2023年10月11日水曜日

スターリンク鑑賞が日課に。便利なアプリもご紹介

 房総の家での楽しみがまたひとつ増えました。イーロン・マスク案件です。スターリンクです。


こんな感じで、夜空を連なって運行するスターリンクを見物することが可能なんです。内房の家からなので、東京湾上空。対岸の灯りは横須賀〜横浜あたり。

スターリンクとは、イーロン・マスクが経営するスペースXが提供する衛星インターネットサービスです。ウクライナがロシア侵攻の直後に利用を開始したニュースとか、日本でもKDDIがスターリンクを利用したサービスを開始するというニュースでご存知の方も多いでしょう。

日本では、9月にH2Aロケットが打ち上げに成功し、大きなニュースになっていました。一方、スペースXは毎週ロケットを打ち上げています。毎週打ち上げて一度も失敗していないので、ニュースにすらなりません。

ちなみに、2023年は10月11日までに30回打ち上げています。これはスターリンクだけのミッション。これ以外にも、他国の発注で衛星を打ち上げたり、古川さんが乗ったクルードラゴンなんかもスペースXは打ち上げています。

さて、現在(2023年10月11日)5243機が地球を周回しているスターリンクですが、冒頭の写真のように列車状に連なって夜空を通過していきます。

では、スターリンクの運行状況をどうやって知るのか。

まずはX(Twitter)ですね。私はXでこちらのアカウント @dfuji1 を毎日チェックしています。平塚在住の方なので、障害物なく見える空の方角は内房とは異なると思われますが、だいぶ参考になります。


そして、便利なアプリも紹介しましょう。「SpaceStationAR」というヤツです。こちらは400円の有料アプリですが、私は「SpaceStationAR LITE」という無料アプリを使っています。差しあたり無料版で十分です。今のところ。


このアプリで、まず下メニューにある「カレンダー」をタップ。向こう3日間ぐらいの人工衛星の通過スケジュールが一覧で現れます。


このうち、自分の見たい時間帯の「スターリンクトレイン」を選ぶと、その軌道がARで見られるのです。なんて素晴らしい。


いま雲がかかっているあそこら辺から見え始め、やや左上に向かって上っていく。そんな様子がシミュレーションで見られます。

そして、実際に見えたスターリンクがこれ。動画19秒。


↓ここからも見られます。
https://www.youtube.com/shorts/a4BC01iispg

いや〜、これは凄いですよ。東京都新宿区の自宅からでは絶対に無理です。房総の家では、ベランダから丸っと東京湾が見えるので、かなり見られる確率が高いんです。

この動画のもそうですが、ロケット(ファルコン9)で打ち上げて、軌道に投入されて間もない衛星群は、一つ一つの間隔が短く、周回日数が経つにつれて衛星同士の間隔が伸びていきます。

動画を撮影したのは9月で、一週間、毎日観測したのですが、だいたい1勝3分け3敗って感じでした。バキっと見えて、撮影もできたのが1勝。見えたんだけど、暗すぎて撮影しても何も写らないが3分け。飛んでるはずなのに見えなかったのが3敗。そして、一度に鑑賞できる時間は3分〜7分という感じです。

これからの季節、房総方面に限らず、日本国内で障害物なく空がきれいに見えるところに宿泊する方は、是非スターリンク鑑賞にチャレンジしてみてください。上で紹介したアプリが役に立ちます。

スターリンクトレインは、初めて見た時は必ず感動します。「何じゃこりゃ!」ってなります。そして、単純に空を見上げるだけなので、皆にも見て欲しいってなる。だけど、毎回バッチリ見えるワケじゃない。流星群と違って、数分でチャンスは終了。なかなか珍しい天体案件なんですよ。

房総の家のインターネット回線も、フレッツ光からスターリンクに変えようかなと、真剣に考えています。アンテナ、もっと小さくなんねえかなぁってね。

2023年10月10日火曜日

人生初、国技館に大相撲を見に行った件。タカケイショー!

 2023年9月24日、両国国技館に大相撲を見に行きました。古い友人のお誘いで、桟敷席(西側1階の枡席)での観戦。

土俵も近く、拍子木の音や行司の声もリアルに聞こえるなかなか素晴らしい席です。客層も、もっとシニア寄りかと思いきや、老若男女さまざまでちょっと驚きました。女子もとても多いんですね。

この日は九月場所の千秋楽で、我々は15時ぐらいに席に着きましたが、その時点では十両の取り組みの後半が行われていました。


十両の取り組みが終わったところで表彰式となるのですが、十両ならびにそれより下位の、序の口、序二段、幕下において同率首位で優勝が決まっていないカテゴリがあって、優勝決定戦が行われます。とくに、幕下では7人が同率首位になっていて、7人がトーナメントで優勝決定戦を闘いました。本割に加えて、3番を勝ち抜かないと優勝できないということで、これはなかなか大変だなあと。

枡席でご招待なので、焼き鳥や焼売や、お弁当、さらにおつまみがたくさん入った紙袋をもらいます。


こんなに食べられませんよねえ。ほとんどを持ち帰ることになりました。

幕入りになると、テレビで見たことがある力士がちょいちょい登場します。遠藤、阿炎、翔猿なんかは人気ありますね。観客は、みな「推し」の力士に熱い声援を送っています。


そしてこの日、もっとも声援が凄かったのが、大関の貴景勝です。私たちグループにも、ひとり熱狂的なファンがいて、いろいろ教えてもらいました。貴景勝は芦屋の出身で、奥さんがモデルで凄い美人なんだと。「貴景勝+妻」でググってみろと。

◆貴景勝と結婚した千葉有希奈さん【写真】

確かに凄い美人です。

そんな貴景勝ですが、10勝4敗で千秋楽を迎えました。平幕の熱海富士が11勝3敗で単独トップ。しかし、本割で朝乃山に敗れ11勝4敗に。貴景勝は大栄翔に勝って、同じく11勝4敗。優勝決定戦となりました。


隣の枡席には、黒系の洋服でコーディネートしたハイソな感じのご婦人がた。お嬢様も上品な感じでやんごとないオーラを発しているのですが、そのハイソな枡席からひときわ大きな「タカケイショー!」の叫び声。

両国国技館、なんかオモロイ。年に数回サッカーを見に行くフクダ電子アリーナとは似ても似つかない空間です。年収高そうなお客さんが多いです。

優勝決定戦は、立ち会いで貴景勝が左に変わって、はたき込みで熱海富士を破りました。「そんな勝ち方で嬉しいかあ〜!」ってヤジが聞こえましたが、勝利優先ってことかな。


貴景勝、千秋楽を優勝で飾りました。表彰式も見られてよかった。

大相撲、生まれて初めて生観戦したけど、とても面白かったですね。私は相撲の盛んな青森県の生まれなので、子どものころは毎日テレビで大相撲を見ていました。小学校でもグラウンドに土俵書いて相撲取ってたなあ。若乃花、貴乃花、舞の海なんかも青森県出身ですしね。

そんなわけで、人生でやり残していたことリストのひとつに、チェックマークが入った感はあります。また機会があれば、是非大相撲観戦してみたい。何しろ、江戸時代から連綿と続いてきた格闘技なわけで、非常に神聖な雰囲気を感じました。サッカーとは対極にある競技かも。