2022年3月30日水曜日

クレジットカードを不正利用された件、ほか1件

 2022年3月のある日、カード会社からショートメッセージが届きました。「クレジットカードのご利用確認のため、電話かけてくれ」と。最近、「Amazonでの買い物について」とかフィッシング系のメッセージが届くことがあるので、念のため電話番号をググってみると、確かに私が契約しているカード会社に間違いなかったので、電話しました。

すると、オペレーターが「ここ数日で、115円とか、127円とか、少額の利用が立て続けにあった。これらはイギリスでのデジタルデータ購入(楽曲とか、写真とか)に利用されているが、身に覚えはあるか?」という質問。

「ないない。イギリスなんか行ってないし、イギリスのECで何も買ってない」と答えます。

「ああ、やはりそうですか。それでは不正利用で間違いないですね。最初は少額の決済を何度か試して、その後ドーンと大きな金額を課金してくるパターンなんです。じゃあ、カード止めちゃっていいですね?」

「ああー、そうなんですか。イイです、イイです。カード止めちゃってください」

「なるべく早く新しいカードを送りますが、番号が変わりますので、お手続きよろしくお願いします」

ということで、新しいカードが届きました。当然、カード番号が変わっています。当該のカードにひも付いていた20以上の支払い先で、カード番号をせっせと更新手続きしています。電気料金とか、電話料金とか、ガス料金とか。超面倒くさい。でも、早めに教えてもらってありがたかった。実は、以前にも「昨日、ニュージャージー州の家電量販店で2回ご利用あったと履歴に残ってますが、昨日はどちらにいらっしゃいましたか?」という連絡をもらったことがあって、その時も今回と同じ手続きを取りました。ニュージャージーとか行ったことないし。

カードの利用状況は24時間365日モニターされていて、怪しげな利用履歴を検知したら、素早くユーザーに確認する仕組みが出来上がっているとのことでした。

クレジットカードと言えば、最近、券面に番号がないタイプのものが増えてきましたよね。


私が最近作った「PayPayカード」(写真右)もそれなんですが、ご覧のように、番号は何もない。利用期限もない。白いシールのところに、私の名前がローマ字で印字してあるのみ。そしてなんと、カードの裏側にも番号がない。正確に言うと、「お問い合わせ番号」というのが小さく印字されているのですが、これはカード番号ではないようです。

じゃあ、どうやってカード番号を確かめるかというと、「スマホでPayPayカードアカウントにログインする」というアクションが必要になるんですね。買い物の都度、番号を発行するAppleカードと同じなのか?と思ったら、どうやらそうではなくて、番号は決まっているようです。何か面倒です。

だって、バーコード決済のPayPayアプリに紐づけようと思ったら、カード番号をアカウントにログインして調べ、それを手入力するってことなんですよ。今どき、スマホのカメラでカード撮影じゃん!って。まあ、フィジカルには最先端かも知れないけど、ユーザー置き去りで先に行きすぎちゃって、肝心のユーザーは超不便になっているっていう事例でした。カード番号を券面に入れてくれないと、利用頻度は下がるだけでです。

色んな決済方法が増えているなか、クレカ業界も過渡期なのかも知れません。