2023年6月22日木曜日

カンヌ映画祭のついでに、オーシャンビューの物件を内見

 2023年の5月、カンヌ映画祭に参加してきました。カンヌに行くにあたって、ひとつ裏ミッションを用意。それは、「海の見えるアパートメント物件を内見すること」です。不動産チェックね。


房総に家を建築し、2拠点生活するようになって2年経ちますが、海の見える生活は本当に素晴らしいのです。そしてまた、違った海の景色も見たくなる。ということで、今回訪れるカンヌおよびリビエラ地域には、どんなオーシャンビュー物件があって、お値段はいくらぐらいなのか? 調査することにしました。

ネットでググってみたところ、コートダジュールのリゾート物件を紹介している不動産サイト「LuxuryEstate」を発見しました。世界中の物件を網羅しています。ここで「カンヌ」「ニース」「サントロペ」とエリアを指定して登録しておくと、当該エリアの物件を毎週メール形式で紹介してくれます。


これは一例ですが、とんでもない金額の物件がズラリと並んでいて驚くばかり。上の130平米のペントハウスは、5億9924万円、下の700平米のヴィラは31億5391万円。レオナルド・ディカプリオとかアンジェリーナ・ジョリーが住んでいてもおかしくないような豪邸です。もちろん、もっと安価なものもありますが、高いヤツは半端ないですね。南仏恐るべし。

東京にいる間にLuxuryEstateの問い合わせフォームで「物件見たいんだけど」と問い合わせをしたら、カンヌの不動産屋のお兄さんからメールで返信が。「カンヌ滞在中に、できるだけ安い物件を2〜3件見たいんだけど」ってリクエスト。「いいよ。で、どれが見たいの?」って返事が来たので、自分でWebサイトから希望の物件を探して2件ほどリクエストします。ここら辺、あんまり融通がきかない感じです。日本の不動産屋だと、オススメの中古物件を1時間で3〜4件回れるようにアレンジしてくれますよね。

さらに、オーナーとの間で日程の調整が簡単ではないみたいで、カンヌ入りしてから、What's appで何度かのやりとりの後、「明後日なら一件見られるよ」って連絡が来ました。14時に待ち合わせの約束をして、案内されたにがこのマンション。


立派なエントランスです。1926年建築だそうです。ほとんど100年前だよ。

カンヌ映画祭のメイン会場の、西側のビーチに沿って立っている建物です。8階建ての7階にある51.5平米の1LDKですが、8階にもエキストラのベッドルームがあるという不思議な間取り。


ベランダから見下ろした景観。見事なオーシャンビューです。海との間に遮る建物がないので抜けが素晴らしい。反対側(山側)の窓から風が抜けるので、エアコンも付いてないそうです。


カンヌ港方面を望むと、沖合に係留している船がいい感じに視界に入ります。


案内してくれた不動産屋のフランクさん。オーナーは居住中とのことで、家具はそのままです。この物件を購入した場合、家具はついてこないとのこと。

気になるお値段は?


49万5000ユーロ。日本円にして、7672万5000円ですね(1ユーロ=155円換算)。安い? 高い?

私が住んでいる東京都新宿区で、同面積の中古マンションを買うのとあんまり変わらないなあという感想。まあでも、ピンキリで言うなら、キリの部類なんでしょうね。

滞在15分ほどで撤収しました。もう1〜2軒ぐらい行きたかったんですが、ここだけしか都合が合わなかったもんで。

冷やかし半分なのがバレバレなせいか、あんまりヤル気のないフランクさんと別れ、ひとりでビーチ沿いを歩いて帰ります。


カンヌのダウンタウンまで、ビーチの脇を歩いて15〜20分。ロケーション、悪くないですよね。てか、抜群ですよ。


低層のモダンなアパートメントも素敵ですねえ。


「SU AND SHI」という寿司屋も近くにあります。

これはもう、映画祭どころじゃないですよね。次回は映画祭と関係なく物件めぐりをしてみたい。現地在住の日本人にも会ってみたい。夢が広がります。コートダジュール、いい所です。