「ラーメン一本亭」がある。ここの醤油(黒)ラーメンが美味しかった。


そう言えば、ミシュランは北海道版もあるんだった。ちなみに、函館の天ぷら田ざわは星ひとつついてます。

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函館とフリーメイソンの関係

五稜郭は五角形でフリーメイソンの意匠と同じだが、どうやらフリーメイソン関係の方々は、函館港開港当時から大勢来ていたらしい。函館にある外人墓地に、そのシンボルが残っている。



函館市公式観光情報

ちなみに、黒船で浦賀にやってきたペリー提督や、長崎のグラバー邸で知られるグラバーもフリーメイソンなんだって。

津軽海峡フェリー

大間〜函館間を結ぶ大函丸はデカい。バスもトラックも積める。


車は出航の40分前までに、人間は15分前までに乗船のこと。このフェリー、函館→大間便(朝9時半の便)がけっこう揺れた。酔いやすい人は、座敷(スタンダードシート)ではなく、椅子の席(カジュアルシート、ファーストシート)の方がいいと思う。

大間も函館も、港の周りにお店は何もない。が、フェリーターミナルで、そこそこちゃんとした食事を摂ることは可能。

車でフェリーに乗る場合は運賃が曲者。車(全長6メートル未満)をフェリーに乗せると、片道一台1万3160円(閑散期)、1万6450円(繁忙期)、1万8920円(最繁忙期)かかる。往復の運賃を考えると、船は大間港に置きっぱなしにして、函館で別にもう一台レンタカーを借りる(あるいは電車・タクシーで行動する)方が安くなるかも知れない。


今回は、三沢空港のオリックスレンタカーで車を借り、大間港のオリックスで3日間無料で保管してもらった(返却は三沢空港)。が、実は一般の乗船客用の駐車場は無料で使えるわ、オリックスレンタカーはフェリーターミナルから徒歩で7〜8分かかるわで、正直、あんまりメリットを感じなかった。オリックスレンタカーは、誕生月の人、また60歳以上の人は料金が激安になるので要チェック。

あわびラーメン

大間港から車で5分ぐらいのラーメン屋、一休食堂。看板メニューの一休ラーメンは塩味でさっぱりと美味しい。これは函館でもそうだったが、青森ではナルトの代わりに麩をラーメンに乗せるのがポピュラー。


お店のメニューにあわびラーメン(1500円)というのがあったので、次回来ることがあったら食べてみよう。

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セブンイレブンのみそ汁

最後の日の朝食で、天ぷら田ざわの天バラご飯を食べる際、セブンイレブンのインスタントみそ汁を買ってきたら、ウチのお袋が「このみそ汁、美味しい!」と異常に反応。「どこで買えるの?」としつこく聞かれる。青森県北部にはセブンイレブンは存在しないのだ。あまりに気に入ったらしく、東京に帰ったあと近所のセブンで買ったのを宅配便で送らされる羽目に。



みそ汁10個で1000円ちょい。で、送料が約1000円。なんかおかしいよ。 

2016年6月10日金曜日

至福の天ぷら、田ざわはやっぱり凄かった。函館〜洞爺湖3泊4日

ウィンザーホテルは、洞爺湖ビューの部屋を指定しました。朝、日の出前の洞爺湖が神秘的。


運が良ければ、早朝6時頃に雲海が見られるそうです。



ウィンザーホテル洞爺湖で朝食を摂り。


昭和新山のふもとからロープウェイで有珠山に登ります。以下略。


函館に戻り、今日のホテルにチェックイン。一息ついたところで、さあ、いよいよこの旅のファイナルデスティネーション、田ざわに突入です。何年ぶりかなあ。5年ぶり? いや7年ぶり? JALの生涯フライト記録を調べたら、前回函館に来たのは2008年の6月でした。したがって、8年ぶりの田ざわ再訪ということになります。

コースは18時半からの1回転のみ。シャンパーニュやビールや日本酒で乾杯し、おまかせのスタートです。

前菜3点を平らげると、ご主人がコの字型カウンターに着席した全員分(この日は9人)の天ぷらを揚げ始めます。


・エビの頭
・エビ(絶品!)
・そら豆
と続きます。


・キス
「キスは一度開いて揚げたのを、閉じてお出しします。その方がふっくら仕上がりますから」……何気に丁寧なお仕事!
・姫タケ


・ボタンエビのかき揚げ スープ入り
・コーン( 絶品!)
「コーンは、どこのコーンが美味しいんですか?」
「おいしいコーンの種は、種屋が全部握ってるんですよ。産地は関係ありません。今日のは宮崎産。北海道は7月ですね」
・稚鮎
・アスパラ

この天ぷら屋の凄いのは、皿に敷いた紙が一度も交換されずに最後までキープされる点。

「油が紙に浸み出ない理由は?」
「私の天ぷらの衣は、ちょっと卵の黄身が多いんだと思います」

ご主人、元はフレンチのシェフだったそうです。


・ホタテの磯辺(クリエイティブですねえ)
・椎茸
「原木の椎茸です。菌床じゃないですよ」



・穴子(サクサクでまいう〜)
「カレー粉と塩でお召し上がりください。カレー粉は銀座のナイルのカレー粉です」

笑。ナイルの粉でいいんでしょうか。でもまあ、美味しかったけど。

もうお腹いっぱいです。穴子のパンチ力ハンパない。しかしこの後、天バラご飯とご主人手打ちの蕎麦が出るとか。

ここで大まかな三択が。「両方食べる」「片方食べて、片方持ち帰る」「両方持ち帰る」

私たちは、蕎麦を食べて、天バラを持ち帰りました。翌日の朝食にしよう。


いや〜8年ぶりの田ざわ、堪能しました。

ちなみにおまかせコースはお一人様1万1000円。東京で同程度の天ぷら食べたら、確実に2万5000円から3万円はすると思います。この日は地元の常連さんが多く、皆、次回の予約をしてから帰っていました。

女将が言うには、ご主人が72歳で、もう十分に頑張ったので、この先あんまり長くはやらないとのこと。後継者もいないみたいです。残念だなあ。お店が閉じられる前に、もう一度来られるといいんですが。



2016年6月9日木曜日

朝市でウニ・カニ・イクラ丼、大沼でピザ。函館〜洞爺湖3泊4日

函館の2日目。朝食はもちろん朝市です。きくよ食堂(食べログ★3.54)に突入し、三種お好み丼レギュラー(1680円)を注文します。ちなみに、四種にすると1980円、五種で2100円です。


左:ウニ・イクラ・エビ、上:ウニ・カニ・ホタテ、下:イクラ・カニ・サケってな感じでおのおの食べたいものを頼みます。

昨日の梅乃寿司で食べ損ねたアワビも注文。蝦夷アワビ(1140円)より、ヤリイカ(1700円)の方が高かった。意外。

もう、朝から至福のひとときです。前のエントリでも書きましたが、ミョウバンの使われていないウニやプリっプリのイクラ、それにコリっコリのアワビを堪能しました。


私は青森県出身です。幼少期には、新鮮な海の幸を日常的に食べて育ちました。ところが、大人になって東京に出てきてから、苦手になった食べ物が2つあります。

それは、ウニとイカです。

東京のウニは、一口目の食感が「ジャリッ」とします。ミョウバンのおかげですね。固くて全然フレッシュじゃない。一方、イカは「ヌルッ」と感じます。鮮度が落ちてダレるからですね。

今回、函館に来て、子どもの頃好きだったフレッシュな海の幸の記憶が蘇りました。ウニやイカはもちろん、幼少の頃からホヤとかナマコとかが大好きだったんですよねえ。今ではまず口にしませんが。

そうそう、お米はゆめぴりかです。北海道産の特A銘柄ですね。ご飯も美味しい!

朝市を後にし、レンタカーで大沼公園に移動します。


なかなか神秘的な駒ヶ岳を眺めたり、山麓の大沼で遊覧船に乗って遊んでいるうち、昼食の時間に。この日の昼食についてはノーアイディアだったのですが、遊覧船のチケット売り場にあったポスターを便りに、「ランチオンランチ(Lunch On Ranch)」というレストランに向かうことにします。


着いてみると、まさに牧場(Ranch)の中にあるレストランで、馬の姿も見えます。2016年のGWにオープンしたばかり。食べログでみるとまだ★スコアもなく、クチコミも1件だけ。ちょっとした開拓案件です。

ここで食べられるのはピザ。そうだなあ、4人だから2枚だな。

カプリチョーザ、生ハムとルッコラをそれぞれ1枚注文しましたが、なかなかの実力でした。


近隣の牧場でいろいろ体験系のエクスカージョンも行われているみたいです。家族連れにおすすめ。

そういえば、少し前に、大和くんという小学生が置き去りにされた事件がありました(6日後に自衛隊の施設で発見されたやつ)が、ちょうど彼が行方不明になったその日に我々は現場付近をブラブラしていたのでした。当日夜のニュースで事件を知って、とても他人事とは思えないよなあと心配していたのですが、無事に見つかってよかったですね。




この日は洞爺湖まで移動して、ウィンザーホテルに宿泊です。8年前にサミットを開催したホテルですね。ホテルというよりは、戦隊ヒーローの基地みたいな外観w

そして今日のディナーは、洞爺湖を見下ろす最上階のレストランで中華!

2016年6月8日水曜日

寿司で始め、天ぷらで締める。函館〜洞爺湖3泊4日 まずは寿司から

5月最後の週末、オバマ大統領が広島を訪問している頃、3泊4日で函館と洞爺湖を巡ってきました。私と奥さんに加え、それぞれの母親がジョインして総勢4名の旅。


函館に行くと決まったら、まず最初にやることは「天ぷら田ざわを予約する」です。

函館で、木金土日と週4日間のみ営業の天ぷら屋で、食べログのスコアは驚異の★4.37。全国天ぷらランキングで2位のお店です。ここに行くと、あなたの「天ぷら感」は間違いなく変わります。

3月中旬に電話した時点で、5月29日の日曜なら4名入れるとのことで、即予約。29日をまたいで5月27日から30日の4日間が旅行日程と決まりました。

4月のある日、知人に函館に行く話と、この天ぷら田ざわの話をしたところ、「函館行くなら梅乃寿司にも行かないと!」という熱烈リコメンドが返ってきました。やはり、とっておきのお店は仲間と共有してなんぼです。梅乃寿司のことは知りませんでしたが、食べログでチェックしたら、これまた驚きのスコア★4.07。

早速電話してみたところ、5月27日の夜なら4名空きがあるとのこと。おー、何というラッキー。即予約。もちろんカウンターで。寿司に始まり、天ぷらで締める大まかな旅のコンセプトが決定した瞬間でした。

さて、5月27日出発当日。

私(東京から空路三沢、後レンタカーで北上)と母(青森県むつ市在住)は大間から津軽海峡フェリーで函館上陸。ホテルにチェックイン後の夕方、五稜郭タワーに上って軽く観光です。奥さん親子とは現地で合流予定。

私は函館は何度も訪れており、五稜郭は大好きな場所のひとつです。幾何学的かつ摩訶不思議な五角形のシェイプ。とても江戸時代の建造物とは思えませんよね。今回、改めてこの五芒星の城郭をタワーの展望台から眺めていたら、「もしや!」と思いつくことがありました。


そうです。フリーメイソンです。五芒星はメイソンのシンボルじゃないですか!

試しに「五稜郭」「フリーメイソン」でググってみると、出てくるわ出てくるわw、素敵な陰謀系の検索結果が。タワーの展望台でiPhone片手にほくそ笑む私を気味悪がった母の、「早く降りよう」という言葉で我に返り、ホテルへ戻って奥さん親子と合流します。

さあ、いにしえの秘密結社のことは一旦忘れて、当地の名店梅乃寿司に向かいましょう。実に雰囲気のある店構え。


予約した18時半に入店。この日は羽田空港で大韓航空機がエンジンから火を噴いた事故があり、お店の予約にも影響が出ているようです。

JAL便は午後便がすべて欠航、ANA便は遅れて到着とのことで、カウンターは若干空きが見られます。

シャンパーニュとか日本酒とかビールで乾杯し、「おまかせ」をスタートします。

おつまみセッション、まずはウニ。小鉢に盛りつけられた馬糞ウニを木の匙で。

函館近海は4月から8月いっぱい、馬糞ウニ漁が許可されているとのこと。この時期は、ミョウバンが使われていないフレッシュな馬糞ウニが食べられるのです。

続いて金目鯛、タラバガニの身にズワイガニの味噌を絡めた二色ガニ、とり貝と続きます。

本州以南からの旅行者には函館(噴火湾)のネタを、地元の人には九州や遠方のネタを出すよう配慮しているんだとか。

何気に出てきた一切れのカラスミ。これが絶品の美味さ。続いて登場したアンキモ。おおー、これまた絶品。キモ、臭くない。トンガってもない。まるでフレンチみたいです。フォアグラみたいなアンキモ。

写真をお見せできないのが残念です。このお店、撮影禁止なんですよ。代わりに函館山からの夜景などいかがでしょう。


この後、握りに移って10貫ぐらい食べて締めました。途中からメモ取るの止めたので、握りは何食べたか記録がないw

今どき、美味しい寿司(寿司ネタ)は東京でも食べられるじゃないですか。大間のマグロとか、金沢のノドグロとか。それ前提に、じゃあ「函館ならではのネタって何なのよ?」

そう問われれば、私の答えはずばり「ウニ、カニ、イクラ」です。

「ミョウバンに漬かっていない超絶フレッシュなウニ」「丁寧に掻き出されて食べやすくまとめられた繊細なカニ肉」「プリっプリの粒を噛むとジュワっと口中に旨みがほとばしるイクラ」ってことですわ。この店では、ウニもカニもイクラも軍艦ではなく握りで出ます。素晴らしい。

もちろん、他のネタ(魚)も美味しいんですよ。でも、北海道に来たらウニ、カニ、イクラ、あとホタテ。エビも。ああ、至福の2時間。あっと言う間の2時間でした。

しまった! アワビ頼むの忘れた! うー。明日リベンジな。