2010年12月31日金曜日

南インド旅行記2010 3日目 南インドのメシはうまい

出発前に読んだ色んな文献に、南インドの食事を礼賛する文章をたくさん見かけました。いわく、北インド料理のような脂っこさがなくてうまい、日本人には合うんだと。

幸いにも、我々が泊まったタージ・コネマラには、チェンナイでも屈指のレストラン「レインツリー」があります。早速、着いた日の夕食をここで摂ることに。高そうですが、突撃あるのみ!


カレーの種類をたくさん食べたいので、こんな感じでターリ(南ではミールス)風にしてもらいました。



どれも大変上品な美味しさです。とりわけダール(豆のカレー)は感動的。今まで、こんな繊細な味のダールは食べたことがありません。

カレーと一緒に食べる主食系も感動の連続。皿の真ん中に見えるビーフンのような細麺は、イディヤパム。写真にはありませんが、米とココナツで作ったアッパムもモチモチでうまい。バロータという薄焼きのパンも絶品! これまでライスやナンだけだと思っていたのが、こんなに種類があるんですね。

翌日の夜は、パーク・シェラトンにあるレストラン、ダクシンへ。これまた有名店です。この日はノンベジなリクエストでお願いしました。エビの唐揚げ、揚げ具合が絶妙すぎ。続いて、チキンと羊のカレー。からーい。うまーい。



締めには、南インド名物フィルターコーヒー。コーヒーの入った鍋を高く高く持ち上げて、もう1つの鍋に注ぐ場面が1つのアトラクションになってました。出来上がってみると、泡の立ち方がハンパない。



こちらは、ミュージック・シーズンの公演会場の裏手にあったキャンティーンでドーサを焼いているおっさん。美味そうだけど、これ食べたら晩ご飯食べられなくなっちゃうからガマンガマン。


いやいや驚きました。ホント、メシうまいわ。Incredible India!

2010年12月30日木曜日

南インド旅行記2010 2日目 音楽イベントで停電しまくり

今年南インドにやって来たのは、例年12月中旬から1月中旬まで行われる、チェンナイ・ミュージック・シーズンが大きな目的の1つ。南インドのクラシック音楽(カルナータカ)やダンスの公演が、チェンナイ各地のホールで連日朝から晩まで行われるのです。

このイベントについては、割と最近雑誌で知り、是非見にいこうと思っていました。しかし、行くのはいいんですが、何を見に行くかが大きな問題。ネットでスケジュールを見ても、出演者はローカルなミュージシャンがほとんどで、知ってる顔が皆無。行くべき公演にアタリをつけるのが至難の業です。我々がチェンナイに滞在する3日間、連日60以上の公演があるのです。

公式っぽいサイトには、全スケジュールと参加ミュージシャン(およびダンサー)の一覧がありますが、解説やレビューなどの情報がないので、あまりよりどころになりません。

仕方ないので、ホテルからそれほど遠くないホールを選び、出演者名をYouTubeで検索し、演奏の動画を視聴して、面白そうな公演を絞り込んで行きます。結果的に、以下4つの公演を鑑賞しました。

1日目 ハイデラバード・ブラザース




会場はナラダ・ガナ・サバ。300ルピーの席。ここのボックスオフィスでチケットを買う際に、あんまり空席がなさそうだったので、わくわくしながらホールに入ったところ、客席は2割ぐらいの入り。昭和30年代って感じのレトロな会場と、空席の多さでちょっとテンション下がります。1時間半ほど聞きましたが、これといって収穫なしと判断し退場。なかなか期待させるバンド名だったんですが……。鑑賞中に1度、停電して演奏がストップするというアクシデントが。さすがインド、Incredible India。

1日目その2 ジャヤンティ・クマレシュ




会場はミュージック・アカデミー。こちらも300ルピーで2階席の最前列へ。さっきのナラダ・ガナ・サバに比べると遥かにモダンな空間で、ちょっと安心。しかし、こちらも会場の入りは3割ぐらいです。真ん中にデーンと構えるのは、ヴィーナという弦楽器の女性プレイヤー。エレキ琵琶ですな。ひな壇右奥に、若くてキレイな女の子が座っていますが、この娘は何の楽器も演奏しない、単なるお茶くみであることが発覚して唖然。これまたIncredible India。


2日目 U・シュリニーバス




会場は、昨日ハイデラバード・ブラザースを見たナラダ・ガナ・サバ。ボックスオフィスのおばちゃんと、早くも顔なじみになってる私。この日の入場は、公演が始まって30分後ぐらいでしたが、昨日とはうってかわって会場は6割ほどの入りで「なかなか入ってる」感じがします。そのせいもあってか、演奏もかなり熱がこもっている感じ。

このU・シュリニーバスは、エレキ・マンドリン弾きという珍しいプレイヤーですが、若くてルックスもそこそこなので、オバちゃんのファンが多いようです。マンドリンがメインで、ボーカルのないインストルメンタルなのですが、太鼓(ムリダンガム)や壷(ガタム)もノリノリで、なかなか凄い。公演が終了すると、となりにいた爺さんが、「今年のこの会場のベスト・プレイじゃ」と声をかけてきました。なるほどなるほど、納得です。しかし、この日は停電4回。曲のクライマックスに向けて演奏が盛り上がっている最中に「ドサッ」と全会場が真っ暗になる。もちろん、音も消える。これじゃあミュージシャンがかわいそうだよー。

3日目 スリーバルサン・J・メノン(ミュージック・アカデミー)




最終日は何を見るか決められず、もう停電は勘弁だなとの思いから、会場のキレイなミュージック・アカデミーを最訪。我々は7時からの公演だったのですが、その前の4時半の回が終わったところに会場到着。と、観客がドッサリ会場から出てきます。あっちゃー、こっちの回だったか。

当日券売り場には、日本人の女子が1人。いったい何者ですか? あれ、出てきたインド人からチケットもらってません? いいなあ、ラッキーだね。オレらもタダ券欲しいなあと思いつつ中にはいると、案の定、客席はスッカスカ。

でも、演奏はそれなりに熱のこもった内容です。個人的には、イスラム神秘音楽カッワーリーとの関連性があちこちに発見できて、なかなか有意義なものでした。今後の研究テーマをひとつ見つけた気分。

その後、今回もっとも当たりだった、U・シュリニーバスのCDを探しにスペンサープラザのCDショップへ。種類がたくさんあるので、ついつい5枚6枚と買ってしまいます。でも、1枚200~300円ぐらい。もう、日本でCDなんか買えません。Incredible India!

2010年12月29日水曜日

南インド旅行記2010 1日目 チェンナイでSIMフリー

シンガポール~チェンナイ間は、インディアン・エア(IC)、シンガポール・エア(SQ)、そしてジェット・エアウェイズ(9W)と3つのチョイスを代理店から提示されました。

昨年、シンガポール~デリーをICで飛んで、あまりの機体のボロさにビビった経験から、まずICを却下。民族衣装スッチーで人気のSQに心が動くところですが、値段が若干高いのでこれも却下。結局、インドの新興エア、9Wでチェンナイにやって来ました。それにしてもジェット・エアウェイズって、ありきたりすぎて覚えにくい名前です。IATAコードの9Wの方が珍しくて記憶しやすい。

ホテルはタージ・コネマラ。タージ・グループが、VIVANTAというサービスラインでリノベーションしたホテルのひとつで、今年の8月に新装オープンしたばかり。

さて、チェックイン早々に我々が向かったのは、ホテルの隣にあるショッピングモール、スペンサー・センターです。目的はもちろん、プリペイドのSIMを購入すること。インドでは、AirtelやAIRCEL、Vodafoneに、日本と合弁のTata Docomoなど、実に多くのキャリアがありますが、昨年の北インド旅行でも使ったAirtelを探すことにします。

スペンサー・センターにはAirtelの直営店はありませんでしたが、携帯電話屋の店先にAirtelのロゴを見つけ、お兄さんに「AirtelのSIMある?」と尋ねると、「あるよ。これあげる」と無料のSIMをもらえることに。携帯デビューの若者向けか、乗り換え促進用か、何らかのプロモーションで配ってるSIMのようです。




インドでは、SIMを買うのにパスポートとビザのコピーと顔写真が必要です。かつて、テロリストが仲間との通信用にプリペイドSIMを使っていたことが問題になり、その後身元確認が厳しくなったのです。

このSIMは無料でしたが、もちろん書類の提出はさせられます。このSIMを香港iPhoneにブチ込んでアクティベート成功。旅の最初のミッションはクリアです。

ところが、その後ツイッターやらFourSquareで遊んでるうち、パケットが繋がらなくなりました。原因がわからないので、さっきの店に戻って聞いてみると、どうやら無料の分を使い切ってしまった模様。「モールの中にある薬局で、パケット代をチャージすれば大丈夫だよ」とのこと。

なぜに薬局?と思いながら行ってみると、確かにカウンターにAirtelのメニューが置いてありました。店員に98ルピー払ってパケットをチャージしてもらうと、またネットが使えるようになりました。2GB使えて200円! 海外パケ放題も、価格はなかなか頑張ってるとは思いますが、インドでは200円で実質1カ月パケ放題なんです。

2010年12月28日火曜日

南インド旅行記 2010 0日目・シンガポール乗り継ぎ

今年の年末年始は南インド。チェンナイに3泊、オーランガバードに2泊、ムンバイに1泊(プラス機内1泊)という旅程。前後にシンガポール1泊ずつがくっついています。昨年末の北インドに続き、今回も(日本発着区間で)マイレージを使っての旅行です。

手持ちのマイレージ(JALまたはユナイテッド)でハイシーズンにインドに行くためには、ユナイテッド(以下UA)のバンコク経由かシンガポール経由が落としどころ。バンコク便とシンガポール便では、バンコク便の方が先に席が埋まって行きます。日程決めをちょっとグズっていたら、シンガポール便しかチョイスがなくなってました。

もっとも、今年はデリーではなくチェンナイからインドに入るので、距離的にもシンガポール経由で全然OK。

UAの機内では、恐らく見たい映画が何にもないだろうと思い、成田でiTunes Storeをサーフィンしますが、ここにも欲しい映画は全くナシ。もともと機内で映画はあんまり見ないのですが、昼便だと長時間眠れないので時間つぶすのが大変。読書だけだと飽きてしまいます。





実際乗って見ると、機内上映リストは思ったとおりの貧弱さ。そんな中から、イタリアやインドがロケ地だってことで、ジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」を見ることにしました。途中、あまりのくだらなさに、何度も見るのをやめようと思いましたが、ハビエル・バルデムが出てきたとたんに違う映画になりましたね。さすがペネロペの旦那。結局、この映画が言いたかったのは「アラフォー独身女性は、バリに行くといい出会いがあるかもよ」ってことなんですかね。

シンガポール到着は深夜0時過ぎ。この日は、チャンギ空港ターミナル3直結のクラウンプラザに宿泊します。このホテルは、外観もおしゃれで、SPAもあって、エアポートホテルにしてはかなりハイグレード。でも、エアポートホテルにしてはちょっと高いんです。1泊200USドル強。でも、翌朝の便は朝早いので、市内のホテルまでの移動コストなど考えると、まあ致し方なしでしょう。翌朝の便もターミナル3だってことが分かってラッキーです。





小腹が空いたので、チャンギの売店で夜食とビールを買おうと思ったら、深夜0時過ぎに酒は売らないそうです。チェッ。さすがシンガポール。

2010年12月19日日曜日

南インド 旅の準備

今日は図書館のハシゴです。目的は、年末の南インド旅行の資料を借り集めるため。

これまで、旅行の資料は買えるだけ買い漁る主義だったのですが、断捨離モードの我が家にあって、もはや許される行為ではありません。しかし、旅先の情報はできるだけ欲しい。なら、図書館で借りられるだけ借りようと。

文京区の図書館については、あらかじめ蔵書検索を行った上で、借りたい本2〜3冊を自宅からもっとも近い図書館に集めてあります。これをピックアップした後に、豊島区中央図書館に向かいます。こちらの図書館については、特に蔵書検索は行わず、飛び込みで旅行のコーナーを覗いて決めようというノリ。


結果的に、思ったより多くの資料をゲットできました。しかも嬉しいことには、通常の貸出期間が2週間のところ、年末年始の休館日を挟むので3週間以上借りられるのです。借りた本をそのまま旅行に持って行き、帰ってから返却することも可能です。

とはいえ、全部を持っていくわけにはいかないので、必要なページがあればスキャンします。図書館で借りた本を裁断するわけにはいかないので、フラットベッドのスキャナー(プリンター兼用)を使って粛々と。


この旅行のために、刻んであった雑誌もスキャン。こちらはもちろんスキャンスナップで。雑誌のデータはカラーのグラビアが多くて重たいので、i文庫やEvernoteだとよく固まりますが、GoodReaderだとページ送りがサクサクです。


あとはiPhone/iPadアプリ、南インド編ですね。これはダウンロードするだけなので、ギリギリでも大丈夫。今週どこかでやりましょう。

2010年12月16日木曜日

ミュージック・フォー・エアポート

年末年始の旅行は、シンガポール経由で南インドに行くことになりました。10日間ほどの旅程で、飛行機に7回乗ることになっています。

色んな空港に行くんだよなと思っているうち、ブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」が聞きたくなり、衝動的にAmazonでCDをオーダー。

最近のAmazonは、オーダーした当日に届きます。恐るべしです

このアルバム、20年ぶりに聞きました。アンビエントというか「4AMミュージック」ですね。NHKラジオにおける、明け方本放送前のインストルメンタル音楽みたいな。とにかく夜明け前。

アルバムのジャケットも味があります。Google Mapを手書きでゆるくトレースしたみたいなイラストで。

イーノ先生、どこの空港をイメージして作ったのかな。レニングラード? ストックホルム? いずれにしても、ヨーロッパ北方ですよね。始発が飛ぶ前の空港で聞いてみたい。

2010年12月15日水曜日

酒を飲まない人々

ここ3日連続で、夕食が外食です。日曜日は池袋のトンカツ屋「寿々屋」に行きました。ここはトンカツもさることながら、メンチカツが名物です。ゴムのような食感のメンチカツはとてもジューシー。「できれば、ソースをかけずに召し上がり下さい」と店の姉さんに言われますが、私は付け合わせのキャベツにソースを軽くかけ、それをメンチに絡めて食べるのが好きです。




月曜日は、護国寺の釜飯屋「」。そして、今日は同じく護国寺の有名なラーメン屋「ちゃぶ屋」。

どこのお店に行っても、ビールやワインなどお酒を頼み、何かしら酒のアテをいただきつつ、ゆるゆるとメインに進むというのが我々の食事のスタイルなのですが、この3日間の夕食を振り返って驚愕したことには、3日とも、我々以外に酒を飲んでいる客が誰一人いなかった。

これがどういうことなのか、私にはよく分かりません。健康のため? 節約のため? 時間がないため? いずれにせよ、これだけ客が酒を飲まないという状況は、外食産業にはたまらないんじゃないかと。酒を飲む店と、飯を食う店が役割分担されつつあるのか。

今度、お店の人に聞いてみよう。

2010年12月13日月曜日

朝っぱらからジーニアスバー

会社で使っているiMacが壊れてしまいました。起動してしばらく使っていると、自然に電源が落ちてしまうのです。起動しなおすと、「ジャーーーン」と起動音がすべきところ、「ジャー…ブツッ」と切れてしまう始末(以上、先週の金曜日の出来事)。仕事にならないので、今日の朝10時半にジーニアスバーを予約して、27インチのiMacを車に積んで持ち込みました。

ところが、ジーニアスバーにて電源を繋いで起動すると、普通に立ち上がるではないですか。「おー? そんなはずない」と再起動してみると、やはり普通に立ち上がります。「会社の電源に問題があるかも」ということになり、「延長用のタップではなく、壁のコンセントから直接電源を取ってみては?」ということで、一旦持ち帰ることにしました。

重たいiMacを車に積み直し、会社に戻ります。しかし、壁のコンセントに繋いでも、他のタップに繋いでも、やはりすぐさま電源は落ちてしまいます。再びジーニアスバーを予約して、12時半に再度訪問。iMacを運ぶ手つきにも慣れを覚えます。あいにく朝の担当者は不在でしたが、別のスタッフがきちんと対応してくれました。やはり問題なく立ち上がり、ハードウェアチェックを行ったところ、特に異常はなさそうだと(写真)。




しかしこのままでは会社で使い物にならないので、相談の結果、点検のためにMacを預けることにしました。点検してみて異常がないなら、そのまま返すと。Macに異常がないなら、会社の電源ユニットに問題があるということでしょう。その時は、ビルの大家さんに相談です。

しかし、会社では他のウィンドウズマシンやスキャナーとかは問題なく動いています。Macの電源は、そんなにデリケートなんでしょうか。

それにしても、朝10時台の銀座アップルストア。1階から3階は人がまばらなのに、4階のジーニアスバーは20人ぐらい客がいます。クリスマス仕様の赤いシャツ着たスタッフも、とても忙しそう。これ、One to Oneという年間9800円のサポートプログラムのメンバーが来ているからなんですね。ビギナー向けのサポート、大事ですよね。

そんなことはさておき、早く自分のiMacが使えるようにならんことを。

2010年12月12日日曜日

しばれる青森。そんな日は、味噌カレー牛乳ラーメンでしょ!

東北新幹線で、青森は下北半島の天辺にある実家に帰省しました。一夜明けて、日曜日の朝は雪です。横着して、レンタカーを実家の車庫に入れずに家の前に停めっぱなしにしたらご覧の通り。窓や屋根に積もった雪を下ろすのも結構な手間です。




こんなこともあろうかと、レンタカーはカローラにしておいて正解でした。青森のトヨタレンタカーでは、カローラを借りると、自動的に4WD車が割り当てられます。追加料金はかかりません。




帰りは飛行機で、三沢空港までのドライブです。通常の道路状況であれば2時間ほどで到着しますが、今日はこの天気なのでだいぶ余裕を持って出発。

下北地方を抜けると、風は強いものの降雪はほぼ収まりました。早く出発した分時間があまったので、六カ所村の温泉施設「ろっかぽっか」でひとっ風呂。そして昼食は、味噌カレー牛乳ラーメン、900円なり。




意外とパンチのない、そのメニュー名の3つが混ざった想定内な味なのですが、これはたまに食べたくなるかも知れません。

三沢からの便は、1時間で羽田に到着。途中、機内からサンセットが見えました。




羽田から実家の母に電話したら、まだ雪は降っていて、すでに5回も雪かきをしたそうです。orz

2010年12月11日土曜日

新幹線で青森にやってきた

12月4日に新青森まで開通した東北新幹線ですが、この度の帰省にあたり、終点の新青森まで乗ってみることにしました。

私の実家は下北半島の天辺なので、八戸で降りたほうが便利なのですが、ここはやはり開業間もない新青森駅をチェックしておかないと。

東京駅からだと新青森まで3時間半ですが、大宮からだと3時間弱。短いようで、いやー長いですね。飛行機のほうが全然楽です。

久々に乗った東北新幹線、嬉しい驚きは、電源のコンセントですね。窓際のシートの足下に1つあります。東北新幹線でPCなどお使いの場合は、窓際を是非。




大宮では、ほぼ満席だった私たちの車両ですが、仙台で2割降り、盛岡で4割降り、八戸でも1割降りで、新青森まで乗っていた人は3割ぐらい。この時期、青森は観光には適してませんから、致し方なしでしょうか。

それより驚いたのは、新青森駅の大繁盛ぶり。郷土料理の店やらお土産物屋がどこも大変な人だかりです。




老若男女でとても賑わっています。みんな、電車に乗るわけでなく、駅に遊びに来てるんですね。羽田の国際線ターミナルと一緒だわ。




カーリングに大間のまぐろ。今や青森の定番土産です。あと、太宰とか。




黒石焼きそばは、つゆ焼きそばと、ふつうの焼きそばの2種類あるんですね。

新幹線で新青森に着いたら、駅構内が賑わっていて、なかなか外に出られませんでした。これから新幹線で青森に行く皆さん、最初の観光スポットは新青森駅構内ですよ。お昼どきに新青森に到着して、ランチをこの駅で食べる作戦がオススメです。どの店も、元気いっぱい営業中です。

2010年12月5日日曜日

アップルストアが模様替え。買い物したいがレジがない

今日、銀座のアップルストアに行ってみたら、フロアの内容が大幅にリニューアルされていました。2階がアクセサリや周辺機器売り場になり、ジーニアスバーが4階に移っています。1階の奥のエリアにあったアクセサリコーナーは撤去され、替わりにMacBook AirやiPad、iPodが平積みされていて(横にはガードマン)、クリスマスの大特売モードです。

さて、今日の獲物は小物です。アップル純正の充電キット。エネループはたくさん持っているんですが、年末の旅行に向けて、ソケット部分がデタッチャブルなアップル純正を買おうと。




さすがにアップルが自前で乾電池を作っているわけじゃなく、電池はどうやらエネループのOEMみたいです。単3が6個ついてきます。




BFタイプのソケットを刺した状態(ソケットセットは別売)。アップル製品は、Macのアダプタでも、iPhoneのアダプタでもこれができます。同様に乾電池の充電でもグローバルな環境を提供しているところが素晴らしい。

もう一つ買ったのがこれ。コンパスみたいな格好をしています。




iPad用のスタンドです。twelve southというメーカーの、その名もCompass for iPad。




こんな感じで3脚のように広げて使います。




地面に対して、角度が高い(上の写真)状態と低い状態の2モード使えます。




この製品はのウリは、何といってもその携帯性ですね。付属のケースに入れるとご覧のコンパクトさ。iPadと、このCompassと、リュウドのBluetoothキーボードと一緒に旅に出るのが楽しみです。

ところで、銀座のアップルストアですが、2階にはレジが見当たりません。おかしいなと思って近くの店員に尋ねると、何と店員たちがレジになってました。ぶ厚いジャケットをつけたレジ仕様のiPhoneを取り出して、専用のアプリを使って手際よく精算。クレジットカードもそのiPhoneジャケットでスワイプし、サインもiPhoneの画面に(サインはスタイラスを使う)。レシートがまた意外なところから吐き出されてくるので、ちょっとした驚きを体験できますよ。

このレジ体験がなかなか面白かったので、次回は現金で支払いしてみようと思います。

2010年11月29日月曜日

四万十川から宇和島、そして内子へ

土曜日は高知市から四万十川に出て、川沿いにドライブし、予約していたホテルに投宿。温泉に入り、あおさのりの天ぷら(写真)とか、鮎の塩焼きなどを夕食に。




翌朝は、沈下橋(写真)を渡ってみたり(これがけっこうスリリング)、紅葉の名所など(見頃からはやや遅かった)をドライブしながら愛媛県へ。高知空港から羽田に帰る便が軒並みいっぱいだったので、帰りは松山空港からの便を予約したのです。




宇和島へ出て、ジャコ天やら鯛めしなどゴージャスなランチを楽しみ、昔ながらの町並みが残る町、内子へ。この町は思いがけず面白かったですね。




大正時代に建築され、歌舞伎の設備も装備する劇場・内子座や、当地の伝統的な産業であるロウソク屋など、見どころに事かきません。古い町並みを保存し、観光資源にしようという試みが上手くいっているようです。観光客もたくさん歩いています。




このロウソク屋さんは、テレビの取材をよく受けるそうで、直近だとテレビ東京で11月30日にオンエアだそうです(番組名は不明)。

昔、映画館だった建物の遺跡もあります。今にも崩れ落ちそうな佇まいですけど。レトロですね。




高知から愛媛まで1泊2日で一気に駆け抜けましたが、なかなか楽しい旅でした。南の国は、土地的にも文化的にも豊かな感じがします。またゆっくり訪れたいですねえ。

あ、そうそう。東京の自宅に帰ってくると、ちょうど龍馬伝の最終回でした。普段は見ていないんですが、高知帰りってこともあってついつい見てしまいましたよ。それにしても福山雅治が龍馬役だなんて、無理ありすぎですよね。今さらですが。

2010年11月27日土曜日

高知が龍馬だらけになってる件

高知にやって来ました。2度目の四国にして、初めての高知。折からの龍馬ブームはもちろん認識していますが、それにしても当地の龍馬依存度は半端ないですね。

まず、空港が「高知龍馬空港」です。ニューヨークのJFK空港や、ローマのレオナルド•ダビンチ空港みたいなもんですね。日本の空港で人名を冠したのはここが初めてだそうです。

そして、高知の市街地に出てみると、もう龍馬一色。




これはお土産屋の軒先。龍馬に似てない気も?




高知の郷土料理の店の看板もご覧の通り。




キリンビールのご当地広告にも龍馬がいます。「たっすいがは、いかん」ってどういう意味?




芋焼酎も「龍馬」という名前。いやはや驚きました。龍馬なくして、高知県は存在できんぜよ。

2010年11月25日木曜日

折りたたみキーボード for iPhone/iPad

今日は久々にBlogPressを使ってエントリーを書いています。というのも、旅行用にリュウドの折りたたみキーボードを買ったのです。



大きさはこんな感じ。上がAppleの純正キーボードです。大きさ的にはあまり変わりませんね。



ところが、折りたたむとこんな感じで実にコンパクト。Appleのトラックパッドよりも一回り小さいサイズになりました。


iPhoneを置くスタンドはスライド式です。スタンドは乗っけるだけのものなので、iPadは重すぎて無理ですね。iPadの場合は、別途スタンドにiPadを立てて使った方が使いやすい。



実際に使ってみると、キー配列がAppleのものと微妙に違うので、慣れが必要です。でも、悪くないですよ。十分使えます。

スエードの専用ケースが着いて、7970円(Amazon価格)。単四電池が二個必要。もちろん、エネループ使用ですね。

iPhone/iPadでキヤノンのプリンターから印刷できる件

前回のエントリーで、キヤノンのプリンターでは、iPhone/iPadからAirPrint経由で印刷できないと書きましたが、実は、母艦Macにちょっと手を加えれば印刷できることが判明しました。これは嬉しい誤算ですよ。

詳細はこちらに詳しいのですが、AirPrint Hacktivatorというアプリケーションを使います。何やら怪しい名前のアプリですね。


Hacktivatorを「ON」にしたら、「システム環境設定」から「プリントとファクス」を選び、使っているプリンタを選択し、「ネットワークでこのプリンタを共有」をチェックします。


これで、iPhone/iPadのAirPrintが使えるようになりました。うまくできない場合は、Macを再起動して、「プリンタとファクス」の設定をやり直してみてください。



はい、こちらはiPadから印刷を試みた画面ですが、右上のポップアップ画面「プリンタ」にはちゃんとCanon MG6100と表示されています。この後プリントも大成功。

前提条件として、このやり方でiPhone/iPadからプリントするためには、母艦Macが立ち上がっていることが必要です。ちょっと面倒ではありますが、新しいMacBook Airは起動が速いから、まあ許せるかなと。

もちろん、母艦に頼らず、iPhone/iPadから直接プリントできる日が来ることを心待ちにしていますが。

2010年11月23日火曜日

群林堂の豆大福、キヤノンのプリンター

今日は散髪の帰り、午後1時すぎに音羽通りの群林堂の前を通りかかると、珍しく行列がほとんどありません。思わずお店に吸い込まれます。

ここは、毎朝行列ができている人気店。土曜の午前中は常時30人ぐらい並んでいます。この店の客全員のお目当てが、この豆大福です。添加物が入ってないから賞味期限は当日中。お値段は、1個147円という庶民派価格。


久々の群林堂でしたが、店先に食べログの東京ベストスイーツを受賞した証文が貼ってあったり、店内では過去にこの店がTVで紹介された時のVTRがモニターから垂れ流されていたりと、商売っ気がにじみ出ていることに軽く驚きました。

午後は新しく届いたプリンター(キヤノン MG-6130)のセッティング。以前使っていた、やはりキヤノンのFAX・プリンター複合機が壊れたので買い換えたのです。


今時のプリンターは、WiFi接続が基本なんですね。先日のLinnのオーディオもWiFi前提でしたし、少し前に我が家で買った体重計もそうでした。今や、家の中をWiFi経由で色んなデータが飛び交う時代となったようです。アップルTVもそうですね。

ところで、キヤノンはiPhoneやiPadからでも写真を印刷できるアプリをリリースしています。早速、アプリをインストールしてiPadから印刷してみます。


iPhoneからはこんな感じで。


これはなかなか便利です。iPhone/iPadからプリンターに繋がるって結構画期的……なんですが、そもそも今の日常生活において、写真をプリントアウトすることってあんまりないですよね。このアプリは、たぶん今後ほとんど使うことはない気がします。それよりも、メールとかWebページとか、Evernoteのファイルとかをプリントアウトできるアプリの方がありがたいんですが。

と書いたところで、そういえば、iOSは昨日から4.2になってAirPrint機能が追加されたことに気がつきました。ですが、まだHPのものしか対応していない模様。今後キヤノンのプリンターも対応するんでしょうか。もしそうでなければ、今回のプリンターは「早まった買い物」になってしまいます。今後に期待ですね。