2019年11月26日火曜日

モデル3との充電生活、その2。テスラ以外の充電施設

テスラがやって来ましたが、自宅に充電設備がないので、あちこちの充電器を渡り歩いています。いずれ、勤務先の駐車場にテスラ純正の充電器が敷設される予定です。


今回は、テスラ純正以外の充電器についてご紹介しましょう。

まずはチャデモ方式の急速充電器を使ってみます。高速道路のサービスエリアなんかにあるヤツです。日産リーフ御用達って感じの。

無料充電・有料充電含め、充電施設を探す時は、こんなアプリが便利です。


「EVsmart」です。iOS版とアンドロイド版があります。 


最寄りの充電施設を地図から調べて、「マイリスト」に登録しておくのがオススメです。 

今日は中央区役所の駐車場に突入します。ここには、30分まで無料のEV充電器があるのです。東京には、こうした無料の充電施設があちこちにあります。かつて無料だったけど、今は有料の施設も増えてきましたが。

さて、中央区役所の駐車場で充電します。チャデモ方式なので、テスラとはノズルの形が違います。


なので、こんなコンバーターを使います。これは別売オプション。これがけっこうデカくて重たい。


充電器のメニュー画面が経年劣化していてかなり操作しづらいのですが、試行錯誤の結果、無事に充電が始まりました。

充電は30分経つと強制的に終了します。今回の30分の急速充電で、残高は285キロ→396キロまで回復。111キロ分充電できました。まずまずじゃないでしょうか。


終了後におかわりして、もうあと15分ほど充電できれば満充電までいけそうでしたが、この駐車場は警備員さんが常駐しているので、おかわりは諦め、30分でおとなしく撤収します。ここ、充電が無料な上に、駐車料金も無料です。EV、PHVユーザーなら誰でも使えます。


続いては、新宿のサブナード駐車場に突入します。ここに普通充電器(急速ではない)が1台だけあるのは、さっきのEVsmartで調査済み。90分まで充電可能ですが、充電料金100円取られます。まあ、100円なら許す。別途、駐車料金も必要です。30分370円。

ここもテスラのコネクターと形状が違うので、こういうコンバーターをアタッチします。


チャデモに比べ、設備が貧弱に見えますが、MAXの1時間半充電してみました。

207キロ→235キロ。1時間半でわずか28キロ分しか回復しません。吉祥寺と新宿の往復キロ数相当。ここのは急速充電ではなく、普通充電です。

このスペックじゃあ、誰も使わないのでは?

船橋のIKEAにも同じのがありました。ここは無料で60分まで充電できます。結果、375キロ→393キロ。1時間で18キロ分。船橋から自宅まで帰ることができない分量の充電しかできなかった。


結論。チャデモの急速充電はなかなか使える。必要十分。とりわけ、無料充電器がサイコーです。究極、毎月の充電費用をゼロで運用することも可能でしょうね。

一方、普通充電のタイプは、電気を補充するという観点では、ほぼ存在価値はありません。商業施設や公共の駐車場に敷設する意味はナシだと断言できます。ただしEVユーザーからすれば、こういう充電スペースは、施設の出入り口の近くなど利便性の高い場所にあるので、「便利な場所に駐車できる」というメリットはあるかと。

以上、あくまでテスラユーザーとしての見解ですが、他のEVでも似たり寄ったりではないでしょうか。

ぼちぼち、充電難民生活にもオサラバです。次回はテスラのウォールコネクタについて。

2019年11月19日火曜日

充電生活が始まった。テスラ モデル3 スーパーチャージャー編

モデル3がやって来ました。充電生活の始まりです。ガソリン車なら、インパネに燃料メーターがあって、ガソリンの残量が表示されるべきところ、テスラの場合は残りの走行可能距離数(あと何キロ走れるか)、あるいは、スマホのように充電池の残量がパーセントで表示されることになります。

私のモデル3の場合は、満充電で450キロ(ロングレンジモデルです)ぐらい。日々テスラを走らせて、残りが300キロを切り、200キロを切ると、いつどこで充電するかを考えて、ソワソワし始めるわけです。しかもこの、残りキロ数は相当いい加減。表示キロ数の、だいたい半分くらいだと思った方がいい。満充電で450キロと表示されてますが、東京都内の一般道なら、およそ200〜250キロ程度じゃないかという肌感です。コンフォートモードでそれぐらい。


さて、私の自宅マンションには充電設備がありません。管理組合に充電器設置の要望を出していますが、これが実現するのは相当先のことでしょう。いろいろ検討した結果、私が勤務する会社のビル大家さんと交渉し、敷地内にある駐車場に、経費はこちら持ちという条件でテスラの充電器(ウォールコネクター)を設置できることになりました。これは大変ラッキーでした。テスラに限らず、電気自動車買う人は、充電の問題は避けて通れませんからね。

しかし、工事日がなかなか決まらないため、しばらくの間は充電難民です。この間、5〜6カ所の充電設備を利用したので、その経験について記しておきます。

テスラが充電可能な充電器は、大まかに3タイプに分類できると思います。もしかしたら、他にも種類があるかも知れませんが、私が経験したのは3つです。

まず1番目は、テスラ社純正のスーパーチャージャー。これが最強です。東京都内には、丸の内(パレスホテル)、六本木(グランドハイアット)、お台場、東雲の4カ所にあります。


お台場に行ってみましょう。テスラのアプリで「充電」のメニューを選ぶと、最寄りのスーパーチャージャーが表示され、空きが何器あるかがリアルタイムで分かります。これは非常に便利。

これ見ると、お台場は4器中3器空いてます。早速突入してみます。


こんな普通のオフィスビルの地下駐に、スーパーチャージャーはありました。

ガソリン車なら、給油口があるべき位置、すなわちリアゲート近くにテスラの充電ソケットはあります。リーフなんかよりも、遥かに小さくてスマートなソケットに給電ノズルを挿し込んで、あとは待つだけ。とっても簡単です。


充電の状況と残り時間は、テスラ車内のタブレットにリアルタイムで表示されるほか、スマホのアプリでも確認できます。だから、充電中は車を離れてもあまり問題はありません。


充電が終わると、スマホにアラートが飛んでくる。アップルウォッチにも飛んでくる。


お台場のスーパーチャージャー施設は、1時間までの駐車料金が無料なので、そのサービス券を取りに管理人室を訪ねたり、その近くの軽食エリアでお茶して過ごし、アラートが来たら車に戻れば大丈夫。

今回は、およそ20分で150キロ分充電できました。途中で出力を見たら、68KW出てましたね。充電費用は599円、これはテスラアカウントに登録してあるクレジットカードに課金されます。チャージの際には何も支払い手続きは必要ありません。


別の日、東雲のスーパーチャージャーにも行ってみました。ここはポートがたくさんあります。8台分ある。お台場に比べると、少し小ぶりなチャージャーですね。

出力は47KW。この時は、45分かかって272キロ分をチャージ。費用が908円。東雲も1時間まで駐車は無料です。


ここは、「A PIT」というオートバックスの施設みたいです。充電中は、2階のスターバックスでお茶しながら仕事できるので大変便利。

電気自動車は、充電中の時間つぶしも一つの重要テーマなんですよね。


2019年11月7日木曜日

テスラ モデル3、遂に納車。乗ってみたら、クッソ速い!

2019年10月11日金曜日、私は外苑前のテスラにいました。およそ2年半前に予約したモデル3を受け取りに来たのです。今年の7月ぐらいに電話が来て、デュアルモーター(4WD)なら9月末、シングルモーター(FR)なら年末って言われて、デュアルの方を大人買いした。


テスラは、自宅や会社まで新車を納車してくれません。そもそもディーラーが存在しない。外苑前にあるのは、ショールームであってディーラーじゃない。だから営業マンもいない。車の注文もネットからです。だから、その後の対応も推して知るべし。けっこう驚きますよ。なんか新鮮だけど。


それでもとにかく、私が大昔に注文したモデル3は無事に納車されました。色はブルーメタ。1カ月弱使ってみて、気がついたこと、思ったことを何回かに分けて綴っていきましょう。

モデル3の前に、私が乗っていたのはアウディのA3です。これは、テスラが来るまでの繋ぎで、結果的に1年しか乗りませんでした。「レベル2の自動運転が装備されている」「ネットに常時つながっている(SIMがついてる)」の2点で選びましたが、このA3は、テスラモデル3のベンチマークとして非常に有効な材料でした。

それでは、テスラに乗り込んでみましょう。車のキーは、これです。


カードです。クレジットカードと同じ大きさ。ホテルのキーと一緒。金属の部分なんてないし、電池つきのゴロンとした形でもない。ただのカードです。嬉しすぎる。

しかし、喜ぶのはまだ早かった。実はテスラには、このカードキーすら必要ないんです。アプリを使うんです。


このアプリをスマホにインストールし、テスラアカウントにアクセスすれば、スマホがキー代わりになります。スマホと車は常に通信しているので、車に乗り込むのに、何も操作をする必要がない。スマホを携帯していれば、ただドアノブを引くだけで乗車可能なんです。


はい、ドライバーシートに着席しました。インパネは……ありません。センターコンソールにタブレットが1枚あるだけです。iPad Proぐらいの大きさの。


モデル3では、運転以外のすべての操作は、このタブレットで行います。スピードメーターもここにしかない。感覚的には、車と言うよりは「走るiPhone」って感じ。

走ってみます。「運転モード」を「スポーツ」にして、空いている道でフル加速してみると……。

「うぉおおおおおおお!」。速い! 猛烈に速い! 何じゃこりゃ!


電気自動車って、日産のリーフなんかでもけっこう加速が凄いんですよ。エンジンがないから、アクセルがダイレクトにタイヤに伝わる感じでレスポンスが異常に良い。

しかしこのモデル3の加速は暴力的です。メーカー発表値の、0-100キロが3.4秒ってのも納得です。人生で乗った車で一番加速が凄いわ。

しかし、ずーっとスポーツモードだと、レスが過敏で逆に疲れます。それに、スピード出過ぎるから、免許証が何枚あっても足りないわ。普段は「コンフォートモード」に切り替えて乗ることにしました。


近所のスーパーの駐車場に、ポルシェが停まっていたので並べてパシャリ。モデル3は、ポルシェに顔が似てるって言われてますよね。ちなみに、加速はテスラ>ポルシェです。驚きますよね。

今回は、とりあえず「テスラの加速がすげーのよ」ってのが言いたかった。次回は充電について書くことにします。

2019年11月6日水曜日

トロント映画祭2019、去年トロントになくて、今年あったもの

遅ればせながら、2019年のトロントの振り返りです。トロント映画祭(TIFF)は、9月5日から15日まで行われ、私は9月4日から11日までの8日間現地に滞在し、およそ20本の映画を見てきました。


さて、2年連続で訪れたトロントの街には、去年(2018年)は存在していなかったものがいくつか出現していました。早速ご紹介しましょう。

まずはラーメン屋から行きます。

映画祭の会場からほど近い、Queens St.という通りには「唐変木」というトンコツラーメンの店があって、去年食べに行って今イチだったことを当ブログでも記しているのですが、今年はその並びに2軒のラーメン店がオープンしていました。


そのうちの一軒、「博多一幸舎」に行ってみました。このお店、私は知らなかったのですが、日本以外にも海外9カ国に展開しているけっこうグローバルなラーメン店。

シグネチャー・トンコツ、14ドルを注文してみましょう。


このトンコツラーメン、うまい! これは本物ですよ。日本で食べるトンコツと同じだな。お店のお兄さんに「このお店、去年なかったですよね?」って尋ねたら、「今年の3月にオープンしました」と。私が首からぶら下げてるTIFFのバッジを見て「TIFFはいつまでやってるんですか? よかったらまた食べに来て下さい」と、お店のポイントカードをくれました。

来年また行きます。餃子もありますが、アルコール置いてないので、そこだけ対応いただけると嬉しいなあ。

もう一軒、「博多昇龍軒」という店も近くにできてます。こちらは行けなかったのですが、ここ1年の間に、Queens Streetがトンコツ激戦区になってました。

これら2軒のトンコツラーメン屋に挟まれるように営業しているのが、こちらです。これも去年はなかったよね。


「Cannabis Culture Shop」。そう、大麻ショップです。2018年の10月に、カナダ全土でマリファナが解禁されたのです。

ショーウィンドウには、パイプをくゆらすお兄さんの写真がバーン!


中には色んな吸引用具が陳列されていましたが、今回、お店の中には入っていません。自粛々々。

そう言えば、映画祭の会場となっているシネコンにも、こんな標識が出てましたしね。


No Smoking, No Vaping. タバコ吸うな、ハッパも吸うな、電子もだめだぞと。

そしてもうひとつ。町中にあるハンバーガー店で、大々的にフィーチャーされていたのがこちら。


100%植物性のパテを使った、「ビヨンドミート」のバーガーです。これも去年はなかった。

もちろん、オーダーして食べましたよ。


私の記憶を掘り返すに、これは、中学生とか高校生の頃に食べた、スーパーで一番安いハンバーグの味です。

決して美味しくはありません。でも、食べられないことはない。「肉じゃないよ」って言われなければ、肉だと信じていたと思います。でも「これ、何の肉?」って質問する可能性は高いかな。

代用肉って感じですよ。謎肉か。話のタネにはなりますね。

以上、トロントの街に、去年はなくて今年あったものを紹介しましたが、個人的にちょっとした驚きは、電動キックボードが一台も走ってなかったことですね。


シェアバイクはあります。これは、電動アシストついてない自転車。これ、ドックが故障してたりしていてあんまり使えない。

トロントでは、LimeやBirdなどの電動キックボードは規制で上陸できないんでしょうね。来年はどうなっているか、楽しみです。
 
今回、トロントで一番オモシロかった乗り物は、道ばたに停まっていたこの車。


カープランターww。これは恐らく去年から、いや、何年も前からここに停まっているんでしょうね。そしてこの先も何十年と。今は青々としていますが、花が咲き、実がなり、四季を表現するようになったら素敵です。

車種が気になりますよね。何だろ、この車。たぶんアメ車だと思うんですけど。