2014年12月18日木曜日

お風呂上がりをHack!珪藻土バスマットSOiLを買ってみた

週末、東急ハンズに行った折、以前から気になっていたこれを買ってしまいました。


珪藻土でできたバスマット「SOiL」です。どんどん水を吸い、すぐに乾く、画期的なバスマット!という紹介をかつてテレビ番組で見て以来、ずーっと私のショッピング・アプリにリストされていました。

ちょうど、家のバスマットを新調しようとしていた矢先なので、東急ハンズのバス・トイレタリー売り場で見つけて迷わず購入。私が買ったのは「BATH MAT wave」という、表面が波打っているモデルです。8800円。

早速使ってみました。風呂上りでSOiLの上に乗ると、足の裏がキュっと吸い付きます。瞬間接着剤が指に付着したときのような、引っ張られる感じ。ただし、引っ張られるのはほんの一瞬だけです。


2〜3分ほどたった状態。ご覧のように足形が残っていますが、これがどんどん薄くなっていき、30分後には完全に消えてしまいます。元の状態に戻ってしまう。

何だか不思議です。動画を貼っておきましょう。45秒。



手入れはほとんど必要なく、私の買った「wave」という商品は、時々日陰干しをすればいいとのこと。他に、天日干しを推奨しているモデルもあります。

汚れた場合は、サンドペーパーで表面を削るんだとか(水で洗ってはいけない。洗剤も使ってはいけない)。

これ、なかなか面白いソリューションですよ。銭湯とか、プールとか、サウナなんかはこれを採用してくれると嬉しいですよねえ。

風呂上がりのささやかなHackって感じで気に入ってます。




2014年12月8日月曜日

「6才のボクが大人になるまで。」をサッカーの試合に例えると?

昨日(2014年12月7日)は、J1昇格プレイオフ決勝を観戦しに、味の素スタジアムまで行ってきました。


結果は、ジェフ千葉 0 - 1 モンテディオ山形。我らがジェフ千葉は3年連続のプレイオフ敗退で、来年は、6年連続のJ2ということになりました。

3年連続の敗退というのも、勝負弱さを露呈していて相当情けないですが、個人的にもっと情けないと感じたのは、同じチームに2週連続で敗れていることですね(11月26日に天皇杯の準決勝に山形に2対3の敗戦)。

責任は選手ではなくクラブ(会社)にあるのは明白なので、シーズンオフについては、サポーターを黙らせるような補強を行ってくれることを切に願っています。

さて、昨日のこの試合は15時30分の開始でした。

で、今日は15時15分から日比谷シャンテで「6才のボクが大人になるまで。」を見てきました。試写で見られなかったので、いつか映画館で見ようと思っていたのですが、上映時間が2時間45分もあるので、なかなか時間が作れなかった。

このまま観賞できずに終わりそうな感じもあったのですが、直近のニュースでこの映画がニューヨーク批評家協会賞、ロサンゼルス批評家協会賞の作品賞を受賞したことを知りました。つまり、アカデミー賞に至る賞レースの先頭に躍り出たことが分かり、方針転換です。なる早で見ようと。


今日は、たまたま日比谷でのアポイントがいい感じの時間に終わったので、後ろの予定をすっ飛ばして日比谷シャンテへ突入です。

本作の監督、リチャード・リンクレイターは、「スクール・オブ・ロック」とか「恋人までの距離(ディスタンス)」とかで知られています。個人的に好きな監督ではあるんですが、全部がお気に入りというわけでもありません。一つ確かなのは、実験が好きな監督ですよね、「ウェイキング・ライフ」とかね。あと、Apple好き。今回の映画も、その2つの特徴が遺憾なく発揮されています。

何しろ、主要キャストを12年間にわたって撮影して、少年少女のリアルな成長(主人公は6歳から18歳になった)と、大人たちのリアルな経年変化を描き出しているのです。これだけでアイディア賞。ギネスブックにだって載るんじゃないかと。

12年にわたるキャラクターの変化の脇では、ガジェット(携帯電話→iPod→iPhone)やサブカルチャーの変遷、そして、アメリカ人の男女のパートナーシップや家族のあり方などの変遷も描かれ、ちょっと「フォレスト・ガンプ」を思い出させる趣もあります。

リンクレイター監督は、2時間45分、あまり飽きさせることなく一気に見せるのですが、一方で、積み重ねてきたメインストリームの流れをひっくり返すような大きなイベントもありません。

何とも爽やかでありながら、しかし、不完全燃焼を覚える人も多いであろうエンディングを経て、クレジットロールを眺めながら「この映画は、何に例えればいいだろう?」と考えていました。

ビッグ・カタルシスはない。だけど、満足感はそれなりにあって、監督のチャレンジはちゃんと伝わる2時間あまり。サッカーでいうなら、両チームとも持ち味を発揮しながら、ともに相手のゴールを割れなかったスコアレスドローのような映画かなという結論。玄人好みではあるが、スカっとしない試合。

その観点からすれば、「ゴーン・ガール」なんかは、逆転また逆転、ロスタイムに追いついてさらに逆転って感じのスペクタクルな試合に例えられますね。

私にとっては、ここ数年、映画に費やす2時間とサッカーに費やす2時間は、同じ天秤ではかる対象になっているということが言いたかったんです。そして今年は、もう映画もサッカーも見るべきものがなくなってしまった。

また来年に期待ですね。

さあ、年末の旅行の計画でもしよう。

2014年12月5日金曜日

いま、韓国の露店でもっともホットな商品

2年ぶりの韓国ということで、是非とも訪れたかったのがここ。


かつて2008年に放火され、焼失した南大門です。きれいに修復されていました。めでたし。

南大門から明洞に向かってブラブラ歩いていると、露店でこんなものを見つけました。


自撮り棒ですね、セルフィースティック。


そこら中で売ってます。だいたい5000ウォン(約500円)ぐらい。


なんと、普通のカメラ店でも売られてます。こっちは4000ウォン。安い。

明洞に行くと、あちこちで自撮りする観光客が。


日本でも、メジャーな観光地に行くと、こんな光景をよく見かけるようになりましたよね。



11月末のソウルは、もみじが色づいていて、なかなかビューティフル。

で、紅葉の写真をアップしようとインスタグラムを立ち上げたとき、ちょっと気になって調べてみたんですよ。インスタグラムで流行ってるハッシュタグってどんなだろうと。

「#travel」が2762万3785件。なるほど多い。「#sky」は6357万0389件。こっちの方が多い。

動物に行きましょう。「#dog」が5307万3417件で、「#cat」が4635万5474件。ふむふむ。やはりここら辺も人気高し。

さらに上は、「#food」で1億4053万8566件。やはり、食べ物を撮ってアップしている人が断然多い。

そして、「#selfie」はなんと2億0183万6965件!

いやいやいや、自撮りブームは地球規模でっせ。ビックリしました。





2014年12月3日水曜日

今、ソウル行くならここでしょ!ザハ・ハディドの超絶モダン建築

今回、ソウルを訪れた最大の目的は「DDP」を訪れることです。東大門にある、Dongdaemun Design Plazaのことです。


東大門の駅に直結しており、地下道を通り抜けると、いきなりこの偉容が飛び込んできます。

まるで、地上に舞い降りたUFOのような建物です。一眼に三脚の人たちがたくさんいて、写真を撮りまくっています。


これは、「アンビルトの女王」ことザハ・ハディドが設計し、ちゃんとビルト(建立)された、新たなソウルのランドマークです。4000億ウォン(約400億円)の建築費と、4年半の建築期間を経て、今年(2014年)の3月にオープンしました。

ザハ・ハディドと言えば、2020年東京五輪の国立競技場の建築デザイン案コンペの勝者であり、そのプランの妥当性をめぐって反対意見が噴出しまくっている、まさに渦中の建築家。折しも、10月から12月までオペラシティでザハ・ハディド展が行われている最中でもあるのです。

「アンビルトの女王」ながら、こんなものをソウルでおっ立てていたなんて凄すぎです。

では、これは何なのか? どんだけデカいのか? コネストから引用してみましょう。

アートと憩いと観光が融合したDDP施設

敷地面積62,957平方メートル、建物面積25,008平方メートル、延面積85,320平方メートルに及ぶ広大なスペースは、大型イベントが開催できる「アートホール(アルリムト)」、韓国デザインと世界トレンドを発信する「ミュージアム(ペウムト)」、デザインビジネスの拠点となる「デザインラボ(サルリムト)」、文化体験やショッピングが楽しめる「デザインマーケット(ディジャインジャント)」の4施設からなります。

東京ドームは4万7655平米とのことなので、その倍近くあることになります。

建物の中に入ってみると、これがまたブッ飛びの景観があちこちに。


これは「デザインの小径」。まるで「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙ステーションのようです。


これはイベントホールですね。これも「2001年」してますね。



火災報知器は、白い壁に塗り込められています。ディテールまでしっかりデザインされている。


ショップ群のフロアの天井もイナズマ模様がいい感じ。



階段もこんなデザイン。これは「インセプション」的ですね。フロアを移動するのに、エレベーターでなく階段で行こうという気分になります。

建物の外に出てみると、施設があまりにデカすぎて全貌がつかめません。どこか、上から眺められる場所は近くにないかとあたりを見回すと、通りを挟んだ向かい側のビルにシースルーのエレベーターがあったので、写真を撮るために上ってみました。



ナマコ的な物体が2つ寄り添ってます。なんと、屋上は切り取られ、緑化されています。ここにも立ち入ることができるのでしょうか。この日は雨だったので確かめに行くのは諦めました。

それにしても、アメイジングな建物です。ソウルにおけるお気に入りスポットの、ナンバーワンになりそうですよ。


これを間近で見てしまった今、東京の国立競技場も、当初のプラン通りにやればいいのにと思う次第です。それが競技場であれ何であれ、作っただけで人が集まってきますよ。

ちなみに、このDDPの外壁にはライトアップ用の照明も仕込まれていて、夜の景観もなかなかのものだそう。

今度は、夜に訪れてみよう。そして今週末は、オペラシティのザハ・ハディド展に行こう。

2014年12月1日月曜日

韓国で役に立ったアプリ、役に立たなかったアプリ

さて、韓国で使えるプリペイドSIM、EG Simが手に入りました。日本でふだん使っているiPhone 6 Plus(SIMフリー機です)からソフトバンクのSIMを抜き、EG Simを挿入して使います(この間、ソフトバンクの番号宛に電話がかかってきても出ることはできません)。早速、iPhone片手にソウルの町に繰り出してみましょう。


通常、海外でアプリを使う(=iPhoneを使う)シチュエーションは、ほとんどの場合、「移動」「食事」「記録」の3つに集約されると思います。即ち「目的地までの移動ルートを調べる」「美味しそうなレストランを調べる」「訪問先や食事の写真を撮る」という3点です。このうち、「記録」については、どこに行ってもデフォルトのカメラアプリとかインスタグラムを使いますので、ここでは「移動」と「食事」に関するアプリついて、韓国で役に立ったものをご紹介。

まずは「移動」です。世界の多くの国において、移動ルートの検索に使えるアプリは、圧倒的に「Google Map」です。これに現地の交通機関のアプリを組み合わせれば、だいたいどうにかなります。ただし、中国などGoogleがアクセス制限されている国では、地図アプリはGoogle以外のものを使うことになります(中国では百度 Baiduでした)。

今回の韓国滞在中は、当初Google Mapと地下鉄アプリ「SUBWAY KOREA」を使っていました。この地下鉄アプリがなかなか素晴らしい出来なんです。


この手のアプリって、地下鉄の路線図がドーンと画像データ1枚で展開されているだけってのがけっこう多いんですが、このソウルのアプリは、路線図の駅をタップすると、次の電車が何分後に到着するかとか、時刻表とか、駅の出口位置やトイレなどの施設情報とか、かなり情報が盛りだくさん。ムチャクチャ便利です。

また、出発する駅をタップして設定した後、目的地駅をタップすることにより、最短ルートをグラフィカルに表示させることができます。

例えば、金浦空港から私が泊まったホテルの最寄り駅までを表示したのがこれ。どこで乗り換えたらいいのか一目で分かる。しかも一番下に、運賃が1250ウォンと出ています。T-money(日本におけるSuica)の残高を管理するのにも便利です。



ソウル以外にも、釜山、大田、大邸、光州の路線図が収録されています。また、言語も韓国語、英語、日本語のトリリンガル対応。

いやー、このアプリは凄いですよ。色んな国の交通機関のアプリを使ってきましたが、ここまで高機能かつ痒いところに手が届いているものは見たことがありません。さすがIT大国ですね。

ところで、韓国において、Google Mapの地図は韓国語プラス英語での表記です。なので、例えば「東大門」と日本語で入れてGoogle Mapで調べると、結果画面の地図上には「Dongdaemun」と表記されています。ここで地下鉄アプリに切り替えた時、日本人は「Dongdaemun」→「東大門」と脳内変換しないと先に進めません。

これ、韓国を旅行する時の大きな落とし穴ですよね。日本から持って行ったガイドブック、あるいは、コネストやソウルナビなど、日本語の韓国ガイドサイトは、だいたい日本語+ハングルの表記が標準ですよね。ところが、Googleなどのアプリや地下鉄の中に貼ってある路線図には、ハングル+英語の表記しかない。ハングルが読めない日本人には、恐ろしく不便です。

なので、このSUBWAY KOREAを始め、韓国でアプリを使う場合は、言語を英語にセットしておくと便利です。Googleから読み替える時に、そのまま英語で済ませる。アプリ派トラベラーとしては、「明洞」とか「江南」ではなく、「Myeondong」「Gangnam」と英語表記になれることをオススメします。そうすれば、Trip AdvisorのCity Guideも使えるようになりますから。


Trip AdvisorのCity Guideは、日本を出発前に、当該都市のデータをダウンロードしておけば、現地でパケットなしでも使うことができます。レストランやおすすめ観光地、ショッピング情報など「このアプリ1本でどうにかなる」レベルの情報が詰まってますので、超オススメです。世界の主要都市が網羅されていますが、韓国だとソウルのみ、日本だと東京と京都のデータがダウンロード可能です。

さて、Google Mapを使ってソウルの町を移動をしてみると、時々、目的地が検索結果にうまく表れない現象が起きることに気がつきました。さらに、検索結果は正しく表示されているが、経路が表示されない現象もよく起きます。ひょっとしたら、Google Mapが当局から何らかの規制を受けているのかも知れません。


そこで活躍するのが「NAVER MAP」というアプリです。

NAVERは、LINEをリリースしている会社、NHN Japan(現在のLINE株式会社)の親会社です。韓国最大のポータルサイトを運営していて、アプリも山のように出しています。このNAVERの地図アプリが、韓国におけるスタンダードみたいです。早速使ってみましょう。

表示はすべてハングルなんですが、このアプリが凄いのは、電話番号で目的地検索ができることです。

検索窓に目的地の電話番号を入力すると、はいこの通り。青いピンドロップが目的地で、現在地が赤い○で表示されます。


これなら、ハングルが読めなくても目的地へたどり着くことができますよね。

コネストなどで、行きたいレストランなどを調べたら、SUBWAY KOREAで最寄りの駅までの行き方を調べ、駅に着いたらNAVER MAPで電話番号を使ってレストランにたどり着く。この作戦がかなり有効でした。
続いて「食事」。今回、レストランアプリで何度か使ったのが「MANGO PLATE」。写真が印象的なアプリです。



ハングルと英語しか対応してませんので、英語に設定して使います。このアプリは、現在地から近いレストランを探す時に便利ですが、日本語ならば「焼き肉」「ソルロンタン」「冷麺」などで検索するところ、このアプリのサジェストワードは「Korean BBQ」「Soup」「Noodle」みたいな感じになりますので、慣れないと少し大変かも知れません。だけど、それぞれのレストランについて、ユーザーレビューが数値化されていますので、何らかの指標が欲しい時には選択肢のひとつになります。

レストランで外したくない場合は、現地のレストランアプリにおける評価とTrip Advisorのアプリの評価を比べ、両者で高いスコアを獲得しているレストランを選ぶのがオススメです。


さて、使えるアプリもあれば、使えないアプリもありました。

「TranScope」(翻訳アプリ)
この、オムロンが有料(350円)で販売しているアプリは、中国でも使ったことがあります。

北京で雲南鍋に舌鼓。翻訳アプリも使ってみた

http://naokomai.blogspot.jp/2012/12/blog-post_3.html

ただし、中国語版より韓国語版の方がデキが悪いですね。


この写真はたまたま正解をだしてますが、ほとんどの場面で全然ダメです。こんなんでお金取らないでほしいです。

韓国は、本当に近い国ですよね。私なんて、青森県のてっぺんにある実家に帰るよりも、ソウルの方が早く着くほど。なので、1~2年に一回という頻度で訪れるのですが、ハングルがまったく読めないのが最大のストレスです。今回、いくつかのアプリを使ってみて、韓国語を日本語に変換するのではなく、英語表記をたよりに行動するというアプローチの方が現地で動きやすいということを発見しました。

韓国は、ホテルのWiFiのスピードも速い。WiFiが速いと、ガラポンで日本のテレビもリアルタイムで見ることができます。



はい、ワールドビジネスサテライト。

ガラポンについては、下記のエントリをご覧ください。

地上波全番組を録画するガジェット、ガラポンを買ってみた
http://naokomai.blogspot.jp/2013/11/blog-post_19.html

時差もないし、日本のテレビも全部見られるし、日本で生活してるのと変わらないじゃん。

だけど、困ったこともありますよ。それは、ソウルの町を歩いていると、女の子の顔がみんな整形に見えちゃうんですよね。

別に困ることでもないか……。

人間の顔が、整形かそうでないかを判定するアプリがあったら楽しそうだな、なんて思いながら、ソウルの町をブラブラしてました。