チュニジアに快勝し、勝ち点4となった日本代表の3試合目は、現地時間6月25日の18時から、1勝1敗で勝ち点3のスウェーデンとの一戦です。
会場は、オランダ戦と同じダラスのAT&Tスタジアム。巨大モニターをフル活用した、アゲアゲなエンタテインメント演出が特徴的なスタジアムです。
ほんと、この会場での観戦は、日本でのサッカー観戦とは全くの別ものです。完璧にショーアップされていて、単なる試合観戦とはまるで異次元。ド派手な興行です。
関わるスタッフ数や、機材や、電力の量など想像するに、一般的なJリーグの試合の50倍ぐらいのコストがかかっているんじゃないかと想像します。
さて、スウェーデン戦に臨む日本ですが、決勝T進出がほぼ確実ながら「Fグループを何位で抜けるか?」が重要課題です。
「1位抜けだとブラジルとヒューストンで」
「2位抜けだとモロッコとモンテレイで」
「3位抜けだとフランスまたはノルウェイとニューヨークで」
という3つの可能性が考えられますが、まあ、どの結果になっても次戦は相当大変だって話です。
会場のモニターに映る勝敗予想(ペッティング)では、日本が圧倒的に有利。
観客も、日本サポーターの方がスウェーデンサポーターより大分多めで「日本が勝つよね」の雰囲気。あとは同時刻に行われるチュニジア対オランダの結果次第だねっていうムードが支配的。
今回、我々の席は前から10列目。相変わらずの良席で、真下のピッチにはテレビ中継の解説を務める本田圭佑氏の姿も見えて、周囲がざわついています。
現地時間18時キックオフ。スウェーデンがガチで守りを固めてロングボールに活路を見出そうとする展開。日本は左サイドの前田大善と中村敬斗らがチャンスを作りますが、前半は0対0。
驚いたことには、このスタジアム、チュニジア対オランダの途中経過が場内の巨大モニターにリアルタイムで通知されるのです。
「ピロリン〜」という音がなって、「チュニジア0ー1オランダ」の表示が。これ、選手にも見えますよねぇ。さらには、ゴールシーンの動画も再生されるという過剰演出。
日本では考えられない、他会場の進捗がリアルタイムに選手も含めたスタジアム中に共有される試合にあって、チュニジアがオランダに1点返し、場内が大いに盛り上がった直後に日本にもゴールが生まれました。
後半、堂安→上田綺世→堂安→前田という崩しで日本先制! スタジアムが一番の盛り上がりを見せた瞬間です。
しかし、その6分後にスウェーデンの11番エランガのもの凄いシュートが日本ゴールの左上隅に刺さって同点。試合はそのままドローに終わりました。
長友の出場もあり、大いに盛り上がったダラススタジアムではありましたが、初戦のオランダ戦とは真逆の結果になりました……追いついてのドローは勝利に等しいけれど、追いつかれてのドローは敗戦に等しい。
個人的には、モンテレイでのモロッコ戦を期待していたのですが、ヒューストンでブラジルとの大一番に臨むことになりました。それはそれで、最高にシビれる試合になりそうです。
ホテルに帰って、R32のブラジル戦のチケットをFIFAのマケプレで物色。当初は3000ドル〜5000ドルぐらいの相場観だったのですが、30分ほどかけて粘って探していたら、まあまあ安いチケットを買えました。天井桟敷みたいな上の方の席ですけどね。そしてここから先は、ひとりでの観戦になります。
翌日、ダラスからヒューストンへ移動する際に、DFWの空港ラウンジのオバちゃんが「昨日は日本、負けちゃったね。残念だったわね。ブラジル戦はタフなゲームになるわよ」
ほらね。日本は負けたと記憶されている。
ブラジル戦、上等じゃないですか。タフなゲームになるのは日本人なら誰でも分かっています。しかし、昨年の10月に味スタで日本が3-2でブラジルに逆転勝ちしたという歴史的快挙も記憶に新しい。
この試合では、中村敬斗と上田綺世が1ゴールずつ上げていますよね。それも含め、ブラジルが日本に対してかなり警戒モードで臨んでくるのは間違いありません。
開催国アメリカ、メキシコ、カナダがすべてR32に勝ち残っていることもあって、現地は大変盛り上がっています。そんな中、ガチな日本対ブラジルが観戦できるのは最高の経験ですよね。
この試合を見て、日本に帰ろう。試合会場がヒューストンになったのは大変ラッキーです。ヒューストンからは、ZIPエアーの成田便が飛んでいますからね。