2022年8月24日水曜日

なんと、無料で汲み放題。富津の銘水2選

東京から富津の家に行く時は、2リットルのペットボトルを数本持ち込んで、市内の水源に水を汲みに行くのが恒例です。私たちがよく行く所は、2カ所あります。

【古船浅間神社(こせせんげんじんじゃ)】
館山道を富津中央インターで降り、国道127号を館山方面に左折すると間もなく、左側に見えてきます。この神社の境内で湧き水が汲めるのです。


朱色の鳥居をくぐると、樹齢300年を超えるという見事な銀杏が2本そびえており、その間の階段を登ると本堂があります。


水汲み場は階段の手前、左側にあります。開いている蛇口が2つだったり3つだったり、日によってまちまちです。基本的に無料ですが、賽銭箱が置いてあって、ここに小銭を放り込んでいる人が多いですね。


驚くのは、大量に水を汲む人のために、台車が常備されていること。なんとも太っ腹な神社です。軽トラックに大きなポリタンク満載で、ガンガン水を汲んでいる人もよく見かけます。竹岡ラーメンの木琴堂ってお店も、ここの水を使っています。

お水は「硬水」です。コーヒーや紅茶、炊飯に向いてます。直接飲むと、やや硬さを感じます。殺菌していない水なので、冷蔵庫に入れて数日で飲みきるようにしています。

【志駒不動様の霊水(しこまふどうさまのれいすい)】
2カ所目。国道127号の「湊」という交差点を「吉田屋」方面に曲がり、県道182号、いわゆる「もみじロード」に入り数キロ走ると「もみじの里公衆トイレ」が現れます。


車30台ぐらい停められそうな駐車場があり、トイレがあり、その脇に水汲み場があります。そこで流しっぱなしになっているのが、「志駒不動様の霊水」というわけです。


蛇口が4発あって、すべてに水栓がありません。水がじゃんじゃん流れっぱなし状態なので、これを頂戴するのに何の罪悪感もない。汲めるだけ汲んじゃいま〜す!って感じでw


ここでも、業務用と思しき水汲みびとをよく見かけますねえ。近隣に「銘水滝の不動尊」という水場もあるようですが、道路が細いので、行ったことはありません。恐らく、同じ志駒川の水系ではないかと。

こちらも硬水ですね。汲んだお水で、コーヒーを淹れたりお米を炊いたり氷を作ったりと、富津では大変にお世話になっております。ある日、古船浅間神社の水と、志駒不動の水を飲み比べてみようとなって、利き水をしてみたことがあります。


はっきり言って、全然違いが分かりません。

しかし、意地になって何度も利いてみたところ、志駒不動の霊水の方が、ほんの少しだけ甘みが強いような気がしました。

以来、我が家では「志駒不動の霊水 > 古船浅間神社のご神水」というプライオリティになっています。内房へお出かけの際は、是非、美味しいお水を楽しんでください。