2026年4月30日木曜日

浮遊するサイバートラックをゲット! テスラダイナーで買えますよ

今回は、ロサンゼルスで「中に浮くサイバートラック」のフィギュアを買ってきたという話です。


前回のエントリーでも書きましたが、今年(2026年)の1月に、LAのテスラダイナーを訪れました。有名なハリウッドのチャイニーズシアターから、南に向かって徒歩15分ほど。サンタモニカとオレンジの交差点に2025年7月に新たにできた観光スポットです。


このダイナーには、敷地内にテスラを充電するスーパーチャージャーが80ストールも設置されており、LAのテスラーがひっきりなしに訪れています。もちろん、テスラに乗っていない人も訪れていますが、駐車場はEVを充電する人のみ利用可能。

円筒形の建物は、食事ができるダイナーです。1階と2階にテーブル席があって、ハンバーガーやサンドイッチ、コーヒーや抹茶ラテなど色々なフード&ドリンクを楽しむことができます。


そしてここでは、日本では入手できないテスラグッズの数々を買うことができるのです。


ダイナーのロゴをあしらったTシャツなどのほか、オプティマスのアクションフィギュアと、浮遊するサイバートラック(Levitating Cybertruck)などは、ここで初めて見ました。もちろん購入しました。

日本に持ち帰って、レビテーティング・サイバートラックを浮かべてみます。ちゃんと浮きました。


しかし、実は浮かせるの、けっこう難しいんです。


台座の磁力が強すぎる上に、的を絞って浮かせないと、ガチっと台座に吸い付いてしまう……。

うまくできない人のために、こんな付属品が同梱されていました。


ボール紙でできた型紙みたいなヤツで、4枚の型紙を井桁を組むみたいに台形に組みます。


そして、この台形を丸い台座の上に置いて、型紙の枠の中にサイバートラックをそっと置くのです。


あ〜ら不思議! サイバートラックが見事に浮かびました。

これ、不思議ですよね。何で浮くんだろ? levitateの意味は、魔術・心霊術などの力で空中に浮く、ということですが……。

台座にあるコンセントを電源に刺さないと浮かびません。


AIに聞いたら、「電磁場(電磁浮上)の仕組みを使っています。ベースに内蔵された電磁石が、ちょうど良い強さの電磁場を発生させ、サイバートラックのモデルを空中に浮かせます」とのこと。

サイズは全長約22.8センチの1:24スケールで、円形のベース(直径15.6センチ)の上で浮かびます。空中でゆらゆらしていますが、指で軽くタップすると回転します。 また、14個のLEDによる点灯するヘッドライトとリアライトも装備しています。

これはなかなか楽しいし、不思議です。じっと浮かんでいるものが、家にあるってかなりレアですわ。しかもサイバートラックですし。


サイバートラックの左に立っているのは、オプティマスのフィギュアです。こちらもテスラダイナーで売ってます。

LAに行かれる方は、是非テスラダイナーをチェックしてみてください。テスラグッズの売り場は、2階にあります。




2026年3月31日火曜日

自動運転3連発! 最後はテスラのFSDで締めましょう。充電はテスラダイナーでね

ZooxにWaymoと、いま話題のロボタクシー2車種を体験することができました。しかしテスラー的にはもう一件、FSD(Full Self Driving)の最新バージョンを体験するというミッションを忘れてはなりません。


前回のエントリーから少し時間が経ってしまいましたが、北米におけるロボタクシー3連発、最後はテスラのFSDで締めましょう。テスラはベイエリアやオースティンでロボタクシーを走らせていますが、今回はロボタクシーそのものではなく、そのオリジンとなる「FSDテスラ車」への乗車となります。

昨年(2025年)のギガテキサス視察ツアーでも大活躍したTuroアプリで、LAでも2025年のモデル3を確保しました。オーナーさんとやりとりし、このモデル3にはFSD最新バージョン14.2がインストールされているのも確認済みです。指定の時間、指定の場所にて無事にピックアップ。


1年前に、オースティンで初体験して衝撃を受けたFSDですが、Waymoを体験してしまうと、自動運転カテゴリにあって「テスラとWaymo、どっちが優秀?」という比較の概念が新たに沸き上がってきます。

1年ぶりのFSDを起動してみましょう。目的地は「テスラダイナー」にセットします。2025年の7月に開業し、LAの新たな観光スポットにもなっている充電施設です。サンタモニカとオレンジの交差点にあります。


この動画は、運転席に座ったまま、自分のiPhoneで撮影したものです。「ちゃんと前を見ろ」「運転中はスマホ触るな」とか車に注意されることはありません。


無事、FSDでテスラダイナーに到着しました。ダイナーと隣接するエリアには、V4のスーパーチャージャーが80基聳えています。円筒型のダイナーでは、1階席と2階席で食事ができます。ここ限定のテスラグッズも購入できます。外の大型モニターでは、映画やドラマが流れています。

食事のメニューは、テスラ車のタッチパネルにも自動的に表示され、車内からも注文可能。テイクアウトもできます。


2025年の開店当初は、人型ロボットのオプティマスがポップコーンをサーブするなども行われていましたが、私たちが訪れた際はオプティマスは展示だけ。


ランチに、ハンバーガーとコーヒーを注文しました。コーヒーは約5ドル、バーガーは25ドルぐらい。サイバートラックのBOXに入っています。


店内はレトロモダンなアメリカン風味で、ダイナーという名称に相応しいインテリア。


2階にはオープンなスペースがあって、大型モニターの映像を楽しむことができます(映像だけで、音声は出ていません)。2階はとても気持ちいいですね。充電の待ち時間を過ごすにあたっては、極めてゴージャスな空間だと感じます。


明日、テスラを返す前に、ここに充電しに来よう。

翌日は日曜日でした。15時頃に充電しに行ったら、スーパーチャージャーはもの凄く混雑してました。


常に80%から90%の稼働率で、どんどん車両が入れ替わります。入庫してくるテスラも次々来るけど、充電終わって出ていく車も次々で、あんまりストレスを感じないですね。さすがの80ストールです。

特に飲食の予定はありませんが、ダイナーに入ってみると、小さな子どもがたくさんいて、店内を走り回っています。大混雑です。トイレは3個あるのですが、順番待ちの人がけっこういたので、車に戻って時間をつぶしました。


ここでしか買えないテスラグッズがあったので、いくつか購入してみましょう。


テスラダイナーですが、観光スポットとして訪れるなら夕方一択ですね。照明や、大型モニターの映像が浮かび上がってなかなかの雰囲気です。日没後のマジックアワーに訪れてみてください。


充電を済ませて、モデル3を返却するべく、オーナーのもとにFSDで向かいます。昨年のバージョン(13.2.2)よりも進化しているのは体感できました。街中を走る分には、何の心配もなく、FSDに運転を任せることができます。

しかし、郊外の丘の方に行った際に、一車線の対面通行の住宅街で、後続の車にクラクションを鳴らされる事例が一回ありました。テスラのFSDって、STOP(一時停止)で律儀にきっちりと止まるのですよ。あと、対向車線には基本的にはみ出さない。律儀に交通ルールを遵守しちゃう。


だから、後を走る車からしたら結構かったるい。「おいおい、交差点でいちいちピッタリ止まるなよ」「そんなにゆっくり走ってどうすんだよ。対向車来てないから、車線はみ出してとっとと行けよ」って感じですかね。

恐らく、これはWaymoでも同じ挙動となるはず。現時点で、Waymoはこうした郊外の道路はサービスエリアに入ってない。

WaymoとFSD、どっちが優秀か問題は、まだまだ結論が出せないと思いました。また来年もアメリカに来ないとですね。

それにしても、日本でも早くWaymoやFSDが認可されるといいですね。どちらも、一度体験してしまうと、絶対に日本でも欲しくなるサービスですし、公共の交通機関をめぐる色んな課題解決に繋がりますからね。日本でも早よ〜。

2026年2月2日月曜日

ロボタクシー3連発! お次はLAでWaymoに乗ってみた

さて、若干シズル感の乏しかったZoox体験の次は、現在もっともポピュラーなロボタクシーであるWaymoに搭乗します。ラスベガスからLAに飛びましょう。Zooxに続いてWaymoも初体験。とっても楽しみです。


Zooxのアプリは北米のAppStoreのみでダウンロード可能でしたが、Waymoアプリは日本のAppStoreでもダウンロードできます。普段使っているGoogleアカウントをヒモ付け、クレジットカードを登録し、Spotifyアカウントもヒモ付けておきます。

LAでのライド可能エリアはこんな感じです。空港(LAX)は対象外なので、一旦UberでLAXからWaymoのエリア内に移動して(今回はLAXメトロ/トランジット・センター)、アプリで配車を依頼します。


5〜6分ほどで、ジャガーIPACEのWaymo車両がやって来ました。CESの会場にも展示されているし、東京でもドライバーの運転で走っているのを見たことがあります。

配車の段階で、行き先には、今日宿泊するハリウッドエリアのホテルを指定してあります。ここら辺は、Uber呼ぶのと同じ要領です。

アプリで扉を解錠し、トランクを開いてスーツケースを収納し、後部座席に乗り込みます。モニターの「START RIDE」をタップすると、車が走り出します。動画貼っときましょう。50秒。


おお〜、これこれ、やっぱ自動運転はこうでないと! Zooxとは別世界。やはりWaymoの方が遙かに気分がアガります。運転席で、透明人間が上手に運転している感じ。やはり、ハンドルがくるくる動かないと自動運転ぽくない。

運転は極めてスムーズ。何の不安もありません。いわゆる「人間より上手い」ってヤツ。走行する車線の路肩に、故障車を牽引するレッカー車が停車していた時、その先で本来右折するところを、何故か左折して一周回るという謎の迂回がありましたが、局面、局面で自ら対応を判断して走っている感じがします。


ホテルまでの所要時間は約1時間ほどあるので、途中からはSpotifyのプレイリストを再生しながらのんびりと過ごします。Uberと違ってドライバーとの会話も一切ないので、日本人には喜ばれそう。

フリーウェイは使わず(レギュレーション的にまだ乗れない)、下道だけで1時間ほど走った後、無事にホテルに到着しましたが、この間、別のWaymo車両と何度もすれ違っています。完全にLAの町に定着し、人々の欠かせない足になっている事実をヒシヒシと感じます。


ホテルの真ん前ではなく、徒歩1分ほどのポイントでライドが終わると、無人になったWaymoはスルスルと走り去って行きました。初のWaymo体験は何の問題もなく終了しました。


今回、LAで3泊の滞在中、Waymoには5回乗車しました。泊まったホテルが人気ハンバーガーショップ(IN-N-OUTです)の近くだったのですが、目的地をホテルにセットして乗車した際に、ハンバーガー店の駐車場に入る車と、ドライブスルーに並ぶ車がダブルで列を作っており、その列に入るか入らないかでモジモジするという挙動が2回ありました(もちろん、列には入らないが正解です)。


渋滞ではなくて、行列。この車列に対して、Waymoはどうすればいいのか判断できない。現時点では乗客の方が気を効かして、少し離れた目的地を設定することで解消できるのですが、ロボタクシー側でもいずれ対策が必要だと感じます。

あとは、フリーウェイを走れるようになることと、LAX空港に乗り入れることが当面のアップデート課題ですね。どちらも、2028年のLAオリンピックまでには実現していることと思われます。

第3弾「最後はテスラのFSDで締めましょう。充電はダイナーでね」へ続く

2026年1月30日金曜日

ロボタクシー乗車3連発! まずはラスベガスでZooxに乗ってみた

ラスベガスでCESに参加するのが恒例になりつつあります。今年(2026年)で3年連続となりました。期間は1月6日〜9日で、私たちは1月6日の夜にLAS VEGASに到着、CESは7日、8日の2日間参加でした。

ラスベガス3泊の後はLAに移動してさらに3泊します。自動運転のEVに乗るというのが、主なミッションです。

さて、ラスベガスは意外と行きにくい所です。しかも、砂漠の街なので1月はとっても寒い。今回は、ハワイアン航空でホノルル経由というチケットにしました。


このルート、以前にも一度経験しているのですが、ホノルル空港で3時間ほど過ごすので、常夏のビーチから冬の砂漠への移動という、なかなか洋服選びの難しい旅になります。


今年のCESは、意外にもEVの展示が影を潜め、ロボティクス&AIといった様相でした。



ボクシングのリングを模したブースで、人型ロボがキレッキレの妙技を見せています。ギャラリーも盛大。これ、「Unitree」という杭州市の会社のブースです。


こちらは「Sharpa」というシンガポールのベンチャーで、手の動きが精密なロボです。紙のチラシを一枚一枚、通りがかりの客に配って喝采を浴びていました。

さて本題。ラスベガスでは、1〜2年前ぐらいから「Zoox」という自動運転車両がテスト運行されています。Amazonが開発しているロボタクシーです。過去2年、コンベンションセンターの展示車両は見学していましたが、路上を走っているのは見たことがありませんでした。


そして今回、けっこうな台数のZooxがCESを目がけて投入されており、私たちも試乗することができました。

これらのZooxは、ラスベガス市内ならどこでも乗れるというわけではなく、何カ所かのホテル&リゾートを結ぶルートを走っているだけです。オンデマンドで乗れるコミュニティバスみたいな感じですかね。

アプリで配車を依頼してみたら、到着まで44分かかると出ました。そんなに待てないと一度はキャンセル。翌日のAM11時、運行開始時間に再度配車をリクエストしてみたら、やはり40分以上かかるという表示。


これはもう、腹をくくって待つしかないなと配車を依頼し、ホテルのカフェで時間をつぶして待ちました。実際には、50分以上かかってようやくZooxが到着。珍しいのですぐにギャラリーが集まってきて、写真や動画を撮りまくりです。

アプリでドアロックを解除すると、ドアがオープン。観音開きです。



車内にはシートが4席あるだけで、運転席がありません。荷物を入れるトランクもない。もの凄くミニマルですが、「果たして、それでいいのか?」という疑問も湧き上がる。

ドアの横にある画面に表示された「Start Ride」をタッチして、ライドの始まりです。BGMはAmazon Musicのプレイリストから選ぶことができます。



ドライバーレス、ステアリングレス、ペダルレスという、何とも不思議な乗物ですが、感覚的にはゴルフ場のカートに乗ってる感じですね。無人の運転席でステアリングがクルクル回る画がないと、「自動運転に乗ってる感」があんまりありません。視界が狭いので前方の景色もほとんど見えずで、ちょっと物足りない。


ライドは10分ほどで終了しました。速度は35キロぐらいがMAX。追い越し車線は決して走りません。テスト運行なので、料金は無料です。


思うにこれは、Amazonが配達用に作ったカーゴビークルを、人間も乗れるように拡張しただけの代物ではないかと。テストしているエリアはラスベガスとサンフランシスコだけだし、周回コースも限られているしで、Amazon、本当にやる気あんのか?という疑問も湧きます。

でも、このZoox、日本では非常に素晴らしいソリューションになると思うんですよ。例えば、地方の町の総合病院と、イオンモールと、鉄道の駅と、学校などを結ぶような乗物に仕上げれば、地方の方々に非常に喜ばれると思います。

ルックも可愛らしいから、絶対に人気出ますよ。人間が乗らない時間帯は、配達や配送でも使えますし。

今回、実際に乗ってみたら、Zooxの正体が分かっちゃった感があります。言わば「配送もできるロボタクシー。ただし、運行ルートは限定されている」という結論でどうですか?

第2弾「お次はLAでWaymoに乗ってみた編」に続く。

2025年12月30日火曜日

初めての飛鳥クルーズ!良かった点と微妙だった点

初のクルーズシップの旅を、飛鳥IIIで体験しました。内房にある自宅から、朝日に光り輝くクルーズ船を何度も目撃し、「自分も乗らなきゃ」って思って、この秋に実現することができました。


私たちが乗船したのは「秋の瀬戸内 岩国・小豆島クルーズ」というツアーで、2025年11月15日から21日までの6泊7日の旅。

クルーズから帰った後も「また船に戻りたい」という気分が続いているのですが、取りあえず、次回乗船のために感想やTIPSを覚え書き形式でまとめておこうと思います。

客室が、思ったより狭い
乗船して、予約した部屋に案内されてまず最初に思ったことには、「部屋があんまり広くないなあ」でした。

この部屋、バルコニーを含めて22平米だそうです。ご覧のように、ベッドの先端のスペースがとても狭い。ただしお風呂にはバスタブがあって、ベッドとバルコニーの間にはソファとデスクも一応あります。しかし、「部屋でのんびり過ごそう」とはあまり思いません。いつかはスイートに乗ってみたいと強く思いましたね。

年齢層がけっこう高い
あくまで個人的な印象ですが、今回のクルーズの乗客は、70歳〜75歳ぐらいがボリュームゾーンな感じでした。ご夫婦、母娘という組み合わせがほとんど。おひとり様女子も数名いましたが、男子でソロの乗客はいなかったみたいです。

レストランはオールインクルーシブで超便利
飛鳥IIIには、レストランは6つ。朝6時から深夜まで開いている「EMSガーデン」、洋食中心の「フォーシーズンズ」の2つは予約なしで入れます。銘柄指定のワインやウィスキー以外は、お酒も含めてオールインクルーシブ。食べ放題飲み放題です。ついつい食べ過ぎてしまいます。



高級レストランの予約は、やや難易度高し
フレンチレストラン「ノブレス」、イタリアンの「アルマーレ」、和食の「海彦」、グリル料理の「パペンブルグ」はいずれも予約がマストです。私たちは「海彦」以外はすべて予約できましたが、それでも各レストラン1回限りでした。乗船前の予約は、1回のみしかできません。また、「アルマーレ」と「海彦」は席料が1人1万円かかります。ただし、お酒以外はオールインクルーシブです。

大浴場、最高。とくにサウナ!
飛鳥IIIは、デッキ12(12階)にグランドスパがあって、大浴場とサウナが楽しめます。ガラス張りの窓から海を眺めながらの船サウナは最高。しかし、サウナは3名分しかスペースがないので、混雑を避けるために毎朝6時のオープン目がけて突撃していました。

スターリンクでネットも快適。あとは会議用の個室が欲しい
飛鳥IIIはWiFiインターネットも快適です。乗客は、スペースXのスターリンクが無料で使えます。


スターリンクは下りで200MB程度出ますので、オンラインMTGも余裕です。しかし、船内に密閉された個室はなく、デッキだと波の音が、ラウンジやライブラリーだとBGMや生バンドが邪魔になりました。ノイズの入らない個室があったら嬉しいなあと。あと、WiFiは6時間で切断されるので、ログインし直しが必要。1人で端末5台まで接続可能です。

寄港地のお出迎えが嬉しい
今回のクルーズでは、岩国と小豆島に寄港しました。岩国は港に接岸、小豆島では沖にアンカー停泊し、ボートで上陸です。


寄港先では、小学生の鼓笛隊によるお出迎えや、火縄銃の鉄砲部隊の射撃実演など、飛鳥を歓迎するためのイベントが色々ありました。「飛鳥が来る」って、当地の人たちにとってはかなり特別なことみたいです。


寄港地の日帰りツアーが絶妙
岩国では厳島神社へのツアーに参加しました。朝9時に飛鳥で港について、送迎バスで宮島の最寄り港まで移動して、定期船に乗って厳島神社へ。お昼12時ぐらいにツアー終了で飛鳥に戻ります。

小豆島では、ロープウェイに乗って寒霞渓への紅葉見学ツアーに参加しました。さらにこの時はツアー終了後に、別途醤油蔵の見学や、オリーブ園など島の観光地をかいつまんで見学することができました。


こうした寄港地ツアーは、別途ツアー料金を支払って参加するのですが、東京から鉄道・飛行機などで移動して訪れるのとは違って、「ついでに回る」的な効率の良さを感じます。一方で、「土地の美味しい食事を楽しんで、温泉に入って宿泊する」という楽しみ方ができません。まあ、一長一短ですかね。

船にはアートが満載
飛鳥IIIの船内は、客室や廊下、レストラン内などなど、アートもゴージャスです。


写真は、階段室を下階から上階まで貫く絵画です。船内に吊られているアート作品は、購入も可能なんだそうですよ。こうした船内のアートを、ガイド付きで案内してもらえる船内ツアーもありました。

下のフロアは、やや騒音と揺れが大きい
乗客が活動するのは、デッキ5から13までですが、もっとも下階のデッキ5で食事していたら、ゴゴゴゴゴ〜とエンジン音みたいな騒音と揺れを感じることが時々ありました。


上のフロアに行くほど騒音はしなくなります。クルーが寝泊まりするのはデッキ3、4だそうです。

映画は微妙、ステージも微妙
飛鳥IIIには「リュミエールシアター」という劇場があります。今回のクルーズで上映された映画は「ローマの休日」「007 カジノロワイヤル」「トップガン マーベリック」の3作品でした。映画以外にも、ダンサーが登場するパフォーミングアーツや、30分ほどのイマーシブなフッテージ上映などの演目があります。まあ、映画はちょっと古いかな。イマーシブアーツの上映も、あんまり没入感はありませんでしたよ。


「飛鳥IIとは全然違うんですね」の声も
私たちは、飛鳥IIIがクルーズシップデビューだったのですが、今回の乗客の中には、飛鳥IIの常連さんも多く乗っていたみたいです。「漫才も落語もなくて、ステージの出し物が今ひとつよね〜」とかこぼしているオバちゃんがいて、ちょっと笑っちゃいました。



クルーの方が、いろいろ教えてくれる
レストランで食事の際に、日本人クルーの方に色々とお話を聞くことができました。「今回、乗船率は60〜70%ぐらい」「クルーは4カ月連勤で、2カ月休みです」「クルーのうち、フィリピン人が70%ほど」なんかは、非常に興味深かったですね。

あと、プールや大浴場などの水は、海水を濾過して使っているんだそうです。これは飛鳥IIも同様とのこと。さすがですね〜。

船からの絶景が格別。船内放送でお知らせが
乗船中、船内放送が度々あって、その主な内容は船長からのロケーションのお知らです。「本船は間もなく、瀬戸大橋を通過します」とか「ただ今、左舷前方に虹がかかっているのを見ることができます」なんて、クルーズ船じゃなければ聞くことのできない放送ですよね。


この船内放送が流れると、デッキには乗客がウワっと集まってくるわけなんですが、「虹が見えます」の放送の時には、生演奏が「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」を奏でたりするなど連携プレーもお見事でした。船からの絶景は、毎日、何かしら見られましたね。ずっとお天気に恵まれたのはラッキーでした。


てなわけで、初の飛鳥クルーズは大変忘れがたい経験になりました。これはクセになりますね。また来年も、クルーズの旅に行こうと色々作戦を考え中です。もちろん、飛鳥IIIにはまた乗りたいですし、他のクルーズ船も乗ってみたい。実に久々に、旅の夢が広がる、ステージが上がった感じを覚えます。飛行機の旅より全然楽しいですよ、船の旅。


まあ、それなりにお金はかかりますけど、その価値は十分にあります。クルーズ船を運行する会社も、いろいろ周到に考えているんだなってことが、今回の旅で大いに分かりましたからね。


船はゆっくり進むわけで、その航海は数日にわたって続きます。その間、いかに乗客を退屈させないか? いかに乗客を楽しませるか? いかにまた乗ってもらうか? なんてことを、日々考えているのだと思います。